データ比較表(セキュマネ vs 基本情報)
| 項目 | セキュマネ | 基本情報 |
|---|---|---|
| 難易度スコア | 24.9 | 40.5 |
| 偏差値(難易度スコア換算) | 31.5 | 43.1 |
| 難易度順位(スコア算出77資格中) | 75位 | 59位 |
| 直近合格率の平均 | 70.5% | 42.1% |
| 勉強時間の目安 | 50〜200時間 | 150〜200時間 |
| 受験資格 | 受験資格なし(誰でも受験可) | 受験資格なし(誰でも受験可) |
| 受験料 | 7,500円 | 7,500円 |
| 試験日程 | 令和5年度からCBT方式により通年で随時実施。受験申込み時に自身で試験日時・試験会場を選択する | CBT方式で通年・随時実施 |
| 実施機関 | 情報処理推進機構(IPA) | 情報処理推進機構(IPA) |
年度別の推移と出典URLは、 セキュマネの難易度と 基本情報の難易度の各ページにあります。
平均に使った回
- セキュマネ: 令和7年度(通年CBT・年度合計)/令和6年度(通年CBT・年度合計)/令和5年度(通年CBT・年度合計)
- 基本情報: 令和7年度(年度合計)/令和6年度(年度合計)/令和5年度(年度合計)
合格率の母集団に関する注意
- セキュマネ: 令和5年度から通年CBT化しており、合格率は年度合計。春期・秋期一斉方式だった令和4年度以前とは連続性がない
セキュマネの平均合格率70.5%はこの注記がついた数字で、基本情報の平均合格率42.1%とは数え方の前提が違います。合格率単体で順位を付けず、勉強時間と受験資格も合成した難易度スコアで比べているのはこのためです。
どちらを受けるか(データから言えること)
1. 法律で認められる仕事がどう違うか
- セキュマネ・基本情報: 業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
どちらにも業務独占の規定はありません。法律の面では差が出ないので、選ぶ材料は入口の条件と学習量のほうになります(セキュマネは受験資格なしで50〜200時間、基本情報は受験資格なしで150〜200時間)。
2. そもそも受けられるか(受験の前提条件)
セキュマネ(受験料7,500円)も基本情報(7,500円)も、上の実文のとおり受験の前提条件が置かれていません。どちらから始めるかを分けるのは、情報処理推進機構(IPA)が公表する日程と、払う受験料のほうです。
3. 勉強時間の差は、カレンダーだと何ヶ月か
| 1日の勉強時間 | セキュマネ | 基本情報 | 差(基本情報が長い) |
|---|---|---|---|
| 1時間 | 1.6〜6.6ヶ月(50〜200日) | 4.9〜6.6ヶ月(150〜200日) | 下限で3.3ヶ月 |
| 2時間 | 0.8〜3.3ヶ月(25〜100日) | 2.5〜3.3ヶ月(75〜100日) | 下限で1.7ヶ月 |
| 3時間 | 0.6〜2.2ヶ月(17〜67日) | 1.6〜2.2ヶ月(50〜67日) | 下限で1.0ヶ月 |
目安の上限はどちらも200時間で同じです。下限どうしで引き算すると基本情報のほうが100時間多く、1日2時間のペースなら1.7ヶ月の差になります。
この比較で扱っていないこと
- 持っているデータ: 情報処理推進機構(IPA)が出している合格率・受験料・試験日程。勉強時間の目安はセキュマネがスタディング公表値(IT初学者200時間程度・ITパスポート合格者50〜100時間程度)、基本情報がフォーサイト(通信講座公表値・独学の場合)の公表値
- 合格率の範囲: どちらも直近3回分の平均。それより前の回は入っていません
- 載せていないもの: 年収と求人数(セキュマネ・基本情報とも一次データが無いため)
合格の関門はセキュマネが1つ、基本情報が2つ。基本情報は片方の科目だけ高くても通らない
合格の関門は、セキュマネが1本、基本情報が2本です。試験要綱の合格基準は、セキュマネが「総合評価点が基準点以上」、基本情報が「各科目(科目A試験、科目B試験)の評価点が全て基準点以上」です。
配点はどちらも1,000点満点で基準点600点。基本情報は科目Aで高得点を取っても、科目Bが基準に届かなければ不合格です(出典: 情報処理推進機構・情報処理技術者試験 試験要綱)。
試験の形も違います。セキュマネは科目Aと科目Bを一つの試験時間(120分)にまとめて実施し、出題数は60問です。内訳は科目A48問・科目B12問で、評価に使われるのは54問です。
基本情報は科目Aが90分60問(評価は56問)です。
科目Bは100分20問(評価は19問)で、科目Aと同じ日に実施されます(出典: 同)。
基本情報の科目Bは、実質アルゴリズムとプログラミングの試験です。要綱の注記は、科目B20問の分野別出題数を「アルゴリズムとプログラミング分野16問、情報セキュリティ分野4問」と定めています(出典: 同)。
セキュマネの科目B12問にこうした分野指定はありません。
セキュマネに合格しても、基本情報の科目は免除されません。基本情報の科目A免除は、IPAの認定講座を受講して修了試験に合格するなどの基準を満たすと1年間与えられるものです(出典: 同「科目A試験免除制度 基本情報技術者試験(FE)」)。
要綱が定めるもう一つの免除制度は高度試験・情報処理安全確保支援士試験の科目A-1を対象とするもので、セキュマネの合格を理由にした免除規定はありません。
編集部の見解
コードを書く仕事に就くなら基本情報。それ以外の部署ならセキュマネで足りる
