注意
受験料・試験日程は都道府県により異なる。
- 合格率・受験者数は厚生労働省集計の全国計で、同一人の複数県受験を含む延べ人数。
- 令和7年度の全国集計は2026-07-04時点で未公表のため令和4〜6年度を収録
登録販売者の偏差値(難易度スコア換算)
登録販売者の偏差値は43.5です(スコアを算出できる77資格中58位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|登録販売者の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
登録販売者の独占業務・設置義務(根拠条文)
登録販売者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 店舗販売業の店舗管理者要件 | 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第28条第2項 |
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第28条第2項: 店舗管理者になれるのは薬剤師または登録販売者で、どちらかを満たせば要件を充たします。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
登録販売者を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している登録販売者の動画は1本(ショート1本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は44.9%。受かるのはおよそ10人に4人です。回ごとの値は下の表に。
図|登録販売者の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和6年度(全国計・延べ人数) | 46.7% |
| 令和5年度(全国計・延べ人数) | 43.7% |
| 令和4年度(全国計・延べ人数) | 44.4% |
図|登録販売者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は200〜300時間です。
図|登録販売者の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると38番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら3〜5か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜9.9ヶ月 | 200〜300日 |
| 2時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 3時間 | 2.2〜3.3ヶ月 | 67〜100日 |
出典: スタディング(通信講座公表値)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(登録販売者が選ばれた状態で開きます)。
登録販売者の試験の形式(一次出典)
実施主体は都道府県ですが、出題数・試験時間・合格基準は国の実施要領が配分まで指定しています。全体で120問・240分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験方法 | 筆記試験。真偽式や多肢選択式など、正誤が客観的に判別できる方法で出題する |
| 試験項目と出題数・配分時間 | 医薬品に共通する特性と基本的な知識20問(40分)、人体の働きと医薬品20問(40分)、主な医薬品とその作用40問(80分)、薬事関係法規・制度20問(40分)、医薬品の適正使用・安全対策20問(40分) |
| 合計 | 120問・240分 |
| 合格基準 | 総出題数に対して7割程度の正答で、かつ各試験項目ごとに都道府県知事が定める一定割合以上の正答 |
| 実施回数 | 少なくとも年1回以上、定期的に実施する |
| 出題範囲 | 別途通知する「試験問題作成の手引き」から出題。手引きは原則として年1回改訂される |
5項目のうち「主な医薬品とその作用」だけが40問・80分と、他の項目の2倍の枠を取っています。実施要領には、都道府県知事が試験の施行を公告した後に手引きが改訂された場合、その改訂部分からは出題しないとも書かれています。試験問題と正答、合格基準は試験実施後に公表されます。
出典: 厚生労働省「登録販売者試験の実施について」(平成19年8月8日薬食総発第0808001号)別添・登録販売者試験実施要領 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
平成27年4月施行の制度改正で学歴・実務経験等の受験資格を撤廃(誰でも受験可)。(区分: 誰でも受験可)
ただし合格後に店舗管理者等になるには別途実務経験が必要(東京都保健医療局の制度改正ページで確認)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
登録販売者は入口と本番のどちらで絞る試験か
登録販売者は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア55.1)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|登録販売者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
都道府県ごとに実施(試験日は都道府県・ブロックにより異なる)
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。
受験料
都道府県により異なる(全国統一額なし)
都道府県により金額が異なる(全国統一額なし)。受験する都道府県の受験案内で確認すること
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格が撤廃されており、200〜300時間の目安を確保できれば挑戦できる
- 都道府県ごとの試験日程を自分で調べ、受験計画を組み立てられる
- テキストと過去問の反復を、自分のペース配分で続けられる
通信講座が向いている人
- 都道府県ごとに違う試験情報(日程・受験案内)の収集を自分だけで抱えたくない
- 働きながらの学習で、進捗管理を仕組みに任せたい
