直近合格率(平均)
10.9%
勉強時間の目安
200〜300h
受験料
13,000円
注意
受験区分は科目免除の組み合わせでA〜Hの8区分あり、区分ごとの合格率が大きく異なる(令和7年度: 区分A=11.7%〈全科目・免除なし〉・区分F=96.5%〈約款のみ〉等)。本DBの合格率は免除なしの標準区分「受験区分A」を採用(国内旅行業務取扱管理者の「全科目」と同じ考え方)。区分B〜Hは国内旅行有資格者・研修修了者・前年科目合格者等の前提が必要
総合旅行業務取扱管理者の偏差値(難易度スコア換算)
総合旅行業務取扱管理者の偏差値は56.0です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
総合旅行業務取扱管理者の独占業務・設置義務(根拠条文)
総合旅行業務取扱管理者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 営業所への選任(全類型対応) | 旅行業法第11条の2第1項 |
- 旅行業法第11条の2第1項: 総合旅行業務取扱管理者は、すべての営業所の類型で選任要件を満たせる唯一の資格です(同条6項)。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 11.7% |
| 令和6年度 | 13.2% |
| 令和5年度 | 7.9% |
図|総合旅行業務取扱管理者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
200〜300時間が目安です(出典: フォーサイト(旅行業務取扱管理者講座の公表値))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜9.9ヶ月 | 200〜300日 |
| 2時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 3時間 | 2.2〜3.3ヶ月 | 67〜100日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。総合旅行業務取扱管理者が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。年齢・国籍等に関係なく誰でも受験できる(JATA令和8年度受験案内より)。ただし旅行業法第11条の3第4項により不正行為者は受験停止期間中受験不可(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
総合旅行業務取扱管理者は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、総合旅行業務取扱管理者は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア89.1、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|総合旅行業務取扱管理者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・10月下旬の日曜、マークシート方式の筆記試験。令和8年度は令和8年10月25日実施・全国8試験地9会場。受験申請は令和8年7月16日〜8月7日でインターネット申請のみ。試験結果発表は令和8年12月10日予定
受験料
13,000円 (非課税。別途システム利用料660円(税込)が必要。支払いはクレジットカード決済かコンビニ決済(令和8年度受験案内))
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格がなく、市販教材と過去問で始められる
- 国内旅行業務取扱管理者を持っていれば科目免除で範囲を絞れる(受験区分による)
- 勉強時間の目安200〜300時間(出典つき)を、自分で割り振れる
通信講座が向いている人
- 海外旅行実務・国際航空運賃・英語など範囲が広く、要点整理を任せたい
- 年1回・10月の一発勝負に確実に照準を合わせ、ペース管理を仕組みに任せたい
- 免除なしの区分Aで挑むため、1割台の関門に向けた演習量を確保したい
日本旅行業協会の公表では、受験区分によって合格率が11.7%から96.5%まで開くため、本DBは免除なしの区分Aで統一しています。国内版を先に取って科目免除を使うか、区分Aで一気に受けるかで学習設計が変わります。
編集部の見解
総合旅行業務取扱管理者の合格率は、全科目を素で受けた人だけの数字。国内から入るか一発で決めるかを、申込の前に決めてください
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。総合をこの位置へ押し上げているのは合格率の寄与で、勉強時間の寄与は母集団の中ほどにとどまります。受験資格の寄与はゼロです。直近平均の合格率が低い順に並べ直すと9番目に来ます。スコアを算出できる76資格のなかで、合格率だけを見れば難関側の帯です。それでも総合スコアは61.0、順位は18位で、すぐ上が電験三種(61.8)、すぐ下がエンスペ(60.9)です。この差が示しているのは、総合が「時間を積み切れずに落ちる試験」ではないということです。目安の学習量は、同じ合格率帯に並ぶ資格より短い側にあります。
では何が落としているのか。上の注意書きにあるとおり、当サイトが採用しているのは科目免除のない受験区分Aの合格率です。この試験は免除の組み合わせで区分が分かれており、科目を絞った区分の合格率は跳ね上がります。区分Aの数字は、海外旅行実務・国際航空運賃・英語まで含めて全部を一度に受け切った人の通過率です。低さは1問あたりの難しさというより、一度に持ち込む範囲の広さから来ています。それと、上の合格率の推移表は3回のあいだで開いています。1回分を取り出して難化・易化を語る材料はここにありません。当サイトのスコアは直近3回の平均でこの振れを吸収しています。
