直近合格率(平均)
3.6%
勉強時間の目安
3,000〜10,000h
受験料
17,500円
注意
「短答式→論文式→口述式」の3段階選抜。各段階の合格率は約22%(短答)・約20%(論文)・約98%(口述)だが、本DBの合格率は最終合格者÷短答式受験者(対短答受験者ベース)を採用しており、例年3〜4%台と極めて低い。予備試験に合格すると法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる
予備試験の偏差値(難易度スコア換算)
司法試験予備試験の偏差値は68.9です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
予備試験の独占業務・設置義務(根拠条文)
司法試験予備試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 予備試験は司法試験の受験資格を得るための試験です。業務独占は、合格後に登録する弁護士などの資格に属します。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年(最終合格452/短答式受験12,432) | 3.6% |
| 令和6年(最終合格449/短答式受験12,569) | 3.6% |
| 令和5年(最終合格479/短答式受験13,372) | 3.6% |
図|予備試験の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
3,000〜10,000時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(司法試験予備校公表値))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 98.7〜328.9ヶ月 | 3,000〜10,000日 |
| 2時間 | 49.3〜164.5ヶ月 | 1,500〜5,000日 |
| 3時間 | 32.9〜109.7ヶ月 | 1,000〜3,334日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。予備試験が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格の制限なし。年齢・学歴を問わず誰でも受験できる(法科大学院を経由しない者に司法試験受験資格への途を確保する制度)。予備試験に合格すると司法試験の受験資格が得られ、合格発表の翌年4月1日から5年間、司法試験を受験できる(出典: 法務省)(区分: 誰でも受験可)
同じ法務分野には9件を収録していて、うち6件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら法務分野のデータ表が早く着きます。
予備試験は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、司法試験予備試験は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア96.4、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|予備試験の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・3段階選抜。短答式(7月)→論文式(9月)→口述式(翌年1月)。最終合格発表は翌年2月上旬
受験料
17,500円 (17,500円分の収入印紙で納付。現金・郵便切手・収入証紙は不可)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。法律の基本書と過去問を独力で周回し、論文答案を書ける人向け
- 勉強時間3,000〜10,000時間を、短答・論文・口述の3段階に合わせて配分できる
- 受験資格がないため、学生でも社会人でも始めた年から挑戦できる
通信講座が向いている人
- 論文式の答案作成や、独学で情報が得にくい口述対策を仕組みで補いたい
- 3段階・複数年になりやすい長期学習の進捗を、外部に管理してほしい
予備試験は短答・論文・口述の3段階で、特に論文式が大きな壁です。講座選びの前に、まず基本科目の理解と論文を書く練習にどれだけ時間を割けるかを整理すると判断しやすくなります。
編集部の見解
予備試験は資格ではなく通行証。合格しても名乗れるものは1つも増えません
上のスコア内訳バーでは、受験資格の寄与がゼロです。入口の加点が1点も乗らないまま、合格率と勉強時間の2つだけでスコア76.1に届いています。順位は1位。母集団の最上位で、すぐ下が社労士(76.0)です。平均合格率(3.6%)の低い順に並べても1番目です。誰でも出願できることを易しさと読むと、この試験は完全に読み違えます。門が開いているのと、門の先が広いのは別の話です。
上の合格率の推移表を見てください。3回の差は、小数点以下の2桁目まで見ないと出てきません。年による当たり外れがない試験だ、と読めます。注意書きにあるとおり、この値は最終合格者を短答式の受験者で割ったもので、段階ごとのおおよその通過割合も同じ欄に出しています。通しの割合が3回とも動いていない以上、どこかの段階が急に緩むことを当てにした計画は立てられません。当サイトのスコアは直近3回の平均で回ごとの上下をならしますが、この試験ではならす前とならした後がほとんど同じです。
