注意
受験区分は科目免除の組み合わせでA〜Hの8区分あり、区分ごとの合格率が大きく異なる(令和7年度: 区分A=11.7%〈全科目・免除なし〉・区分F=96.5%〈約款のみ〉等)。
- 本DBの合格率は免除なしの標準区分「受験区分A」を採用(国内旅行業務取扱管理者の「全科目」と同じ考え方)。
- 区分B〜Hは国内旅行有資格者・研修修了者・前年科目合格者等の前提が必要
総合旅行業務取扱管理者の偏差値(難易度スコア換算)
総合旅行業務取扱管理者の偏差値は55.0です(スコアを算出できる77資格中21位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|総合旅行業務取扱管理者の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
総合旅行業務取扱管理者の独占業務・設置義務(根拠条文)
総合旅行業務取扱管理者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 営業所への選任(全類型対応) | 旅行業法第11条の2第1項 |
- 旅行業法第11条の2第1項: 総合旅行業務取扱管理者は、すべての営業所の類型で選任要件を満たせる唯一の資格です(同条6項)。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
総合旅行業務取扱管理者を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している総合旅行業務取扱管理者の動画は3本(ショート3本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は10.9%。受かるのはおよそ9人に1人です。回ごとの値は下の表に。
図|総合旅行業務取扱管理者の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 11.7% |
| 令和6年度 | 13.2% |
| 令和5年度 | 7.9% |
図|総合旅行業務取扱管理者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は200〜300時間です。
図|総合旅行業務取扱管理者の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると38番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら3〜5か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜9.9ヶ月 | 200〜300日 |
| 2時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 3時間 | 2.2〜3.3ヶ月 | 67〜100日 |
出典: フォーサイト(旅行業務取扱管理者講座の公表値)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(総合旅行業務取扱管理者が選ばれた状態で開きます)。
総合旅行業務取扱管理者の試験の形式(一次出典)
4科目を2時限に分けて実施します。持っている資格や前年度の科目合格によって受験区分がA〜Hの8通りに分かれ、区分ごとに試験時間が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目 | ①旅行業法及びこれに基づく命令、②旅行業約款・運送約款及び宿泊約款、③国内旅行実務、④海外旅行実務の4科目 |
| 試験日 | 令和8年10月25日(日)10時30分(10時開場予定) |
| 全科目受験(区分A)の時間 | 第1時限11時〜12時20分(80分)で①業法・②約款、第2時限13時30分〜15時30分(120分)で③国内旅行実務・④海外旅行実務 |
| 受験区分 | 免除科目の組み合わせによりA〜Hの8区分。最短は区分Fの第1時限40分(②約款のみ) |
| 出題形式 | 解答はマークシート方式 |
| 出題根拠の基準日 | 法令・規則は令和8年8月1日現在で施行・有効なもの |
受験区分がA〜Hの8通りに枝分かれするのが、この試験の特徴です。免除の根拠になるのは国内旅行業務取扱主任者の認定証や、前年度の総合旅行業務取扱管理者試験での科目合格などで、受験案内には「①のみに該当」「②・③のみに該当」といった該当パターンごとに区分を対応させた一覧が載っています。区分によって試験が40分で終わる人と、200分かかる人が同じ日に並びます。
出典: 日本旅行業協会「令和8年度 総合旅行業務取扱管理者試験 受験案内」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし。年齢・国籍等に関係なく誰でも受験できる(JATA令和8年度受験案内より)。(区分: 誰でも受験可)
ただし旅行業法第11条の3第4項により不正行為者は受験停止期間中受験不可
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
総合旅行業務取扱管理者は入口と本番のどちらで絞る試験か
総合旅行業務取扱管理者は「本番で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア89.1)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|総合旅行業務取扱管理者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・10月下旬の日曜、マークシート方式の筆記試験。
- 令和8年度は令和8年10月25日実施・全国8試験地9会場。
- 受験申請は令和8年7月16日〜8月7日でインターネット申請のみ。
- 試験結果発表は令和8年12月10日予定
