直近合格率(平均)
58.4%
勉強時間の目安
150〜450h
受験料
19,370円
注意
合格率は近年の出題・制度変更で大きく上昇した(第35回44.2%→第36回58.1%→第37回56.3%→第38回60.7%)。それ以前は30%前後で推移していた。18科目群すべてで得点が必要で、無得点科目群があると不合格になる
社会福祉士の偏差値(難易度スコア換算)
社会福祉士の偏差値は44.9です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
社会福祉士の独占業務・設置義務(根拠条文)
社会福祉士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 名称独占 | 社会福祉士の名称 | 社会福祉士及び介護福祉士法第48条第1項 |
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第38回・令和7年度(受験25,430/合格15,438) | 60.7% |
| 第37回・令和6年度(受験27,616/合格15,561) | 56.3% |
| 第36回・令和5年度(受験34,539/合格20,050) | 58.1% |
図|社会福祉士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
社会福祉士の合格基準(総得点(129点)・現行課程)は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した2回では満点の 38.8%から48.1%の範囲で動いており、 直近の第38回(令和7年度)は総得点129点に対し、得点50点以上でした (出典: 社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験の合格基準及び正答について」(回ごとの公表資料))。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
150〜450時間が目安です(出典: アガルート/ユーキャン(目安約300時間・合格者の勉強時間は150〜450時間が中心))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 4.9〜14.8ヶ月 | 150〜450日 |
| 2時間 | 2.5〜7.4ヶ月 | 75〜225日 |
| 3時間 | 1.6〜4.9ヶ月 | 50〜150日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。社会福祉士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。福祉系大学等(指定科目履修)・短期養成施設・一般養成施設のいずれかの修了が必要。ルートにより相談援助の実務経験が求められる場合もある(出典: 社会福祉振興・試験センター)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
社会福祉士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、社会福祉士は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア41.6、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|社会福祉士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。筆記試験は2月上旬(第38回は令和8年2月1日)
受験料
19,370円 (社会福祉士のみ受験の場合。精神保健福祉士との同時受験や共通科目免除では異なる)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。18科目群のテキストと過去問を独力で周回できる人向け
- 勉強時間150〜450時間を、2月の筆記試験まで自分で配分できる
- 相談援助の現場経験があり科目内容に土地勘がある人は、独学と相性がよい
通信講座が向いている人
- 18科目群と広く、無得点科目群を作れない試験で、範囲の優先順位づけを仕組みに任せたい
- 働きながらの受験で、半年前後の学習ペース管理を外部に支えてほしい
社会福祉士は科目数が多く苦手分野を残せない試験なので、講座選びの前に「2月の筆記までに何時間確保できるか」と「苦手科目があるか」を整理すると判断しやすくなります。
編集部の見解
社会福祉士のスコアは、合格率が跳ね上がったあとの3回だけで作られています。古い評判のまま重さを見積もると外します
上のスコア内訳と合格率の推移表を並べて見てください。当サイトは直近3回の平均を合格率スコアに使いますが、この資格ではその3回が全部、出題の見直しが効いたあとの回でそろっています。平均は58.4%。一方で上の注意書きには、スコアに入っていない回の水準まで書いてあります。表に出ている数字と、注意書きに書いてある数字が、別の時代を指している。スコアは47.9で53位、すぐ上が国内旅行業務取扱管理者(49.4)、すぐ下がキャリアコンサルタント(47.2)です。この位置は見直し後の社会福祉士試験の位置であって、この資格が長く置かれていた位置ではありません。
