直近合格率(平均)
42.9%
勉強時間の目安
3,000〜8,000h
受験料
31,000円
注意
合格率は最終合格者数÷受験者数(対受験者)で近年40%台。ただし受験できるのは法科大学院修了者・予備試験合格者など、すでに厳しい選抜を通過した層に限られるため、母集団が絞られており数字ほど易しい試験ではない。受験資格を得るまで(法科大学院2〜3年 or 予備試験合格)の負担が非常に大きい
司法試験の偏差値(難易度スコア換算)
司法試験の偏差値は65.4です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
司法試験の独占業務・設置義務(根拠条文)
司法試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 司法試験は資格ではなく試験です。業務独占(弁護士法72条)は、合格後に司法修習を経て登録する弁護士の資格に属します。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年(受験3,837/合格1,581) | 41.2% |
| 令和6年(受験3,779/合格1,592) | 42.1% |
| 令和5年(受験3,928/合格1,781) | 45.3% |
図|司法試験の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
3,000〜8,000時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(法律学習ゼロから合格までの総量で3,000〜8,000時間・個人差が大きい))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 98.7〜263.2ヶ月 | 3,000〜8,000日 |
| 2時間 | 49.3〜131.6ヶ月 | 1,500〜4,000日 |
| 3時間 | 32.9〜87.7ヶ月 | 1,000〜2,667日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。司法試験が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格が必要。法科大学院課程の修了、司法試験予備試験の合格、または法科大学院在学中で所定の認定を受けた者(令和5年から在学中受験が可能)のいずれか。受験期間は受験資格取得後の最初の4月1日から5年間。いずれのルートでも受験資格取得までの負担が非常に重い(出典: 法務省)(区分: 一定の実務経験年数が必要)
同じ法務分野には9件を収録していて、うち6件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら法務分野のデータ表が早く着きます。
司法試験は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、司法試験は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア57.1、入口の重さ=受験資格スコア70)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|司法試験の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・7月。4日間の日程で、中日を挟んで論文式3日+短答式1日を実施
受験料
31,000円 (令和8年司法試験の受験手数料。電子出願(マイナポータル)は31,000円、郵送出願は32,000円分の収入印紙)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。法科大学院や予備試験の学習を土台に、独力で答案練習を続けられる人向け
- 勉強時間3,000〜8,000時間を、受験資格の5年の期限を見据えて配分できる
- 基本書と過去問、答練を軸に自分のペースで積み上げられる
通信講座が向いている人
- 論文式の答案の書き方や、科目横断の理解を体系立てて仕上げたい
- 受験資格取得から本試験までの長い学習を、進捗管理込みで支えてほしい
司法試験は受験資格(法科大学院修了 or 予備試験合格)を得ること自体が大きな関門です。講座選びの前に、まずどちらのルートで受験資格を得るかを決めると、必要な学習の全体像がはっきりします。
編集部の見解
司法試験の合格率(42.9%)を他の資格と横に並べて読まないでください。この数字は、選抜が終わったあとの集団を分母にしています
平均合格率の低い順に並べると、司法試験は54番目に来ます。母集団の真ん中より下、つまり合格率だけ見れば易しい側に置かれます。それでもスコアは72.0で、順位は7位。すぐ上が司法書士(72.9)、すぐ下が弁理士(71.9)です。矛盾に見えるので、上のスコア内訳バーを見てください。この試験でスコアを作っているのは合格率ではなく勉強時間の寄与で、合格率の寄与はそれを下回ります。ほかの難関資格とは寄与の並びが逆です。上の注意書きにあるとおり、受験できるのは法科大学院修了者・予備試験合格者など、すでに選抜を通過した層だけだからです。合格率の分母が違うものを、同じ列に並べて比べることはできません。
