直近合格率(平均)
73.1%
勉強時間の目安
200〜400h
受験料
24,140円
注意
合格率は7〜8割で福祉系国家資格の中では高め(第26回70.4%・第27回70.7%・第28回78.2%。出典: 社会福祉振興・試験センターの合格発表資料)。ただし受験資格に保健福祉系の養成課程が必要で、母集団が福祉系の学習者に絞られている。社会福祉士と共通科目があり、同時受験や科目免除の制度がある。第27回から教育課程が変わり、出題が163問から132問になった
精神保健福祉士の偏差値(難易度スコア換算)
精神保健福祉士の偏差値は39.5です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
精神保健福祉士の独占業務・設置義務(根拠条文)
精神保健福祉士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 名称独占 | 精神保健福祉士の名称 | 精神保健福祉士法第42条 |
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第28回・令和7年度(受験7,107/合格5,558) | 78.2% |
| 第27回・令和6年度(受験6,642/合格4,694) | 70.7% |
| 第26回・令和5年度(受験6,978/合格4,911) | 70.4% |
図|精神保健福祉士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
精神保健福祉士の合格基準(総得点(132点)・現行課程)は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した2回では満点の 47%から53%の範囲で動いており、 直近の第28回(令和7年度)は総得点132点に対し、得点62点以上でした (出典: 社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士国家試験の合格基準及び正答について」(回ごとの公表資料))。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
200〜400時間が目安です(出典: 予備校公表値(目安約300時間・社会福祉士と同程度))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜13.2ヶ月 | 200〜400日 |
| 2時間 | 3.3〜6.6ヶ月 | 100〜200日 |
| 3時間 | 2.2〜4.4ヶ月 | 67〜134日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。精神保健福祉士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。保健福祉系大学等(指定科目履修)・短期養成施設・一般養成施設のいずれかの修了が必要。ルートにより相談援助の実務経験も求められる(出典: 社会福祉振興・試験センター)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
精神保健福祉士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、精神保健福祉士は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア26.9、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|精神保健福祉士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。筆記試験は1月末から2月上旬の土日2日間(第28回は令和8年1月31日・2月1日)
受験料
24,140円 (精神保健福祉士のみ受験の場合。社会福祉士との同時受験や共通科目免除では異なる)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。共通科目と専門科目を独力で周回できる人向け
- 勉強時間200〜400時間を、1月末から2月の筆記まで自分で配分できる
- 社会福祉士と同時受験するなら、共通科目を一度の学習でまとめて対策できる
通信講座が向いている人
- 精神保健福祉の専門科目や、共通科目の広い範囲を効率よく押さえたい
- 社会福祉士との同時受験や科目免除をどう使うか、戦略づくりを仕組みに任せたい
精神保健福祉士は社会福祉士と共通科目があり、同時受験や免除の使い方で学習量が変わります。講座選びの前に、まず社会福祉士も目指すのかを決めると、対策の全体像がはっきりします。
編集部の見解
精神保健福祉士のスコアで最も長い帯は、社会福祉士と同じ資料から来ています。この資格だけを測った数字ではありません
上のスコア内訳を開いてください。3本の帯のうち、点をいちばん多く運んでいるのは勉強時間です。そして上の勉強時間の欄の出典表記を読むと、そこには社会福祉士と同程度と書いてあり、リンク先も社会福祉士の対策記事と同じものを指しています。スコアの主成分は、この資格を単独で測った値ではありません。当サイトは勉強時間の一次出典が取れない資格のスコアを出しませんが、この資格は別の資格の目安を当てた状態で算出されています。出典なしとスコア算出の中間にあたる置き方で、式の弱いところです。41.6という数字と64位という位置(すぐ上が消防設備士乙6(42.4)、すぐ下がITパスポート(41.4)です)は、そのうえで読んでください。
