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資格のものさし
資格偏差値(難易度スコア)とは

資格偏差値(難易度スコア)とは

結論

当サイトの「資格偏差値」は、他社の主観値を1つも転記せず、合格率・勉強時間・受験資格の一次データから算出した難易度スコアを偏差値(平均50・標準偏差10)に換算した値です。一覧はすぐ下の表に、算出式と母集団の定義は本文にあります。

収録98資格のうち偏差値を出せているのは77資格で、残る21資格は勉強時間の一次出典を確認できずスコアを算出していません(資格名は表の直前)。スコアに使う勉強時間の大半は資格講座を販売する事業者の公表値で、発表元ごとの件数を公開しています。

資格偏差値の一覧(収録98資格・うち偏差値を算出できる77資格)

偏差値は、当サイトが算出した難易度スコアを「50 + 10 ×(スコア − 母平均)÷ 母標準偏差」で換算した値です。母集団はスコアを算出できる77資格で、主観的な調整はありません。

表には収録98資格(うち国家資格86件)を全部並べ、算出できない21資格は偏差値とスコアの欄を「—」にしています。列見出しを押すと並べ替わり、分野・受験資格・種別・資格名で絞り込めます。資格名から各データページ(合格率の推移・出典つき)に移動できます。

偏差値を算出していない21資格があります(表には並べ、偏差値とスコアの欄を空けています)

次の21資格は勉強時間の目安に一次出典を確認できず、難易度スコアも偏差値も出していません。表からは外さず末尾に置き、その2列だけを空欄にしています。合格率・受験料・受験資格・試験日程は他の資格と同じく公式発表から載せているので、そこでは比べられます。

推測値で埋めれば表は完成しますが、その順位は当サイトが作った数字を1つ混ぜた並びになります。

管理栄養士、理学療法士、潜水士、医師、保健師、助産師、救急救命士、臨床検査技師、歯科衛生士、言語聴覚士、作業療法士、柔道整復師、一陸技、メンタルヘルスⅡ種、電験一種、全国通訳案内士、建築設備士、高圧ガス製造保安責任者、ビル管理士、給水装置工事主任技術者、環境計量士

