基本情報の偏差値(難易度スコア換算)
基本情報技術者試験(FE)の偏差値は43.1です(スコアを算出できる77資格中59位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|基本情報の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
基本情報の独占業務・設置義務(根拠条文)
基本情報技術者試験(FE)には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
基本情報を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している基本情報の動画は2本(ショート2本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は42.1%。受かるのはおよそ10人に4人です。回ごとの値は下の表に。
図|基本情報の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(年度合計) | 38.3% |
| 令和6年度(年度合計) | 40.8% |
| 令和5年度(年度合計) | 47.1% |
図|基本情報の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は150〜200時間です。
図|基本情報の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると29番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら2〜3か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 4.9〜6.6ヶ月 | 150〜200日 |
| 2時間 | 2.5〜3.3ヶ月 | 75〜100日 |
| 3時間 | 1.6〜2.2ヶ月 | 50〜67日 |
出典: フォーサイト(通信講座公表値・独学の場合)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(基本情報が選ばれた状態で開きます)。
基本情報の試験の形式(一次出典)
科目A・科目Bとも多肢選択式です。採点は正答数をそのまま点にせず、項目応答理論(IRT)に基づく評価点で出します。随時受験できる区分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式 | 科目A・科目Bとも多肢選択式(科目Aは四肢択一) |
| 試験時間 | 科目A 90分/科目B 100分 |
| 出題数・解答数 | 科目A 60問(うち評価対象は56問、残り4問は今後出題する問題の評価用)/科目B 20問(うち評価対象は19問) |
| 科目Bの分野別出題数 | アルゴリズムとプログラミング分野16問、情報セキュリティ分野4問 |
| 合格基準 | 科目A・科目Bとも1,000点満点で、科目評価点600点以上 |
| 免除・特例 | 科目Aが一部免除制度の対象。実施時期は随時 |
採点はIRT(項目応答理論)で、正答数をそのまま点数にする素点方式ではありません。IRTなのはITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報の3区分だけで、応用情報より上の区分はすべて素点方式です。同日に科目Aと科目Bを実施し、間に最長10分の休憩を取れます。
出典: 情報処理推進機構(IPA)「情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.6(2026年10月の試験から適用)」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格の制限なし(IPAの試験区分ページに制限の記載なし)(区分: 誰でも受験可)
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
基本情報は入口と本番のどちらで絞る試験か
基本情報技術者試験(FE)は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア57.9)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|基本情報の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
CBT方式で通年・随時実施
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。
受験料
7,500円
税込。情報処理技術者試験は全区分共通額
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- プログラミングやITの基礎に触れた経験があり、150〜200時間の目安(独学の場合の公表値)が現実的に見える
- CBT随時実施を活かして、受験日を自分の仕上がりで決めたい
- 過去問演習を軸にした独習を自分で回せる
通信講座が向いている人
- 独学でつまずいた分野を質問できる環境がほしい
- IT未経験からのキャリア転換で、学習の抜け漏れを避けたい
基本情報は通年CBTで受験機会の制約がないため、独学・講座のどちらを選ぶ場合も「いつまでに取るか」を先に決めるのが出発点になります。
編集部の見解
基本情報は好きな日に受けられる。受験日は、日程が固定された応用情報の申込期間から逆算して置いてください
この試験のスコアは、合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回り、受験資格の寄与はゼロです(上のスコア内訳バー)。スコアは40.5、スコアを算出できる77資格中59位で、すぐ上が登録販売者(41.0)、すぐ下が測量士補(39.4)です。
