直近合格率(平均)
69.8%
勉強時間の目安
100〜200h
受験料
11,100円
注意
学科試験と技能試験の2段階制で、DBの合格率には最終段階に近い技能試験合格率を採用(電気技術者試験センター公表の全国合計・合格者数÷受験者数)。学科試験合格率は各回とも55〜60%前後で技能より低い。技能は学科合格者・免除者が対象のため母集団が異なる点に注意。passRatesは回次込みラベルで技能の直近3回(令和6年度下期・上期・令和5年度下期)を収録
第二種電気工事士の偏差値(難易度スコア換算)
第二種電気工事士(電工二種)の偏差値は31.7です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
第二種電気工事士の独占業務・設置義務(根拠条文)
第二種電気工事士(電工二種)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 一般用電気工作物等の電気工事 | 電気工事士法第3条第2項 |
- 電気工事士法第3条第2項: 保安上支障がないと認められる省令で定める作業は除外。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和6年度下期・技能(受験43,570/合格30,266) | 69.5% |
| 令和6年度上期・技能(受験50,668/合格35,949) | 71.0% |
| 令和5年度下期・技能(受験45,790/合格31,499) | 68.8% |
図|第二種電気工事士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
100〜200時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値。学科・技能あわせて100〜200時間程度))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜6.6ヶ月 | 100〜200日 |
| 2時間 | 1.6〜3.3ヶ月 | 50〜100日 |
| 3時間 | 1.1〜2.2ヶ月 | 34〜67日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。第二種電気工事士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。年齢や国籍を問わず、どなたでも受験できる(出典: 電気技術者試験センター・よくあるご質問)。実務経験・学歴・前提資格は不要(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
第二種電気工事士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、第二種電気工事士(電工二種)は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア30.2、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|第二種電気工事士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年2回(上期・下期)。各回とも学科試験(CBT方式・筆記方式から選択)ののち技能試験を実施。令和8年度上期の学科はCBT方式2026年4月23日〜6月7日・筆記方式5月24日
受験料
11,100円 (インターネット申込みの受験手数料(非課税)。書面申込みは12,500円。学科・技能を通した一括の手数料)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 勉強時間の目安100〜200時間(出典つき)を、年2回の試験日まで自分で割り振れる
- 市販テキストと過去問で学科を進め、技能は候補問題を工具で反復練習できる環境がある
- 受験資格がないぶん、思い立ったら次の回に申し込んで学習を始められる
通信講座が向いている人
- 電気がはじめてで、学科の出題範囲と技能の候補問題の全体像を早くつかんで100〜200時間にムダなく収めたい
- 工具の使い方や複線図の書き方など、技能試験の作業をひとりで練習することに不安がある
第二種電気工事士は技能試験で実際に配線する実技があるため、講座選びの前に「工具・練習材料をどう揃えて技能を練習するか」を先に決めると、学科と技能の時間配分が組み立てやすくなります。
編集部の見解
第二種電気工事士のスコアは低く出ます。合格率の欄が、2段階のうち後半だけを映しているからです
上の合格率の推移表に並んでいるのは技能試験の値です。上の注意書きのとおり、この試験は学科と技能の2段階で、学科の合格率は各回とも技能より低い水準にあります。技能を受けられるのは学科の合格者と免除者だけなので、母集団も違います。だから表の69.8%は「学科を通った人が技能で通る割合」であって、申し込んだ人が免状に届く割合ではありません。2つの割合を掛けて一巡の通過率を作ることもできません。母集団が違うものを掛けても、意味のある数字になりません。
この切り取りが、そのまま当サイトのスコア32.4に乗っています。同じ電気技術者試験センターが実施する電験三種(61.8)と並べると、ずれの向きが逆なのが分かります。電験三種の公表値は科目合格者を分子に入れないので実像より厳しい側へ、第二種電気工事士は最終段階だけを採るので緩い側へ寄る。どちらも公式の公表値をそのまま収録した結果で、当サイトが加工したわけではありません。同じ主催の2試験でも、公表値のどこを切り取るかでスコアの向きが変わる。2つのスコア差を、そのまま学習量の差として読まないでください。