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(2026年10月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
13,000円
非課税。別途システム利用料660円(税込)が必要。支払いはクレジットカード決済かコンビニ決済(令和8年度受験案内)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格がなく、市販教材と過去問で始められる
- 国内旅行業務取扱管理者を持っていれば科目免除で範囲を絞れる(受験区分による)
- 勉強時間の目安200〜300時間(出典つき)を、自分で割り振れる
通信講座が向いている人
- 海外旅行実務・国際航空運賃・英語など範囲が広く、要点整理を任せたい
- 年1回・10月の一発勝負に確実に照準を合わせ、ペース管理を仕組みに任せたい
- 免除なしの区分Aで挑むため、1割台の関門に向けた演習量を確保したい
日本旅行業協会の公表では、受験区分によって合格率が11.7%から96.5%まで開くため、本DBは免除なしの区分Aで統一しています。国内版を先に取って科目免除を使うか、区分Aで一気に受けるかで学習設計が変わります。
編集部の見解
総合旅行業務取扱管理者の合格率は、全科目を素で受けた人だけの数字。国内から入るか一発で決めるかを、申込の前に決めてください
総合をこの位置へ押し上げているのは合格率の寄与です。ページ上部の内訳バーで開けます。勉強時間の寄与は母集団の中ほどにとどまり、受験資格の寄与はゼロ。直近平均の合格率が低い順に並べ直すと9番目で、合格率だけを見れば難関側の帯です。
それでも総合スコアは56.3、順位は21位で、すぐ上が通関士(56.5)、すぐ下が診断士(56.2)です。この差が示しているのは、総合が「時間を積み切れずに落ちる試験」ではないということです。目安の学習量は、同じ合格率帯に並ぶ資格より短い側にあります。
では何が落としているのか。当サイトが採用しているのは科目免除のない受験区分Aの合格率です。この試験は免除の組み合わせで区分が分かれており、科目を絞った区分の合格率は跳ね上がります。区分Aの数字は、海外旅行実務・国際航空運賃・英語まで含めて全部を一度に受け切った人の通過率です。低さは1問あたりの難しさというより、一度に持ち込む範囲の広さから来ています。
それと、上の合格率の推移表は3回のあいだで開いています。1回分を取り出して難化・易化を語る材料はここにありません。当サイトのスコアは直近3回の平均でこの振れを吸収しています。
組み方は2つあり、先に選んでください。ひとつは区分Aで一度に受け切る道。もうひとつは国内旅行業務取扱管理者(44.3)を先に取り、翌年の総合を免除区分で受ける道です。選び方は計算で出ます。
総合は年1回・10月下旬の1日だけで、申込は夏に締め切られます。上の期間表から自分が毎日確保できる時間の行を選び、その期間を10月から逆算してください。逆算した開始月がもう過ぎているなら、区分Aで今年に間に合わせる計画は崩れています。そこで無理に出願せず、国内を先に取って範囲を削る2年計画へ倒したほうが、投じる時間は少なくて済みます。受験料は受けるたびにかかり、返還もされません。
取るべき人ははっきりしています。旅行業法は営業所ごとに旅行業務取扱管理者を選任するよう求めており、総合はすべての類型の営業所でその要件を満たせます(上の独占業務・設置義務の表)。海外旅行を扱う営業所では、国内の資格では代われません。海外を扱う会社にいる人、これから入る人にとって、ここは総合でしか埋まらない席です。
逆に、国内だけを扱う職場にいて海外を扱う予定もないなら、選任要件は国内の資格で足ります。上位互換だから取っておく、という理由で区分Aへ突っ込むと、合格率が低い側の帯で1年を使うことになります。英語と海外実務を積む理由が仕事の側にあるかどうか。それがこの試験を受ける理由のすべてです。名乗りを保護する規定は、上の表に並んでいません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率の寄与で押し上がり、学習量は中ほど」の根拠は、上のスコア内訳の3要素と、母集団を直近平均の合格率が低い順・勉強時間の寄与順に並べ直したときの位置(合格率の出典: 日本旅行業協会の受験地別結果、勉強時間の出典: フォーサイト公表値)
- 「区分Aの数字である」の根拠は、上の注意書き(受験区分はA〜Hの8区分で、本DBは免除なしの区分Aを採用/出典: 同協会)
- 「1回分で難化・易化を語らない」の根拠は、上の合格率の推移表の開き(直近3回・出典: 同協会)と、直近3回の平均を使う当サイトの算出式(算出式ページで公開)
- 「10月から逆算する」の根拠は、上の試験日程(年1回・10月下旬の筆記・受験申請は夏/出典: 同協会)と、上の期間表(勉強時間の目安を1日あたりの時間で割った算術)
- 「国内から入ると範囲を削れる」の根拠は、上の注意書き(区分B〜Hの前提に国内旅行業務取扱管理者の資格が含まれる/出典: 同協会)と、国内旅行業務取扱管理者ページの試験日程
- 「海外を扱う営業所では代われない」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表(旅行業法第11条の2第1項/条文本文と機械照合済み)と、同じ表の注記(総合はすべての営業所類型で選任要件を満たせる)
よくある質問
総合旅行業務取扱管理者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます(出典: 日本旅行業協会・JATA公式)。海外旅行を含むすべての旅行業務を扱える国家資格です。国内版の科目に、海外旅行実務(国際航空運賃・出入国関係法令・英語など)が加わります。扱える業務の範囲が国内版より広い分、問われる知識も増えます。
難易度スコア56.3は国内旅行業務取扱管理者と比べてどうですか?
