直近合格率(平均)
27.3%
勉強時間の目安
100〜250h
受験料
12,000円
注意
令和3年度に国家資格化された比較的新しい資格。合格点(合格基準点)が回ごとに変動する(令和7年度は50問中38問・令和6年度は35問・令和5年度は36問)ため、合格率も年により振れる。合格率は令和7年度までの実績で、令和8年度試験(2026年11月15日)の結果は未実施のため含まない
賃貸不動産経営管理士の偏差値(難易度スコア換算)
賃貸不動産経営管理士の偏差値は48.4です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
賃貸不動産経営管理士の独占業務・設置義務(根拠条文)
賃貸不動産経営管理士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 営業所ごとの業務管理者の選任 | 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第12条第1項 |
- 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第12条第1項: 業務管理者の要件は施行規則14条が定めています。賃貸不動産経営管理士は、登録証明事業による証明を通じてこの要件を満たす代表的な経路です。ただし「賃貸不動産経営管理士」という資格名そのものは条文には出てきません。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 29.5% |
| 令和6年度 | 24.1% |
| 令和5年度 | 28.2% |
図|賃貸不動産経営管理士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
賃貸不動産経営管理士の合格基準(一般受験者(50問))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した6回では満点の 68%から80%の範囲で動いており、 直近の令和7年度は50問中38問以上正解した者でした (出典: 賃貸不動産経営管理士協議会「賃貸不動産経営管理士試験の概要」)。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
100〜250時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(通信講座公表値。不動産知識のある人約100時間・初学者独学200〜250時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜8.2ヶ月 | 100〜250日 |
| 2時間 | 1.6〜4.1ヶ月 | 50〜125日 |
| 3時間 | 1.1〜2.8ヶ月 | 34〜84日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。賃貸不動産経営管理士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。日本国内に居住していれば年齢・性別・学歴等に関係なく誰でも受験可(出典: 賃貸不動産経営管理士協議会・試験実施要領)(区分: 誰でも受験可)
同じ不動産分野には6件を収録していて、いずれも受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら不動産分野のデータ表が早く着きます。
賃貸不動産経営管理士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、賃貸不動産経営管理士は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア72.7、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|賃貸不動産経営管理士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・11月中旬の日曜。令和8年度は11月15日(日)13:00〜15:00(120分)。受験申込はWEBが2026年8月3日12:00〜9月30日23:59、郵送が2026年8月3日〜9月24日(当日消印有効)。合格発表は2026年12月24日(木)予定
受験料
12,000円 (令和8年度も同額。WEB申込はクレジット・コンビニ・PayPay、郵送申込は郵便局または銀行振込)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 宅建など不動産系の学習経験があり、民法・借地借家法の下地がある
- 勉強時間の目安100〜250時間(出典つき)を、年1回・11月の試験まで自分で管理できる
- 市販テキストと過去問で、年ごとに変わる合格点に振り回されず得点を積み上げられる
通信講座が向いている人
- はじめて不動産系の資格に挑戦し、出題範囲の全体像を短期間で掴みたい
- 5問免除の管理士講習とあわせ、11月の宅建・管理業務主任者との併願計画を効率よく組みたい
賃貸不動産経営管理士は合格点が回ごとに動く資格のため、ここでは独学・講座の向き不向きの判断材料だけを置いています。
編集部の見解
賃貸不動産経営管理士は、条文に資格名が出てこない国家資格。何が手に入るかを先に確かめてください
上の独占業務・設置義務の表を先に読んでください。載っているのは必置の1本だけで、賃貸住宅管理業法が求めているのは営業所ごとに業務管理者を選任することです。表の注記に書いたとおり、条文に出てくるのは「業務管理者」という役割の名前で、この資格の名称そのものではありません。賃貸不動産経営管理士は、その要件を満たす代表的な経路のひとつという位置づけです。だから「取れば独占業務が付く」という読み方はできません。効くのは、営業所に業務管理者を置かなければならない会社の中に自分がいるときだけです。