順位 資格名 偏差値 難易度スコア 平均合格率 勉強時間の目安 受験資格 分野
1位 技術士 75.7 84.1 11.2% 1,000〜1,400時間 前提資格+実務経験 その他
2位 司法試験予備試験 69.2 75.3 3.6% 3,000〜10,000時間 なし 法務
3位 税理士 68.6 74.6 19.1% 3,000〜5,000時間 学歴・養成課程・前提資格 金融
4位 社会保険労務士(社労士) 67.4 72.9 6.3% 800〜1,000時間 学歴・養成課程・前提資格 法務
5位 一級建築士 66.7 72.0 10.0% 700〜1,500時間 学歴・養成課程・前提資格 その他
6位 公認会計士 66.6 71.8 7.5% 3,000〜5,000時間 なし 金融
7位 司法書士 66.2 71.3 5.2% 2,500〜3,200時間 なし 法務
8位 弁理士 65.3 70.1 6.1% 2,000〜3,000時間 なし 法務
9位 気象予報士 62.4 66.3 5.5% 800〜1,500時間 なし その他
10位 不動産鑑定士 61.7 65.3 16.8% 2,000〜3,000時間 なし 不動産
11位 司法試験 61.5 65.1 42.9% 3,000〜8,000時間 学歴・養成課程・前提資格 法務
12位 土地家屋調査士 60.9 64.2 10.3% 1,000〜1,200時間 なし 不動産
13位 二級建築士 60.5 63.7 22.2% 500〜700時間 学歴・養成課程・前提資格 その他
14位 介護支援専門員(ケアマネジャー) 58.3 60.7 26.2% 100〜200時間 実務経験 医療・福祉
15位 行政書士 58.0 60.4 13.8% 500〜1,000時間 なし 法務
15位 マンション管理士 58.0 60.4 11.8% 500〜700時間 なし 不動産
17位 日商簿記検定1級 57.0 59.0 14.8% 500〜700時間 なし 事務
18位 電験三種(第三種電気主任技術者) 56.6 58.5 18.0% 500〜1,000時間 なし その他
19位 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 55.4 56.9 16.3% 400〜500時間 なし IT
20位 通関士 55.1 56.5 17.2% 400〜500時間 なし その他
21位 総合旅行業務取扱管理者 55.0 56.3 10.9% 200〜300時間 なし その他
22位 中小企業診断士 54.9 56.2 26.9%第1次試験 1,000〜1,000時間 なし その他
23位 電験二種(第二種電気主任技術者) 54.0 55.0 29.5%一次 800〜1,200時間 なし その他
24位 宅地建物取引士(宅建) 53.8 54.8 18.2% 300〜400時間 なし 不動産
24位 日商簿記検定2級 53.8 54.8 20.3% 350〜500時間 なし 事務
26位 登録日本語教員(日本語教員試験) 53.4 54.2 22.3% 400〜500時間 なし その他
27位 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ) 53.2 54.0 18.8% 200〜500時間 なし IT
28位 データベーススペシャリスト試験 52.9 53.5 18.0% 200〜350時間 なし IT
29位 保育士 52.5 53.0 27.7% 90〜150時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
30位 管理業務主任者 52.3 52.8 20.9% 300〜300時間 なし 不動産
31位 プロジェクトマネージャ試験 52.3 52.7 13.9% 50〜500時間 なし IT
32位 ITストラテジスト試験 52.1 52.5 15.4% 150〜200時間 なし IT
33位 システム監査技術者試験 51.8 52.1 16.4% 100〜300時間 なし IT
34位 測量士 51.7 51.9 25.8% 300〜500時間 なし その他
35位 システムアーキテクト試験 51.4 51.5 15.4% 100〜200時間 なし IT
36位 応用情報技術者(応用情報) 51.2 51.3 25.0% 200〜500時間 なし IT
36位 ネットワークスペシャリスト試験 51.2 51.3 15.8% 50〜400時間 なし IT
38位 危険物取扱者 甲種(危険物甲種) 51.0 51.0 33.6% 100〜180時間 学歴・養成課程・前提資格 その他
38位 ITサービスマネージャ試験 51.0 51.0 15.0% 100〜150時間 なし IT
40位 インテリアコーディネーター 50.2 49.9 25.1% 200〜300時間 なし その他
41位 消防設備士 甲種第4類 49.5 49.0 33.6% 80〜100時間 学歴・養成課程・前提資格 その他
42位 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級) 49.0 48.3 44.8% 150〜300時間 学歴・養成課程・前提資格 金融
42位 工事担任者(総合通信) 49.0 48.3 23.2% 150〜150時間 なし IT
44位 電気通信主任技術者 48.9 48.2 30.5% 200〜400時間 なし IT
45位 第一種衛生管理者 48.8 48.0 46.4% 50〜100時間 実務経験 その他
46位 エネルギー管理士 48.6 47.8 36.0% 300〜600時間 なし その他
47位 薬剤師 48.5 47.7 68.6% 1,200〜2,000時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
48位 賃貸不動産経営管理士 47.8 46.7 27.3% 100〜250時間 なし 不動産
49位 貸金業務取扱主任者 47.3 46.1 30.0% 180〜180時間 なし 金融
50位 第二種衛生管理者 47.1 45.8 49.4% 60〜60時間 実務経験 その他
51位 知的財産管理技能検定2級 46.8 45.4 41.5%学科 80〜100時間 学歴・養成課程・前提資格 法務
52位 公害防止管理者 46.4 44.8 28.6% 100〜150時間 なし その他
53位 国内旅行業務取扱管理者 46.0 44.3 33.7% 150〜200時間 なし その他
54位 社会福祉士 45.2 43.2 58.4% 150〜450時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
55位 キャリアコンサルタント 44.4 42.2 57.8% 200〜200時間 学歴・養成課程・前提資格 その他
56位 海事代理士 44.1 41.8 51.1% 500〜500時間 なし 法務
57位 日商簿記検定3級 43.6 41.1 36.8% 100〜150時間 なし 事務
58位 登録販売者 43.5 41.0 44.9% 200〜300時間 なし 医療・福祉
59位 基本情報技術者試験(FE) 43.1 40.5 42.1% 150〜200時間 なし IT
60位 測量士補 42.3 39.4 42.3% 100〜200時間 なし その他
61位 危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4) 41.8 38.7 31.9% 40〜60時間 なし その他
62位 精神保健福祉士 40.5 37.0 73.1% 200〜400時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
62位 ビジネス実務法務検定2級 40.5 37.0 40.2% 60〜90時間 なし 法務
64位 二級ボイラー技士 39.9 36.2 53.8% 180〜240時間 なし その他
65位 ITパスポート試験 39.8 36.0 49.3% 100〜180時間 なし IT
66位 消防設備士 乙種第6類 39.3 35.4 36.6% 30〜50時間 なし その他
67位 介護福祉士 38.7 34.5 77.1% 200〜300時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
67位 E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER) 38.7 34.5 69.3% 100〜150時間 学歴・養成課程・前提資格 IT
69位 第一種電気工事士(電工一種) 37.8 33.4 59.5% 100〜400時間 なし その他
70位 エックス線作業主任者 37.5 33.0 45.2% 30〜90時間 なし その他
71位 統計検定2級 36.9 32.1 47.8% 50〜60時間 なし IT
72位 看護師 35.1 29.7 88.7% 200〜350時間 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
73位 第二種電気工事士(電工二種) 33.1 27.0 69.8% 100〜200時間 なし その他
74位 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級) 32.5 26.3 68.5% 80〜150時間 なし 金融
75位 情報セキュリティマネジメント試験 31.5 24.9 70.5% 50〜200時間 なし IT
76位 秘書技能検定試験2級(秘書検定2級) 31.0 24.3 60.8% 20〜70時間 なし 事務
77位 G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL) 24.5 15.5 80.8% 30〜50時間 なし IT
— 全国通訳案内士 — — 12.2% — なし その他
— 環境計量士(濃度関係) — — 17.4% — なし その他
— 建築設備士 — — 18.8% — 実務経験 その他
— 第一級陸上無線技術士 — — 24.0% — なし IT
— 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) — — 25.3% — 実務経験 その他
— 電験一種(第一種電気主任技術者) — — 31.6%一次 — なし その他
— 給水装置工事主任技術者 — — 34.7% — 実務経験 その他
— 高圧ガス製造保安責任者 — — 45.9% — なし その他
— 管理栄養士 — — 48.3% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース) — — 60.2% — なし その他
— 柔道整復師 — — 65.2% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 言語聴覚士 — — 70.6% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 潜水士 — — 74.3% — なし その他
— 臨床検査技師 — — 82.0% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 作業療法士 — — 87.0% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 理学療法士 — — 89.5% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 医師 — — 92.1% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 保健師 — — 92.3% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 歯科衛生士 — — 92.6% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 救急救命士 — — 94.5% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉
— 助産師 — — 99.1% — 学歴・養成課程・前提資格 医療・福祉

平均合格率は直近最大3回の平均(FP系は前集計ルール、保育士は算出値)。 算出できない資格は表の末尾に、平均合格率の低い順で置いています(順位は振っていません)。 スコアと偏差値はページ生成のたびにデータから機械算出しており、手入力はありません。

なぜ他社の「偏差値」をそのまま使わないか

巷の「資格偏差値ランキング」は、各予備校・個人サイトが主観で置いた推計値であり、公的な一次出典が存在しません。当サイトは、出典のない数値を事実として掲載しないというルールを最優先にしているため、こうした数値を転記することはありません。

一方で「難易度を1つの数字で比較したい」という需要は実在します。そこで資格のものさしは、公式一次データだけを使って独自に指標を算出し、算出式をすべて公開することで、この需要に応えています。

資格難易度の決め方(難易度スコアの算出式)

資格の難易度は、0〜100の難易度スコア1本で表します。3つの要素スコアを重み付きで合成した値で、全資格を同じ式で測ったランキングは資格難易度ランキングにあります。

難易度スコア = 0.45 × 合格率スコア + 0.35 × 勉強時間スコア + 0.20 × 受験資格スコア

図|難易度スコアの算出の流れ(素の数字 → 要素スコア → 重み → 点)

