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資格のものさし
基本情報技術者試験(FE)

IT・国家資格

基本情報技術者試験(FE)

主催: 情報処理推進機構(IPA)

難易度スコア

45.7 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中56位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

42.1%

勉強時間の目安

150〜200h

受験料

7,500円

基本情報の偏差値(難易度スコア換算)

基本情報技術者試験(FE)の偏差値は43.0です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

基本情報の独占業務・設置義務(根拠条文)

基本情報技術者試験(FE)には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。

資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度(年度合計) 38.3%
令和6年度(年度合計) 40.8%
令和5年度(年度合計) 47.1%

図|基本情報の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

基本情報の合格率のレンジ: 収録3回で38.3%から47.1%最小38.3%、平均42.1%、最大47.1%。振れ幅は8.8ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 38.3% 最大 47.1% 020406080100平均 42.1%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。基本情報の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で38.3%から47.1%まで動いています(振れ幅8.8ポイント・平均42.1%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より大きく動いています。直近の令和7年度(年度合計)は38.3%で、収録している回のなかで最も低い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、基本情報の平均42.1%はその右(通りやすい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

150〜200時間が目安です(出典: フォーサイト(通信講座公表値・独学の場合))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 4.9〜6.6ヶ月 150〜200日
2時間 2.5〜3.3ヶ月 75〜100日
3時間 1.6〜2.2ヶ月 50〜67日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。基本情報が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格の制限なし(IPAの試験区分ページに制限の記載なし)(区分: 誰でも受験可)

同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。

基本情報は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、基本情報技術者試験(FE)は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア57.9、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|基本情報の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 基本情報 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が基本情報で、合格率スコア57.9・受験資格スコア0。この資格は「どちらでも絞らない」に入ります。

試験日程

CBT方式で通年・随時実施

受験料

7,500円 (税込。情報処理技術者試験は全区分共通額)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • プログラミングやITの基礎に触れた経験があり、150〜200時間の目安(独学の場合の公表値)が現実的に見える
  • CBT随時実施を活かして、受験日を自分の仕上がりで決めたい
  • 過去問演習を軸にした独習を自分で回せる

通信講座が向いている人

  • 独学でつまずいた分野を質問できる環境がほしい
  • IT未経験からのキャリア転換で、学習の抜け漏れを避けたい

基本情報は通年CBTで受験機会の制約がないため、独学・講座のどちらを選ぶ場合も「いつまでに取るか」を先に決めるのが出発点になります。

編集部の見解

基本情報は好きな日に受けられます。次の応用情報がそうではないので、受験日は応用情報の申込期間から逆算して置いてください

ページ上部のスコア内訳バーを見てください。この試験のスコアは、合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回り、受験資格の寄与はゼロです。スコアは45.7、スコアを算出できる76資格中56位に出て、すぐ上が登録販売者(45.7)、すぐ下が海事代理士(45.6)です。ITパスポート(41.4)と応用情報(55.6)のあいだに置かれますが、この3つは等間隔ではありません。入口からこの段までの差より、この段から応用情報までの差のほうが倍以上あります。「入口・基本・応用」と3段に並べると同じ高さの階段に見えますが、上の段ほど一歩が大きくなります。

推移表の読み方に、この試験だけの特徴があります。直近3年度は、どの年も前の年より低い値が並んでいます。下向きに動いているIPA区分はほかにもありますが、そちらは1ポイント台以下の動きにとどまります。この試験の下げ幅はその何倍もあります。ただし理由を語る材料は表にありません。通年CBTの年度合計なので、受ける人の入れ替わりも数字を動かします。難化したと決めつけずに、当サイトのスコアが3年分の平均だという点を押さえてください。いま表示されているスコアは、いちばん高かった年度を1つ含んだ平均です。この向きが続けば、来年度以降スコアは上がる側へ動きます。