組み方は2つあり、先に選んでください。ひとつは区分Aで一度に受け切る道。もうひとつは国内旅行業務取扱管理者(49.4)を先に取り、翌年の総合を免除区分で受ける道です。選び方は好みではなく計算で出ます。上の試験日程のとおり、総合は年1回・10月下旬の1日だけで、申込は夏に締め切られます。上の期間表から自分が毎日確保できる時間の行を選び、その期間を10月から逆算してください。逆算した開始月がもう過ぎているなら、区分Aで今年に間に合わせる計画は崩れています。そこで無理に出願せず、国内を先に取って範囲を削る2年計画へ倒したほうが、投じる時間は少なくて済みます。落ちた年の学習は次の1回へ持ち越すだけですが、受験料は受けるたびにかかり、返還もされません。
取るべき人ははっきりしています。上の独占業務・設置義務の表のとおり、旅行業法は営業所ごとに旅行業務取扱管理者を選任するよう求めており、総合はすべての類型の営業所でその要件を満たせます。海外旅行を扱う営業所では、国内の資格では代われません。海外を扱う会社にいる人、これから入る人にとって、ここは総合でしか埋まらない席です。逆に、国内だけを扱う職場にいて海外を扱う予定もないなら、選任要件は国内の資格で足ります。上位互換だから取っておく、という理由で区分Aへ突っ込むと、合格率が低い側の帯で1年を使うことになります。英語と海外実務を積む理由が仕事の側にあるかどうかが、この試験を受ける理由のすべてです。名乗りを保護する規定は、上の表に並んでいません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率の寄与で押し上がり、学習量は中ほど」の根拠は、上のスコア内訳の3要素と、母集団を直近平均の合格率が低い順・勉強時間の寄与順に並べ直したときの位置(合格率の出典: 日本旅行業協会の受験地別結果、勉強時間の出典: フォーサイト公表値)
- 「区分Aの数字である」の根拠は、上の注意書き(受験区分はA〜Hの8区分で、本DBは免除なしの区分Aを採用/出典: 同協会)
- 「1回分で難化・易化を語らない」の根拠は、上の合格率の推移表の開き(直近3回・出典: 同協会)と、直近3回の平均を使う当サイトの算出式(算出式ページで公開)
- 「10月から逆算する」の根拠は、上の試験日程(年1回・10月下旬の筆記・令和8年度の受験申請は7月16日から8月7日/出典: 同協会)と、上の期間表(勉強時間の目安を1日あたりの時間で割った算術)
- 「国内から入ると範囲を削れる」の根拠は、上の注意書き(区分B〜Hの前提に国内旅行業務取扱管理者の資格が含まれる/出典: 同協会)と、国内旅行業務取扱管理者ページの試験日程
- 「海外を扱う営業所では代われない」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表(旅行業法第11条の2第1項/条文本文と機械照合済み)と、同じ表の注記(総合はすべての営業所類型で選任要件を満たせる)
よくある質問
総合旅行業務取扱管理者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます(出典: 日本旅行業協会・JATA公式)。海外旅行を含むすべての旅行業務を扱える国家資格で、国内版の科目に海外旅行実務(国際航空運賃・出入国関係法令・英語など)が加わります。扱える業務の範囲が国内版より広い分、問われる知識も増えます。
難易度スコア61.0は国内旅行業務取扱管理者と比べてどうですか?
スコアを算出できる76資格中18位で、国内旅行業務取扱管理者(49.4)より高い帯にいます。海外旅行実務と英語が科目に加わることが、この差の主な理由です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
合格率が1割台と低いのはなぜですか?
本DBは科目免除のない標準区分「受験区分A」の合格率を採用しており、直近3回の平均は10.9%です。日本旅行業協会の公表では令和7年度の区分Aが11.7%でした。ただし科目免除の組み合わせでA〜Hの8区分があり、約款だけを受ける区分Fは同年96.5%と極端に高くなります。免除なしで全科目に挑む区分Aだけを見ると1割台になる、という構造です。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
200〜300時間が目安です(出典: フォーサイトの旅行業務取扱管理者講座公表値)。国内版より海外実務と英語の分だけ範囲が広く、目安時間も長めに設定されています。試験は年1回なので、この時間を確保できる開始時期から逆算して準備してください。
いつ・どんな形式で受験しますか?
年1回、例年10月下旬の日曜に行われるマークシート方式の筆記試験です(出典: 日本旅行業協会・JATA公式)。令和8年度は10月25日に全国8試験地9会場で実施され、受験申請は7月16日から8月7日のインターネット申請のみでした。受験手数料は13,000円(非課税)で、別途システム利用料660円(税込)がかかります。この額は旅行業法施行令の改正により令和7年6月1日から6,500円を改定したものです(出典: 観光庁の報道発表)。国内版のCBT随時受験とは異なり、この1日に照準を合わせる必要があります。
総合旅行業務取扱管理者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値56.0です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
総合旅行業務取扱管理者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。営業所への選任(全類型対応)(旅行業法第11条の2第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典