難易度スコアの算出の流れ(合格率・勉強時間・受験資格の加重合成)3つの要素スコアにそれぞれ0.45・0.35・0.2の重みを掛けて足し、0〜100点の難易度スコアにする。各要素が出せる最大の点は45点・35点・20点。素の数字 → 要素スコア → 重み → 出せる点の上限 バーの横軸: 難易度スコアの点(0〜100) 合格率公式発表直近3回の平均100 − 合格率(%)× 0.45最大45点勉強時間出典つきの幅幾何平均 h = √(min×max)100 × (log10(h) − 1) ÷ 3(0〜100)× 0.35最大35点受験資格4段階の区分0 / 40 / 70 / 100区分表の値をそのまま× 0.20最大20点3つを足すと難易度スコア 0 〜 100 合格率 45点勉強時間 35点受験資格 20点
  • 合格率(重み0.45)
  • 勉強時間(重み0.35)
  • 受験資格(重み0.20)
図の要約。要素スコアに重みを掛けた値が、そのまま0〜100点のスコアの一部になります。
図の詳しい読み方

合格率は最大45点、勉強時間は最大35点、受験資格は最大20点まで出せます。

(A) 合格率スコア(重み0.45)

合格率スコア = 100 − 合格率(%)。直近3回の平均合格率を使い、年ごとのブレを吸収します。3要素のうち唯一「公式一次データ」で主観が入らないため、最大の重みを置いています。

(B) 勉強時間スコア(重み0.35)

勉強時間スコア = min(100, max(0, 100 × (log10(h) − 1) ÷ 3))。hは必要勉強時間(出典の幅の幾何平均)です。10時間を0点、100時間を33.3点、1,000時間を66.7点、10,000時間を100点とする対数の目盛りで、時間が10倍になるごとに33.3点上がります。対数にするのは、数十時間の資格と数千時間の資格を並べても中位の差がつぶれないようにするためです。

0点を10時間に置いているのは、当サイトの収録資格の勉強時間の目安がどれも数十時間以上だからです。2026年9月までの式(v1)は 25 × log10(h) で、0点が1時間の位置にありました。そのため収録資格の点数が約39〜94点の狭い帯に収まり、重み0.35を置いた勉強時間の差が、重み0.20の受験資格の差より効かない状態になっていました。詳しくは式の変更履歴に書いています。

出典が1つも確認できない資格は、無理に数値を作らず「算出不可」と表示します。誰が公表した勉強時間かは発表元ごとの件数で、自分の生活での日数に直すには勉強時間シミュレーターで確かめられます。

(C) 受験資格スコア(重み0.20)

受験資格の状況 スコア
誰でも受験可(実務経験・学歴・前提資格なし)0
学歴(大学・短大などの卒業、指定の学校・養成課程の修了)が必要40
前提の他資格または指定講座の修了が必要40
一定の実務経験年数が必要70
実務経験+前提資格の両方が必要100

受験資格を満たす道が複数ある試験は、いちばん軽い道で判定します。たとえば介護福祉士は、実務経験3年と実務者研修の道のほかに、養成施設や福祉系高校を出る道があるので40です。司法試験は法科大学院の修了か予備試験の合格が必要で、実務経験は求められないので40です。受験者の多い道ではなく条文にある最も軽い道を使うのは、受験者の内訳という出典の取りにくい数字に頼らず、法令や受験案内だけで誰でも同じ判定に行き着けるようにするためです。

重みの根拠

合格率0.45が最大なのは、3要素の中で唯一「公式一次データ」で、主観が入らないからです。勉強時間0.35は出典付きですが幅があり推計性が残るため次点、受験資格0.20は段階的で情報量が小さいため最小にしています。この重み自体が設計判断であることを、ここで明記します。

重みは2026年7月の設計時から変えていません。見直したときは、下の変更履歴に残します。

式の変更履歴

  • 2026年9月30日(v2): 勉強時間スコアの目盛りを変えました。v1の 25 × log10(h) は0点が1時間の位置にあり、収録資格の点数が約39〜94点に固まっていました。重み0.35の勉強時間の差が、重み0.20の受験資格の差より効いていなかったので、0点を10時間、100点を10,000時間に置き直しました(100 × (log10(h) − 1) ÷ 3)。重み0.45/0.35/0.20は変えていません。あわせて受験資格の区分は、道が複数ある場合は最も軽い道で判定すると決め、司法試験と介護福祉士を70から40に直しました。司法試験は実務経験の要件がないのに「実務経験が必要」の区分になっていた誤りです。この改訂で全資格のスコアと偏差値が変わりました。
  • 2026年7月(v1): 公開時の式。

勉強時間の出典は誰が公表した数字か

勉強時間には公的な統計がなく、当サイトが出典に使う77件のうち76件(98.7%)は、その資格の講座を売っている会社の公表値です。

試験の実施機関は受験者数・合格者数・合格率を発表しますが、合格までに何時間かかるかを発表する機関はほとんどありません(実施団体が出しているものは1件)。発表元の内訳は次のとおりです。

勉強時間の発表元 立場 件数
アガルートアカデミー その資格の講座・受験指導を販売する事業者 25件
スタディング(KIYOラーニング) その資格の講座・受験指導を販売する事業者 19件
資格の学校TAC その資格の講座・受験指導を販売する事業者 8件
ユーキャン その資格の講座・受験指導を販売する事業者 6件
SAT(技術系資格の通信講座) その資格の講座・受験指導を販売する事業者 5件
CIC日本建設情報センター その資格の講座・受験指導を販売する事業者 3件
フォーサイト その資格の講座・受験指導を販売する事業者 3件
東京法経学院 その資格の講座・受験指導を販売する事業者 2件
LEC東京リーガルマインド その資格の講座・受験指導を販売する事業者 1件
エックス線作業主任者 講習会・通信講座 その資格の講座・受験指導を販売する事業者 1件
デロイト トーマツ ディープスクエア(JDLA認定プログラムの提供事業者) その資格の講座・受験指導を販売する事業者 1件
伊藤塾 その資格の講座・受験指導を販売する事業者 1件
日本ディープラーニング協会(試験実施団体) 試験の実施団体 1件
薬剤師国試アプリSEED(試験対策サービス) その資格の講座・受験指導を販売する事業者 1件

この表は、各資格ページの「出典」欄に出しているURLの発表元を数えたものです。1件だけ、URLのドメインと数字を出した主体が違います。E資格の目安は日本ディープラーニング協会のサイトに載っていますが、公表しているのは認定プログラムを販売するデロイト トーマツ ディープスクエアなので、事業者の側に数えました。

