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資格のものさし

その他・国家資格

公害防止管理者

主催: 一般社団法人 産業環境管理協会(公害防止管理者試験センター)

難易度スコア

50.4 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中50位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

28.6%

勉強時間の目安

100〜150h

受験料

12,300円

注意

掲載値は13の試験区分をすべて合計した全体の合格率です。区分ごとの差が大きく、令和7年度は大気関係29.7%・水質関係40.1%・騒音振動関係30.6%・粉じん関係27.8%・ダイオキシン類関係57.8%・主任管理者25.5%でした。全体の合格率は令和5年度23.6%→令和6年度25.9%→令和7年度36.2%と動き、令和7年度は前年度から10.3ポイント上がっています。科目別合格制があり、合格した科目は翌年度から2年間の受験で免除されます(令和7年度の受験者の54.4%が科目免除申請者)(出典: 産業環境管理協会)

公害防止管理者の偏差値(難易度スコア換算)

公害防止管理者の偏差値は47.0です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

公害防止管理者の独占業務・設置義務(根拠条文)

公害防止管理者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-08-02)。

分類 対象 根拠条文
必置(設置義務) 特定工場への公害防止管理者の選任 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項
  • 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項: ばい煙発生施設や汚水等排出施設の区分ごとに選任します。公害防止管理者になれるのは国家試験の合格者と資格認定講習の修了者です(同法第7条)。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度・全区分(受験19,845/合格7,175) 36.2%
令和6年度・全区分(受験20,263/合格5,244) 25.9%
令和5年度・全区分(受験20,494/合格4,843) 23.6%

図|公害防止管理者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

公害防止管理者の合格率のレンジ: 収録3回で23.6%から36.2%最小23.6%、平均28.6%、最大36.2%。振れ幅は12.6ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 23.6% 最大 36.2% 020406080100平均 28.6%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。公害防止管理者の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で23.6%から36.2%まで動いています(振れ幅12.6ポイント・平均28.6%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より大きく動いています。直近の令和7年度・全区分(受験19,845/合格7,175)は36.2%で、収録している回のなかで最も高い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、公害防止管理者の平均28.6%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

100〜150時間が目安です(出典: SAT(技術系資格講座の公表値・100〜150時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 3.3〜4.9ヶ月 100〜150日
2時間 1.6〜2.5ヶ月 50〜75日
3時間 1.1〜1.6ヶ月 34〜50日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。公害防止管理者が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格なし。「年齢、学歴等の制限はありません。どなたでも受験できます」(出典: 産業環境管理協会・国家試験実施要領)(区分: 誰でも受験可)

同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。

公害防止管理者は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、公害防止管理者は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア71.4、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|公害防止管理者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 公害防止管理者 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が公害防止管理者で、合格率スコア71.4・受験資格スコア0。この資格は「本番で絞る」に入ります。

試験日程

年1回・10月の日曜日(令和8年度は2026年10月4日)。全国9試験地で13の試験区分を一斉に実施する。インターネット申込は7月1日〜7月31日で、令和8年度の受付はすでに終了している

受験料

12,300円 (大気関係第1種・第3種、水質関係第1種・第3種、ダイオキシン類関係、公害防止主任管理者が12,300円(非課税)。大気関係と水質関係の第2種・第4種、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係は11,600円)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 協会が過去問題と正解を区分ごとに公開しているため、出題の傾向を無料で確かめられる
  • 勉強時間の目安100〜150時間なら、科目別合格制を使って1年に絞る科目数を自分で決められる
  • 化学や環境法令の下地がすでにあり、公式の解説書だけで内容をたどれる

通信講座が向いている人

  • 全体の合格率が28.6%で、令和5年度23.6%から令和7年度36.2%まで年度差が大きい試験のため、易しい年を当てにせず得点の幅を確保したい
  • 選んだ区分に必要な科目の組み合わせや、免除が効く範囲の判断を人に確認したい
  • 大気特論や汚水処理特論の計算問題を、独学で止まったときにすぐ聞ける相手がほしい