位置は72位で、すぐ上が看護師(34.3)、すぐ下がFP3級(32.0)です。スコアの低いほうから数えて5番目です。それでも上の独占業務の表には電気工事士法第3条第2項があり、免状の交付を受けていない者が一般用電気工作物等に係る電気工事の作業に従事することを禁じています。スコアの下の帯で、仕事そのものが法律で囲われている資格はそう多くありません。軽く見えるのは、合格率の切り取りと、上の勉強時間の欄が短い目安を示していることの合わせ技です。資格の効き方はスコアの外にあります。
組み方は、学科と技能を別の準備として1枚の予定表に置くところから始めてください。上の試験日程のとおり年2回あり、学科はCBT方式の受験期間が数週間にわたるので、こちらで打席の日を選べます。技能はその後に置かれた別の関門で、上の推移表が映しているのはそちら側です。受験手数料は上の受験料の欄のとおり学科・技能を通した一括なので、1回の申込みで2段階ぶんを買っている形になります。技能まで通しきれなければ、その申込みは使い切れません。学科に受かった時点で手を止めない。表の数字が技能のものだという事実が、そのまま時間配分の指示になっています。
勧める相手ははっきりしています。住宅や小規模な店舗の電気工事に関わる人、これから関わる人です。上の条文が席そのものを作ります。逆に、受験資格が要らず勉強時間の目安も短いという理由だけで「取りやすい国家資格」として選ぶのは勧めません。技能でつまずくと、次の回は半年ほど先になります(上の試験日程)。上の受験資格の欄のとおり誰でも申し込めますが、申し込みやすさと通りやすさは別の話です。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「表の値は技能だけ」の根拠は、上の注意書き(DBの合格率は技能試験の全国合計・学科試験合格率は各回とも技能より低い・技能は学科合格者/免除者が対象で母集団が異なる/出典: 電気技術者試験センター)と、上の合格率の推移表
- 「切り取りの向きが逆」の根拠は、電験三種ページの注意書き(対受験者合格率=4科目合格者数÷受験者数)と上の注意書き。どちらも同じ試験センターの公表値をそのまま収録している
- 「スコアの下の帯で業務独占を持つ」の根拠は、上の独占業務の表(電気工事士法第3条第2項/条文本文と機械照合済み)、同じ算出式で出したスコアの順位、算出式ページの囲い込み強度の配点
- 「学科と技能を別の準備として置く」の根拠は、上の試験日程(年2回・学科はCBT方式と筆記方式から選択・CBTは受験期間が設定される/出典: 同)と、上の注意書きの2段階制
- 「1回の申込みで2段階ぶんを買っている」の根拠は、上の受験料の欄(学科・技能を通した一括の受験手数料/出典: 同)
よくある質問
第二種電気工事士(電工二種)に受験資格はありますか?誰でも受けられますか?
誰でも受けられます。年齢や国籍を問わず、実務経験・学歴・前提資格なしで申し込めます(出典: 電気技術者試験センター・よくあるご質問)。中学生・高校生が合格している回もあり、電気系の最初の一枚として選ばれてきました。受験のハードルが無いぶん、実技(技能試験)で手を動かす対策が要る点が特徴です。
第二種電気工事士の合格率は?学科と技能で違うと聞きました
学科試験と技能試験の2段階で、数字が分かれます。当サイトの合格率は最終段階に近い技能試験の全国合計を採用し、令和6年度下期69.5%・令和6年度上期71.0%・令和5年度下期68.8%(3回平均69.8%)です(出典: 電気技術者試験センター公表)。学科試験の合格率は各回55〜60%前後で技能より低めです(出典: 同)。技能は学科合格者・免除者だけが受けるため、母集団が学科とは異なります。
第二種電気工事士の勉強時間はどのくらい必要ですか?
100〜200時間が目安です(出典: アガルートアカデミー公表値)。学科と技能をあわせた時間で、1日1〜2時間なら2〜3か月で到達できる分量です。技能試験は指定された候補問題を実際に配線する試験なので、テキストの暗記だけでなく工具を使った作業練習の時間を勉強時間に含めて見積もると計画が崩れにくくなります。
難易度スコア32.4は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中72位で、当サイトの収録資格の中では取り組みやすい帯にいます。ITパスポート(41.4)や危険物乙4(45.4)より下です。技能試験の合格率が69.8%と高く、勉強時間も100〜200時間と短いためスコアは低めに出ます。ただし技能試験は実際に配線する実技で、暗記中心の試験とは対策の性質が違う点は数字に表れにくい要素です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
第二種電気工事士は年に何回受けられますか?
年2回(上期・下期)実施です(出典: 電気技術者試験センター)。各回とも学科試験に合格したのち技能試験を受ける流れで、学科はCBT方式と筆記方式から選べます。年1回の一発勝負ではないため、上期で学科を通しておき技能に集中する、といった回をまたいだ組み立てができます。
第二種電気工事士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値31.7です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
第二種電気工事士にしかできない仕事はありますか?
あります。一般用電気工作物等の電気工事(電気工事士法第3条第2項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
第二種電気工事士と他の資格の難易度比較
出典