直近合格率(平均)
88.7%
勉強時間の目安
200〜350h
受験料
5,400円
注意
合格率は例年90%前後だが、受験資格に3〜4年の看護師養成課程が必要で、母集団が看護学生等に絞られている。新卒者の合格率は95%前後と高く、既卒者は3〜4割と大きな差がある
看護師の偏差値(難易度スコア換算)
看護師の偏差値は33.3です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
看護師の独占業務・設置義務(根拠条文)
看護師について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 療養上の世話・診療の補助 | 保健師助産師看護師法第31条第1項 |
| 名称独占 | 看護師の名称 | 保健師助産師看護師法第42条の3第3項 |
| 必置(設置義務) | 病院への員数配置 | 医療法第21条第1項第1号 |
- 保健師助産師看護師法第31条第1項: 医師法などに基づく場合は除外されます。保健師と助産師は、同条2項によりこの業務を行えます。
- 医療法第21条第1項第1号: 看護師の員数は都道府県の条例・省令基準に委任。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第115回・令和8年(受験59,614/合格52,666) | 88.3% |
| 第114回・令和7年(受験63,131/合格56,906) | 90.1% |
| 第113回・令和6年(受験63,301/合格55,557) | 87.8% |
図|看護師の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
200〜350時間が目安です(出典: 予備校公表値(最終学年からの国試対策の目安・看護師養成課程での学習は別))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜11.5ヶ月 | 200〜350日 |
| 2時間 | 3.3〜5.8ヶ月 | 100〜175日 |
| 3時間 | 2.2〜3.8ヶ月 | 67〜117日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。看護師が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。文部科学大臣指定の学校・厚生労働大臣指定の看護師養成所(大学・短大・専門学校など3〜4年)を卒業(見込み含む)することが必要(出典: 厚生労働省)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
看護師は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、看護師は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア11.3、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|看護師の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・2月中旬(第115回は令和8年2月15日)
受験料
5,400円 (収入印紙で納付)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。養成校の学習に加え、過去問と必修問題を独力で反復できる人向け
- 最終学年からの200〜350時間を、2月の試験まで自分で配分できる
- 学校の国試対策や模試を軸に、独学でも合格ラインを狙える
通信講座が向いている人
- 必修問題の取りこぼしを防ぎ、苦手分野を効率よく底上げしたい
- 働きながら受験する既卒者などが、限られた時間で対策を仕組みに任せたい
看護師は必修問題の取りこぼしが不合格に直結します。講座選びの前に、まず模試で必修の正答率を確認すると、独学で足りるか対策が要るかの判断がしやすくなります。
編集部の見解
看護師のスコアが下の帯に出るのは、この式が仕事の重さを測っていないからです。内訳を開けば、何が入っていないか見えます
スコアを算出できる76資格の中で71位で、すぐ上が第一種電気工事士(38.4)、すぐ下が第二種電気工事士(32.4)です。周りの顔ぶれを見て式がおかしいと思ったら、先に上のスコア内訳バーを開いてください。看護師のスコアで最も長いのは勉強時間の帯で、合格率の帯がいちばん短く出ます。点数の大部分は「国試対策に何時間かかるか」から来ています。
その勉強時間が何を指しているかは、上の勉強時間の欄の出典に書いてあります。最終学年からの国試対策の目安で、看護師養成課程での学習は別、と断ってあります。スコアの主成分は3〜4年の課程ではなく、最後の追い込みの部分だという意味です。課程そのものは受験資格の帯に入りますが、当サイトの受験資格スコアは段階表の値を当てるだけなので、3〜4年通うことも数か月の指定講習を修めることも同じ点に丸められます(算出式ページで公開している弱点です)。医療系はスコアが出ない資格が多く、看護師は内訳を実際に開いて確かめられる側にあります。何が測られていないかを、点数ではなく帯の形で見てください。
