直近合格率(平均)
49.4%
勉強時間の目安
約60h
受験料
8,800円
注意
第二種免許で衛生管理者になれるのは、有害業務と関連の少ない情報通信業・金融保険業・卸売小売業など一定の業種の事業場に限られる(すべての業種をカバーするのは第一種免許。出典: 安全衛生技術試験協会)。受験資格は第一種と同じで労働衛生の実務経験が必要なため、合格率48〜50%台は受験資格を満たした受験者の中での数字。第一種より2〜3ポイント高いのは出題が有害業務を除く計30問(第一種は計44問)に絞られるためで、試験時間3時間・受験料8,800円は第一種と同じ
第二種衛生管理者の偏差値(難易度スコア換算)
第二種衛生管理者の偏差値は48.6です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
第二種衛生管理者の独占業務・設置義務(根拠条文)
第二種衛生管理者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-08-01)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 一定規模以上の事業場の衛生管理者選任(業種は限定) | 労働安全衛生法第12条第1項 |
- 労働安全衛生法第12条第1項: 対象は常時50人以上の事業場(安衛法施行令4条)。第二種衛生管理者免許も省令で定める資格の一つですが、選任できるのは有害業務と関連の少ない情報通信業・金融保険業・卸売小売業など一定の業種の事業場に限られます。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(受験40,653/合格19,796) | 48.7% |
| 令和6年度(受験39,262/合格19,546) | 49.8% |
| 令和5年度(受験37,061/合格18,374) | 49.6% |
図|第二種衛生管理者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
約60時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値。第二種はおおよそ60時間・勉強期間の目安は2か月程度。出典は幅を示していないため単一値で収録))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約2.0ヶ月 | 60日 |
| 2時間 | 約1.0ヶ月 | 30日 |
| 3時間 | 約0.7ヶ月 | 20日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。第二種衛生管理者が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。第一種と同一の要件で、大学・短大・高専卒業後1年以上、高校・中等教育学校卒業後3年以上、または実務経験のみなら10年以上の労働衛生の実務経験が必要(学歴により必要年数が異なる。出典: 安全衛生技術試験協会・第一種/第二種衛生管理者の受験資格)。受験申請には事業者証明書の添付が必要(区分: 一定の実務経験年数が必要)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
第二種衛生管理者は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、第二種衛生管理者は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア50.6、入口の重さ=受験資格スコア70)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|第二種衛生管理者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
全国9試験地(各安全衛生技術センター等)で通年・毎月複数回実施(第一種と同じ日程ページで公表)
受験料
8,800円 (非課税(試験手数料は消費税法により非課税)。各免許試験とも同額)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 勉強時間の目安60時間(出典つき)を、通年・毎月実施の試験日まで自分で割り振れる
- 出題が有害業務を除く30問に絞られるため、市販テキストと過去問の反復で範囲を一周しやすい
- 受験資格(実務経験と事業者証明書)をすでに満たしていて、あとは得点を積むだけの状態にある
通信講座が向いている人
- 労働生理や関係法令にはじめて触れ、60時間の目安に収まるよう範囲の優先順位を整理してほしい
- 働きながらの受験で、全国9試験地のどの日程に申し込むかを含めて進捗管理を仕組みに任せたい
- 将来的に特例第一種へ進む前提で、有害業務の範囲まで見据えた学習順を相談したい
