メインコンテンツへスキップ
資格のものさし
土地家屋調査士

不動産・国家資格

土地家屋調査士

主催: 法務省

難易度スコア

67.0 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中12位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

10.3%

勉強時間の目安

1,000〜1,200h

受験料

8,300円

注意

合格率は法務省公表の受験者数・合格者数から当サイトが算出した値(最終合格者÷筆記受験者。法務省は合格率そのものを公表していない)。筆記(午前・午後)→口述の多段階試験で、各部に基準点(足切り)がある

土地家屋調査士の偏差値(難易度スコア換算)

土地家屋調査士の偏差値は61.1です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

土地家屋調査士の独占業務・設置義務(根拠条文)

土地家屋調査士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
業務独占 不動産の表示に関する登記の調査・測量・申請代理等 土地家屋調査士法第68条第1項
名称独占 土地家屋調査士の名称 土地家屋調査士法第68条第3項

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度(受験4,824/合格489) 10.1%
令和6年度(受験4,589/合格505) 11.0%
令和5年度(受験4,429/合格428) 9.7%

図|土地家屋調査士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

土地家屋調査士の合格率のレンジ: 収録3回で9.7%から11.0%最小9.7%、平均10.3%、最大11.0%。振れ幅は1.3ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 9.7% 最大 11.0% 020406080100平均 10.3%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。土地家屋調査士の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で9.7%から11.0%まで動いています(振れ幅1.3ポイント・平均10.3%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の令和7年度(受験4,824/合格489)は10.1%で、最小と最大のあいだの値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、土地家屋調査士の平均10.3%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

合格基準点(合格ライン)

土地家屋調査士の合格基準(筆記試験・午後の部の合格点(100点))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した8回では満点の 71%から81%の範囲で動いており、 直近の令和7年度は満点100点中76.0点以上でした (出典: 法務省「土地家屋調査士試験の筆記試験の合格点等について」)。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。

勉強時間の目安

1,000〜1,200時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(午後の部約1,000時間+午前免除資格なしの場合は午前の部+200時間で計1,200時間。令和7年度合格者アンケート150名では800〜2,000時間超に分布し最多帯は800〜1,000時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 32.9〜39.5ヶ月 1,000〜1,200日
2時間 16.4〜19.7ヶ月 500〜600日
3時間 11.0〜13.2ヶ月 334〜400日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。土地家屋調査士が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格なし(誰でも受験可)。測量士・測量士補・一級/二級建築士は申請により午前の部の試験が免除される(区分: 誰でも受験可)

同じ不動産分野には6件を収録していて、いずれも受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら不動産分野のデータ表が早く着きます。

土地家屋調査士は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、土地家屋調査士は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア89.7、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|土地家屋調査士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 土地家屋調査士 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が土地家屋調査士で、合格率スコア89.7・受験資格スコア0。この資格は「本番で絞る」に入ります。

試験日程

年1回・2段階。筆記試験は例年10月中旬の日曜(令和8年度は令和8年10月18日。午前の部9:30〜11:30・午後の部13:00〜15:30)、口述試験は翌年1月(令和8年度は令和9年1月21日)。受験申請受付は令和8年7月27日〜8月7日。筆記結果発表は令和9年1月6日、最終合格者発表は令和9年2月15日

受験料

8,300円 (受験手数料8,300円。収入印紙で納付(現金・切手・登記印紙・証紙は不可。受験しなかった場合も返還されない))

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 教材費だけで挑める。測量士補などで午前免除を確保済みで、法律科目の学習経験がある人向け
  • 過去問と定規・関数電卓を使った作図練習を、自分のペースで反復できる
  • 市販テキストは択一対策が中心のため、記述(申請書・作図)は過去問での自力演習が要る

通信講座が向いている人

  • 作図・申請書の記述式を添削してもらいたい(独学では正誤の判断がつきにくい領域)
  • 1,000時間規模の学習を、カリキュラムに沿って計画的に配分したい

土地家屋調査士は記述式(作図・申請書)の比重が大きく、独学の壁になりやすい試験です。講座を検討する前に、まず午前免除(測量士補など)をどう確保するかを決めると、学習範囲がはっきりします。

編集部の見解

土地家屋調査士は、教材を選ぶ前に午前免除を取るかどうかを決める試験。学習量がそこで変わります

上のスコア内訳バーでは受験資格の寄与がゼロで、合格率と勉強時間の2つだけで12位まで積み上がっています。すぐ上が不動産鑑定士(67.1)、すぐ下がケアマネ(66.0)です。誰でも出願できて、本番だけで絞る型です。平均合格率(10.3%)の低い順に並べると8番目に来ます。ただしこの値は当サイトが割り算で出したものです。注意書きにあるとおり、法務省は受験者数と合格者数を公表していますが、合格率そのものは公表していません。他サイトの数字と小数点以下が食い違うことがありますが、それは分母の取り方の違いで、どちらかが嘘というわけではありません。

この試験でいちばん大きい変数は、午前の部を受けるかどうかです。上の勉強時間の欄にあるとおり、目安1,000〜1,200時間の幅は「人によって違う」という話ではなく、午前免除の資格を持っているかどうかで生まれています。免除がなければ上端側、あれば下端側です。免除を作れるのは測量士補・測量士・一級建築士・二級建築士で、上の受験資格の欄に書いてあります。だから調査士の教材を開く前に決めることが1つあります。免除を先に取りに行くか、午前の部ごと引き受けるか。ここを決めないまま始めると、学習計画の総量が最後まで確定しません。

