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資格のものさし
救急救命士

医療・福祉・国家資格

救急救命士

主催: 厚生労働省

難易度スコア

算出不可 / 100

算出式を見る

直近合格率(平均)

94.5%

勉強時間の目安

一次データなし

受験料

30,300円

注意

勉強時間は予備校・対策講座の公表値が確認できず未収録(難易度スコアは算出不可)。

救急救命士の偏差値(難易度スコア換算)

救急救命士は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。

救急救命士の独占業務・設置義務(根拠条文)

救急救命士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
名称独占 救急救命士の名称 救急救命士法第48条
  • 救急救命士法第48条: 44条は救急救命士本人が行える処置の範囲を定めた規定で、無資格者に対する業務の禁止ではありません。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
第49回(令和8年) 94.9%
第48回(令和7年) 94.4%
第47回(令和6年) 94.2%

図|救急救命士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

救急救命士の合格率のレンジ: 収録3回で94.2%から94.9%最小94.2%、平均94.5%、最大94.9%。振れ幅は0.7ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 94.2% 最大 94.9% 020406080100平均 94.5%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。救急救命士の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で94.2%から94.9%まで動いています(振れ幅0.7ポイント・平均94.5%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の第49回(令和8年)は94.9%で、収録している回のなかで最も高い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、救急救命士の平均94.5%はその右(通りやすい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。

受験資格

受験資格あり。大学入学資格を有し、文部科学大臣指定の学校または都道府県知事指定の救急救命士養成所で必要な知識・技能を修得すること(養成課程2年・大学等修了者1年・消防吏員等実務経験者6月〜1年など複数ルート。救急救命士法。出典: https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kyukyukyumeishi/)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)

同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。

救急救命士は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、救急救命士は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア5.5、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|救急救命士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 救急救命士 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が救急救命士で、合格率スコア5.5・受験資格スコア40。この資格は「入口で絞る」に入ります。

試験日程

年1回・3月上旬(日曜日)実施、3月下旬に合格発表

受験料

30,300円 (指定試験機関・一般財団法人日本救急医療財団所定の用紙で振込により納付)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 養成課程や大学で学んだ土台をもとに、過去問を軸に対策を組む
  • 厚生労働省が過去問と正答を公表しており、出題範囲を確認しながら独学できる
  • 合格率が9割台半ばで安定しており、養成課程の学習を軸に独学でも狙いやすい

通信講座が向いている人

  • 消防の実務と両立しながら、限られた時間で対策を仕組みに任せたい
  • ブランクのある基礎科目を、体系的に立て直したい
  • 苦手分野を、解説つきで効率よく底上げしたい

救急救命士は養成課程ルートと、消防吏員などの実務経験ルートが併存します(出典: 厚生労働省)。自分がどのルートで受験資格を得るかによって確保できる学習時間が変わるため、ルートを確定させてから独学か講座かを判断すると計画を立てやすくなります。

編集部の見解

救急救命士は試験で落とす資格ではない。勝負はどのルートで受験資格を作るかで付く

上の合格率の推移表は、3回とも同じ水準に張り付いています(直近3回の平均94.5%)。年による振れもほとんどありません。ここを「試験が軽い」と読むと、この資格の形を取り違えます。受験できるのは、養成課程か大学の課程か、消防吏員などの講習課程を修了した人だけです。ふるいは試験ではなく入口に置かれていて、分母にはすでに課程を通った人しか入っていない。難易度スコアが算出不可と出ているのも同じ話につながります。勉強時間の一次データが取れないためスコアを算出せず、スコアを算出できる76資格のランキングにも並びません。ただ、この資格の重さはもともと机に向かう時間には現れず、課程に何年通うかのほうに現れます。時間で測る式に乗せても、正しい位置には出ません。

だから決めるべきは試験対策ではなく入口です。上の受験資格の欄にあるとおり、救急救命士には課程が複数あり、修了までの期間が違います。養成課程なら2年、大学などで必要な科目を修めた人が進む課程なら1年、消防吏員などの実務経験者が受ける講習課程なら6か月から1年。期間より効くのは順番のほうで、学生ルートは資格を取ってから勤め先を探し、消防ルートは採用されてから資格を取ります。この分岐は受験の何年も前に決まっていて、途中で乗り換えるのは簡単ではありません。進路を選ぶ段階の人がこのページで持ち帰るべき判断は、合格率でも教材でもなく、自分がどちらの順番で入るかです。

試験そのものの組み方は短く済みます。上の試験日程のとおり年1回・3月上旬で、ルートによらず共通です。落ちれば1年空き、受験手数料はもう一度かかります(上の受験料の欄)。合格率の水準からすると、対策の中身より「課程の学習を落とさずに積み切ること」のほうが効きます。厚生労働省が過去問と正答を公表しているので、直前期は範囲を頭から追い直すのではなく、過去問で落とした科目だけを潰す順番にしてください。範囲を最初から回し直す時間は、養成課程と実務を並行している人にはまず取れません。

