直近合格率(平均)
7.5%
勉強時間の目安
3,000〜5,000h
受験料
19,500円
注意
DBの合格率は監査審査会が公表する最終合格率(最終合格者数÷出願者数〈名寄せ〉)。まず短答式(年2回)に合格し、論文式(年1回)で最終合格する多段階試験で、論文式受験者に対する合格率は約35%と母集団が異なる
公認会計士の偏差値(難易度スコア換算)
公認会計士の偏差値は66.3です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
公認会計士の独占業務・設置義務(根拠条文)
公認会計士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 財務書類の監査・証明業務 | 公認会計士法第47条の2 |
| 名称独占 | 公認会計士の名称 | 公認会計士法第48条第1項 |
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年(出願22,056/論文受験4,665/最終合格1,636) | 7.4% |
| 令和6年(出願21,573/論文受験4,354/最終合格1,603) | 7.4% |
| 令和5年(出願20,317/論文受験4,192/最終合格1,544) | 7.6% |
図|公認会計士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
3,000〜5,000時間が目安です(出典: 資格の学校TAC(一般的な目安3,000〜5,000時間・一発合格者の平均は約3,776時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 98.7〜164.5ヶ月 | 3,000〜5,000日 |
| 2時間 | 49.3〜82.2ヶ月 | 1,500〜2,500日 |
| 3時間 | 32.9〜54.8ヶ月 | 1,000〜1,667日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。公認会計士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。年齢・学歴・国籍等を問わず誰でも受験できる(出典: 公認会計士・監査審査会)(区分: 誰でも受験可)
同じ金融分野には5件を収録していて、うち3件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら金融分野のデータ表が早く着きます。
公認会計士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、公認会計士は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア92.5、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|公認会計士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
短答式試験は年2回(12月・5月)、論文式試験は年1回(8月)。短答式合格者・免除者が論文式に進む
受験料
19,500円 (短答式試験の出願時にペイジーで電子納付)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。ただし3,000〜5,000時間を独力で管理できる人向けで、独学での合格者は多くない
- 短答式(年2回・12月と5月)の日程に合わせて、自分で学習計画を組める
- 受験資格がないため、学生でも社会人でも始めた年から受験できる
通信講座が向いている人
- 会計学・監査論・企業法・租税法など広い範囲を、体系立てて効率的に積み上げたい
- 論文式の答案作成や短答式の直前対策を、添削や模試を含む仕組みに任せたい
公認会計士は合格まで年単位になるため、講座選びの前に「短答式(12月/5月)までにどれだけ時間を割けるか」を先に見積もると、学習の設計がしやすくなります。
編集部の見解
公認会計士は入口を一切絞らない。だから決めるのは「受かるか」ではなく「どの夏の論文に乗せるか」です
上のスコア内訳バーで、受験資格の寄与はゼロです。年齢も学歴も問わない試験で、73.0は合格率と勉強時間だけで積み上がっています。位置はスコアを算出できる76資格中5位、すぐ上が一級建築士(74.9)、すぐ下が司法書士(72.9)です。当サイトの選抜の型でも「本番で絞る」側に入ります。ただし上の推移表の合格率は出願者を分母にした最終合格率で、出願だけして受けなかった人も、短答式で止まった人も同じ分母に残っています。論文式まで進んだ人に対する割合はこれよりはるかに高くなります(上の注意書き)。当サイトは公式が公表する最終合格率をそのまま採るので、7.5%は「出願した人が最後まで残る割合」として読んでください。
日程は段階ごとに刻みが違います。短答式が年2回、論文式が年1回です(上の試験日程)。当サイトの再挑戦インターバルは、段階のうち回数の少ないほうで判定するので12か月になります(算出式ページ)。短答式に年2回チャンスがあることは、一巡が半年になることを意味しません。しかも短答式に受かったあとの免除には期限があり、2年で切れます(公認会計士法第9条第3項・下の税理士との比較ページの出典一覧)。設計の単位は「短答式から論文式までの1本の線」で、その線に何年ぶんの猶予が付くかは制度側で決まっています。逆算する起点は短答式の申込日ではなく、乗せたい夏の論文式です。
