直近合格率(平均)
16.4%
勉強時間の目安
100〜300h
受験料
7,500円
注意
合格率は受験者ベース。科目A免除制度あり。他の高度試験より受験者数が少なく、監査特有の記述・論述対策が必要(目安100〜300時間)。令和8年度からCBT方式の後期試験(2〜3月)へ移行
システム監査の偏差値(難易度スコア換算)
システム監査技術者試験の偏差値は52.8です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
システム監査の独占業務・設置義務(根拠条文)
システム監査技術者試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度秋期(2025年10月) | 16.1% |
| 令和6年度秋期(2024年10月) | 16.7% |
| 令和5年度秋期(2023年10月) | 16.4% |
図|システム監査の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
100〜300時間が目安です(出典: STUDYing公表値(勉強時間の目安は100〜300時間がボリュームゾーン))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜9.9ヶ月 | 100〜300日 |
| 2時間 | 1.6〜4.9ヶ月 | 50〜150日 |
| 3時間 | 1.1〜3.3ヶ月 | 34〜100日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。システム監査が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし(年齢・学歴・実務経験等の制限なし)。IPA試験区分ページに制限記載なし・既収録のIPA高度試験と同一の共通ルール(区分: 誰でも受験可)
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
システム監査は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、システム監査技術者試験は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア83.6、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|システム監査の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。令和8年度からCBT方式の「後期試験」に移行(秋期試験は廃止)。令和8年度後期は申込受付2027年1月27日〜2月27日・科目A試験2027年2月20日〜3月2日・科目B試験2027年3月16日〜3月28日
受験料
7,500円 (消費税込。令和4年度以降5,700円→7,500円に改定。情報処理技術者試験の全区分共通額)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 監査・内部統制の実務や知識があり、過去問の事例を監査人の視点で読める人向け
- 応用情報など高度区分の学習経験があり、科目Aを過去問の反復で自走できる
- 100〜300時間を、年1回の試験日から逆算して割り振れる
通信講座が向いている人
- 午後の記述・論述答案を添削してもらい、監査の視点の示し方を掴みたい
- 監査の実務経験がなく、監査手続やリスク評価の考え方を体系立てて学びたい
- 年1回の試験に向けた進捗管理を仕組みに任せたい
システム監査技術者は合格率が高めでも監査独特の答案の書き方が要る区分なので、過去問の論述を1本読み、監査人の立場で指摘を書けそうかを確かめてから講座の要否を判断すると迷いが減ります。
編集部の見解
システム監査は、作る側ではなく点検する側の答案を書く試験です。他の高度区分の対策をそのまま持ち込めません
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。この区分は合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回り、受験資格の寄与はゼロです。合格率の側は、スコアを算出できる76資格を平均合格率の低い順に並べると19番目で、同じレベル4のプロジェクトマネージャ(58.0)やITストラテジスト(57.7)より後ろに来ます。通る割合が高い側にいるぶん、スコアは57.2と控えめに出て32位、すぐ上が管業(57.3)、すぐ下がシステムアーキテクト(56.9)です。ただしこの数字を「入りやすい高度区分」と読むと、対策の設計を間違えます。
上の注意書きが2つのことを書いています。1つは、この区分が他の高度試験より受験者数が少ないこと。もう1つは、監査特有の記述・論述対策が必要なことです。合格率は受験した人のなかで何割が通ったかを示す数字なので、受験者が少なく、しかも監査の実務や知識を持つ人に寄っているほど、その割合を他の区分とそのまま比べられません。分母の話は受験者ベースかどうかだけではなく、その受験者が誰なのかにも及びます。上の合格率の推移表は3回ともほとんど動いていません。毎年よく似た層が受けに来ていると読むこともできますが、それを裏づける材料は表にないので、当サイトはそこまでは言いません。言えるのは、この帯の安定は「試験が読める」ことの証明にはならない、というところまでです。
対策の設計で分かれ目になるのは、答案を書く立場です。この区分が想定しているのは、情報システムを独立した立場で点検・評価する監査人で、書くのは他人が作ったもの・回しているものへの指摘になります。同じ後期の期間に並ぶデータベーススペシャリスト(58.1)は自分が設計するデータの話を書き、プロジェクトマネージャは自分が進めたプロジェクトの話を書きます。材料の出どころが逆です。作る側で長くやってきた人ほど、「自分ならこうする」という書き方が体に入っていて、それは監査の答案では減点の側に働きます。過去問の論述を1本読んで、当事者の説明ではなく第三者の指摘として書き出せるかを先に試してください。この切り替えができるかどうかが、上の勉強時間の欄が示す100〜300時間のどこに着地するかを決めます。
