注意
受験区分は「全科目」と免除A〜C(国内旅行業務取扱管理者有資格者・研修修了者等が対象)があり、免除区分ほど合格率が高い(令和7年度: 免除C=83.3%等)。
- 本DBの合格率は免除なしの標準区分「全科目」を採用。
- 全区分合算の合格率はこれより高い(令和7年度35.6%)
国内旅行業務取扱管理者の偏差値(難易度スコア換算)
国内旅行業務取扱管理者の偏差値は46.0です(スコアを算出できる77資格中53位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|国内旅行業務取扱管理者の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
国内旅行業務取扱管理者の独占業務・設置義務(根拠条文)
国内旅行業務取扱管理者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 営業所への選任 | 旅行業法第11条の2第1項 |
- 旅行業法第11条の2第1項: 国内旅行のみを扱う営業所であれば、この資格で選任要件を満たせます(同条6項)。海外旅行を扱う営業所では総合旅行業務取扱管理者が必要です。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は33.7%。受かるのはおよそ10人に3人です。回ごとの値は下の表に。
図|国内旅行業務取扱管理者の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 34.1% |
| 令和6年度 | 31.4% |
| 令和5年度 | 35.7% |
図|国内旅行業務取扱管理者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は150〜200時間です。
図|国内旅行業務取扱管理者の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると29番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら2〜3か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 4.9〜6.6ヶ月 | 150〜200日 |
| 2時間 | 2.5〜3.3ヶ月 | 75〜100日 |
| 3時間 | 1.6〜2.2ヶ月 | 50〜67日 |
出典: フォーサイト(旅行業務取扱管理者講座の公表値)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(国内旅行業務取扱管理者が選ばれた状態で開きます)。
国内旅行業務取扱管理者の試験の形式(一次出典)
CBT方式で全国47都道府県のテストセンターから日時を選べます。免除の有無で試験時間が120分・80分・40分と変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式。全国47都道府県にある試験会場から受験者が日時を選択 |
| 試験科目 | ①旅行業法及びこれに基づく命令、②旅行業約款・運送約款及び宿泊約款、③国内旅行実務(運送機関及び宿泊施設の利用料金その他の料金、旅行業務の取扱いに関する実務処理) |
| 受験区分と試験時間 | 全科目受験120分、免除A(国内実務が免除)80分、免除B(法令が免除)80分、免除C(法令と国内実務が免除)40分 |
| 免除・特例 | 免除Aは令和7年度・令和8年度の国内旅行業務取扱管理者研修の修了者などが対象で、根拠書類をアップロードして申請する |
| 受験手数料 | 受験手数料8,000円(非課税)とシステム利用料660円(税込) |
受験区分は免除資格の有無で4つに分かれ、試験時間が区分ごとに決まっています。途中休憩はありません。令和8年度は9月の受験期間から受験者が日時を選ぶ方式で、受験票の郵送はなく予約完了のメールで会場と日時が案内されます。
出典: 全国旅行業協会(ANTA)「国内旅行業務取扱管理者試験 受験案内」(令和8年度) (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格の制限は特にない(ANTA公式受験案内より)。(区分: 誰でも受験可)
ただし旅行業法第11条の3第4項により、試験に関し不正行為があった者は観光庁長官が定める期間受験できない
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
国内旅行業務取扱管理者は入口と本番のどちらで絞る試験か
国内旅行業務取扱管理者は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア66.3)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|国内旅行業務取扱管理者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・CBT試験方式。
- 令和8年度は受験期間9月3日〜25日で、期間内の希望日時を受験者が選択(全国47都道府県のテストセンター)。
- 申込期間は6月18日〜7月15日
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年9月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
8,660円
受験手数料8,000円(非課税)+システム利用料660円(税込)の合計。CBT試験方式。いかなる理由でも返還不可
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格がなく、思い立った日から市販教材と過去問で始められる
- 勉強時間の目安150〜200時間(出典つき)を、自分でスケジュールに割り振れる
- CBTで受験日を選べるため、仕事の繁閑に合わせて学習の締め切りを設計できる
通信講座が向いている人
- 旅行業法・約款・国内実務の3分野を効率よく整理し、暗記の優先順位を決めてほしい
- 独学のペース管理を仕組みに任せ、演習に時間を集中したい
- 将来は総合旅行業務取扱管理者へ進むことを見据え、土台を固めたい
全国旅行業協会の公表では、免除区分によって合格率が34.1%から83.3%まで開きます。本DBは免除なしの全科目区分で統一しています。どの区分で受けるかで必要な学習量が変わる点だけ、先に確認してください。
編集部の見解