上の選抜の型の図では、司法試験は「入口で絞る」の区画に入ります。誰でも受けられて本番で落とす資格とは反対側です。ただしここで当サイトの式の限界を先に言っておきます。入口の重さは4段階の区分でしか測っていないので、法科大学院に2〜3年通うことと、予備試験(76.1)に受かることの差が、点数の上では区別されません。区分が同じなら同じ点になります。だから司法試験のスコアは、この試験の当日の重さを表してはいても、法曹になるまでの総量は表していません。予備試験のスコアと司法試験のスコアを足しても引いても、その総量は出てきません。2つは並ぶ選択肢ではなく、直列につながった段です。
上の合格率の推移表は、古い回がいちばん高く、新しい回がいちばん低い並びになっています。当サイトのスコアは3回の平均なので、いま出ている値は高かった回を含んだ数字です。この向きが続けば、スコアは上がる側へ動きます。ただし表の3行から言えるのはここまでで、原因までは書けません。合格者数と受験者数のどちらがどう動いたかは、上の推移表の各行にある出典の資料で確かめてください。
計画は「1年」ではなく「持ち時間の何回目に本命を置くか」で組みます。上の受験資格の欄のとおり、受験できるのは資格を得たあと最初の4月1日から5年間です。試験は年1回・7月の4日間で、中日を挟んで論文式3日と短答式1日。落ちれば次は12か月後なので、5年の枠に入る回数は限られます。最初にやる作業は教材選びではなく、自分の5年がいつ始まる(始まった)かを確定させることです。在学中受験の認定を使う人は起点が前へ動くので、同じ学年でも残り回数が変わります。
この試験そのものは、選ぶ対象ではありません。法曹になると決めた人が必ず通る1本道で、受けるかどうかを迷う余地がないからです。判断が要るのは入口の側、法科大学院を経由するか予備試験で受験資格を取るかの選択で、時間も費用もそこで決まります。したがって、このページの数字を見て決められることは実質ありません。比べるべき2つは法科大学院と予備試験で、当サイトに置いているのは後者のページです。勧めない読み方は1つだけで、合格率の高さを見て「この帯なら届く」と判断することです。その帯に立っている人は、すでに一度選抜を通っています。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「分母が選抜済み」の根拠は、上の注意書き(受験できるのは法科大学院修了者・予備試験合格者などに限られる旨/出典: 法務省)と、上の受験資格の欄
- 「寄与の並びが逆」の根拠は、上のスコア内訳バーにおける合格率の寄与と勉強時間の寄与の大小(当サイトの算出式・合格率0.45/勉強時間0.35/受験資格0.20の加重は算出式ページで公開)
- 「入口で絞る区画」の根拠は、上の選抜の型の図(本番の重さ=合格率スコア、入口の重さ=受験資格スコアの2軸としきい値。算出式ページで公開)
- 「入口の中身の差は点に出ない」の根拠は、受験資格スコアが4段階の区分値である当サイトの算出式(算出式ページの段階表)と、上の受験資格の欄にある2つのルートの記述(出典: 法務省)
- 「推移の向き」の根拠は、上の合格率の推移表の並びと、スコアが直近3回の平均を使う算出式(出典: 法務省)
- 「持ち時間は5年」「年1回・4日間」の根拠は、上の受験資格の欄と試験日程(出典: 法務省)
よくある質問
司法試験に受験資格はありますか?
あります。法科大学院の課程を修了するか、司法試験予備試験に合格することが必要です(令和5年からは法科大学院在学中に所定の認定を受けての受験も可能)。受験できる期間は受験資格を得てから5年間です(出典: 法務省)。いずれのルートでも、受験資格を得るまでの負担が非常に重い試験です。
司法試験の合格率は?
令和7年は受験3,837人中1,581人が合格し、合格率は41.2%でした(出典: 法務省)。令和6年42.1%・令和5年45.3%と、近年は40%台です。ただし受験できるのは法科大学院修了者・予備試験合格者など、すでに厳しい選抜を通過した層に限られるため、数字ほど易しい試験ではありません。
司法試験の合格に必要な勉強時間は?
3,000〜8,000時間が目安です(出典: アガルート)。これは法律学習ゼロから合格までの総量で、個人差が大きい水準です。法科大学院や予備試験の学習と地続きで、数年をかけて積み上げます。「必ず受かる」とは言えず、受験資格を得る段階から長い準備が要ります。
難易度スコア72.0は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中7位で、最難関の帯です。合格率は40%台と一見高めですが、母集団が法科大学院修了者・予備試験合格者に絞られ、勉強時間3,000〜8,000時間と受験資格の重さがスコアを押し上げています。誰でも受けられる予備試験(76.1)とは受験資格の点で対照的です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
司法試験はいつ・どんな日程ですか?
年1回・7月に、4日間の日程で実施されます(出典: 法務省)。中日を挟んで論文式が3日、短答式が1日です。合格すると司法修習を経て、法曹(裁判官・検察官・弁護士)への道に進みます。受験資格の5年の期限内に合格を目指す設計になっています。
司法試験の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値65.4です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
司法試験に独占業務はありますか?
ありません。司法試験は資格ではなく試験です。業務独占(弁護士法72条)は、合格後に司法修習を経て登録する弁護士の資格に属します。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
司法試験と他の資格の難易度比較
出典