選び分けの基準は難易度ではなく職種です。エンジニア職を目指すなら基本情報、総務・人事・営業・企画で社内のセキュリティを回す立場ならセキュマネのほうが仕事の記述に合います。
IPAは対象者像を書き分けています。セキュマネは「情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダーとして」、基本情報は「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材」です。使う側と作る側です。
落ち方の違いも知っておいてください。セキュマネは越える線が1本なので、事例問題の科目Bが苦手でも、科目Aの48問で押し上げられます。
基本情報は線が2本あって、しかも科目Bの20問中16問がアルゴリズムとプログラミングです。用語を覚えるだけの学習では科目Bの線を越えられません。学習時間の配分を最初から科目B寄りに倒してください。
上の勉強時間の表の差は、その大半がここに消えます。
両方受けるつもりなら基本情報を先にしてください。セキュマネに合格しても基本情報は1問も免除されないので、セキュマネを先に取っても基本情報の負担は変わらないからです。
一方で基本情報の科目Bには情報セキュリティ分野が4問含まれていて、その学習はセキュマネにそのまま持ち込めます。減らせる側から手をつけるほうが、合計の勉強時間が短くなります。
どちらも試験日で悩む必要はありません。IPAはこの2つをCBT方式により随時実施すると公表しています。選択の軸は最初から職種一本に絞ってください。
迷って両方の教材を買うより、就きたい仕事の側の1つを決めて始めるほうが早く終わります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 職種で分ける根拠は、IPAが公表する両試験の対象者像の文(上の出典一覧)
- 「関門の数」と落ち方の差は、試験要綱の合格基準(セキュマネは総合評価点1つ、基本情報は科目A・科目Bの2つ)
- 「科目B寄りに倒す」の根拠は、試験要綱の注記が定める科目Bの分野別出題数(アルゴリズムとプログラミング16問・情報セキュリティ4問)
- 「基本情報を先に」の根拠は、セキュマネ合格による免除規定が要綱にないことと、基本情報の科目Bに情報セキュリティ分野が含まれること
- 学習量の差は、上の難易度スコアと勉強時間の表(各資格ページの一次データから算出)
この比較の算出方法
スコア24.9と40.5は、上の比較表にある合格率・勉強時間の目安・受験資格を、同じ式に入れた値です。
よくある質問
セキュマネと基本情報はどっちが難しいですか?
基本情報の方が難しい試験です。難易度スコアは基本情報技術者試験(FE)が40.5、情報セキュリティマネジメント試験が24.9で、偏差値換算と合格率は本文の比較表にあります。
勉強時間はどのくらい違いますか?
幅の中央値どうしで割ると基本情報の方が約1.4倍です。目安はセキュマネが50〜200時間、基本情報が150〜200時間(出典はページ末尾の一覧)。出典が違えば数字も動くので、幅のまま見てください。
セキュマネの平均合格率70.5%と基本情報の平均合格率42.1%は、そのまま比べられますか?
そのままは比べられません。受験資格は同じ(受験資格なし)ですが、同じ情報処理推進機構(IPA)の試験でも受験する人の層も試験形式も別だからです。セキュマネの数字には、本文の「合格率の母集団に関する注意」がついています。このページは合格率単体で順位を付けず、勉強時間と受験資格も合成した難易度スコアで比べています(年度ごとの推移は各資格のページ)。
セキュマネと基本情報では、できる仕事がどう違いますか?
セキュマネにも基本情報にも、その資格が無いとできないと法律が定めた仕事はありません。分野はどちらもITで、どちらを持っていても、名乗り方や就ける職に法律上の制限は付きません。
出典
- セキュマネ 合格率(令和5年度(通年CBT・年度合計))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日 )
- セキュマネ 勉強時間の目安 出典: スタディング公表値(IT初学者200時間程度・ITパスポート合格者50〜100時間程度)(確認日 )
- 基本情報 受験料 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日 )
- セキュマネ 試験日程 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日 )
- 基本情報 合格率(令和5年度(年度合計))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日 )
- 基本情報 勉強時間の目安 出典: フォーサイト(通信講座公表値・独学の場合)(確認日 )
- 基本情報技術者試験(対象者像・CBT方式により随時実施・科目A 90分60問/科目B 100分20問)出典: 情報処理推進機構(2026-08-06確認)
- 情報処理技術者試験 試験要綱Ver.5.6(試験時間・出題数と内訳/採点方式・配点・合格基準/免除制度)出典: 情報処理推進機構(2026-08-06確認)
- 情報セキュリティマネジメント試験(対象者像・CBT方式により随時実施・科目A・B 120分60問)出典: 情報処理推進機構(2026-08-06確認)
- 基本情報技術者試験(FE)科目A試験免除制度の概要(IPA認定講座の受講と修了試験・1年間の免除)出典: 情報処理推進機構(2026-08-06確認)