国内旅行業務取扱管理者はCBTでも打席は年に一度。総合まで行くなら、この1回を免除の切符にしてください
スコアを算出できる77資格のなかでは、受かりやすい側です。上のスコア内訳バーで合格率と勉強時間の寄与は中ほど、受験資格の寄与はゼロ。スコアは44.3、53位で、すぐ上が公害防止管理者(44.8)、すぐ下が社会福祉士(43.2)です。合格率の低い順に並べ直すと47番目に来ます。
ただしこの位置は、免除なしの全科目区分だけを切り出した数字で作っています。上の注意書きのとおり免除区分があり、その合格率は全科目区分より上に出ます。他で見た合格率のほうが高かったのなら、見ている区分が違います。
読み違えが起きやすいのは、合格率より方式のほうです。この試験はCBTですが、受けられるのは年に一度の受験期間の中だけです(上の試験日程)。パソコンで受ける試験を「随時受けられる」と読むと外します。落ちれば次の受験期間は翌年度です。
最初にやることは教材選びではなく、上の試験日程にある申込期間をカレンダーへ入れることです。申込期間は受験期間より前に終わります。申込を逃した年は、どれだけ勉強が進んでいても打席が来ません。
総合旅行業務取扱管理者(56.3)まで行くつもりなら、順番をここで決めてください。総合の受験区分には科目免除の区分があり、その前提のひとつが国内旅行業務取扱管理者の資格です(総合ページの注意書き)。国内を先に取れば、総合で受ける科目を削れます。
ただし同じ年には組めません。総合の申込が締め切られるのは夏で、国内のCBT受験期間が始まるのはそのあとです(両ページの試験日程)。国内に受かった年の総合には結果が間に合わず、免除を使う設計は最短でも2年計画になります。
もうひとつ、当サイトのスコアは国内も総合も免除なしの区分で算出しています。国内を先に取った人が総合を受けるときの実際の重さは、表示している総合のスコアより軽い側へ振れます。この差はスコアには出ません。
取るべき人は、上の独占業務・設置義務の表で決まります。旅行業法は営業所ごとに一人以上の旅行業務取扱管理者を選任するよう求めており、国内のみを扱う営業所ならこの資格で足ります。会社が人数を数えなければならない資格なので、国内旅行を扱う会社では席の数がそのまま変わります。自分で営業所を構えるなら、選任する相手を雇うか自分が持つかの二択です。
逆に、海外旅行を扱う営業所に入ることが決まっているなら、国内を踏み台にせず総合を素で受けたほうが早い。免除を使う設計は2年かかるので、1年で決めたい人には向きません。
旅行が好きだから、という理由だけで取るのも勧めません。上の表にあるのは営業所への選任義務だけで、名乗りを保護する規定はありません。効くのは肩書きではなく席のほうです。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「受かりやすい側に入る」の根拠: 上のスコア内訳の3要素と、母集団を直近平均の合格率が低い順に並べ直したときの位置(合格率の出典: 全国旅行業協会の試験実施状況)
- 「見ている区分が違う」の根拠: 上の注意書き(本DBは免除なしの全科目区分を採用し、免除区分の合格率はこれより高い/出典: 同協会)
- 「CBTでも打席は年に一度」の根拠: 上の試験日程(年1回・受験期間内で希望日時を選択・申込期間は受験期間より前/出典: 同協会)
- 「同じ年には免除を組めない」の根拠: 上の試験日程と総合旅行業務取扱管理者ページの試験日程(総合の申込は例年7月中旬から8月上旬/出典: 日本旅行業協会)、および総合の受験区分の前提(同ページの注意書き)
- 「総合の実際の重さはスコアより軽い側へ振れる」の根拠: 当サイトの算出式(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページ)と、国内・総合とも免除なしの区分の合格率を採用していること
- 「席の数が変わる」の根拠: 上の独占業務・設置義務の表(旅行業法第11条の2第1項/条文本文と機械照合済み)と、同じ表に名称独占の規定が無いこと
よくある質問
国内旅行業務取扱管理者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます(出典: 全国旅行業協会・ANTA公式)。国内の旅行業務を扱う営業所に必要な国家資格で、旅行業法・国内旅行実務・約款の3分野から出題されます。合格後に管理者として選任される段階の条件は、受験のハードルとは別に確認してください。
難易度スコア44.3は他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中53位です。上位版の総合旅行業務取扱管理者(56.3)より低い帯で、海外実務や英語が加わらないぶん範囲が絞られています。算出式は算出式ページで公開しています。
合格率は何%くらいですか?免除区分で変わりますか?
本DBは免除のない「全科目」区分で、直近3回の平均は33.7%です(出典: 全国旅行業協会)。免除区分は数字がぐっと上がり、令和7年度は全科目34.1%に対して免除C区分が83.3%。区分別の値は上の注意書きにあります。どの区分の合格率を見ているかで印象が変わるので、免除の有無をそろえて比べてください。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
150〜200時間が目安です(出典: フォーサイトの旅行業務取扱管理者講座公表値)。試験はCBT方式で、受験期間内に日程を選べます。この時間を確保できる時期から逆算して申し込んでください。旅行業法や約款は暗記の比重が高く、過去問の反復が効きます。
いつ・どうやって受験しますか?
年1回のCBT方式です(出典: 全国旅行業協会・ANTA公式)。受験期間(令和8年度は9月)内の希望日時を、全国のテストセンターから選んで受けます。申込期間は受験期間より前に締まります(日付は上の試験日程の欄)。受験手数料は8,660円で、いかなる理由でも返還されません。
国内旅行業務取扱管理者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算で偏差値46.0です(難易度スコア44.3・スコアを算出できる77資格中53位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
国内旅行業務取扱管理者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。営業所への選任(旅行業法第11条の2第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典