ITパスポート(36.0)と応用情報(51.3)のあいだに置かれますが、この3つは等間隔ではありません。入口からこの段までの差より、この段から応用情報までの差のほうが倍以上あります。「入口・基本・応用」と3段に並べると同じ高さの階段に見えますが、上の段ほど一歩が大きくなります。
推移表の読み方に、この試験だけの特徴があります。直近3年度は、どの年も前の年より低い値が並んでいます。下向きに動いているIPA区分はほかにもありますが、そちらは1ポイント台以下の動きにとどまり、この試験の下げ幅はその何倍もあります。
ただし理由を語る材料は表にありません。通年CBTの年度合計なので、受ける人の入れ替わりも数字を動かします。難化したと決めつけずに、当サイトのスコアが3年分の平均だという点を押さえてください。いま表示されているスコアは、いちばん高かった年度を1つ含んだ平均です。この向きが続けば、来年度以降スコアは上がる側へ動きます。
手を動かすのはここです。この試験はCBTの通年・随時なので、令和8年度からの一斉試験廃止はそのまま関係ありません(上の試験日程)。上の選抜の型の節でも、入口でも本番でも絞らない側に入ります。止まる理由が制度の側にないので、予定は全部自分で作ることになります。
関係するのは次の段のほうです。応用情報は令和8年度から前期・後期の2回制へ移り、申込を受け付ける期間が決まりました。基本情報を通ったあと応用情報まで行くつもりなら、自由な日程と固定された日程を1本の線でつなぐ必要があります。
やることは2つです。応用情報のページから前期・後期の申込期間を書き写す。そのうえで、上の期間表で1日に確保できる時間の行を選び、必要な週数を申込期間の手前に置いて基本情報の受験日を決める。順番を逆にすると、基本情報に受かった直後から数か月、次の申込が開くのを待つことになります。
勧める相手は、開発や運用の現場に入ったばかりで、現場で覚えた断片を一度並べ直したい人です。応用情報を続けて狙う人にとっては、その手前の足場としてはっきり効きます。
逆に、非IT職で「ITの話が通じる」を示したいだけなら、この段まで来る必要はありません。上の独占業務の欄のとおり法令上の独占規定がなく、効くのは社内の評価や求人票の条件など、見せる相手の側の事情だけです。求められているのが入口の証明なら、ITパスポート(36.0)で足ります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回る」の根拠: 上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
- 「3段は等間隔ではない」の根拠: 同じ算出式・同じ母集団で計算したITパスポート・基本情報・応用情報のスコア差
- 「どの年も前の年より低い」「下げ幅が大きいほう」の根拠: 上の合格率の推移表(直近3年度の年度合計/出典: IPA統計情報)と、収録している全IPA区分の推移表を同じ物差し(最新年度−3年度前)で並べた比較(出典: 同)
- 「スコアは3年平均」の根拠: 直近3回の平均合格率を使う算出式(算出式ページで公開)
- 「この試験に日程変更が効かない」の根拠: 上の試験日程(CBT方式で通年・随時実施/出典: IPA)
- 「応用情報は期間が決まっている」の根拠: 応用情報技術者のページの試験日程(令和8年度から前期・後期のCBT方式へ移行し、申込受付期間・科目A・科目Bの実施期間が指定されている/出典: IPA)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠: 上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)
よくある質問
基本情報技術者試験は年に何回ですか?
CBT方式で通年・随時実施です(出典: 情報処理推進機構・公式)。受験機会を待つ必要がないため、学習計画は「試験日基準」ではなく「仕上がり基準」で組めます。
合格率が年度で違うのはなぜですか?
年度によって数ポイント以上動くからです。直近3年度は下がり続けています(年度合計・出典: 情報処理推進機構の統計情報。年度ごとの値は上の推移表)。1年分の数字だけで判断せず、推移で見てください。当サイトのスコアは3年度平均(42.1%)を使っています。
ITパスポートとどちらを先に受けるべきですか?
データで比べると、難易度スコアは基本情報40.5に対しITパスポート36.0、勉強時間の目安は150〜200時間(出典: フォーサイト公表値・独学の場合)に対し100〜180時間、受験手数料はどちらも7,500円です。この差を、自分のIT経験と照らして選んでください。
受験資格はありますか?
ありません。IPAの試験区分ページに年齢・学歴などの制限の記載はなく、誰でも受験できます(出典: 情報処理推進機構・公式)。
難易度スコア40.5はどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中59位で、簿記3級(41.1)・登録販売者(41.0)と同じ帯です。IT系ではITパスポート(36.0)の一段上に当たります。
基本情報の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算で偏差値43.1です(難易度スコア40.5・スコアを算出できる77資格中59位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
基本情報に独占業務はありますか?
ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
基本情報と他の資格の難易度比較
出典