手を動かすのはここです。上の試験日程のとおり、この試験はCBTの通年・随時なので、令和8年度からの一斉試験廃止はそのまま関係ありません。上の選抜の型の節でも、この試験は入口でも本番でも絞らない側に入ります。止まる理由が制度の側にないので、予定は全部自分で作ることになります。関係するのは次の段のほうです。応用情報は令和8年度から前期・後期の2回制へ移り、申込を受け付ける期間が決まりました。基本情報を通ったあと応用情報まで行くつもりなら、自由な日程と固定された日程を1本の線でつなぐ必要があります。やることは2つです。応用情報のページから前期・後期の申込期間を書き写す。そのうえで、上の期間表で1日に確保できる時間の行を選び、必要な週数を申込期間の手前に置いて基本情報の受験日を決める。順番を逆にすると、基本情報に受かった直後から数か月、次の申込が開くのを待つことになります。

勧める相手は、開発や運用の現場に入ったばかりで、現場で覚えた断片を一度並べ直したい人です。応用情報を続けて狙う人にとっては、その手前の足場としてはっきり効きます。逆に、非IT職で「ITの話が通じる」を示したいだけなら、この段まで来る必要はありません。上の独占業務の欄のとおり法令上の独占規定がなく、効くのは社内の評価や求人票の条件など、見せる相手の側の事情だけです。求められているのが入口の証明なら、ITパスポート(41.4)で足ります。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回る」の根拠は、上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
  • 「3段は等間隔ではない」の根拠は、同じ算出式・同じ母集団で計算したITパスポート・基本情報・応用情報のスコア差
  • 「どの年も前の年より低い」「下げ幅が大きいほう」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度の年度合計/出典: IPA統計情報)と、収録している全IPA区分の推移表を同じ物差し(最新年度−3年度前)で並べた比較(出典: 同)
  • 「スコアは3年平均」の根拠は、直近3回の平均合格率を使う算出式(算出式ページで公開)
  • 「この試験に日程変更が効かない」の根拠は、上の試験日程(CBT方式で通年・随時実施/出典: IPA)
  • 「応用情報は期間が決まっている」の根拠は、応用情報技術者のページの試験日程(令和8年度から前期・後期のCBT方式へ移行し、申込受付期間・科目A・科目Bの実施期間が指定されている/出典: IPA)
  • 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

基本情報技術者試験は年に何回ですか?

CBT方式で通年・随時実施です(出典: 情報処理推進機構・公式)。受験機会を待つ必要がないため、学習計画は「試験日基準」ではなく「仕上がり基準」で組めます。

合格率が年度で違うのはなぜですか?

令和7年度38.3%・令和6年度40.8%・令和5年度47.1%(年度合計)と、年度によって数ポイント以上動いています(出典: 情報処理推進機構の統計情報)。1年分の数字だけで判断せず推移で見てください。当サイトのスコアは3年度平均(42.1%)を使っています。

ITパスポートとどちらを先に受けるべきですか?

データで比べると、難易度スコアは基本情報45.7に対しITパスポート41.4、勉強時間の目安は150〜200時間(出典: フォーサイト公表値・独学の場合)に対し100〜180時間、受験手数料はどちらも7,500円です。この差を、自分のIT経験と照らして選んでください。

受験資格はありますか?

ありません。IPAの試験区分ページに年齢・学歴などの制限の記載はなく、誰でも受験できます(出典: 情報処理推進機構・公式)。

難易度スコア45.7はどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中56位で、簿記3級(46.7)・登録販売者(45.7)と同じ帯です。IT系ではITパスポート(41.4)の一段上に当たります。

基本情報の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値43.0です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

基本情報に独占業務はありますか?

ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。

基本情報と他の資格の難易度比較

出典

  1. 合格率(令和5年度(年度合計))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  2. 勉強時間の目安 出典: フォーサイト(通信講座公表値・独学の場合)(確認日
  3. 受験料 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  4. 試験日程 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日