勉強時間の目安は3,000〜10,000時間で、上端と下端が何倍も離れています。上の期間表を見てください。同じ1日の時間でも、下端で読むか上端で読むかで、かかる年数がまったく別の行になります。この幅は目安の精度が低いのではなく、法律の学習をどこから始めるかの差です。だから最初にやることは教材選びではなく、自分が幅のどちら側にいるかを1度確かめることです。試験は年1回で、短答式が7月、論文式が9月、口述式が翌年1月、最終発表は2月。短答で落ちた年は、論文の答案を1通も書かずに終わります。次の短答は12か月後です。
取ったあとに何が手に入るかを、他の資格と同じ枠で確かめてください。上の独占業務の欄には、規定が1つもありません。予備試験は司法試験の受験資格を得るための試験で、業務独占は合格後に登録する弁護士などの側に属します。合格しても名乗れる肩書きは増えず、できる仕事も増えません。増えるのは、司法試験を受けられる期間だけです。上の受験資格の欄にあるとおり、合格発表の翌年4月1日から5年間が持ち時間になります。
だから向くのは、法曹になると決めている人だけです。法科大学院を経由しない人、または在学中に前倒しで受験資格を取りたい人が通る門で、それ以外の使い道が法律上ありません。勧めないのは、腕試しや実力の証明として受ける場合です。合格しても肩書きにならず、司法試験(72.0)という次の試験が残ります。当サイトのスコアで予備試験のほうが司法試験より上に出るのは、司法試験が受験資格で母集団を絞ったあとの試験で、合格率の分母がすでに選抜済みだからです。2つを通した本当の距離は、どちらか一方のスコアには収まっていません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「入口の加点なしでこの位置」の根拠は、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(区分=誰でも受験可/出典: 法務省)と、当サイトの算出式(受験資格0.20の加重・算出式ページで公開)
- 「年による当たり外れがない」の根拠は、上の合格率の推移表の並び(出典: 法務省)と、スコアが直近3回の平均を使う算出式
- 「段階ごとの通過割合」の根拠は、上の注意書き(短答式・論文式・口述式それぞれのおおよその割合と、本DBが最終合格者÷短答式受験者を採っている旨/出典: 法務省)
- 「短答で落ちた年は論文を書かずに終わる」の根拠は、上の試験日程(年1回・短答7月→論文9月→口述翌年1月・最終合格発表は翌年2月/出典: 法務省)と、上の注意書きにある3段階選抜の仕組み
- 「肩書きは増えない」の根拠は、上の独占業務の欄(業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も現行条文で確認できず、業務独占は合格後に登録する弁護士などの資格に属する旨/確認日つき)と、上の受験資格の欄にある5年間の受験期間(出典: 法務省)
- 「司法試験より上に出る理由」の根拠は、司法試験ページの受験資格の区分と合格率(出典は同ページ)を、当サイトの同じ算出式に通した内訳の比較
よくある質問
司法試験予備試験に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴を問わず誰でも受験できます(出典: 法務省)。法科大学院を経由しない人に司法試験の受験資格への道を開く制度です。予備試験に合格すると、法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られ、翌年4月1日から5年間受験できます。
司法試験予備試験の合格率は?
令和7年は短答式受験12,432人に対し最終合格452人で、合格率は3.64%でした(出典: 法務省)。令和6年3.57%・令和5年3.58%と、例年3〜4%台です。短答式→論文式→口述式の3段階で、各段階の合格率は約22%(短答)・約20%(論文)・約98%(口述)。通しで見ると30人に1人ほどしか受かりません。
予備試験の合格に必要な勉強時間は?
3,000〜10,000時間が目安です(出典: アガルート)。法律をゼロから学び、短答・論文・口述の3段階を突破する総量で、個人差が大きい水準です。1日数時間でも数年かかる分量で、「短期で必ず合格」とは言えません。合格すれば法科大学院を経ずに司法試験へ進めるため、それだけ高い到達度が求められます。
難易度スコア76.1は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中1位で、当サイトでは最上位です。受験資格がなく誰でも受けられるのに、最終合格率が3〜4%(平均3.6%)と極めて低く、勉強時間3,000〜10,000時間も最大級のためスコアが最も高く出ます。誰にでも入口が開かれた最難関という位置づけです。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
予備試験はどんな構成・日程ですか?
年1回で、短答式(7月)→論文式(9月)→口述式(翌年1月)の3段階選抜です(出典: 法務省)。最終合格発表は翌年2月上旬です。各段階を突破した人だけが次に進み、最終合格すると司法試験の受験資格が得られます。
予備試験の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値68.9です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
予備試験に独占業務はありますか?
ありません。予備試験は司法試験の受験資格を得るための試験です。業務独占は、合格後に登録する弁護士などの資格に属します。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
出典