直近合格率(平均)
26.9%
勉強時間の目安
約1,000h
受験料
17,200円
注意
合格率は第1次試験の値です(合格率=試験合格者数÷欠席科目のない受験者数)。第2次試験は別統計で、令和7年度は筆記受験7,044人・合格1,240人・合格率17.6%(出典: https://www.jf-cmca.jp/attach/test/r07/r7_2ji_toukei.pdf)。資格取得には1次・2次の両方の合格が必要。令和8年度から受験手数料改定などの制度変更あり
診断士の偏差値(難易度スコア換算)
中小企業診断士の偏差値は54.4です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
診断士の独占業務・設置義務(根拠条文)
中小企業診断士には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 中小企業支援法11条は経営診断業務に従事する者の登録制度を定めていますが、無登録者の業務や「中小企業診断士」の名称使用を禁止する規定は同法に置かれていません。名称独占と紹介されることの多い資格ですが、法律上の明文規定は確認できませんでした。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(第1次試験) | 23.7% |
| 令和6年度(第1次試験) | 27.5% |
| 令和5年度(第1次試験) | 29.6% |
図|診断士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
約1,000時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値・1次2次合計))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約32.9ヶ月 | 1,000日 |
| 2時間 | 約16.4ヶ月 | 500日 |
| 3時間 | 約11.0ヶ月 | 334日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。診断士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
第1次試験は年齢・学歴などの制限なし(誰でも受験可)。第2次試験は第1次試験合格が前提(2次のみで見ればtier40相当)(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
診断士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、中小企業診断士は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア73.1、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|診断士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。1次試験は8月上旬の2日間(令和8年度は8月1日・2日)、2次筆記試験は10月(令和8年度は10月25日)
受験料
17,200円 (第1次試験の受験手数料(令和8年度改定後・税込)。オンライン申込はシステム利用料別途(上限590円)。第2次試験は別途手数料が必要(金額は公式試験案内で確認))
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 1次・2次合計1,000時間の長期計画を、科目配分まで自分で設計できる
- 経営・会計などの実務知識があり、ゼロから学ぶ分野が少ない
- 過去問と公式情報から出題傾向を自分で分析するのが好き
通信講座が向いている人
- 2次(筆記)の答案を独学では客観的に評価しにくいと感じる
- 広い出題範囲の優先順位付けと進捗管理を仕組みに任せたい
- 8月の1次から10月の2次への切り替えを効率よく進めたい
診断士は1次・2次で性質の違う試験が連続するため、講座を検討する場合も「どこまでを独学で持っていくか」の線引きを先に決めると選びやすくなります。
編集部の見解
中小企業診断士は、法律が名乗りすら囲っていない資格です。それでも取るなら、1次と2次を同時に走らせてください
ページ上部のスコアは、第1次試験の合格率だけで算出しています。上の注意書きに書いたとおり、第2次試験は別統計で、出典つきの実績をそこに併記しました。当サイトはこの2つを掛け合わせた通過率を作りません。別々に公表されている数字を勝手に合成すると、どこにも出典のない数字が生まれるからです。つまりスコア59.1は、取得までに実際に必要な重さより低く出ています。ランキング上の近所を見ると、すぐ上が通関士(60.5)、すぐ下が宅建(59.0)です。この並びを見て「この帯なら届く」と判断すると、2次で足が止まります。
その足止めを作るのは日程です。上の試験日程のとおり、1次は8月の2日間、2次の筆記は10月にあります。年1回なので、落ちれば次の機会は12か月後です(再挑戦インターバル・算出式ページ)。1次の合否発表を待ってから2次の対策を始めると、10月までの時間が足りません。上の勉強時間の目安も1次・2次の合計として公表されている値で、そもそも1次だけで使い切る設計になっていない。上の期間表で自分の行を確かめたら、その期間の後ろ側に2次の記述対策を先に確保して、残りを1次の科目に割り振ってください。順番を逆にすると、毎年8月までは進むのに10月を越えられない人になります。