免除を取りに行くなら、2つの試験の日程を並べてから決めてください。測量士補は年1回・5月(測量士補ページの試験日程)、調査士の筆記は10月で、出願は夏です。同じ年に間に合うかどうかは、免除の申請に必要な書類がいつ手元に届くかで決まります。ここを確かめずに「今年は免除で受けるつもり」と組むと、午前の対策を捨てたまま午前ありで本番を迎えることになります。落としたときの傷も深い試験です。上の試験日程のとおり、筆記が10月、口述は翌年1月、最終合格の発表は2月で、出願から決着まで半年を超えます。その1周を落とすと、次の筆記は12か月後です。

向くのは、土地の境界や表示の登記に業として関わるつもりがある人です。上の独占業務の表のとおり、調査士会に入会している調査士でなければ、表示に関する登記の調査・測量・申請の代理を業として行えません。名称の制限も同じ条文にあります。手続きそのものが囲われている側なので、受けられる仕事が実際に増えます。勧めないのは、宅建(59.0)の次に何か1つ、という動機だけで選ぶ場合です。扱うのは権利の登記ではなく表示の登記で、学習の中心は作図と測量の手作業に寄ります。上の期間表で自分の1日あたりの時間の行を見て、その期間ずっと図面を引き続けられるかを先に想像してから決めてください。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「入口で人を選ばない」の根拠は、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(区分=誰でも受験可/出典: 法務省)
  • 「合格率は当サイトの算出値」の根拠は、上の注意書き(最終合格者÷筆記受験者・法務省は合格率そのものを公表していない旨)と、上の合格率の推移表の出典(法務省の受験者数・合格者数)
  • 「幅は免除の有無から生まれている」の根拠は、上の勉強時間の欄(午後の部の対策に加え、午前免除がない場合は追加が要るという内訳/出典: アガルートアカデミー)と、上の受験資格の欄にある免除資格の列挙(出典: 法務省)
  • 「日程を並べてから決める」の根拠は、上の試験日程(筆記10月・口述翌年1月・最終合格発表2月・受験申請は夏/出典: 法務省)と、測量士補ページの試験日程(年1回・5月/出典は同ページ)
  • 「手続きそのものが囲われている」の根拠は、上の独占業務の表(土地家屋調査士法第68条第1項・第68条第3項/条文本文と機械照合済み)
  • 「作図と測量に寄る」の根拠は、同ページのよくある質問に書いた筆記の構成と各部の基準点(出典: 法務省)、上の注意書き(筆記は午前・午後の多段階で各部に基準点がある旨)、および上の期間表(目安を1日あたりの時間で割った算術)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

土地家屋調査士に受験資格はありますか?

ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます(出典: 法務省)。ただし測量士・測量士補・一級建築士・二級建築士の資格を持っていると、申請により午前の部(測量・作図)の試験が免除されます。受験者の多くが測量士補を先に取ってこの免除を使っています。

土地家屋調査士の合格率は?

令和7年度は筆記受験4,824人に対し最終合格489人で、当サイト算出の合格率は10.1%です(出典: 法務省の受験者数・合格者数公表。法務省は合格率そのものを公表していないため割り算で算出)。令和6年度11.0%・令和5年度9.7%と、例年10%前後で推移しています。

土地家屋調査士の合格に必要な勉強時間は?

1,000〜1,200時間が目安です(出典: アガルートアカデミー)。内訳は午後の部の対策で約1,000時間、午前免除資格が無い場合はさらに200時間程度とされています。令和7年度合格者アンケートでは800〜1,000時間の帯が最多でした。作図の練習に時間がかかるのがこの試験の特徴です。

難易度スコア67.0は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中12位です。合格率10%前後(平均10.3%)と勉強時間1,000〜1,200時間の両方が重く、不動産系では不動産鑑定士(67.1)と並ぶ上位の帯に入ります。宅建(59.0)からのステップアップ先としては最難関級です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

土地家屋調査士試験はいつ・どんな形式で行われますか?

年1回で、筆記試験が例年10月中旬の日曜、口述試験が翌年1月にあります(出典: 法務省)。筆記は午前の部(測量・作図)と午後の部(民法・不動産登記法・筆界など)に分かれ、それぞれに基準点(足切り)があります。受験手数料は8,300円で収入印紙で納付します。

土地家屋調査士の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値61.1です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

土地家屋調査士にしかできない仕事はありますか?

あります。不動産の表示に関する登記の調査・測量・申請代理等(土地家屋調査士法第68条第1項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。名称についても土地家屋調査士法第68条第3項で使用が制限されています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

土地家屋調査士と他の資格の難易度比較

出典

  1. 合格率(令和7年度(受験4,824/合格489))出典: 法務省(確認日
  2. 合格率(令和6年度(受験4,589/合格505))出典: 法務省(確認日
  3. 合格率(令和5年度(受験4,429/合格428))出典: 法務省(確認日
  4. 勉強時間の目安 出典: アガルートアカデミー(午後の部約1,000時間+午前免除資格なしの場合は午前の部+200時間で計1,200時間。令和7年度合格者アンケート150名では800〜2,000時間超に分布し最多帯は800〜1,000時間)(確認日
  5. 受験料 出典: 法務省(確認日
  6. 試験日程 出典: 法務省(確認日