日程は上の試験日程のとおりで、秋期10月の一斉試験は廃止され、令和8年度からCBT方式の後期試験へ移りました。ここで注意するのは、後期に並ぶデータベーススペシャリスト・プロジェクトマネージャ・エンベデッドシステムスペシャリストの3区分と、申込受付期間も科目Aの期間も科目Bの期間も同じ日付だということです。日程をずらして2区分を受ける組み方ができないので、後期に何を出すかは申込が始まる時点で1つに決まっている必要があります。上の日程から各期間をカレンダーへ書き写し、申込開始日の手前に「どれを受けるか決める日」を置いてください。年1回のままです。
勧める相手は、内部監査や情報システム部門の統制担当のように、他部門の仕組みを点検して所見を残す仕事に就いている人です。指摘を文章にする作業が日常に入っているなら、この区分の答案は業務の延長として書けます。監査法人や親会社の監査に対応する側にいる人も、相手の視点を答案で再現する練習として噛み合います。逆に、開発や運用だけを続けてきて、高度区分をひとつ増やす目的でここを選ぶのは勧めません。上の独占業務の欄のとおり、この試験の合格には法令上の業務独占も名称独占もなく、資格そのものが仕事を囲う側にいません。合格率の数字だけ見て「高度のなかでは通りやすい」と判断すると、立場の切り替えにかかる時間が計画から丸ごと抜け落ちます。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回る」の根拠は、上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
- 「平均合格率の低い順で19番目」「プロマネ・ITストラテジストより後ろ」の根拠は、同じ母集団を直近平均合格率で並べた順位と、各ページの合格率の推移表(出典はいずれもIPA統計資料)
- 「受験者数が少ない」「監査特有の記述・論述対策が要る」の根拠は、上の注意書き(他の高度試験より受験者数が少なく、監査特有の記述・論述対策が必要/合格率は受験者ベース/出典: IPA)。「3回ともほとんど動いていない」の根拠は上の合格率の推移表(直近3年度・出典: IPA統計資料)と直近3回の平均を使う算出式で、安定の理由については表に材料がないため断定していない
- 「想定されているのは独立した立場で点検・評価する監査人」「デスペ・プロマネとは材料の出どころが違う」の根拠は、ページ上部の主催者リンク先にあるIPAの試験区分ページの区分説明、データベーススペシャリストの勉強時間の欄に併記された出題形式(ER図・正規化・SQLの長文設計問題)、およびプロジェクトマネージャの注意書き(論文が合否を分ける)/出典: IPAおよびSTUDYing・スタディング
- 「後期4区分の日付が同一」の根拠は、上の試験日程と、データベーススペシャリスト・プロジェクトマネージャ・エンベデッドシステムスペシャリストの各ページの試験日程データ(申込受付・科目A・科目Bの各期間が同一/出典: IPA)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)
よくある質問
システム監査技術者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます(出典: IPA)。システム監査技術者試験はIPAの高度試験(レベル4)で、情報システムを独立した立場で点検・評価する監査人を想定した国家試験です。応用情報技術者などに合格していると、科目A試験の免除制度が使えます(旧制度の午前Ⅰ免除に相当)。
システム監査技術者の合格率は?
令和7年度秋期16.1%・令和6年度秋期16.7%・令和5年度秋期16.4%と、例年16%台です(出典: IPA統計資料)。収録しているIPA高度試験のなかでは高めの水準ですが、他区分より受験者数が少ない試験です。数字は受験者ベースで、当サイトのスコアは3年平均(16.4%)を使っています。
システム監査技術者の合格に必要な勉強時間は?
100〜300時間がボリュームゾーンです(出典: STUDYing公表値)。監査特有の記述・論述対策が必要で、監査や内部統制の実務・知識があるかで必要量が動きます。合格率の数字は高めでも、監査の視点を答案で示せるかが対策の中心になります。
難易度スコア57.2は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中32位です。合格率は16%台(平均16.4%)と収録IPA高度試験では高めのため、スコアはやや控えめに出ます。ただし受験者数が少なく、監査特有の記述・論述に慣れが要る区分で、合格率の数字ほど入りやすいわけではありません。応用情報(55.6)の先にあるレベル4で、ITストラテジスト(57.7)と同じ最上位区分の仲間です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標です。
システム監査技術者試験はいつ行われますか?
年1回です。令和8年度からCBT方式の後期試験に移行し、科目A試験が2027年2月20日〜3月2日、科目B試験が3月16日〜28日の日程で実施されます(出典: IPA)。従来の秋期10月一斉方式は廃止されました。申込期間は2027年1月27日〜2月27日、受験手数料は7,500円(税込)です。
システム監査の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値52.8です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
システム監査に独占業務はありますか?
ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
出典