第二種は選任できる業種が情報通信業・金融保険業・卸売小売業などに限られるため、講座選びの前に「勤務先の業種が第二種の対象か、第一種まで必要か」を先に決めると、学習範囲と期間が決まります。
編集部の見解
第二種衛生管理者は第一種の入門版ではありません。受験資格も受験料も試験時間も同じで、狭いのは使える業種だけです
上の受験資格の欄を読んでください。第一種とまったく同じ条件が並びます。学歴に応じた年数の労働衛生の実務経験が要り、申請には事業者証明書を添えます。上の受験料の欄と注意書きのとおり、手数料も試験時間も第一種と変わりません。違うのは出題数と、選任できる業種の範囲だけです。「二種なら誰でも受けられる」という前提で計画を立てると、勉強を始める前に止まります。上の図でも第二種は「入口で絞る」の区画に入っていて、位置を作っているのは受験資格スコアのほうです。
スコアは52.3、位置は45位で、すぐ上が電気通信主任技術者(52.7)、すぐ下が賃貸不動産経営管理士(52.0)です。第一種は54.3です。上のスコア内訳バーで両者を分解すると、受験資格の帯は同じ長さで並び、差は合格率と勉強時間のわずかな違いだけになります。上の推移表は直近3年度が狭い帯にそろい、上のレンジ帯もほとんど伸びません。回による当たり外れが小さく、準備した量がそのまま出る試験です。だからこの点差に意味を持たせないでください。決め手はスコアの外、免許が使える範囲のほうにあります。
この免許は持ち運べません。上の設置義務の表は労働安全衛生法第12条第1項で、事業者に衛生管理者の選任を義務づけています。対象は常時50人以上の事業場です。ただし表の注記のとおり、第二種免許で選任できるのは有害業務と関連の少ない情報通信業・金融保険業・卸売小売業など一定の業種の事業場に限られます。効き目が付いているのは本人ではなく勤務先の業種のほうで、いま情報通信業で足りていても、製造業や建設業へ移った先では選任されません。転職の可能性を勘定に入れるなら、第一種を選んでください。同じ受験資格・同じ受験料・同じ試験時間で、範囲だけが広がります。
それでも第二種から入る価値がある条件は、はっきり書けます。いまの勤務先が第二種の対象業種で、当面そこで働き、将来の選択肢だけ残したい。この3つがそろう場合です。上の注意書きにあるとおり、第二種免許を受けた人が第一種を受けるときは特例第一種衛生管理者免許試験になり、有害業務に係る範囲だけの出題に短縮されます。二種で積んだものは捨てずに済みます。条件が1つでも崩れるなら、二度受けるより一度で第一種を取るほうが手数が減ります。
始める順番は、勉強からではありません。実務経験は自分で証明できず、事業者証明書を会社に書いてもらう必要があります(上の受験資格の欄)。転職の直後や退職後に受けるなら、前の勤務先に依頼することになります。上の試験日程のとおり全国の試験地で通年・毎月複数回あり、落ちても翌月に打席が来ます。外から締め切りが来ない試験なので、先に受験日を1つ押さえ、同じ日に証明書の依頼を出してください。書類の往復で1か月落とす人が、この資格ではいちばん時間を無駄にします。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「受験資格・受験料・試験時間が第一種と同じ」の根拠は、上の受験資格の欄(第一種と同一の要件・事業者証明書の添付が必要/出典: 安全衛生技術試験協会)、上の受験料の欄、上の注意書き(試験時間3時間・受験料は第一種と同じ/出題は有害業務を除く計30問で第一種は計44問)
- 「入口で絞る区画に入る」の根拠は、上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図(横軸=合格率スコア・縦軸=受験資格スコア)と、2軸としきい値の定義を公開している算出式ページ
- 「点差に意味を持たせない」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重)と、第一種ページの同じ内訳。受験資格スコアは両者とも同じ区分で、差は合格率と勉強時間の目安の違いだけ
- 「回による当たり外れが小さい」の根拠は、上の合格率の推移表とレンジ帯(令和5〜7年度/出典: 安全衛生技術試験協会)、およびスコアが直近3回の平均を使う算出式
- 「持ち運べない」の根拠は、上の設置義務の表(労働安全衛生法第12条第1項=常時50人以上の事業場での選任義務。第二種免許で選任できるのは有害業務と関連の少ない一定の業種に限られると注記/条文本文と機械照合済み)
- 「二種から一種へ進むと短縮される」の根拠は、上の注意書きと上のFAQ(特例第一種衛生管理者免許試験は有害業務に係る範囲のみの計20問・2時間/出典: 安全衛生技術試験協会)、および上の試験日程(通年・毎月複数回)
よくある質問
第二種衛生管理者に受験資格はありますか?誰でも受けられますか?
