注意
掲載値は甲種化学・甲種機械・乙種化学・乙種機械・丙種化学(液石)・丙種化学(特別)の6区分を合計して当サイトが算出した値です。
- 高圧ガス保安法第29条第1項では第一種〜第三種冷凍機械責任者も製造保安責任者免状に含まれますが、冷凍機械責任者は別ページで扱うためこの6区分に絞っています。
- 販売主任者と液化石油ガス設備士は別の試験なので含めていません。
- 令和7年度の区分別は甲種化学60.8%(受験892/合格542)・甲種機械57.9%(1,495/866)・乙種化学51.1%(2,486/1,270)・乙種機械47.8%(5,001/2,389)・丙種化学(液石)47.4%(3,392/1,609)・丙種化学(特別)55.7%(5,288/2,943)で、6区分すべて割り算が協会の公表合格率と一致することを確認しています。
- 区分の差よりも大きいのが科目免除の有無です。
- 丙種化学(液石)を全科目受験した人の合格率は19.6%(受験2,063/合格405)ですが、講習修了で保安管理技術と学識を免除された人は90.6%(1,329人中1,204人)でした。
- 公表される47.4%はこの2つの群が混ざった値です。
- 勉強時間の目安は掲載していません。
- 講座事業者(JTEX・インソースほか)を確認しましたが受講期間の記載のみで、時間数を公表しているものが見つからなかったためです(推測では埋めません)(出典: 高圧ガス保安協会)
高圧ガス製造保安責任者の偏差値(難易度スコア換算)
高圧ガス製造保安責任者は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。
高圧ガス製造保安責任者の独占業務・設置義務(根拠条文)
高圧ガス製造保安責任者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-08-06)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 製造事業所への保安係員の選任 | 高圧ガス保安法第27条の2第4項 |
- 高圧ガス保安法第27条の2第4項: 同条第3項は同じ要件で保安技術管理者の選任を義務づけています。免状を持っているだけでは選任されず、経済産業省令が定める高圧ガスの製造の経験もあわせて必要です。選任できる範囲は免状の種類ごとに分かれ、甲種はガスの種類・施設の規模とも制限がありません。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
高圧ガス製造保安責任者を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している高圧ガス製造保安責任者の動画は1本(ショート1本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は45.9%。受かるのはおよそ10人に5人です。回ごとの値は下の表に。
図|高圧ガス製造保安責任者の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度・冷凍を除く6区分の合計(受験18,554/合格9,619・当サイト算出値) | 51.8% |
| 令和6年度・冷凍を除く6区分の合計(受験17,117/合格6,725・当サイト算出値) | 39.3% |
| 令和5年度・冷凍を除く6区分の合計(受験17,542/合格8,190・当サイト算出値) | 46.7% |
図|高圧ガス製造保安責任者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。
高圧ガス製造保安責任者の試験の形式(一次出典)
法令・保安管理技術・学識の3科目。学識が記述式なのは甲種化学・甲種機械・第一種冷凍機械だけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目 | 法令、保安管理技術、学識の3科目(第三種冷凍機械には学識がない) |
| 出題形式(甲種・第一種冷凍機械) | 甲種化学・甲種機械・第一種冷凍機械は、法令が択一式、保安管理技術が択一式、学識が記述式 |
| 出題形式(乙種・丙種・第二種冷凍機械) | 乙種化学・乙種機械・丙種化学・第二種冷凍機械は、法令・保安管理技術・学識のいずれも択一式 |
| 試験実施権者 | 甲種化学・甲種機械・第一種冷凍機械は経済産業大臣が実施。乙種・丙種・第二種冷凍機械・第三種冷凍機械は都道府県知事が実施 |
| 受験手数料 | 甲種化学・甲種機械・第一種冷凍機械は電子申請17,300円/書面申請17,800円。乙種化学・乙種機械・第二種冷凍機械は11,100円/11,600円(非課税) |
同じ「高圧ガス製造保安責任者試験」でも、甲種と第一種冷凍機械だけは学識が記述式で、乙種以下は学識も択一式です。試験実施権者も分かれており、甲種と第一種冷凍機械は経済産業大臣、それ以外は都道府県知事が実施します。第三種冷凍機械には学識の科目そのものがありません。
出典: 高圧ガス保安協会(KHK)「国家試験の概要」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし。「年齢、学歴、性別、経験等に関係なく、誰でも受験できます」(出典: 高圧ガス保安協会・令和8年度 製造・販売試験用 受験案内書)。(区分: 誰でも受験可)
ただし合格して免状の交付を受けても、事業所で保安技術管理者や保安係員に選任されるには、高圧ガス保安法第27条の2が定める製造の経験が別に必要です
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
高圧ガス製造保安責任者は入口と本番のどちらで絞る試験か