他社の「偏差値」は使わないのに、講座会社の勉強時間は使う理由

この2つを同じ「他社の数字」として扱っていません。線は借りるものの中身で引いています。

他社の資格偏差値は、複数の資格を横に並べて主観で総合評価した結果です。何を入力にして、どう重み付けたのかが書かれていないので、当サイトにも読者にも検算する手段がありません。だから1件も転記しません。転記した瞬間、当サイトの順位は他社の主観を写した順位になります。

勉強時間の目安は、1つの資格について「うちの講座ではこれくらいを見込んでいる」と各社が名前を出して公表した材料です。当サイトはそれを幅のまま載せ、発表元の名前・出典URL・確認日を資格ごとに出しています。読者はリンクを開いて、同じ数字がそこに書いてあるかを確かめられます。

評価そのものを借りるのか、評価の材料を出典つきで借りるのか。当サイトが後者だけを許しているのは、前者には検算する足場が無いからです。

講座を売る側が出した数字であることの影響

この出典には、数字が動く方向の動機が両側にあります。長めに書けば講座の必要性が伝わり、短めに書けば始めやすさが伝わります。どちらへどれだけ寄っているかを、当サイトは判定できません。判定できないので、扱いを次の3つで固定しています。

  • 幅のまま載せる。単一値には潰さない(出典が単一値でしか公表していない場合は、その旨を出典ラベルに書いて残す)
  • スコアに入れるときは対数で圧縮する。時間が10倍になって33.3点なので、1,000時間と2,000時間の差はスコアで約10点にしかなりません
  • 重みを0.35に抑え、主観の入らない公式一次データである合格率(0.45)を上に置く

同じ試験でも、事業者によって公表値は割れます。統計検定2級の目安として当サイトが採用したのはアガルートアカデミーの公表値50〜60時間ですが、資格の学校TACは同じ試験について90時間程度と公表しています。

どちらが正しいかを当サイトは決められないので、採用した側の数字と、割れているという事実の両方を統計検定2級のページの出典ラベルに残しています。勉強時間の欄を、合格率と同じ精度の数字として読まないでください。

当サイトとこれらの事業者の関係

上の表で「講座・受験指導を販売する事業者」に分類した76件の発表元は、当サイトが将来、紹介料を受け取る形で組む相手になりえます。現時点では、これらの事業者のいずれとも提携しておらず、広告の掲載も紹介料の受け取りもありません。

当サイトに出る広告は第三者配信の広告サービスによるもので、掲載先を当サイトが個別に選んではいません。資格講座の紹介を始める場合は、該当するコンテンツに広告である旨を表示し(免責事項5)、この節の記述も同時に書き換えます。

提携の有無で出典を差し替えることはしません。勉強時間の出典は資格ごとに1件ずつURLと確認日を出しているので、入れ替えれば読者に見えます。上の内訳表も、資格を追加・更新するたびに現在のデータから数え直しています。

難易度スコア以外に当サイトが算出している4つの指標

難易度スコアとは別に、収録済みの一次データから機械的に導ける指標を4つ算出しています。いずれも当サイトの算出値で、どこかから転記した数値ではありません。

落ちたら次はいつ受けられるか。合格率は年ごとに動くか。絞られるのは入口か本番か。法律で仕事を囲っているか。どれも一次データの中に答えがあるのに、1つの難易度スコアに合成すると消えてしまいます。

足りないデータを推定で埋めることはしません。元になるデータが無い資格は、下の表のとおり「算出不可」と出します。式・しきい値・配点はこの節ですべて公開します。

(1) 再挑戦インターバル — 落ちたら次はいつ受けられるか

再挑戦インターバル(月) = 12 ÷ 年間の実施回数
随時実施・通年実施は0か月、毎月実施は1か月

使うデータは各資格の試験日程(出典URL・確認日つき)の記述です。自由記述なので、次の順にパターンを当てて判定します。判定順そのものが式の一部なので、ここに書き出します。

  1. 「随時」を含む → 0か月(受験者が試験日時を選ぶ方式)
  2. 「毎月」または「12か月すべて」を含む → 1か月
  3. 「通年」を含む → 「複数回」も併記されていれば1か月、そうでなければ0か月
  4. 「年◯回」を含む → 12 ÷ ◯。複数の回数が書かれている場合は最も少ない回数を採る(短答式が年2回でも論文式が年1回なら、一巡には1年かかるため)
  5. どれにも当たらない → 算出不可(推測で年1回とみなすことはしません)

図1|再挑戦インターバルの分布(帯の幅=件数)

再挑戦インターバルの分布(全98件を件数の幅で並べた帯) 0か月が9件、1か月が7件、4か月が3件、6か月が14件、12か月が62件、算出不可が3件。帯の幅は件数の比です。 帯の幅=件数の比(全98件・当サイトの算出値) 0か月 9件 1か月 7件 4か月 3件 6か月 14件 12か月 62件 算出不可 3件 最も広い区画は12か月で、全体の63.3%を占めます
  • 0か月 9件(9.2%)
  • 1か月 7件(7.1%)
  • 4か月 3件(3.1%)
  • 6か月 14件(14.3%)
  • 12か月 62件(63.3%)
  • 算出不可 3件(3.1%)
図の要約。全98件の内訳は0か月が9件、1か月が7件、4か月が3件、6か月が14件、12か月が62件、算出不可が3件です。面積のいちばん広い区画は12か月で、62件・全体の63.3%を占めます。
次に受けられるまで 件数
0か月 9件
1か月 7件
4か月 3件
6か月 14件
12か月 62件
算出不可 3件

収録資格の多数派は「落ちたら1年待ち」です(12か月が62件)。

たとえば宅建は12か月、簿記2級は0か月。難易度スコアは近い位置(上の一覧表)にありますが、1回落ちたときに失う時間は同じではありません。

この指標の限界。試験日程は自由記述で、当サイトはそれをパターンで読んでいます。公式が文面を変えれば判定も変わります。判定できなかった3件(登録販売者・潜水士・X線作業主任者)は算出不可のままにしています。

0か月は「同じ日に何度でも受け直せる」という意味ではありません。CBTの再受験間隔の制限は入っていないので、申し込む前に各試験の規定を確認してください。都道府県ごとに実施する試験は「全国のどこかで受けられるか」で数えており、住んでいる場所で受けられる回数とは違います。