公害防止管理者は13区分あり、必要な区分は勤務先の特定工場が持つ施設によって決まります。講座を選ぶ前に、勤務先で選任が必要な区分(大気関係第1種か水質関係第1種か、など)を確認しておくと、学ぶ科目の範囲がはっきりします。

編集部の見解

公害防止管理者のこの1行は、13の試験を足して割った平均です。あなたが受ける区分の数字ではありません

当サイトは資格を1行で持ちます。この試験だけは、その1行に13の試験区分が入っています。上の推移表と平均28.6%は全区分の合計から出した値で、上の注意書きに並ぶ区分別の実績を見ると、いちばん高い区分といちばん低い区分では倍以上開きます。スコア50.4も、50位という位置も、その平均から出ています(すぐ上が貸金業務取扱主任者(51.2)、すぐ下が薬剤師(50.1)です)。自分が受ける区分の通りにくさを知りたいなら、上の注意書きの区分別の行を先に見てください。全体の行は、どの受験者の試験でもありません。

分母のほうにも仕掛けがあります。上の注意書きのとおり科目別合格制があり、合格した科目は翌年度から2年間の受験で免除されます。そして令和7年度は、受験者の半数以上が科目免除の申請者でした。つまり分母の半分以上は、全科目ではなく残った科目だけを受けている人です。全科目を素で受ける人にとって、上の推移表の割合は甘い側に出ていると見て補正してください。免除者を除いた合格率は公表されていないので、当サイトは公表値をそのまま使い、推計で作り直しません。上のレンジ帯も広く開いていて、直近3年度は一方向へ大きく動いています。1回分の数字で難化・易化を語れる試験ではありません。

区分は自分で選ぶものではなく、勤務先の設備が指定します。上の設置義務の表は特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項で、特定事業者に公害防止管理者の選任を義務づけています。表の注記のとおり、ばい煙発生施設や汚水等排出施設の区分ごとに選任するので、必要な区分は工場が持つ施設で決まります。同じ注記に、選任される資格を得る道が国家試験だけでないことも書いてあります。実務経験を満たした人が資格認定講習を修了するルートが同法第7条にあります。勤務先が決まっている人は、試験を受けるかどうかから決め直せます。逆に、環境系の知識を証明したいだけで勤務先が決まっていないなら、受ける区分が決まらないので、この試験は入口で止まります。

取りこぼしの原因は、たいてい勉強量ではありません。上の試験日程のとおり年1回・10月の日曜日で、落ちれば次は12か月後です。申込はインターネットのみ、受付は7月の1か月間で、試験の3か月前に閉まります。令和8年度の受付はすでに終了しています。だから順番はこうします。まず勤務先で選任が必要な区分を確認する。6月のうちに受験するかを決める。上の期間表で1日に取れる時間の行を選び、100〜150時間を10月までに割り付ける。科目別合格制があるので、1年目に共通科目、2年目に残り、という割り方も選べます。ただし免除が効くのは翌年度から2年間なので、割り付けはその内側に収めてください。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「1行に13の試験が入っている」の根拠は、上の注意書き(掲載値は13の試験区分をすべて合計した全体の合格率・区分ごとの令和7年度実績を併記/出典: 産業環境管理協会)と、上の合格率の推移表
  • 「分母の半分以上が科目免除の申請者」の根拠は、上の注意書き(科目別合格制があり合格科目は翌年度から2年間免除・令和7年度の受験者の54.4%が科目免除申請者/出典: 同)。免除者を除いた合格率は公表されていない
  • 「1回分で難化を語れない」の根拠は、上のレンジ帯と合格率の推移表(令和5〜7年度/出典: 同)、およびスコアが直近3回の平均を使う算出式(算出式ページで公開)
  • 「区分は勤務先の設備が指定する」の根拠は、上の設置義務の表(特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項=特定事業者への選任義務。ばい煙発生施設や汚水等排出施設の区分ごとに選任し、国家試験の合格者と資格認定講習の修了者が選任対象=同法第7条/条文本文と機械照合済み)
  • 「7月を逃すと1年後」の根拠は、上の試験日程(年1回・10月の日曜日/インターネット申込は7月1日〜7月31日/令和8年度の受付は終了/出典: 産業環境管理協会)と、上の期間表(出典つきの目安を1日あたりの時間で割った算術)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

公害防止管理者の合格率はどのくらいですか?

