注意
令和5年度から通年CBT化しており、合格率は年度合計。
春期・秋期一斉方式だった令和4年度以前とは連続性がない
セキュマネの偏差値(難易度スコア換算)
情報セキュリティマネジメント試験の偏差値は31.5です(スコアを算出できる77資格中75位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|セキュマネの難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
セキュマネの独占業務・設置義務(根拠条文)
情報セキュリティマネジメント試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は70.5%。受かるのはおよそ10人に7人です。回ごとの値は下の表に。
図|セキュマネの平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(通年CBT・年度合計) | 70.0% |
| 令和6年度(通年CBT・年度合計) | 69.0% |
| 令和5年度(通年CBT・年度合計) | 72.6% |
図|セキュマネの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は50〜200時間です。
図|セキュマネの勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると12番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら1〜3か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 1.6〜6.6ヶ月 | 50〜200日 |
| 2時間 | 0.8〜3.3ヶ月 | 25〜100日 |
| 3時間 | 0.6〜2.2ヶ月 | 17〜67日 |
出典: スタディング公表値(IT初学者200時間程度・ITパスポート合格者50〜100時間程度)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(セキュマネが選ばれた状態で開きます)。
セキュマネの試験の形式(一次出典)
科目Aと科目Bを一つの試験時間にまとめて実施し、120分・60問を通しで解くCBT試験です。採点にはIRT(項目応答理論)が使われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式 | 科目Aは多肢選択式(四肢択一)、科目Bは多肢選択式 |
| 試験時間 | 120分(科目Aと科目Bを一つの試験時間内にまとめて実施) |
| 出題数・解答数 | 60問・60問(内訳は科目A 48問、科目B 12問) |
| 採点方式 | IRT(項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出 |
| 合格基準 | 総合評価点が1,000点満点中600点以上 |
| 実施時期 | 随時 |
出題60問のうち評価に使われるのは54問で、残りは今後出題する問題を試すために使われます。どの問題がそれに当たるかは受験者には示されません。科目A-1の一部免除制度は高度試験の話で、この区分は対象外です。実施は随時方式で、春期・秋期のような区切りを持ちません。
出典: 情報処理推進機構(IPA)「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.6」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし(誰でも受験可)(区分: 誰でも受験可)
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
セキュマネは入口と本番のどちらで絞る試験か
情報セキュリティマネジメント試験は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア29.5)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|セキュマネの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
令和5年度からCBT方式により通年で随時実施。
受験申込み時に自身で試験日時・試験会場を選択する
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。
受験料
7,500円
消費税込(税額681円)。令和4年度(2022年4月)以降の試験から5,700円→7,500円に改定
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 市販テキスト1冊+IPA公開の過去問(科目B含む)で合格圏に届く分量
- 通年CBTなので、仕上がったタイミングで受験日を自由に設定できる
- ITパスポートの知識があれば重複範囲が多く、差分学習で済む
通信講座が向いている人
- 科目Bの長文事例問題を、解き方の型から解説してほしい
- セキュリティ用語をゼロから学ぶため、動画で体系的に押さえたい
情報セキュリティマネジメントは独学者が多い試験です。IPAが公開しているサンプル問題を先に解いてみて、科目Bの事例文が読めるかどうかで独学か講座かを判断すると確実です。
編集部の見解
セキュマネのスコアがITパスポートより下に出ます。順位ではなく「誰が受けているか」で読んでください
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。この試験のスコアは、合格率の寄与と勉強時間の寄与がほぼ同じ高さで、どちらも小さく出ています。受験資格の寄与はゼロです。合格率の寄与が小さいのは平均70.5%が通っているからで、当サイトの式では合格率が高いほどこの要素は小さくなります。落とす試験ではないことが、そのまま低いスコアに出ています。
その結果、この区分のスコア(24.9)は、ITパスポート(36.0)や基本情報(40.5)より下に出ます。IT系の入口として並べられる3つのなかで、セキュマネが下に来る。当サイトはこのねじれを隠しません。