合否の組み立てにも縛りがあります。令和7年の合格発表資料には、総合の得点比率が基準を超えていても、1科目でも一定の水準を割ると不合格になると書かれています(上の合格率の出典と同じ資料)。得意科目で稼いで苦手を埋める作戦が通りません。そのうえで上の勉強時間の目安と期間表を見てください。1日に取れる時間で割ったときに出る期間を、生活の中に置けるかどうかが最初の関門です。受験資格がないぶん、外から「まだ早い」と止めてくれる仕組みもありません。始める日も、乗せる回も、自分で置く必要があります。
同じ令和7年の資料には、合格者の職業の内訳が載っています。学生と専修学校等の受講生が過半を占め、会社員はごく一部です。制度上は誰でも受けられますが、実際に受かっている層はまとまった時間を確保できる立場に寄っています。向くのは、その条件を数年ぶん作れる人です。出口は条文で守られていて、財務書類の監査・証明は業務独占、名称も独占です(上の独占業務の表・公認会計士法第47条の2/第48条第1項)。勧めないのは、働きながら少しずつ積み上げたい人です。この試験は積み上げた成果に期限が付くので、進みが遅いほど短答式からやり直す確率が上がります。同じ会計の道で積み上げ型を選ぶなら、科目合格に期限のない税理士のほうが制度に合います。違いは下の比較ページに条文つきで置いています。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「入口を絞らない」の根拠は、上のスコア内訳(受験資格の寄与ゼロ)と上の受験資格の欄(年齢・学歴・国籍を問わない/出典: 公認会計士・監査審査会)、および当サイトの選抜の型(算出式ページで公開)
- 「合格率の分母」の根拠は、上の注意書きと合格率の出典(最終合格者数÷出願者数〈名寄せ〉。論文式受験者に対する割合は母集団が異なる/出典: 公認会計士・監査審査会)
- 「12か月」の根拠は、上の試験日程(短答式は年2回・論文式は年1回/出典: 公認会計士・監査審査会)と当サイトの再挑戦インターバル(回数の少ない段階で判定・算出式ページで公開)
- 「短答式の免除は2年」の根拠は、公認会計士法第9条第3項(下の税理士との比較ページの出典一覧に収録)
- 「1科目でも水準を割ると不合格」「合格者の職業の内訳」の根拠は、令和7年公認会計士試験の合格発表の概要(上の合格率の出典と同じ資料/公認会計士・監査審査会)
- 「出口が条文で守られている」の根拠は、上の独占業務の表(公認会計士法第47条の2・第48条第1項/条文本文と機械照合済み)
よくある質問
公認会計士試験に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・国籍を問わず誰でも受験できます(出典: 公認会計士・監査審査会)。大学在学中はもちろん、高校生の受験も可能で、令和7年の最終合格者には16歳もいました。最難関級の国家資格ですが、受験の入口に制限はありません。
公認会計士試験の合格率は?
令和7年は出願22,056人に対し最終合格1,636人で、最終合格率7.4%でした(出典: 公認会計士・監査審査会)。令和6年7.4%・令和5年7.6%とほぼ横ばいです。これは出願者を分母にした数字で、短答式を突破して論文式まで進んだ4,665人に対する合格率は約35%になります。どの母集団で見るかで印象が変わります。
公認会計士試験の合格に必要な勉強時間は?
3,000〜5,000時間が目安です(出典: 資格の学校TAC)。TACの一発合格者の平均は約3,776時間で、2年計画なら1年目1,500時間・2年目2,500時間ほどの配分が一般的です。1日6〜8時間の学習を1〜2年続ける規模で、「短期間で必ず受かる」とは言えません。範囲の広い試験を計画的に積み上げられるかが問われます。
難易度スコア73.0は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中5位で、最難関の帯です。司法書士(72.9)や弁理士(71.9)と肩を並べ、簿記1級(62.6)を大きく上回ります。勉強時間3,000〜5,000時間の重さがスコアを押し上げています。合格率は出願者ベースで平均7.5%です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
公認会計士試験はどんな日程・構造ですか?
マークシートの短答式(年2回・12月と5月)に合格してから、記述の論文式(年1回・8月)に進む多段階試験です(出典: 公認会計士・監査審査会)。短答式に受かると2年間は短答が免除され、論文式に集中できます。年2回の短答式で入口のチャンスが複数ある一方、最終合格まで数年かける人も少なくありません。
公認会計士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値66.3です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
公認会計士にしかできない仕事はありますか?
あります。財務書類の監査・証明業務(公認会計士法第47条の2)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。名称についても公認会計士法第48条第1項で使用が制限されています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
公認会計士と他の資格の難易度比較
出典