(2) 合格率の振れ幅 — 読める試験か、当たり外れがあるか

振れ幅(ポイント) = 収録している回の 最大合格率 − 最小合格率

難易度スコアは直近最大3回の平均合格率を使うので、毎年ほぼ同じ合格率の試験と、年によって倍以上動く試験が同じ点になります。この2つは受験者にとって別物なので、平均に潰す前の幅も出します。使うデータは各資格ページに載せている合格率の推移そのもの(試験センター一次)です。

図2|合格率の振れ幅(縦の線1本=1資格)

合格率の振れ幅の分布(97件を1本の数直線に並べたもの) 最小0.07ポイント、中央値3.00ポイント、最大30.20ポイント。算出不可は1件。 縦の線1本=1資格(97件・当サイトの算出値) 中央値 3.00ポイント 最大 30.20ポイント(メンタルヘルスⅡ種) 最小 0.07ポイント(予備試験) 0 5 10 15 20 25 30 35 横軸: 振れ幅(パーセントポイント)
図の要約。振れ幅を算出できたのは97件(算出不可1件)。下端は予備試験の0.07ポイント、上端はメンタルヘルスⅡ種の30.20ポイントで、中央値は3.00ポイントです。中央値と同じ値の資格が3件あるため、中央には資格名を付けていません。
項目 値
算出できた件数97件(値の種類 65通り)
最小 0.07ポイント(予備試験)
中央値3.00ポイント
最大 30.20ポイント(メンタルヘルスⅡ種)
算出不可1件

中央値は3.00ポイントでした。半分の資格は、年が変わっても合格率がこの程度しか動いていません。逆に上端の資格は、受ける年で通る確率がはっきり変わります。

この指標の限界。収録は最大3回分なので、これは長期の傾向ではなく「直近3回のたまたまの並び」です。3回のうちに制度が変わった資格では、振れ幅は難しさの変動ではなく制度変更そのものを写しています。

合格率の水準が高い試験ほど絶対のポイント差は大きく出ます(80%の試験は10ポイント動けるが、4%の試験は動きようがない)。水準と一緒に読めるよう、平均に対する比も内部で算出しています。

収録が1回しか無い1件(一陸技)は差が定義できないため算出不可です。0と表示すると「毎年安定している」という嘘になります。

(3) 選抜の型 — 絞られるのは入口か、本番か

入口の重さ = 受験資格スコア(40以上を「入口で絞る」とみなす)
本番の重さ = 合格率スコア(70以上=平均合格率30%以下を「本番で絞る」とみなす)

新しい数値は1つも作っていません。難易度スコアの(A)合格率スコアと(C)受験資格スコアを、合成する前の2軸に戻して座標に置き直しただけです。合成してしまうと、「受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格」と「誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格」が同じ点数に並んでしまうためです。

図3|選抜の型(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(98件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが38件、入口で絞るが26件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが9件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は98件(当サイトの算出値) 入口で絞る 26件 入口も本番も絞る 9件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 38件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 学歴・養成課程・前提資格 0 誰でも受験可 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは98件(算出不可0件)。本番で絞るが38件、入口で絞るが26件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが9件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。
型 件数 該当例(本番の重さが大きい順に3件)
入口も本番も絞る 9件 社労士・一級建築士・技術士
本番で絞る 38件 予備試験・司法書士・気象予報士
入口で絞る 26件 危険物甲種・消防設備士甲4・給水装置工事主任技術者
どちらでも絞らない 25件 電気通信主任技術者・電験一種・乙4

この指標の限界。入口の重さに使う受験資格スコアは4段階しかありません。数か月の指定講習を修了すれば受けられる資格と、3年の養成課程を出ないと受けられない資格が、どちらも同じ40点になります。これは難易度スコアの側にもある弱点です。

本番側の30%という線も当サイトが引いたもので、その前後わずかの差で別の型に入ります。境目付近の資格を型だけで判断しないでください。

合格率の母集団は資格ごとに違います(科目合格を含む数字と最終合格だけの数字が混在します)。横に並べる前に、各資格ページの注記を読んでください。

(4) 囲い込み強度 — 資格が仕事を囲っているか、名乗りだけか

囲い込み強度 = 業務独占60 + 必置25 + 名称独占15(該当するものを合算・上限100)

使うデータは、当サイトが全収録資格について持っている独占規定の分類です。法令名・条番号・条文の引用つきで、引用文がe-Gov法令検索の本文に実在することはスクリプトで機械照合しています。この指標だけは難しさを測っていません。難易度スコアが高い資格ほど仕事を囲っている、という関係が成り立たないことを見せるために作りました。

図4|難易度スコア × 囲い込み強度(相関はビルドのたびに算出)

難易度スコアと囲い込み強度の散布図(77件) 横軸が難易度スコア、縦軸が囲い込み強度。77件で相関係数は0.23(弱い正の相関)。囲い込み強度0点の24件だけでスコア15.5〜75.3に広がっています。 縦軸: 囲い込み強度(業務独占60+必置25+名称独占15の合算) 点は77件(両方の値がそろう資格・当サイトの算出値)/相関係数 r = 0.23・決定係数 0.052=弱い正の相関 0 15 25 40 60 75 85 100 0 20 40 60 80 100 琥珀の線=囲い込み強度0点の24件が占めるスコアの幅(15.5〜75.3) 横軸: 難易度スコア(0.45×合格率+0.35×勉強時間+0.20×受験資格)
図の要約。両方の値がそろう77件で相関係数は0.23、決定係数は0.052でした(弱い正の相関)。難易度スコアで説明できる囲い込み強度のばらつきは5%にとどまります。独占規定を確認できなかった0点の24件だけで、スコアは15.5から75.3まで広がります。図全体のスコアの幅は15.5〜84.1なので、0点のグループだけでその大半をまたいでいます。スコアの位置から、その資格が仕事を囲っているかどうかは読めません。難易度スコアを算出できない21件は、座標が作れないため図に含めていません。
組み合わせ 点 件数
独占規定なし 0 26件
名称独占のみ 15 18件
必置のみ 25 21件
必置+名称独占 40 2件
業務独占のみ 60 14件
業務独占+名称独占 75 11件
業務独占+必置 85 2件
業務独占+必置+名称独占 100 4件

中央値は25点でした。 満点の100点、つまり業務独占・必置・名称独占の3つすべてが条文で確認できたのは4件(看護師・薬剤師・医師・助産師)です。 条文の側から資格を探したい場合は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)を使ってください。

