注意
合格率は受験者ベース。科目A免除制度あり。
- 論文(科目B)の得意・不得意で必要勉強時間が大きく変動(目安50〜500時間)。
- 令和8年度からCBT方式の後期試験(2〜3月)へ移行
プロマネの偏差値(難易度スコア換算)
プロジェクトマネージャ試験の偏差値は52.3です(スコアを算出できる77資格中31位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|プロマネの難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
プロマネの独占業務・設置義務(根拠条文)
プロジェクトマネージャ試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は13.9%。受かるのはおよそ7人に1人です。回ごとの値は下の表に。
図|プロマネの平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度秋期(2025年10月) | 14.3% |
| 令和6年度秋期(2024年10月) | 13.9% |
| 令和5年度秋期(2023年10月) | 13.5% |
図|プロマネの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は50〜500時間です。
図|プロマネの勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると27番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら1〜8か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 1.6〜16.4ヶ月 | 50〜500日 |
| 2時間 | 0.8〜8.2ヶ月 | 25〜250日 |
| 3時間 | 0.6〜5.5ヶ月 | 17〜167日 |
出典: STUDYing公表値(論文が得意なら50〜100時間の例も、苦手・未経験者は500時間以上の例もあると幅で記載)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(プロマネが選ばれた状態で開きます)。
プロマネの試験の形式(一次出典)
科目A-1・A-2の多肢選択に、記述式の科目B-1と論述式の科目B-2が続く4科目構成です。高度試験のうち後期だけに実施されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式 | 科目A-1・科目A-2は多肢選択式(四肢択一)、科目B-1は記述式、科目B-2は論述式 |
| 試験時間 | 科目A-1 50分/科目A-2 40分/科目B-1 90分/科目B-2 120分 |
| 出題数・解答数 | 科目A-1 30問30問/科目A-2 25問25問/科目B-1 3問中2問/科目B-2 2問中1問 |
| 合格基準 | 科目A-1・A-2・B-1は各100点満点で基準点60点。科目B-2は評価ランクAのみ合格 |
| 免除・特例 | 応用情報技術者試験または高度試験・支援士試験の合格などにより、その後2年間は科目A-1の免除を申請できる |
| 実施時期 | 後期のみ(前期には実施されない) |
実施時期が後期だけなので、受験機会は年1回です。前期に実施されるITストラテジスト試験やネットワークスペシャリスト試験とは同じ年度内でも時期が分かれます。対象者像は「システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの目的の実現に向けて責任をもってプロジェクトマネジメント業務を担う者」と定義されています。
出典: 情報処理推進機構(IPA)「情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.6(2026年10月の試験から適用)」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし(年齢・学歴・実務経験等の制限なし)。(区分: 誰でも受験可)
IPA試験区分ページに制限記載なし・既収録のIPA高度試験と同一の共通ルール
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
プロマネは入口と本番のどちらで絞る試験か
プロジェクトマネージャ試験は「本番で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア86.1)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|プロマネの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。令和8年度からCBT方式の「後期試験」に移行(秋期試験は廃止)。
令和8年度後期は申込受付2027年1月27日〜2月27日・科目A試験2027年2月20日〜3月2日・科目B試験2027年3月16日〜3月28日
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(2027年2月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
7,500円
消費税込。令和4年度以降5,700円→7,500円に改定。情報処理技術者試験の全区分共通額
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- プロジェクト管理の実務経験があり、自分の経験を論文(科目B)の題材にそのまま使える人向け
- 応用情報など高度区分の学習経験があり、科目Aを過去問の反復で自走できる
- 論文が得意で、勉強時間が下限(50時間)側に振れそう
通信講座が向いている人
- 論文(科目B)を添削してもらい、合格答案との差を埋めたい
- プロジェクト管理の実務経験が浅く、論文で書く題材づくりから支援がほしい
- 勉強時間が上限(500時間)側に振れそうで、年1回の試験に向けたペース管理を任せたい
プロジェクトマネージャは論文の出来がほぼすべてを決める区分なので、過去問の論述テーマを2〜3本読み、自分の業務で書ける題材があるかを確かめてから添削つき講座の要否を判断すると、勉強時間の幅のどちら側に自分がいるかが見えてきます。
編集部の見解
この区分の勉強時間は、出典が下限と上限で10倍の開きを示しています。スコアを読む前に、自分がどちら側かを決めてください
ページ上部のスコア内訳バーから読みます。合格率の寄与が勉強時間の寄与を大きく上回り、受験資格の寄与はゼロです。合格率の側は厳しく、平均合格率の低い順に並べると77資格中13番目。デスペ(53.5)やITストラテジスト(52.5)より通る割合が低い側です。