数字の読み方も1つ気をつける点があります。46位で、すぐ上が第二種衛生管理者(52.3)、すぐ下がエネ管(51.8)です。平均合格率は27.3%で、低い順に並べると37番目です。上のレンジバーの要約にあるとおり、振れ幅は中央値より大きい側にあります。理由は上の注意書きに書いてあります。合格基準点が回ごとに動くためです。ここから出てくる結論は1つで、目標点を固定できません。「あと何点で届く」という設計ができない試験なので、基準ぎりぎりを狙う組み方をしないでください。前回の基準点を今回の目標にすると、基準が上がった年にそのまま落ちます。
始める時期は、試験日ではなく申込の締切から逆算してください。上の試験日程のとおり年1回・11月中旬ですが、申込は夏のうちに締め切られます。学習を始めようと思う頃には、出願の窓が閉じているという順番になりがちです。上の期間表で1日に取れる時間の行を選び、11月から逆算した開始月を出したら、その前に申込期間を予定へ入れてください。目安の100〜250時間に幅があるのは、出典の内訳のとおり不動産の知識があるかどうかで変わるからです。宅建(59.0)の学習を通っている人は下端側に寄ります。同ページのよくある質問に書いた5問免除の講習を使うかどうかも、この時期までに決める必要があります。
向くのは、賃貸管理の会社で働いている人とこれから働く人です。営業所ごとに選任が要る側の会社なら、要件を満たす人が社内に何人いるかが実務の制約になります。宅建をすでに持っている人にとっては、上の期間表のとおり追加の学習量が軽い部類で、同じ秋に重ねやすい試験でもあります。勧めないのは、不動産に関わる予定がないまま「国家資格を1つ」という動機で選ぶ場合です。条文が与えているのは会社側の選任要件を満たす経路であって、個人の名称も業務も囲っていません。年1回で、落とせば次は12か月後です。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「条文に資格名が出てこない」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表とその注記(賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第12条第1項/条文本文と機械照合済み。業務管理者の要件は施行規則が定めており、この資格は要件を満たす代表的な経路である旨)
- 「入口で人を選ばない」の根拠は、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(区分=誰でも受験可/出典: 賃貸不動産経営管理士協議会)と、上の選抜の型の図の座標
- 「目標点を固定できない」の根拠は、上の注意書き(合格基準点が回ごとに変動する旨/出典: 賃貸不動産経営管理士協議会)と、上のレンジバーの要約(振れ幅と中央値の比較)
- 「申込は夏に締め切られる」の根拠は、上の試験日程(年1回・11月中旬、受験申込の受付期間つき/出典: 賃貸不動産経営管理士協議会)
- 「宅建の知識があると下端側」の根拠は、上の勉強時間の欄の内訳(不動産知識のある人と初学者で目安が分かれる旨/出典: アガルートアカデミー)と、上の期間表(目安を1日あたりの時間で割った算術)
よくある質問
賃貸不動産経営管理士に受験資格はありますか?
ありません。日本国内に居住していれば、年齢・性別・学歴に関係なく誰でも受験できます(出典: 賃貸不動産経営管理士協議会・公式)。令和3年度に国家資格化された比較的新しい資格で、宅建と同じく受験のハードルは設けられていません。
合格率が令和7年度29.5%・令和6年度24.1%・令和5年度28.2%とばらつくのはなぜですか?
合格点(合格基準点)が回ごとに動くためです。令和7年度は50問中38問、令和6年度は35問、令和5年度は36問が基準でした(出典: 賃貸不動産経営管理士協議会・公式)。合格者数を先に固定する相対評価に近い運用のため、1年分の合格率だけで難易度を判断せず、複数年の幅で見てください。
試験は年に何回、いつ実施されますか?令和8年度の申込期間は?
年1回、11月中旬の日曜だけです。令和8年度は2026年11月15日(日)13:00〜15:00の120分で実施され、受験申込はWEBが2026年8月3日12:00〜9月30日23:59、郵送が2026年8月3日〜9月24日(当日消印有効)です(出典: 賃貸不動産経営管理士協議会・令和8年度試験実施要領)。合格発表は2026年12月24日(木)の予定です(出典: 同)。随時受験の仕組みはないため、この日から逆算して学習開始時期を決めるのが基本です。5問免除の管理士講習を受けておくと、本試験が45問解答になります。
難易度スコア52.0は、他の不動産系資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中46位です。宅建(59.0)・マンション管理士(63.9)・管理業務主任者(57.3)はいずれも賃貸不動産経営管理士より上のスコアで、不動産系の中では取り組みやすい帯にいます。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標です。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
100〜250時間が目安です(出典: アガルートアカデミー公表値)。宅建など不動産の知識がある人は約100時間、初学者で独学の場合は200〜250時間が想定されています(出典: 同)。宅建(300〜400時間が目安)より短い時間で狙える点が、併願先として選ばれる理由です。
賃貸不動産経営管理士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値48.4です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
賃貸不動産経営管理士は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。営業所ごとの業務管理者の選任(賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第12条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典