メインコンテンツへスキップ
資格のものさし
薬剤師

医療・福祉・国家資格

薬剤師

主催: 厚生労働省

難易度スコア

50.1 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中51位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

68.6%

勉強時間の目安

1,200〜2,000h

受験料

6,800円

注意

合格率は例年7割前後。受験資格に6年制薬学部の卒業が必要で、母集団が薬学生に絞られている。6年制新卒の合格率は8割超だが、既卒者は4割前後と差が大きい

薬剤師の偏差値(難易度スコア換算)

薬剤師の偏差値は46.8です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

薬剤師の独占業務・設置義務(根拠条文)

薬剤師について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
業務独占 販売・授与目的の調剤 薬剤師法第19条
名称独占 薬剤師の名称 薬剤師法第20条
必置(設置義務) 薬局の管理者 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第7条第2項
  • 薬剤師法第19条: 医師等が自己の処方箋により自ら調剤する場合等の除外あり。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
第111回・令和8年(受験12,774/合格8,749) 68.5%
第110回・令和7年(受験13,310/合格9,164) 68.9%
第109回・令和6年(受験13,585/合格9,296) 68.4%

図|薬剤師の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

薬剤師の合格率のレンジ: 収録3回で68.4%から68.9%最小68.4%、平均68.6%、最大68.9%。振れ幅は0.5ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 68.4% 最大 68.9% 020406080100平均 68.6%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。薬剤師の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で68.4%から68.9%まで動いています(振れ幅0.5ポイント・平均68.6%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の第111回・令和8年(受験12,774/合格8,749)は68.5%で、最小と最大のあいだの値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、薬剤師の平均68.6%はその右(通りやすい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

1,200〜2,000時間が目安です(出典: 予備校公表値(6年制薬学部での学習を除く国試対策の目安・約2,000時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 39.5〜65.8ヶ月 1,200〜2,000日
2時間 19.7〜32.9ヶ月 600〜1,000日
3時間 13.2〜21.9ヶ月 400〜667日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。薬剤師が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格あり。大学の6年制薬学課程を修了(卒業見込み含む)することが必要(出典: 厚生労働省)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)

同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。

薬剤師は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、薬剤師は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア31.4、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|薬剤師の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 薬剤師 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が薬剤師で、合格率スコア31.4・受験資格スコア40。この資格は「入口で絞る」に入ります。

試験日程

年1回・2月中旬(2日間)

受験料

6,800円 (収入印紙で納付)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 費用を抑えられる。大学の学習に加え、広い出題範囲の過去問を独力で回せる人向け
  • 6年生の1年間で1,200〜2,000時間を、2月の試験まで自分で配分できる
  • 大学の国試対策講座や模試を軸に、独学でも合格ラインを狙える

通信講座が向いている人

  • 範囲の広い科目で苦手を残さず、科目・区分ごとの基準を確実に超えたい
  • 既卒での再受験など、限られた時間で弱点補強を仕組みに任せたい

薬剤師は科目・区分ごとの基準があり、苦手科目を残せません。講座選びの前に、まず模試で科目別の到達度を確認すると、対策の要否がはっきりします。

編集部の見解

薬剤師の囲い込み強度は満点で出ます。ただし同じ法律の隣の条文が、席の一部を登録販売者にも開けています

上の独占業務・設置義務の表を見てください。業務独占(薬剤師法第19条)・名称独占(同第20条)・必置(薬機法第7条第2項)の3つが並びます。算出式ページで公開している囲い込み強度は、この3つがそろうと満点になる式で、そろう資格は数えるほどしかありません。医師・看護師・助産師と同じ段です。ただし満点が見ているのは条文が3種類あることだけで、条文が何をどこまで囲っているかは入っていません。同じ段の中で、薬剤師だけが別の作りをしています。

必置の中身から見ます。薬剤師の必置は薬機法第7条第2項で、薬局開設者が薬剤師でないときに、薬剤師の中から管理者を指定させる規定です。人数を数える形ではなく、管理者の席を1つ確保する形。ここまでは助産師(医療法第11条)と似ています。違うのは隣です。当サイトの登録販売者のページを開くと、同じ薬機法の第28条第2項が出てきて、店舗販売業の店舗管理者は薬剤師または登録販売者でよいと書いてあります。薬局の管理者は薬剤師でなければならず、店舗販売業の店舗管理者はどちらでもよい。同じ段に並ぶ他の3つの資格の必置条文には、別の資格を代わりに置いてよいと名指しする書き方が出てきません。満点の内側に代替が書き込まれている段です。

業務独占の中身も同じ読み方をします。薬剤師法第19条が囲っているのは、販売または授与の目的で調剤するという行為で、対象が1つに切り出されています。医師のページに書いたとおり、医師法第17条は医業の一語で囲っていて、当サイトの囲い込み強度はこの差を点数に出せません。同じ100という数字が、条文としては違う面積を指しています。囲い込み強度は資格を並べる出発点にはなりますが、点が同じことを効き方が同じことと読み替えないでください。