登録販売者は受験料も日程も都道府県ごとに違います。講座選びの前に「どの県でいつ受けるか」を固めてください。そこが決まらないと計画が立ちません。
編集部の見解
上に出ている合格率は、あなたが受ける試験の合格率ではありません。最初に決めるのは教材ではなく、どの県で受けるかです
この資格だけ、当サイトのデータの意味が他と違います。上の合格率は厚生労働省が集計した全国計で、同一人が複数県で受けた分を含む延べ人数ベースです。試験を実施するのは各都道府県で、受験料も全国統一額はありません。つまり平均(44.9%)は全国を均した値で、特定の県の合否の出方を表してはいません。
当サイトが他の資格で出している再挑戦インターバルも、この資格では算出できません。試験日程が県やブロックごとに違い、「年に何回」という形に落ちないからです。推測で1回と埋めることはしていません。
この算出不可から、実務的な結論が1つ出ます。落ちても12か月は待ちません。ブロックごとに試験日が分かれているので、同じ年のうちに複数の県で受けられます。全国集計が延べ人数になっているのは、それが実際に行われている証拠でもあります。
だから計画の順番が他の資格と入れ替わります。教材を選ぶ前に、受ける県を決める。県が決まれば試験日・受験料・申込期間が確定し、そこで初めて上の期間表から逆算できます。年1回の資格と同じ組み方をすると、この資格が持っている「同じ年にもう一度」の余地を使わずに終わります。
難易度そのものは軽い帯です。受験資格の寄与はゼロ、合格率も半分近くまで届き、上の図では「どちらでも絞らない」の区画に入ります。スコアは41.0で順位は58位、すぐ上が簿記3級(41.1)、すぐ下が基本情報(40.5)です。
勉強時間の目安も200〜300時間で、期間表のどの行を選んでも年単位にはなりません。難しさを理由に選ぶ資格ではないので、判断の材料は出口の側に置いてください。
その出口が、この資格の本体です。上の独占業務の欄に載っているのは必置の規定。店舗を実地に管理する店舗管理者は薬剤師または登録販売者でなければならない、と薬機法28条2項が定めています。事業者が人を配置するときに、法律が名前で指定する側にいるということです。
ただし合格しても店舗管理者になるには別途の実務経験が要ります(上の受験資格の欄の注記)。試験の手前が軽いぶん、条件は合格した後ろに置かれています。数え始めるのは合格した日から。働きながら期間を積める場所にいるかどうかを、先に確かめてください。
向くのは、ドラッグストアや薬局、医薬品を扱う売場で働いている人、これからその現場に入る人です。勧めないのは、履歴書に書ける国家資格を軽い順に探している場合です。上のよくある質問に書いたとおり、当サイトはこれを国家資格の一覧に含めていません。都道府県知事が実施する試験で、国家資格という語に公的な分類定義が存在しないためです。分類の見え方を期待して取ると、期待と実物がずれます。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「全国計・延べ人数」「県ごとに実施」の根拠は、上の注意書きと合格率の推移表(出典: 厚生労働省集計)、および上の受験料・試験日程の欄(全国統一額なし・都道府県ごとに実施/出典: 厚生労働省)
- 「再挑戦インターバルが算出できない」の根拠は、当サイトの指標が試験日程のテキストから機械的に判定する式であること(判定順と算出不可の扱いは算出式ページで公開)と、上の試験日程の記述
- 「どちらでも絞らない区画」の根拠は、上の選抜の型の図(本番の重さ=合格率スコア、入口の重さ=受験資格スコアの2軸としきい値)と、上の受験資格の欄(平成27年4月施行の制度改正で受験資格を撤廃)
- 「配置の条件に名前が出る」の根拠は、上の独占業務の表とその注記(医薬品医療機器等法第28条第2項/条文本文と機械照合済み・確認日つき)
- 「合格後に実務経験が要る」の根拠は、上の受験資格の欄の記述(合格後に店舗管理者等になるには別途実務経験が必要/東京都保健医療局の制度改正ページで確認)
- 「国家資格の一覧に入れていない」の根拠は、同ページのよくある質問と、国家資格ランキングのページに書いた分類基準
- 「年単位にはならない」の根拠は、上の勉強時間の期間表(出典: スタディング公表値の目安を1日あたりの時間で割った算術)
よくある質問
登録販売者は国家資格ですか?
実施するのは都道府県知事です。「国家資格」には公的な分類定義が存在しないため、当サイトは国家資格の一覧に含めていません(分類基準は国家資格ランキングのページに注記しています)。一般用医薬品の販売に関わる公的な資格であることに変わりはありません。
受験料はいくらですか?
全国統一額はありません。都道府県ごとに違います(出典: 厚生労働省・公式)。受験する都道府県の受験案内で確認してください。試験日程も都道府県・ブロックごとに分かれています。
合格率はどのくらいですか?
全国計で例年4割台です(出典: 厚生労働省集計)。直近の令和6年度は46.7%。ただし同一人が複数県で受験した分を含む「延べ人数」ベースです。その前提で読んでください。令和7年度の全国集計は未公表のため、公表され次第更新します。
学歴や実務経験がなくても受験できますか?
受験できます。学歴・実務経験などの受験資格は、平成27年4月施行の制度改正で撤廃されました(東京都保健医療局の制度改正ページで確認)。ただし合格後に店舗管理者などになるには別途実務経験が必要です。受験のハードルと働き方のハードルは分けて確認してください。
難易度スコア41.0はどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中58位。基本情報技術者(40.5)と同水準で、簿記3級(41.1)とも近い帯です。勉強時間の目安は200〜300時間(出典: スタディング公表値)。
登録販売者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値43.5です(難易度スコア41.0・スコアを算出できる77資格中58位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
登録販売者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。店舗販売業の店舗管理者要件(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第28条第2項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典