それなのにスコアは52.7で、デスペを上回りません。31位、すぐ上が管業(52.8)、すぐ下がITストラテジスト(52.5)です。合格率でこれだけ絞っている区分が、スコアの並びでは上に来ない。この食い違いは式のせいではなく、勉強時間の欄の作りに理由があります。
上の勉強時間の欄を見てください。目安は50〜500時間で、下限と上限が10倍開いています。同じ後期に並ぶ他の区分はどれも3倍以内で、桁で開いているのはこの区分だけです。当サイトの式は幅の幾何平均を取るので、計算に入るのは中間の1点。その1点に対応する人は、実際には誰もいません。
しかも出典は上限側について500時間以上の例もあると書いていて、上限すら上限になっていない。この区分の勉強時間スコアは、幅を1点に潰した便宜上の値だと思ってください。
では何で測るか。必要量を動かしているのは論文(科目B)の得意・不得意で、知識量ではありません。判定は先にできます。過去問の論述テーマを1本読み、自分が担当したプロジェクトの経緯でその設問に答えられるかを見る。筋が通るなら、あなたは下限側にいます。題材そのものが浮かばないなら上限側で、しかもその上限は出典が超える例を認めている側です。
上の期間表のいちばん上の行といちばん下の行が、そのまま2つの未来として並んでいます。どちらを自分の予定にするか決めないまま教材を買うと、進み方が速いのか遅いのかを判断する基準を持てません。
合格率の推移表は3回とも近い値で並んでいます。難化を語る材料はここにありません。数字は受験者ベースで、申し込んで会場に来なかった人は分母から抜けています。答案を出した人のなかで、平均13.9%しか通っていません。当サイトのスコアもこの3回の平均を使っています。
日程は秋の一斉試験が廃止され、令和8年度からCBT方式の後期試験へ移りました。申込期間と科目A・科目Bの期間をカレンダーへ書き写し、科目Aと科目Bのあいだの数週間を、論文を書く練習の区間として最初から空けておいてください。年1回のままなので、申込を外せば次は1年後です。
勧める相手は、進捗と要員と費用の調整を自分の判断でやってきた人です。その経緯が論文の材料になるので、幅の下限側から入れます。逆に、管理の実務がないまま高度区分をひとつ増やす目的で選ぶのは勧めません。法令上の独占規定はなく、効くのは社内での役割や提案時の説明力のほうです。書く材料が手元にない状態で入ると、出典が上限を超えると認めている側の時間を、丸ごと自分で負担することになります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回る」の根拠は、上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
- 「平均合格率の低い順で13番目」「デスペ・ITストラテジストより通る割合が低い側」の根拠は、同じ母集団を直近平均合格率で並べた順位と、各ページの合格率の推移表(出典はいずれもIPA統計資料)
- 「下限と上限が10倍」「後期の他区分は3倍以内」の根拠は、上の勉強時間の欄(出典: STUDYing公表値)と、データベーススペシャリスト・システム監査技術者・エンベデッドシステムスペシャリストの各ページの同欄(出典: 同)
- 「計算に入るのは中間の1点」「上限すら上限になっていない」「必要量を動かすのは論文の得意・不得意」の根拠は、幅の幾何平均を勉強時間スコアに使う算出式(算出式ページで公開)と、上の注意書きおよび勉強時間の欄の出典ラベル(論文が得意なら50〜100時間の例も、苦手・未経験者は500時間以上の例もあると幅で記載/出典: STUDYing公表値)
- 「3回とも近い値」「分母は受験者ベース」「後期試験へ移行」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度・出典: IPA統計資料)と上の注意書き、直近3回の平均を使う算出式、および上の試験日程(令和8年度からCBT方式の後期試験へ移行・秋期試験は廃止・申込期間と科目A・科目Bの期間を明示/出典: IPA)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)
よくある質問
プロジェクトマネージャに受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます(出典: IPA)。プロジェクトマネージャ試験はIPAの高度試験(レベル4)で、プロジェクト全体の計画・実行・管理を担う立場を想定した国家試験です。応用情報技術者などに合格していると、科目A試験の免除制度が使えます(旧制度の午前Ⅰ免除に相当)。
プロジェクトマネージャの合格率は?
例年13〜14%台で横ばいです(出典: IPA統計資料)。受験者の7人に1人ほどしか通らず、収録しているIPA高度試験のなかでも低めの水準です。数字は受験者ベースで、当サイトのスコアは3年平均(13.9%)を使っています。
プロジェクトマネージャの勉強時間の目安が広いのはなぜですか?
50〜500時間と幅が大きいのは、合否を分ける論文(科目B)の得意・不得意で必要量が大きく変わるためです(出典: STUDYing公表値。論文が得意なら50〜100時間程度、苦手・未経験なら500時間以上の例もあると幅で記載)。プロジェクト管理の実務があり、経験を論文素材にできる人は下限側に寄ります。
難易度スコア52.7は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中31位です。合格率は13〜14%台(平均13.9%)と低めですが、出典の勉強時間の下限(50時間)が論文の得意な経験者を想定した数字のため、スコアが伸びきりません。応用情報(51.3)の先にある区分で、ITストラテジスト(52.5)やシステムアーキテクト(51.5)と同じレベル4です。
プロジェクトマネージャ試験はいつ行われますか?
年1回です。令和8年度からCBT方式の後期試験に移行し、科目Aと科目Bが2月から3月にかけて別の期間で実施されます(出典: IPA)。秋の一斉試験は廃止されました。受験手数料は7,500円(税込)。申込期間と日付は上の試験日程の欄で確認してください。
プロマネの偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値52.3です(難易度スコア52.7・スコアを算出できる77資格中31位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
プロマネに独占業務はありますか?
ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
出典