合格率も同じ読み方をします。スコアを算出できる76資格を平均合格率の低い順に並べると、看護師は76番目に来ます。この母集団では通りやすい側の端に近く、平均は88.7%。ただし上の注意書きが、その平均の中身を新卒と既卒に割っています。年1回・2月中旬なので、既卒に回ると次の機会は翌年の同じ月です。もうひとつ、看護師の合格は自分の免許だけの話で終わりません。保健師・助産師の免許にも看護師国家試験の合格が要ります(各ページの受験資格の欄・保健師助産師看護師法第7条)。同じ2月に並ぶ3つの試験のうち、土台になっているのはこれです。
上の独占業務・設置義務の表を見てください。業務独占(保健師助産師看護師法第31条第1項)・名称独占(同第42条の3第3項)・必置(医療法第21条第1項第1号)の3つが同時に載っています。算出式ページの囲い込み強度は、この3つが揃うと満点になる式で、揃う資格は数えるほどしかありません。医師・薬剤師・助産師と同じ段です。同じ段にいる薬剤師(50.1)もスコアが出ますが、やはりランキングの上半分にはいません。医師と助産師は勉強時間の一次出典が取れず、スコア自体が出ません。当サイトが囲い込み強度を難易度スコアと別に算出しているのは、この食い違いを1つの点数に潰さないためです。
この資格を「取りやすい国家資格」として候補に入れるなら、スコアの位置ではなく上の受験資格の欄を先に見てください。指定された学校・養成所を3〜4年かけて出るほかに受験の道はなく、ランキングの下の帯にいることは入口の軽さを意味しません。逆に、養成課程に進むと決めている人には、この内訳がそのまま使えます。スコアの主成分が最終学年の国試対策だということは、対策の主戦場もそこだという意味です。上の推移表が示す水準は課程を修めた人の中での水準で、そこへ届くまでの3〜4年は表のどこにも出てきません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアの主成分が勉強時間」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)
- 「その勉強時間が最終学年の国試対策」の根拠は、上の勉強時間の欄の出典表記(最終学年からの国試対策の目安・看護師養成課程での学習は別/予備校公表値)
- 「3〜4年の課程が段階表に丸められる」の根拠は、受験資格スコアの段階表(0/40/70/100の4段階・算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄(出典: 厚生労働省)
- 「平均の中身が割れる」の根拠は、上の合格率の推移表と上の注意書き(新卒と既卒の差/出典: 厚生労働省)、および上の試験日程(年1回・2月中旬)
- 「看護師の合格が保健師・助産師の免許の前提」の根拠は、保健師ページ・助産師ページの受験資格の欄(保健師助産師看護師法第7条/出典: 厚生労働省)
- 「3つの独占規定が揃う」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表(保健師助産師看護師法第31条第1項・第42条の3第3項/医療法第21条第1項第1号/条文本文と機械照合済み)と、算出式ページの囲い込み強度の配点・分布
よくある質問
看護師国家試験に受験資格はありますか?
あります。文部科学大臣が指定した学校や、厚生労働大臣が指定した看護師養成所(大学・短大・専門学校など3〜4年)を卒業(見込み含む)することが必要です(出典: 厚生労働省)。実務経験だけでは受験できず、まず養成課程を修めることが前提になります。
看護師国家試験の合格率は?
第115回(令和8年)は受験59,614人中52,666人が合格し、合格率88.3%でした(出典: 厚生労働省)。第114回90.1%・第113回87.8%と、例年9割前後です。ただし新卒者は95%前後と高く、既卒者は3〜4割にとどまり、差が大きい点に注意が必要です。
看護師国家試験の合格に必要な勉強時間は?
最終学年からの国試対策としては200〜350時間が一つの目安です(出典: 予備校公表値)。これは3〜4年の看護師養成課程での学習とは別で、多くの人は最終学年の春から本番までを1日数時間で積み上げます。過去問と必修問題の対策が得点に直結しやすい試験です。
難易度スコア34.3は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中71位です。合格率が9割前後(平均88.7%)と高いため、受験資格に養成課程が必要でもスコアは下位に収まります。ただしこの数字は3〜4年の看護学校を終えた人の中での合格率で、資格取得までの総負担は数字以上です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
看護師試験はいつ・どんな形式ですか?
年1回・2月中旬の筆記試験です(第115回は令和8年2月15日・出典: 厚生労働省)。必修問題と一般問題・状況設定問題で構成され、必修問題は8割以上の正答が必要です。必修を1問でも多く落とすと不合格に直結するため、取りこぼしを防ぐ対策が要になります。
看護師の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値33.3です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
看護師にしかできない仕事はありますか?
あります。療養上の世話・診療の補助(保健師助産師看護師法第31条第1項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。あわせて病院への員数配置(医療法第21条第1項第1号)の定めもあります。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
看護師と他の資格の難易度比較
出典