誰でも受けられるわけではありません。受験資格は第一種とまったく同じで、大学・短大・高専の卒業後1年以上、高校・中等教育学校の卒業後3年以上、学歴を問わない場合は10年以上の労働衛生の実務経験が必要です(出典: 安全衛生技術試験協会・受験資格)。申請には事業者証明書の添付も要ります。「二種なら受験資格なし」と紹介されることがありますが、協会の受験資格表は第一種・第二種で1つしかなく、区分は分かれていません。実務経験を満たせない段階では、どちらの種別も申し込めません。
第二種衛生管理者の合格率は?第一種とどちらが受かりやすいですか?
直近3回は令和7年度48.7%・令和6年度49.8%・令和5年度49.6%で、3年平均49.4%です(出典: 安全衛生技術試験協会)。同じ3年で第一種は46.8%・46.3%・46.0%なので、第二種のほうが3ポイントほど高い水準で推移しています。ただし受験資格が同じで母集団の性質も近いため、差は出題範囲の広さによるものと読むのが自然です。どちらも受験者の半数前後が落ちています。
第二種の試験範囲は第一種とどう違いますか?
有害業務に関する出題があるかどうかが分かれ目です。第二種は「労働衛生(有害業務に係るものを除く)」10問・「関係法令(有害業務に係るものを除く)」10問・「労働生理」10問の計30問。第一種は有害業務に係る労働衛生と関係法令が加わって計44問になります(出典: 安全衛生技術試験協会・試験科目)。試験時間はどちらも3時間で同じなので、第二種は問題数が3分の2ほどに減るぶん1問あたりに使える時間が長くなります。勉強時間の目安が第二種60時間、第一種50〜100時間と差がつくのもこの範囲の違いが理由です。
第二種を取ると、どの会社でも衛生管理者になれますか?
なれません。第二種免許で衛生管理者に選任できるのは、有害業務と関連の少ない情報通信業・金融保険業・卸売小売業など一定の業種の事業場に限られます(出典: 安全衛生技術試験協会)。製造業・建設業・医療業などを含むすべての業種をカバーするのは第一種免許です。選任義務が生じるのは常時50人以上の労働者を使う事業場で、根拠は労働安全衛生法12条1項です。勤務先や転職先の業種が第二種の対象に入るかを先に確かめると、どちらを受けるかで迷いません。
第二種を取ってから第一種に進むこともできますか?
できます。第二種衛生管理者免許を受けた人が第一種を受験する場合は「特例第一種衛生管理者免許試験」になり、労働衛生(有害業務に係るものに限る)10問と関係法令(有害業務に係るものに限る)10問の計20問・2時間に短縮されます(出典: 安全衛生技術試験協会)。第二種で学んだ労働生理と有害業務以外の範囲を受け直さずに済む仕組みです。第二種52.3・第一種54.3というスコア差は、この上乗せ分の範囲を反映しています。
難易度スコア52.3は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中45位です。第一種衛生管理者(54.3)の下、賃貸不動産経営管理士(52.0)やエネルギー管理士(51.8)と近い帯にいます。合格率が49.4%と半数前後あり勉強時間も60時間と短い一方、労働衛生の実務経験という受験資格があるためスコアは中位に収まります。同じ安全衛生技術試験協会の試験でも、受験資格のない二級ボイラー技士(41.1)やエックス線作業主任者(39.7)とは10ポイント以上離れます。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
第二種衛生管理者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値48.6です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
第二種衛生管理者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。一定規模以上の事業場の衛生管理者選任(業種は限定)(労働安全衛生法第12条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-08-01)。
第二種衛生管理者と他の資格の難易度比較
出典
- 合格率(令和7年度(受験40,653/合格19,796))出典: 安全衛生技術試験協会(指定試験機関)(確認日 )
- 合格率(令和6年度(受験39,262/合格19,546))出典: 安全衛生技術試験協会(指定試験機関)(確認日 )
- 合格率(令和5年度(受験37,061/合格18,374))出典: 安全衛生技術試験協会(指定試験機関)(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値。第二種はおおよそ60時間・勉強期間の目安は2か月程度。出典は幅を示していないため単一値で収録)(確認日 )
- 受験料 出典: 安全衛生技術試験協会(指定試験機関)(確認日 )
- 試験日程 出典: 安全衛生技術試験協会(指定試験機関)(確認日 )