直近合格率(平均)
18.2%
勉強時間の目安
300〜400h
受験料
8,200円
宅建の偏差値(難易度スコア換算)
宅地建物取引士(宅建)の偏差値は54.3です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
宅建の独占業務・設置義務(根拠条文)
宅地建物取引士(宅建)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 重要事項の説明 | 宅地建物取引業法第35条第1項 |
| 必置(設置義務) | 事務所等への専任設置 | 宅地建物取引業法第31条の3第1項 |
- 宅地建物取引業法第35条第1項: 重要事項の説明と書面への記名は、宅地建物取引士に行わせなければなりません。
- 宅地建物取引業法第31条の3第1項: 事務所ごとに従業者5人に1人以上の割合(省令)。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 18.7% |
| 令和6年度 | 18.6% |
| 令和5年度 | 17.2% |
図|宅建の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
宅建の合格基準(一般受験者(50問))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した12回では満点の 66%から76%の範囲で動いており、 直近の令和7年度は50問中33点でした (出典: 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」)。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
300〜400時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 9.9〜13.2ヶ月 | 300〜400日 |
| 2時間 | 4.9〜6.6ヶ月 | 150〜200日 |
| 3時間 | 3.3〜4.4ヶ月 | 100〜134日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。宅建が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。日本国内に居住していれば年齢・学歴等に関係なく誰でも受験可(合格後の資格登録には宅建業法18条の条件あり)(区分: 誰でも受験可)
同じ不動産分野には6件を収録していて、いずれも受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら不動産分野のデータ表が早く着きます。
宅建は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、宅地建物取引士(宅建)は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア81.8、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|宅建の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・10月の第3日曜。令和8年度は2026年10月18日(日)13:00〜15:00(登録講習修了者は13:10〜15:00)で、受験票の発送予定は10月2日、合格発表は11月25日。受験申込はインターネットが2026年7月1日9:30〜7月31日23:59、郵送が7月1日〜7月15日(簡易書留の消印有効)で、令和8年度の受付はすでに終了している
受験料
8,200円 (非課税)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格がなく、思い立った日から市販教材と過去問で始められる
- 勉強時間の目安300〜400時間(出典つき)を、自分でスケジュールに割り振れる
- 法律系資格の学習経験があり、条文の読み方に抵抗がない
通信講座が向いている人
- 年1回・10月の一発勝負に確実に照準を合わせたい(ペース管理を仕組みに任せたい)
- 法改正への対応を教材側に任せ、自分は演習に時間を集中したい
- 初学で、どこから手を付けるかの整理に時間を使いたくない
当サイトはまず一次データを揃える方針のため、ここでは独学・講座の向き不向きの判断材料だけを置いています。
編集部の見解
宅建で落ちる理由は、試験の難しさより締め切り。教材より先に開始日を決めてください
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。宅建は受験資格の寄与がゼロで、合格率と勉強時間の2つだけでこの位置に積み上がっています。入口で人を選ばず、本番の点数だけで絞る試験ということです。受験資格がないことを「簡単だ」と読むのは逆で、誰でも受けられるのにこれだけ落ちている、と読むのが正しい。落ちた人の多くは受験資格の壁ではなく、10月までに仕上がらなかった側にいます。
合格率の推移表は、直近3年度がほぼ同じ帯に着地しています。「今年は難化した」「去年は易しかった」と語る材料は、少なくともこの表にはありません。前年の数字を調べる時間があるなら、その時間を過去問に回してください。当サイトのスコアも直近3回の平均を使い、回ごとの上下を吸収する設計にしています。
宅建で結果を動かす変数は、ほぼ1つです。いつ始めるか。試験は年1回・10月の第3日曜だけで、落ちれば次の受験は12ヶ月後になります。上の期間表から、自分が毎日確保できる時間の行を選び、その期間を10月から逆算してください。逆算した開始月がもう過ぎているなら、選択肢は2つしかありません。1日の時間を増やして上の行へ移るか、狙う年を1年先へ倒すか。受験料は年に一度の出費で済みますが、中途半端に受けて落とした1年は取り戻せません。
誰が取るべきかもはっきりしています。不動産で働いている人、これから働く人は最優先で取ってください。上の独占業務・設置義務の表のとおり、宅建は「資格がないとできない業務」と「事務所に置かなければならない人」の両方が法律に書かれている側です。会社が人数を数えなければならない資格なので、持っているだけで席の数が変わります。逆に、不動産に関わる予定がないなら、法律の入門として宅建を選ぶ理由は薄い。年1回の締め切りに1年縛られる試験を、動機の弱いまま走り切るのは難しく、同じスコア帯には随時受験できる試験も並んでいます(下の比較リンクとランキング参照)。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「入口で人を選ばない」の根拠は、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(受験資格の区分=誰でも受験可・出典は不動産適正取引推進機構の公式)
- 「年ごとに騒ぐ材料がない」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度・出典は同機構)と、当サイトのスコアが直近3回の平均を使う算出式(算出式ページで公開)
- 「開始日から決める」の根拠は、上の勉強時間の期間表(出典つきの目安を1日あたりの時間で割った算術)と、試験日程が年1回であること(出典は同機構)
- 「席の数が変わる」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表(宅地建物取引業法第35条第1項・第31条の3第1項/条文本文と機械照合済み)
- 「同じ帯に随時受験の試験がある」の根拠は、難易度ランキングの並びと、各資格ページの試験日程データ
よくある質問
宅建に受験資格はありますか?
ありません。日本国内に居住していれば、年齢・学歴に関係なく誰でも受験できます(出典: 不動産適正取引推進機構・公式)。なお、合格後に宅地建物取引士として登録する段階では宅建業法18条の条件が別にあります。受験のハードルと登録のハードルは分けて確認してください。
宅建試験は年に何回実施されますか?
年1回、10月の第3日曜だけです(出典: 不動産適正取引推進機構・公式)。簿記のネット試験やITパスポートのような随時受験の仕組みはなく、この日を逃すと次の機会は1年後になります。試験日から逆算して学習開始時期を決めるのが宅建の基本戦略です。
合格率17〜18%台という数字はどう読めばいいですか?
直近3年度は令和7年度18.7%・令和6年度18.6%・令和5年度17.2%と安定しています(出典: 不動産適正取引推進機構・公式)。受験資格の制限がなく誰でも受けられる試験のため、準備が整わないまま受験する層も分母に含まれた数字です。数字だけで判断せず、勉強時間の目安とあわせて読んでください。
難易度スコア59.0は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中22位です。社労士(76.0)や行政書士(63.7)より低く、簿記2級(58.8)や中小企業診断士1次(59.1)とほぼ同じ帯にいます。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
300〜400時間が目安です(出典: アガルートアカデミー公表値)。試験は年1回・10月なので、この時間を確保できる開始時期から逆算してください。法律系の学習経験の有無で、幅のどちら側に寄るかが変わります。
宅建の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値54.3です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
宅建にしかできない仕事はありますか?
あります。重要事項の説明(宅地建物取引業法第35条第1項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。あわせて事務所等への専任設置(宅地建物取引業法第31条の3第1項)の定めもあります。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
宅建と他の資格の難易度比較
出典