難易度スコアのほうは50.1で51位、すぐ上が公害防止管理者(50.4)、すぐ下が国内旅行業務取扱管理者(49.4)です。内訳を開くと、勉強時間の帯がこの資格で最も長く出ます。上の勉強時間の欄の出典表記のとおり、これは6年制薬学部での学習を除いた国試対策の目安です。その帯の長さは母集団の中でも上のほうに来ますが、総合の位置は上半分に入りません。合格率の帯が短いぶんを、勉強時間だけでは押し上げきれないからです。上のレンジバーも3回がほぼ同じ位置に並ぶので、回ごとの上下を待つ意味はありません。

使いどころははっきりしています。上の受験資格の欄のとおり、この試験は6年制薬学課程の修了が前提で、途中から入る道が表に1つもありません。当サイトの順位やスコアは、進路を決める材料になりません。使えるのは、すでに6年制課程にいて国試対策の量を見積もる段階の人だけです。その人にとっては、上の勉強時間の欄と、年1回・2月中旬の2日間という上の試験日程が起点になります。落ちれば次は翌年の同じ月で、2日間の日程を組み直すところからやり直しです。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「3つの条文がそろって満点になる」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表(薬剤師法第19条=業務独占・同第20条=名称独占/医薬品医療機器等法第7条第2項=必置/条文本文と機械照合済み)と、算出式ページの囲い込み強度の配点(業務独占60+必置25+名称独占15・上限100)
  • 「必置が管理者の席を指定する形」の根拠は、上の表の必置の条文(薬局開設者が薬剤師でないときに薬剤師の中から管理者を指定させる規定)と、助産師ページの必置(医療法第11条)
  • 「隣の条文が薬剤師または登録販売者としている」「同じ段の他の必置条文に代替の名指しがない」の根拠は、登録販売者ページの独占業務・設置義務の表(医薬品医療機器等法第28条第2項=店舗販売業の店舗管理者は薬剤師または登録販売者)と、医師ページ・看護師ページの必置(医療法第21条第1項第1号)・助産師ページの必置(医療法第11条)/いずれも条文本文と機械照合済み
  • 「業務独占の対象が行為1つに切り出されている」の根拠は、上の表の業務独占の条文(販売又は授与の目的で調剤/医師等が自己の処方箋により自ら調剤する場合等の除外あり)と、医師ページの独占業務の表(医師法第17条)
  • 「勉強時間の帯が国試対策の目安」の根拠は、上の勉強時間の欄の出典表記(6年制薬学部での学習を除く国試対策の目安/予備校公表値)と、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)
  • 「回ごとの上下が小さい」の根拠は、上の合格率の推移表と上の合格率のレンジバー(振れ幅と、振れ幅を算出できた資格の中央値を併記/出典: 厚生労働省)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

薬剤師国家試験に受験資格はありますか?

あります。大学の6年制薬学課程を修了(卒業見込み含む)することが必要です(出典: 厚生労働省)。4年制薬学部や実務経験だけでは受験できず、6年制薬学部を経ることが前提になります。

薬剤師国家試験の合格率は?

第111回(令和8年)は受験12,774人中8,749人が合格し、合格率は約68.5%でした(出典: 厚生労働省)。第110回68.9%・第109回68.4%と、例年7割前後です。6年制新卒は8割超と高く、既卒者は4割前後にとどまり、差が大きい点に注意が必要です。

薬剤師国家試験の合格に必要な勉強時間は?

国試対策としては1,200〜2,000時間が一つの目安です(出典: 予備校公表値)。これは6年制薬学部での授業や実習とは別で、多くは6年生の1年間を通して積み上げます。物理・化学・生物から薬理・法規まで範囲が広く、全体を計画的に回せるかが分かれ目です。

難易度スコア50.1は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中51位です。合格率が7割前後(平均68.6%)と高めですが、国試対策の勉強時間1,200〜2,000時間が大きいためスコアは中位に位置します。看護師(34.3)より上です。ただしこの数字は6年制薬学部を終えた人の中での合格率で、資格取得までの総負担は数字以上です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

薬剤師試験はいつ・どんな形式ですか?

年1回・2月中旬の2日間で実施されます(出典: 厚生労働省)。必須問題・薬学理論問題・薬学実践問題で構成され、全体の得点だけでなく各科目・各区分にも基準が設けられています。特定の科目が極端に低いと不合格になるため、苦手科目を作らない対策が要です。

薬剤師の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値46.8です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

薬剤師にしかできない仕事はありますか?

あります。販売・授与目的の調剤(薬剤師法第19条)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。あわせて薬局の管理者(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第7条第2項)の定めもあります。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

薬剤師と他の資格の難易度比較

出典

  1. 試験日程 出典: 厚生労働省(確認日
  2. 合格率(第110回・令和7年(受験13,310/合格9,164))出典: 厚生労働省(確認日
  3. 合格率(第109回・令和6年(受験13,585/合格9,296))出典: 厚生労働省(確認日
  4. 勉強時間の目安 出典: 予備校公表値(6年制薬学部での学習を除く国試対策の目安・約2,000時間)(確認日