スコアを算出できる77資格中21位で、国内旅行業務取扱管理者(44.3)より高い帯にいます。海外旅行実務と英語が科目に加わることが、この差の主な理由です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
合格率が1割台と低いのはなぜですか?
本DBが採用しているのは、科目免除のない標準区分「受験区分A」の合格率で、直近3回の平均は10.9%です。科目免除の組み合わせでA〜Hの8区分があり、約款だけを受ける区分Fは9割を超える回もあります(出典: 日本旅行業協会)。免除なしで全科目に挑む区分Aだけを見ると1割台になる、という構造です。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
200〜300時間が目安です(出典: フォーサイトの旅行業務取扱管理者講座公表値)。国内版より海外実務と英語の分だけ範囲が広く、目安も長め。試験は年1回なので、この時間を確保できる開始時期から逆算してください。
いつ・どんな形式で受験しますか?
年1回、例年10月下旬の日曜。マークシート方式の筆記試験です(出典: 日本旅行業協会・JATA公式)。受験申請は夏のインターネット申請のみで、日付は上の試験日程の欄にあります。受験手数料は13,000円(非課税)で、別途システム利用料がかかります。この額は令和7年6月の改定後のものです(出典: 観光庁の報道発表)。国内版のCBT随時受験とは異なり、この1日に照準を合わせる必要があります。
総合旅行業務取扱管理者試験の当日の持ち物は何ですか?
受験票(印刷したものか、スマートフォンのスクリーンショット)、HBかBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック製の消しゴム、時計機能だけの小型の時計です。当日はマイページにつながりにくいので、受験票は前日までに用意しておきます。スマートフォンやスマートウォッチは時計としても使えず、筆記具は忘れても貸し出しがありません(出典: 日本旅行業協会「令和8年度総合旅行業務取扱管理者試験 受験案内」、2026年9月26日確認)。
総合旅行業務取扱管理者試験の試験時間と、遅刻したときの扱いは?
令和8年度は10月25日(日)で、10時開場予定・10時30分集合、10時40分から注意事項の説明です。全科目を受ける区分Aは、第1時限が11時〜12時20分、第2時限が13時30分〜15時30分。遅刻は各時限の開始後30分までで、それを過ぎると欠席扱いになります。第1時限を欠席すると第2時限は受けられません(出典: 日本旅行業協会「令和8年度総合旅行業務取扱管理者試験 受験案内」、2026年9月26日確認)。
総合旅行業務取扱管理者試験の解答速報・正解はいつ出ますか?
日本旅行業協会は「試験問題・正解」のページに、過去5年分の試験問題と正解表を載せています。令和7年度の分も掲載済みです(出典: 日本旅行業協会「過去5年間の試験問題・正解」、2026年9月26日確認)。令和8年度の正解の掲載日は受験案内に書かれていません。試験直後に出回る解答速報は、協会以外が作ったものです。
総合旅行業務取扱管理者試験の合格発表はいつですか?
令和8年12月10日(木)の予定です。協会ホームページに合格者一覧(試験地と受験番号のみ)が午前11時ごろ載り、受験者にはマイページで結果が通知されます。合格証書はマイページからダウンロードして自分で印刷し、郵送はありません(出典: 日本旅行業協会「令和8年度総合旅行業務取扱管理者試験 受験案内」、2026年9月26日確認)。
総合旅行業務取扱管理者試験の合格点・合格基準は?
令和5〜7年度の3回とも、各受験科目で満点の60%以上でした。旅行業法令・約款・国内旅行実務は100点満点、海外旅行実務は200点満点です(出典: 日本旅行業協会「令和7年度の合格基準」ほか、2026年9月26日確認)。令和8年度の基準は結果発表まで分からず、当サイトは予想の数字を出していません。
総合旅行業務取扱管理者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値55.0です(難易度スコア56.3・スコアを算出できる77資格中21位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
総合旅行業務取扱管理者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。営業所への選任(全類型対応)(旅行業法第11条の2第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典