誰に向くかは、上の独占業務の表で切れます。この資格が法律で守っているのは名称です。無資格者が救急救命処置を行うこと自体を禁じる条文ではなく、処置の範囲を定めた規定は救急救命士本人に向けたものだと表の注記に書いています。つまり資格が仕事そのものを囲うわけではなく、効き目は消防本部や医療機関という雇用の側で立ち上がります。消防官として働く道筋が見えている人、すでに消防にいる人には、入口の重さに見合う出口があります。逆に、国家資格を1つ持っておきたいという動機で、就く場所を決めないまま養成課程へ進むのは勧めません。同じ2年を投じるなら、資格そのものが業務を囲っている側を先に見てください(業務独占資格の一覧に条文つきで並べています)。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「ふるいが入口にある」の根拠は、上の受験資格の欄(養成課程・大学の課程・消防吏員等の講習課程の修了が受験の条件/救急救命士法・出典: 厚生労働省)と、上の合格率の推移表の水準(出典: 厚生労働省)
  • 「スコアを算出していない」の根拠は、上の勉強時間の欄(一次データなし)と、勉強時間の出典が取れない資格はスコアを出さない当サイトの算出式(算出式ページで公開)
  • 「ルートで期間と順番が変わる」の根拠は、上の受験資格の欄に記載した各課程の年限(養成課程2年・大学等修了者1年・消防吏員等6か月〜1年/出典: 厚生労働省)
  • 「1年空く・費用がもう一度かかる」の根拠は、上の試験日程(年1回・3月上旬)と上の受験料の欄(出典: いずれも厚生労働省)
  • 「過去問から潰す」の根拠は、厚生労働省が過去の試験問題と正答を公表していること(上の独学vs通信講座の欄に記載)
  • 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の表(救急救命士法第48条=名称独占/第44条は救急救命士本人の処置範囲を定めた規定であり無資格者への業務禁止ではない旨を注記。条文本文と機械照合済み)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

救急救命士の受験資格にはどんなルートがありますか?

大きく分けて、養成課程(2年制)を修了するルート、大学などで必要な科目を修めて1年学ぶルート、消防吏員などの実務経験者が6か月〜1年の講習を経るルートがあります(救急救命士法。出典: 厚生労働省)。消防官として現場経験を積んでから取得する人も多く、進学ルートと実務ルートが併存しているのが特徴です。

消防官として働きながら救急救命士を取れますか?

取れます。消防吏員として一定期間の実務を積んだうえで、指定の講習課程を修了すれば受験資格を得られるルートがあります(救急救命士法。出典: 厚生労働省)。消防の現場から資格を取得する流れは、養成課程を経る学生ルートと並ぶ主要な入口になっています。

受験資格を得るまでの期間は、ルートでどれくらい違いますか?

厚生労働省が示す受験資格では、養成課程は2年、大学などで必要な科目を修めた人が進む課程は1年、消防吏員などの実務経験者が受ける講習課程は6か月〜1年です(救急救命士法。出典: 厚生労働省)。同じ国家試験でも、どこから入るかで学ぶ期間が変わります。受験料と試験日はルートによらず共通です。

救急救命士国家試験の合格率はどのくらいですか?

直近3回の平均は94.5%で、第49回(令和8年)は94.9%でした(出典: 厚生労働省)。第47回94.2%・第48回94.4%と、9割台半ばで安定しています。養成課程や講習を修了した人が受ける試験のため、母集団がある程度絞られています。

救急救命士の難易度スコアが「算出不可」なのはなぜですか?

当サイトのスコアは合格率・勉強時間・受験資格の3要素で算出しますが、救急救命士は勉強時間の目安について予備校・対策講座の公表値が確認できませんでした。出典を示せない数値を推測で埋めない方針のため、スコアは出さず「算出不可」としています。合格率と受験資格のデータは上記のとおり収録済みです。

救急救命士国家試験はいつ行われますか?受験料は?

年1回、例年3月上旬の日曜に実施され、合格発表は3月下旬です(出典: 厚生労働省)。受験手数料は30,300円で、指定試験機関である一般財団法人日本救急医療財団所定の用紙を使って振込で納めます。

救急救命士に独占業務はありますか?

業務独占の規定は確認できませんでした。救急救命士の名称(救急救命士法第48条)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(第49回(令和8年))出典: 厚生労働省(確認日
  2. 合格率(第48回(令和7年))出典: 厚生労働省(確認日
  3. 合格率(第47回(令和6年))出典: 厚生労働省(確認日
  4. 試験日程 出典: 厚生労働省(確認日