この指標の限界。配点(上の式)は当サイトの設計判断です。条文の強さを測る客観的な単位は存在しないので、難易度スコアの重みと同じく「決めた」ものだと考えてください。順序(業務独占>必置>名称独占)だけは、無資格者の業務そのものを禁じる規定が最も強い、という条文の効き方に沿わせています。

もう1つ大きいのは、条文の有無しか見ていないことです。独占されている市場の大きさも、求人数も、報酬も入っていません。0点は「現行条文で規定を確認できなかった」という意味で、資格に価値が無いという意味ではありません。

試算して採用しなかった指標

指標は思いつくだけ作れますが、収録資格に当てはめると値が1か所に固まって並べ替えの役に立たないものや、式は書けても読者の判断を誤らせるものがあります。捨てたものも根拠つきで残しておきます。下の数字は、このページを生成するたびに現在のデータで計算し直しています。

試した指標 採用しなかった理由(現在のデータでの実測)
選抜の重心
(入口の重さ ÷(入口+本番)を0〜100の1つの数字にする案)
受験資格スコアが0の資格が63件あり、そのすべてが重心0に張り付きます。中央値も0で、上位と下位の資格しか区別できません。2軸のまま見せる(3)に置き換えました。
難しさの主因
(難易度スコアの3項のうち寄与が最大のものを1つ選ぶ案)
合格率が主因になるのが72件、勉強量が5件、受験資格が主因になる資格は0件でした(勉強時間の出典が無く算出できないものが21件)。重み0.45が効いてほぼ合格率に寄るため、資格ごとの性格を分ける役に立ちません。
合格までの想定年数
(1÷合格率で期待受験回数を出し、(1)の再挑戦インターバルを掛ける案)
式は書けますが、同じ実力のまま受け続けるという前提が現実と合いません。この式に平均合格率3.60%の予備試験を入れると27.8回・27.8年という数字が出ます。勉強を続ければ合格率は上がるので、この数字は受験者の実感からも実態からも離れます。式が成立することと、載せてよいことは別だと考えて採用を見送りました。

各資格ページの図の読み方

資格ページの図は5種類で、どれも収録98資格ぶんの同じ物差しの上に、その資格を1つ置いた形です。各小見出しの先頭に「この図で分かること」を1文で置き、軸や目盛りの細かい定義は「図の作り」に畳んであります。各ページの図の下からは、この節の該当箇所へ直接飛べます。

難易度スコアの作り方の図 — 3本のバーと合計のバー

この図で分かるのは、3つの要素のうちどれがスコアを稼いでいるかです。3本のバーの長さをそのまま足すと、一番下の合計のバーになります。

図の作り

素の数字(合格率・勉強時間の幅・受験資格の区分)が要素スコアになり、重みを掛けて点になるまでを左から右へ並べています。3本のバーと合計のバーは、すべて0〜100点の同じ尺です。

うすい枠はその要素が出せる点の上限で、合格率45点・勉強時間35点・受験資格20点です(重みの根拠)。値を入れた例は実際の計算例にあります。

合格率の箱ひげ図 — 箱の中か、外か

この図で分かるのは、その資格の合格率が収録資格の中でどのあたりかです。印が箱より左にあれば通りにくい側で、難易度スコアはその分だけ高くなります。

図の作り

収録98資格の平均合格率を小さい順に並べ、真ん中2分の1を箱、最小と最大をひげの端にしています。四分位は線形補間(R type 7)です。

  • 箱の左端(第1四分位): 18.0%
  • 箱の中の線(中央値): 31.8%
  • 箱の右端(第3四分位): 56.8%
  • ひげ(最小〜最大): 3.6%〜99.1%

横軸は資格ごとに伸縮させず0〜100%に固定してあるので、別の資格ページの同じ図と並べても箱の位置は動きません。難易度スコアは合格率を「100 − 合格率」に置き換えて使います。

合格率のレンジバー — 同じ試験が回ごとにどれだけ動くか

この図で分かるのは、同じ試験の合格率が回によってどこまで動いたかです。帯が長いほど、受ける年で通る確率が変わる試験です。

図の作り

他の資格と比べる図ではありません。帯の両端が収録している回の最小と最大、縦線が難易度スコアの入力に使う平均、破線が収録98資格の平均合格率の中央値31.8%です。

横軸は箱ひげ図と同じく0〜100%に固定しているので、2枚を上下に並べたまま見比べられます。帯の長さ(振れ幅)の分布は(2) 合格率の振れ幅にまとめています。

勉強時間のものさし — 目盛りが対数である理由

この図で分かるのは、その資格の勉強時間が収録資格の中でどのあたりかです。目盛りが対数なので、同じ長さの帯は「同じ時間差」ではなく「同じ倍率」を表します。

図の作り

帯がその資格の目安(最小〜最大)、印がスコアの入力に使う幅の幾何平均です。ものさしの下に並ぶ薄い線は、勉強時間の一次出典が取れた77資格それぞれの幾何平均です。

  • 最小: 37時間
  • 中央値: 245時間
  • 最大: 5,477時間(上端と下端で約146倍)

目盛りを等間隔(線形)にすると、この幅を1枚に描いた時点で中位の資格が左端に固まって差が読めません。スコアの式も対数(10時間を0点・10,000時間を100点とする log10 の目盛り)で圧縮しているので、目盛りも対数にして式と絵を一致させています。

要素スコアの上限は100点で、重み0.35を掛けた35点が勉強時間から出せる最大です。

かかる期間の換算表 — 何を前提に割っているか

この表で分かるのは、1日に取れる時間ごとの、かかる期間の目安です。毎日休まず進めた場合の単純計算なので、実際はこれより後ろに倒れます。

表の作り

勉強時間の目安を1日に取れる時間で割り、1ヶ月=30.4日として換算しています。学習環境や前提知識によっても個人差が出ます。開始日を入れて完了予定日そのものを出したい場合は勉強時間シミュレーターを使ってください。

選抜の型のドットプロット — 4本のレーンと重なった点

この図で分かるのは、その資格が入口(受験資格)で絞る試験か、本番(合格率)で絞る試験かです。点が右にあるほど本番で、上にあるほど入口で絞られます。

図の作り

横軸が本番の重さ(合格率スコア)、縦軸が入口の重さ(受験資格スコア)で、しきい値の十字線が4つの型に切ります。難易度スコアに合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が同じ点数に並ぶので、合成する前の2軸に戻しています(型ごとの件数と該当例は(3) 選抜の型の表)。

縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。

座標が完全に一致して重なっている組が3組あります。点をずらす(ジッターを入れる)と架空の座標になるので、そのまま重ねています。しきい値の引き方とこの指標の限界は(3) 選抜の型に書いています。

編集部の見解

難易度スコアが高い資格ほど価値が高い、とは考えていません

このスコアが測っているのは「合格しにくさ」だけです。取ったあとに開く仕事の広さも、収入も、必要とされ続けるかどうかも入っていません。順位の高い資格を選べば得をする、という読み方をしないでください。

当サイトのデータがそれを示しています。業務独占(資格を持たない人がその仕事をしてはいけないと法律が定めているもの)のある資格でスコアが最も低いのは 第二種電気工事士(スコア27.0)で、独占規定がまったくない資格のうち21件がこれより上に並びます。

難しさの順番と、法律が守っている仕事の有無は、そもそも別の軸なのです(スコアを算出できる資格のうち、業務独占の規定があるのは25件、独占規定が何もないものは24件)。資格を独占規定の側から見たい場合は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)を使ってください。

合格率の数字も、そのままでは比べられません。税理士の平均合格率は19.1%、司法書士は5.2%ですが、前者は1科目でも合格した人を含む数字で、後者は最終合格の割合です。

数えている対象が違うので、この2つを並べて「どちらが受かりやすいか」を語ることはできません。当サイトが合格率単体でなく合成のスコアを使い、母集団に注意が要る試験には注記を出しているのは、この壊れ方を毎回説明しないと数字が誤読されるからです。

では何に使うか。スコアは「同じものさしで測ったときの、合格までの遠さ」です。取りたい資格が2つあって決めきれないとき、どちらが先に終わるかを見積もるために使ってください。順位の高さを目標にすると、自分に要らない試験に時間を使うことになります。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 独占規定の分類(業務独占資格の一覧)。法令名・条番号つきで、引用文がe-Gov法令検索の条文本文に実在することを機械照合しています
  • スコアを算出できる資格の内訳: 業務独占の規定があるもの25件、業務独占・名称独占・必置のいずれも確認できなかったもの24件(ともに上の分類から集計)
  • 各資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から、このページの式で算出した値)
  • 合格率の母集団の違いは、各資格ページの注記(試験実施機関の公式発表を出典とするもの)に依拠しています

この枠の中は資格のものさし編集部の評価です。上のスコア一覧・算出式・計算例は出典にもとづく事実の提示で、事実と見解の切り分け方は編集方針に書いています。

実際の計算例(宅地建物取引士)

宅建士は当サイトで実際にデータを持つ資格の中から、計算過程が追いやすい例として取り上げます。以下は宅建士の個別ページに掲載している一次データをそのまま使った計算です。

  1. STEP 1

    合格率スコアを出す

    • 令和7年度 18.7%
    • 令和6年度 18.6%
    • 令和5年度 17.2%

    直近3回の平均は18.17%。

    100 − 18.17 = 81.8

  2. STEP 2

    勉強時間スコアを出す

    勉強時間の目安は300〜400時間(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値))。幅の幾何平均 h = √(300×400) ≒ 346.4h。

    100 × (log10(346.4) − 1) ÷ 3 = 51.3

  3. STEP 3

    受験資格スコアを当てはめる

    宅建士は受験資格なし(誰でも受験可)のため、区分表の最小値をそのまま使います。

    受験資格スコア = 0

  4. STEP 4

    重みを掛けて合成する

    0.45 × 81.8 + 0.35 × 51.3 + 0.20 × 0 = 54.8

この計算はビルド時に自動算出しているため、宅建士のページに一次データが更新されれば数字も追従します。手計算で再現したいときは、上記の順に電卓で追ってみてください。

「偏差値」という言葉について

当サイトのメイン指標名は「難易度スコア」(0〜100の絶対値)です。「偏差値」は統計用語として平均50・標準偏差10の分布を前提とする相対値なので、定義に従わない数字を「偏差値」と呼ぶことは誤認のもとになります。

そこで冒頭の一覧表では、難易度スコアを統計的定義そのままの式(50 + 10 ×(スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)で換算した値だけを「偏差値」と表記しています。母集団が変われば偏差値も変わる相対値です。

母集団は「当サイト収録のスコア算出可能な77資格」で、標準偏差は母集団標準偏差(件数nで割る方式。収録資格全体をそのまま母集団と定義するため)を使います。予備校・個人サイトの主観的な「資格偏差値」の転記は、引き続き一切行いません。

編集部の見解

偏差値50を「ふつうの難しさ」と読まないでください

この数字は、受験する人の学力を測ったものではありません。当サイトが収録している試験どうしを同じ式で並べ、その並びの中でどこに立っているかを示した値です。母集団はスコアを算出できる77資格で、資格を1件足せば全員の偏差値が動きます。50は「平均的な難しさの資格」ではなく、いまこの表に入っている資格の真ん中です。

大学入試の偏差値と決定的に違うのはここです。あちらは同じ試験を受けた人の得点分布から出るので、自分がどこにいるかを測れます。こちらの母集団は人ではなく試験なので、偏差値75.7の資格を眺めても、自分に届くかどうかは1ミリも分かりません。「偏差値◯以上は無理そうだ」という切り方をすると、根拠のない線で候補を捨てることになります。

順位の1つ2つの違いも、選び分けの材料にはなりません。この一覧で上下に隣り合う65組は、偏差値の差が1.0ポイント未満です。偏差値1ポイントは難易度スコアにすると1.34点で、スコアの入力に使う勉強時間はもともと幅で公表された値ですから、この程度の差で順序が決まったとは考えないでください。

使い方を1つに絞るなら、候補を2〜3件まで自分で減らしてから、その差だけを見ることです。差が1.0ポイント前後なら、偏差値では決まりません。そこは落ちたとき次に受けられるまでの月数と受験資格、それに受験料で決めてください。どれもこの表より確かな一次データです。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 換算式と母集団の定義(このページで公開している「偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差」、母集団はスコアを算出できる77資格)
  • 母集団の標準偏差 13.37(同じ77件のスコアから算出)。偏差値1ポイントが難易度スコア1.34点にあたるのは、この値から一意に決まります
  • 一覧で上下に隣り合う組の偏差値差(同じ表の値をそのまま引き算したもの)
  • 難易度スコアの入力に使う勉強時間が、予備校・実施団体の公表値をそのまま幅で載せたものであること(幅の出典URLと確認日は各資格ページ)