原因は分母にあります。ITパスポートは学生も非IT職も受ける試験で、通る人の割合はセキュマネよりはっきり低い(各ページの推移表)。セキュマネを受ける人は、情報システムを扱う立場にすでにいる側へ寄っています。合格率と勉強時間しか見ない式は、この受験者層の違いを吸収できません。スコアは同じ条件で全資格を並べるための物差しで、試験の格付けとは別物です。順位を「格」として読むと判断を誤ります。
推移表を古い記事の数字と突き合わせるのもやめてください。この試験は令和5年度から通年CBTへ変わり、表の値は年度合計です。春期・秋期の一斉方式だった頃とは実施方法も母集団も違うので、並べて易しくなったと読む根拠になりません。当サイトのスコアも通年CBT化後の年度だけを使っています。
なお、令和8年度からIPAの一部区分で春期・秋期の一斉試験が廃止されますが、この区分はすでに通年CBTなので日程の組み替えは起きません。日程変更の話を自分ごととして拾う必要はありません。
計画は日付から入らないでください。通年で随時実施されているので、締め切りは自分で作るしかありません。上の勉強時間の欄にある目安は、下限(50時間)と上限(200時間)が大きく開いています。この幅は前提知識の差そのもので、出典にもIT初学者とITパスポート合格者で別々の値が書かれています。
自分がどちら側かを先に確定させ、上の期間表で自分の行を選び、その期間の終わりに受験日を置く。この順番なら、随時受験が「いつまでも受けない」に変わりません。
勧める相手ははっきりしています。情報システムを使う側で、部門の情報管理やインシデント対応の窓口を任されている人。IT部門ではないのに規程の面倒を見る役が回ってきた人。この試験の合格に業務独占も名称独占もなく、価値は「社内で判断できる状態」のほうに寄ります。
逆に、IT技術者としてキャリアを積む入口を探しているなら、この区分から入る理由は薄い。開発側の土台は基本情報(40.5)にあり、そちらを通ってから戻るほうが早く済みます。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率と勉強時間の寄与がほぼ同じ高さ」の根拠は、上のスコア内訳における合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重寄与(算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
- 「ITパスポート・基本情報より低く出る」の根拠は、同じ算出式・同じ母集団で計算した3資格のスコアと、各ページの合格率の推移表(出典はいずれもIPA統計資料)
- 「古い合格率と比べられない」の根拠は、上の注意書き(令和5年度から通年CBT化・年度合計で春期秋期一斉方式とは連続性なし/出典: IPA)
- 「令和8年度の日程変更が効かない」の根拠は、上の試験日程(通年CBT方式で随時実施・受験申込み時に日時と会場を選択/出典: IPA)と、前期・後期へ移行する区分の日程データが各資格ページに別途あること(出典: 同)
- 「勉強時間の幅が前提知識の差」の根拠は、上の勉強時間の欄の出典ラベル(IT初学者とITパスポート合格者で別々の目安を示す公表値/出典: スタディング)と、上の期間表(目安を1日あたりの時間で割った算術)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)
よくある質問
情報セキュリティマネジメント試験に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴を問わず誰でも受験できます(出典: IPA)。情報システムを「使う側」の管理者向けにセキュリティ知識を問う国家試験で、開発者向けの基本情報技術者よりプログラミング要素がない分、IT初学者でも入りやすい区分です。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は?
7割前後で推移しています。令和7年度は年度合計で70.0%=受験者の10人に7人が合格しました(出典: IPA統計資料)。令和5年度から通年CBT方式になっており、それ以前の春期・秋期一斉方式の合格率とは連続性がない点に注意してください。
情報セキュリティマネジメント試験の合格に必要な勉強時間は?
50〜200時間が目安です(出典: スタディング。IT初学者200時間程度・ITパスポート合格者50〜100時間程度)。科目Aの知識問題と科目Bの事例問題の2本立て。用語の暗記に加えて、事例文を読んで判断する練習が要ります。
難易度スコア24.9は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中75位で、ITパスポート(36.0)より下に出ます。合格率7割(平均70.5%)・誰でも受験可・勉強時間50〜200時間という条件が、そのまま最下位の帯に効いています。ITパスポートの次の一歩として紹介されることがありますが、それは学習範囲の順番の話で、当サイトのスコアはその順番どおりには並びません。受験者層の違いを、合格率と勉強時間しか見ない式では吸収できないためです(編集部の見解で詳しく書いています)。
情報セキュリティマネジメント試験はいつ受けられますか?
通年CBT方式で、全国のテストセンターから自分で日時・会場を選んで受験できます(出典: IPA)。受験手数料は7,500円です。合格すると企業のセキュリティ担当・情報管理部門で求められる基礎知識の証明になります。
セキュマネの偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値31.5です(難易度スコア24.9・スコアを算出できる77資格中75位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
セキュマネに独占業務はありますか?
ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
セキュマネと他の資格の難易度比較
出典