令和7年度36.2%・令和6年度25.9%・令和5年度23.6%で、3年平均28.6%です(出典: 産業環境管理協会)。13の試験区分をすべて合計した全体の数字です。令和7年度は前年度から10.3ポイント上がっていて、年度による振れが大きい試験だとわかります。区分別に見ると令和7年度は大気関係29.7%・水質関係40.1%・騒音振動関係30.6%・粉じん関係27.8%・ダイオキシン類関係57.8%・主任管理者25.5%で、どの区分を選ぶかで景色が変わります。

受験資格はありますか?工場で働いていなくても受けられますか?

受験資格はありません。協会は「年齢、学歴等の制限はありません。どなたでも受験できます」と明記しています(出典: 産業環境管理協会・国家試験実施要領)。工場勤務や実務経験も不要です。ただし資格が使われる場面は特定工場での選任で、特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項が事業者に公害防止管理者の選任を義務づけています。試験に合格するルートのほかに、実務経験を満たした人が資格認定講習を修了して資格を得るルートもあります。

科目別合格制とは何ですか?1年で全科目そろえる必要はありますか?

1年で全部そろえる必要はありません。科目別合格制があり、合格した科目は翌年度から2年間の受験で免除されます(出典: 産業環境管理協会)。令和7年度は受験者の54.4%が科目免除申請者でした。半数以上が複数年で取りにいっている計算になります。全体の合格率28.6%という数字も、この免除者を含んだうえでの値です。1年目に共通科目を落とし、2年目で残りを取るという進め方が現実的な選択肢になります。

受験料はいくらですか?区分によって違いますか?

区分で2種類に分かれます。大気関係第1種・第3種、水質関係第1種・第3種、ダイオキシン類関係、公害防止主任管理者が12,300円(非課税)、大気関係と水質関係の第2種・第4種、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係が11,600円です(出典: 産業環境管理協会・国家試験実施要領)。申込方法は協会のウェブサイトからのインターネット申込に限られ、郵送や窓口での受付はありません。

試験はいつありますか?申込はいつまでですか?

年1回・10月の日曜日で、令和8年度は2026年10月4日です。全国9試験地(札幌・仙台・首都圏・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇)で13区分を一斉に実施します。インターネット申込は7月1日から7月31日までで、令和8年度の受付はすでに終了しています(出典: 産業環境管理協会・国家試験実施要領)。申込が試験の3か月前に締め切られるので、受験を決めるタイミングは6月中と考えておくと取り逃しません。

難易度スコア50.4は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中50位です。受験資格がないため受験資格の点は0ですが、合格率28.6%と勉強時間100〜150時間がスコアを押し上げています。同じ設備・環境系ではエネルギー管理士(51.8)と近い帯で、電験三種(61.8)とは勉強時間の差ぶん離れます。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

公害防止管理者の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値47.0です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

公害防止管理者は法律で設置が義務づけられていますか?

はい。特定工場への公害防止管理者の選任(特定工場における公害防止組織の整備に関する法律第4条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-08-02)。

出典

  1. 合格率(令和5年度・全区分(受験20,494/合格4,843))出典: 一般社団法人 産業環境管理協会(公害防止管理者試験センター)(確認日
  2. 勉強時間の目安 出典: SAT(技術系資格講座の公表値・100〜150時間)(確認日
  3. 試験日程 出典: 一般社団法人 産業環境管理協会(公害防止管理者試験センター)(確認日