上の一覧・換算式・母集団の定義は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。事実と見解の切り分け方は編集方針に書いています。

スコア算出に使わないデータ

  • 各予備校・個人サイトが公表する「偏差値」「難易度ランキング」の数値(主観推計・一次出典なし)
  • 体験談・口コミベースの難易度評価
  • 出典を確認できない勉強時間の目安

FP技能検定(2級・3級)のスコア入力について

FP2級・FP3級は「日本FP協会」「金融財政事情研究会(きんざい)」の2団体が実施し、それぞれ「学科」「実技」の合格率を発表しています。1回の試験につき2団体×学科・実技の4つの合格率が存在するため、当サイトでは以下のルールで難易度スコアの入力値に変換しています。

実施期間ごとに、2団体×学科・実技の4つの合格率を単純平均する → 直近3期間分をスコア算出式(合格率スコア)の入力にする

たとえばFP2級なら、直近の期間について日本FP協会の学科・実技と、きんざいの学科・実技の4値を単純平均した値を、その期間の合格率としてスコア計算に使います。これを直近3期間分繰り返し、算出式の「直近3回の平均合格率」として渡しています。

前集計前の実測値(4値×3期間)は、FP2級・FP3級それぞれのページの「合格率の推移」表に出典つきで掲載しています。

保育士の合格率について

保育士試験は、実施団体(全国保育士養成協議会・こども家庭庁)が合格率そのものを公表していません。当サイトでは、こども家庭庁が公表する受験申請者数・合格者数から「合格者数÷受験申請者数」で算出した値をスコア算出に使っています。個別ページ・ランキング表では「算出値(合格者数÷受験申請者数・こども家庭庁公表数より)」と明記し、出典と計算過程を必ず併記しています。

「国家資格」の分類基準について

当サイトが「国家資格」として分類しているのは、国が定める法律に基づき、国または国が指定した機関が実施・認定する資格です。この定義に当てはまらない資格は、国家資格ランキングには含めていません。

含めていないのは、都道府県知事が実施・登録する登録販売者と介護支援専門員(ケアマネジャー)、商工会議所が実施する日商簿記検定(1〜3級)とビジネス実務法務検定です。分類の詳細は各資格の個別ページの実施団体情報でも確認できます。

難易度スコアについてよくある質問

偏差値の数値はどう計算していますか?
当サイト収録のうち難易度スコアを算出できる77資格を母集団として、偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差 で換算しています。統計的定義そのままの線形変換で、この換算の段階では調整を加えていません(ただし元になる難易度スコアの重み0.45/0.35/0.20は、下の「重みの根拠」で書いたとおり当サイトの設計判断です)。資格を追加すると母集団が変わるため、全資格の偏差値もビルド時に自動で再計算されます。
難易度スコアの算出式を教えてください
難易度スコア=0.45×合格率スコア+0.35×勉強時間スコア+0.20×受験資格スコアで、0〜100の連続値です。合格率と受験資格は公式一次データ、勉強時間は予備校・講座の公表値を使います。スコアは値を保存せず、表示のたびにデータから算出しています。
他社の「資格偏差値」と何が違いますか?
他社の資格偏差値は各予備校・個人サイトが主観で置いた推計値で、公的な一次出典がありません。資格のものさしはそうした数値を転記せず、一次データから独自に算出したうえで、算出式と重みの根拠を公開しています。
合格率が高いのに難易度スコアが高い資格があるのはなぜですか?
合格率は3要素のうちの1つ(重み0.45)にすぎないためです。受験資格に実務経験や養成課程が必要な資格、勉強時間が長い資格はスコアが上がります。合格率の母集団が受験資格で絞られている場合は、各資格ページの注記に書いています。
勉強時間の出典がない資格はどう扱いますか?
勉強時間の一次データが確認できない資格は、スコアを算出せず「算出不可」と表示します。推測値で埋めることはしません。当サイトは98資格を収録していますが、スコアと偏差値を出しているのはこの条件を満たす77資格で、残る21資格(管理栄養士・理学療法士・潜水士・医師・保健師・助産師・救急救命士・臨床検査技師・歯科衛生士・言語聴覚士・作業療法士・柔道整復師・一陸技・メンタルヘルスⅡ種・電験一種・全国通訳案内士・建築設備士・高圧ガス製造保安責任者・ビル管理士・給水装置工事主任技術者・環境計量士)は空欄のままです。合格率・受験料・受験資格は他の資格と同じく公式発表から載せています。
勉強時間の出典が資格講座の会社ばかりなのはなぜですか?
勉強時間には公的な統計が存在しないためです。試験の実施機関は受験者数・合格者数・合格率を発表しますが、合格までに何時間かかるかを発表する機関はほとんどありません。当サイトが出典に使っている77件のうち76件(98.7%)は、その資格の講座・受験指導を販売する事業者の公表値で、試験の実施団体が公表しているものは1件です。発表元ごとの件数はこのページの「勉強時間の出典は誰が公表した数字か」に全部載せています。数値は幅のまま載せ、対数で圧縮し、重みも0.45の合格率より下の0.35に置いています。
難易度スコアのほかに、資格のものさし独自の指標はありますか?
4つあります。落ちたとき次に受けられるまでの月数(再挑戦インターバル)、収録している回の合格率の最大−最小(振れ幅)、入口の受験資格と本番の合格率のどちらで絞る試験かの2軸分類(選抜の型)、業務独占・必置・名称独占の組み合わせを段階化した囲い込み強度です。どれも収録済みの一次データから機械的に算出しており、足りないデータを推定で埋めることはしていません。算出式・分布・それぞれの限界はこのページの「難易度スコア以外に当サイトが算出している4つの指標」で公開しています。
「落ちたら1年待ち」の資格はどれくらいありますか?
試験日程から算出すると、次に受けられるまで12か月かかる資格が62件ありました。一方でCBTで受験日を自分で選べる資格や、毎月どこかで実施されている資格もあります。難易度スコアが近い資格どうしでも、1回落ちたときに失う時間は同じではありません。判定できなかった3件は算出不可として、推測で埋めていません。