取ったあとに法律が何をしてくれるかは、条文で確かめました。上の独占業務の欄を見てください。中小企業支援法は経営診断の業務に従事する者の登録制度を置いていますが、無登録者が同じ仕事をすることを禁じる規定も、「中小企業診断士」という名称の使用を禁じる規定も、同法には置かれていません。名称独占として紹介されることの多い資格ですが、当サイトはe-Gov法令検索の現行条文を実際に取得して確認し、明文が見つからなかったと書いています。業務独占も設置義務もないので、囲い込みの強さで言えば下限です。会社があなたの人数を数える理由も、法律の側にはありません。
だから判断の軸は「何ができるようになるか」の一点に絞られます。1次で財務・法務・情報・生産・販売を横断し、2次で他人の会社の状況を分解して処方を文章で書く。これを締め切りつきで1年やる仕組みだと考えてください。向くのは、事業会社で企画や経営管理に回った人、社内の別部門と数字で話す必要が出た人、独立して他人の事業を見る側に立ちたい人です。勧めないのは、独占業務のある資格と同じ効き方を期待している人です。手続の代行そのものが法律で囲われている資格を求めているなら、社労士や行政書士との比較ページを先に読んでください(下のリンク)。受験料は令和8年度から改定されているので、申し込む前に上の受験料の欄と公式の試験案内を突き合わせてください。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアは1次基準」の根拠は、上の合格率の推移表が第1次試験の値であることと、上の注意書きに併記した第2次試験の実績(出典: 中小企業診断士協会連合会の公表統計)、および当サイトが別統計を合成しない方針
- 「1次のあとに2次の準備期間がほとんど残らない」の根拠は、上の試験日程(1次は8月上旬の2日間・2次筆記は10月/出典: 同連合会)と、当サイトの再挑戦インターバル(年1回=12か月・判定ルールは算出式ページ)
- 「勉強時間は1次2次の合計」の根拠は、上の勉強時間の欄(出典: アガルートアカデミー公表値・1次2次合計)
- 「名乗りすら囲っていない」の根拠は、上の独占業務の欄(中小企業支援法に登録制度はあるが、無登録者の業務・名称使用を禁じる規定は同法に置かれていないと分類・e-Gov法令検索の現行条文で確認)
- 「独占業務のある資格とは効き方が違う」の根拠は、下の社労士・行政書士との比較ページ(各資格の根拠条文つき)と、それぞれの資格ページの独占業務の欄
- 「受験料が改定されている」の根拠は、上の受験料の欄(令和8年度改定後の額・オンライン申込はシステム利用料が別途/出典: 同連合会)
よくある質問
合格率23.7%なら、そこまで難しくないのでは?
それは第1次試験だけの数字です。中小企業診断士は1次・2次の両方に合格して初めて取得でき、令和7年度の第2次試験(筆記)は受験7,044人・合格1,240人・合格率17.6%でした(出典: 中小企業診断士協会連合会・公式)。当サイトの難易度スコア59.1(21位/76資格)は1次試験基準で算出し、2次の実績はこうして併記する方針です。
試験はどんな流れですか?
年1回で、1次試験が8月上旬の2日間(令和8年度は8月1日・2日)、2次筆記試験が10月(令和8年度は10月25日)です(出典: 中小企業診断士協会連合会・公式)。1次から2次までの間隔が短いため、1次の合否を待ってから2次対策を始めると時間が足りなくなりやすい日程です。
勉強時間1,000時間は1次だけの目安ですか?
1次・2次合計の目安です(出典: アガルートアカデミー公表値)。当サイトでスコアを算出できる76資格の中でも社労士(800〜1,000時間)と並ぶ長時間帯で、年単位の学習計画が前提になります。
受験資格はありますか?
第1次試験には年齢・学歴などの制限がなく、誰でも受験できます。第2次試験は第1次試験の合格が前提です(出典: 中小企業診断士協会連合会・公式)。
受験料はいくらですか?
第1次試験が17,200円(令和8年度改定後・税込)で、オンライン申込は別途システム利用料(上限590円)がかかります。第2次試験は別途受験手数料が必要です(出典: 中小企業診断士協会連合会・公式)。令和8年度から手数料改定などの制度変更があるため、申込前に公式の試験案内で最新額を確認してください。
診断士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値54.4です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
診断士に独占業務はありますか?
ありません。中小企業支援法11条は経営診断業務に従事する者の登録制度を定めていますが、無登録者の業務や「中小企業診断士」の名称使用を禁止する規定は同法に置かれていません。名称独占と紹介されることの多い資格ですが、法律上の明文規定は確認できませんでした。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
診断士と他の資格の難易度比較
出典