その差は、型の判定にまで届きます。上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図で、いまのこの試験は入口側にだけ印がつきます。当サイトが本番で絞るとみなす線は合格率スコア70以上、つまり平均合格率30%以下です(算出式ページで公開)。上の注意書きにある見直し前の水準は、その線のすぐ際にあります。出題の見直しひとつで、資格の性格が図の上を動いた。算出式ページには「境目付近の資格を型だけで判断しないでください」と書いていますが、その注意がいちばん当てはまるのがこのページです。
合格率が上がっても動いていない部分もあります。上の注意書きの後半、18科目群すべてで得点が必要で、無得点の科目群があるとそれだけで不合格になるという条件です。表の合格率は「総得点が届いた人の割合」ではなく、「総得点と全科目群を同時にそろえた人の割合」。だから、通る割合がどれだけ上がっても、捨て科目を作る戦い方はこの試験では成立しません。勉強時間150〜450時間の割り振りは、範囲を狭める方向ではなく、薄くても全部に触る方向で決めてください。
始める前にもうひとつ決めることがあります。精神保健福祉士のページを開いて、共通科目をどう扱うかです。上の受験料の欄の注記が「精神保健福祉士との同時受験や共通科目免除では異なる」と断っているとおり、単独で受けるか2つ並べて受けるかで、払う額も学習の総量も変わります。年1回・2月上旬なので、この判断を出願の直前に持ち込むと選び直しがききません。社会福祉士を単独で取ると決まっているなら、上の受験資格の欄に戻ってください。合格率が動いても、養成課程という入口はそのまま残っています。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアに入っている3回が見直し後だけ」の根拠は、上の合格率の推移表と上の注意書き(見直しの前後で水準が変わった経緯と、スコアに入っていない回の水準まで記載/出典: 厚生労働省・社会福祉振興・試験センター)、および直近3回の平均を合格率スコアにする当サイトの算出式(算出式ページで公開)
- 「型の判定が線の際で分かれる」の根拠は、上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図と、算出式ページで公開している判定の線(本番で絞る=合格率スコア70以上=平均合格率30%以下/入口で絞る=受験資格スコア40以上)、および同ページの但し書き(境目付近の資格を型だけで判断しない)
- 「無得点の科目群があると不合格」の根拠は、上の注意書き(18科目群すべてで得点が必要/出典: 社会福祉振興・試験センター)
- 「同時受験・免除で払う額と学習量が変わる」の根拠は、上の受験料の欄の注記(社会福祉士のみ受験の場合の額/出典: 厚生労働省)と、精神保健福祉士ページの受験料・受験資格の欄
- 「入口は養成課程」の根拠は、上の受験資格の欄(福祉系大学等の指定科目履修・短期養成施設・一般養成施設のいずれかの修了/出典: 社会福祉振興・試験センター)と、上の試験日程(年1回・2月上旬/出典: 厚生労働省)
よくある質問
社会福祉士国家試験に受験資格はありますか?
あります。福祉系大学等で指定科目を修めるか、短期養成施設・一般養成施設を修了するなど、いずれかのルートを満たす必要があります(出典: 社会福祉振興・試験センター)。ルートによっては相談援助の実務経験も求められます。誰でも受けられる試験ではなく、受験資格を整えるところから始まります。
社会福祉士国家試験の合格率は?上がったと聞きました
第38回(令和7年度)は受験25,430人中15,438人が合格し、合格率60.7%でした(出典: 厚生労働省)。第37回56.3%・第36回58.1%と、直近は5〜6割です。第35回44.2%までは30〜40%台で、出題の見直しで大きく上がりました。過去の低い合格率のイメージとは変わっています。
社会福祉士の合格に必要な勉強時間は?
目安は約300時間で、合格者の勉強時間は150〜450時間に分布します(出典: アガルート/ユーキャン)。1日2時間なら約5か月、1日1時間なら10か月ほどです。18科目群すべてで最低1点が必要なため、範囲を絞らず全体を薄く固める学習が向いています。
難易度スコア47.9は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中53位です。合格率が5〜6割(平均58.4%)と高めのため、勉強時間150〜450時間や受験資格の要件があってもスコアは中位に収まります。同じ福祉系でもケアマネ(66.0)より低く、宅建(59.0)に近い帯です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
社会福祉士試験はいつ・どんな形式ですか?
年1回、2月上旬の筆記試験です(第38回は令和8年2月1日・出典: 厚生労働省)。マークシート方式で、複数の科目群から幅広く出題されます。1つの科目群でも0点があるとそれだけで不合格になるため、苦手分野を作らない対策が要になります。
社会福祉士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値44.9です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
社会福祉士に独占業務はありますか?
業務独占の規定は確認できませんでした。社会福祉士の名称(社会福祉士及び介護福祉士法第48条第1項)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
社会福祉士と他の資格の難易度比較
出典