同じことが、2つの資格を足し算するときにも効きます。上の受験資格の欄と注意書きにあるとおり、この試験は社会福祉士と共通科目を持ち、同時受験も科目免除もできます。ところが当サイトは2つの資格を独立に採点するので、共通する学習が2ページに二重で計上されます。両方を狙う人が実際に負う量は、2ページのスコアを足したものより小さくなります。社会福祉士のページと並べて合計の重さを出す使い方はできません。先に単独か同時かを決めて、時間の見積もりを1本にまとめてください。
その判断に要る数字のうち、当サイトが持っていないものもはっきりさせておきます。上の受験料の欄は精神保健福祉士のみ受験の場合の額で、注記が同時受験や共通科目免除では異なると断っています。その別の額は当サイトの表に入っていません。日程も同じで、上の試験日程に出ているのは筆記の期間だけです。社会福祉士の筆記の日は、この資格の2日間のうち2日目と重なります。金額と時間割の最終確認は、試験センターの受験の手引でしてください。ここに推測の数字は置きません。
向き先はこう分かれます。精神保健福祉の領域で働く席に就くつもりで、上の受験資格の欄にある養成課程のどれかに乗れるなら、この試験は年1回・冬の2日間に寄せて組めます。合格率は上の推移表とレンジバーのとおりで、直近の回で一段上がりました。ただし基準点は試験のあとに決まる値なので、当たり年を待つ組み方はできません。福祉系の資格をもう1枚という動機で社会福祉士に足すつもりなら、先に上の受験資格の欄を見てください。共通科目が重なっているのは学習の話で、受験資格までは共通ではありません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「点をいちばん多く運んでいるのが勉強時間」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)
- 「その勉強時間が社会福祉士と同じ資料から来ている」の根拠は、上の勉強時間の欄の出典表記(予備校公表値・目安約300時間・社会福祉士と同程度)と、社会福祉士ページの勉強時間の欄が同じ出典URLを指していること
- 「共通科目があり同時受験・免除ができる」の根拠は、上の注意書きと上の受験資格の欄(出典: 社会福祉振興・試験センター)
- 「同時受験のときの額が表にない」の根拠は、上の受験料の欄の注記(精神保健福祉士のみ受験の場合の額/出典: 厚生労働省)
- 「筆記の日が社会福祉士と重なる」の根拠は、上の試験日程と社会福祉士ページの試験日程(第28回は令和8年1月31日・2月1日、社会福祉士の第38回は令和8年2月1日/出典: 社会福祉振興・試験センター)
- 「合格率が直近の回で一段上がった」の根拠は、上の合格率の推移表と上の合格率のレンジバー(振れ幅と、振れ幅を算出できた資格の中央値を併記/出典: 社会福祉振興・試験センター)
よくある質問
精神保健福祉士国家試験に受験資格はありますか?
あります。保健福祉系大学等で指定科目を修めるか、短期養成施設・一般養成施設を修了するなど、いずれかのルートを満たす必要があります(出典: 社会福祉振興・試験センター)。ルートによっては相談援助の実務経験も求められます。社会福祉士と共通する科目が多く、両方を目指す人もいます。
精神保健福祉士国家試験の合格率は?
第28回(令和7年度)は受験7,107人中5,558人が合格し、合格率78.2%でした(出典: 社会福祉振興・試験センター)。第26回70.4%・第27回70.7%と7割台が続いたあと、第28回で8割近くまで上がりました。福祉系の国家資格の中では高めですが、これは受験資格(養成課程)を満たした人の中での数字です。
精神保健福祉士の合格に必要な勉強時間は?
目安は約200〜400時間で、社会福祉士と同程度です(出典: 予備校公表値)。1日2時間なら数か月の分量です。精神保健福祉の専門科目に加え、社会福祉士と共通する科目も出題されます。共通科目免除の制度を使えるかで、必要な学習量が変わります。
難易度スコア41.6は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中64位です。合格率が7〜8割(平均73.1%)と高めのため、受験資格の要件があってもスコアは中位に収まります。社会福祉士(47.9)に近い帯です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
精神保健福祉士試験はいつ・社会福祉士と一緒に受けられますか?
年1回、1月末から2月上旬の土日2日間の筆記試験です(出典: 社会福祉振興・試験センター)。社会福祉士と共通科目があり、同じ時期に両方を同時受験することも、片方の合格者が共通科目の免除を受けることもできます。専門は精神保健福祉の分野で、精神科医療や地域の相談支援に関わる知識が問われます。
精神保健福祉士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値39.5です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
精神保健福祉士に独占業務はありますか?
業務独占の規定は確認できませんでした。精神保健福祉士の名称(精神保健福祉士法第42条)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
精神保健福祉士と他の資格の難易度比較
出典