高圧ガス製造保安責任者は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア54.1)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|高圧ガス製造保安責任者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・11月の日曜日に筆記。
- 令和8年度は11月8日(日)で、受験申請は電子申請が8月17日10:00〜9月2日17:00、書面申請が8月17日〜8月31日と書面のほうが期間が短い。
- 試験時間は法令9:30〜10:30(60分・択一20問)、保安管理技術11:10〜12:40(90分)、学識13:30〜15:30(120分)で、合格基準は各科目とも満点の60パーセント程度。
- 甲種は経済産業大臣試験で試験地9市区、乙種・丙種は都道府県知事試験で各都道府県。
- 別ルートとして、協会の科目免除講習(法令・保安管理技術・学識の各7時間=計21時間)を受けて検定試験に合格すると、国家試験は法令1科目だけの受験になる
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(2026年11月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
11,100円
電子申請の受験手数料(非課税)。区分で3段階あり、甲種化学・甲種機械は17,300円、乙種化学・乙種機械は11,100円、丙種化学(液石)・丙種化学(特別)は9,800円。書面申請はいずれも500円高い。掲載額は受験者が最も多い乙種機械の額(令和8年度)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 科目免除講習を使わず全科目で受ける前提で、法令・保安管理技術・学識を自分で回せる
- 合格基準が各科目とも満点の60パーセント程度と決まっていて、科目ごとの到達点がはっきりしている(出典: 高圧ガス保安協会)
- 受験する区分がすでに決まっていて、その区分の過去問を年数ぶん積める
通信講座が向いている人
- 学識(120分)の計算問題で手が止まり、化学・熱力学の基礎から手当てが要る
- 年1回・11月の一発勝負に向けて、8月中旬に始まる申請期間まで含めて管理したい
- 勉強時間の目安を公表している事業者が見つからず、総量を自分で見積もれない(当サイトがスコアを算出できていない理由と同じ)
科目免除のルートを使うかどうかを先に決めてください。協会の講習(計21時間)を受けて検定試験に合格すると、国家試験は法令1科目だけになり、学習量が大きく変わります。当サイトは講座名・料金を載せず、まず一次データで判断できる状態を優先しています(個別講座の比較は準備中です)。
編集部の見解
この試験は合格率で難易度を測れない。先に決めるのは、科目免除の講習を使うかどうかです
合格率が映しているのは受験者の実力ではなく、どのルートで会場に来たかです。令和7年度の丙種化学(液石)で、全科目を受けた人の合格率は19.6%、講習修了で免除を受けた人は90.6%(上の注意書き)。公表される区分合格率は、この2群を足して割った値にすぎません。
だからこの資格に限っては、他の資格と同じ感覚で合格率を眺めても難易度は測れません。上の推移表が直近3年度で動いているのも、年ごとの難化・易化というより、6区分を合計した値なので区分ごとの受験者構成が動けば全体も動く、という読み方が先に来ます。
難易度スコアは算出不可と出ています。勉強時間の一次出典が取れないためで、スコアを算出できる77資格の母集団には入れていません。確定している2要素で見ると、平均合格率は45.9%、受験資格は誰でも受験可。上の選抜の型の図では「どちらでも絞らない」の位置です。
ただしその位置は、免除組と全科目組が混ざった平均から出たものです。横軸は本番の重さ(100 − 平均合格率)なので、全科目で挑むつもりなら、自分が向き合う座標は図の点よりずっと右にあります。
ルートを決めたら、次は締め切りです。試験は年1回・11月の日曜日で、申請は電子より書面のほうが締め切りが早い(日付は上の試験日程の欄)。免除ルートを使うなら、協会の講習と検定試験の日程がさらに手前に入るので、逆算の起点は11月ではなく夏の前です。
受験手数料も区分で変わります(上の受験料の欄)。どの区分を、どのルートで、いつ受けるか。この3つを先に決めてから教材を開いてください。
取る意味は、働く場所で決まります。上の独占業務・設置義務の表に並ぶのは必置の1件で、高圧ガス保安法第27条の2第4項が製造事業所に保安係員の選任を義務づけています。事業者が人数を数えなければならない側の資格なので、製造事業所に勤める人・これから勤める人には席の数に直結します。
ただし免状だけでは選任されません。経済産業省令が定める高圧ガスの製造の経験が別に要ります。だから順番は、受験資格が要らないうちに免状を取り、現場で経験を積んで選任要件を満たす、という組み立てが素直です。
逆に、高圧ガスを扱う現場に立つ予定がないなら、この資格を持つ理由はほぼありません。業務独占も名称独占も条文になく、選任される場所がなければ効き目が発生しないためです。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格率はルートを映している」の根拠: 上の注意書き(令和7年度 丙種化学(液石)の全科目受験19.6%・講習修了による免除者90.6%・公表区分合格率47.4%/出典: 高圧ガス保安協会)
- 「掲載値は6区分の合計」の根拠: 上の合格率の推移表と注意書き(6区分を合計した当サイト算出値/各区分の合格者数÷受験者数が協会の公表値と一致することを確認)
- 「どちらでも絞らない位置」の根拠: 上の選抜の型の図(入口の重さ=受験資格スコア/本番の重さ=合格率スコア・2軸としきい値は算出式ページ)と、上の受験資格欄(年齢・学歴・性別・経験等の制限なし・出典: 同協会)
- 「逆算の起点は夏の前」の根拠: 上の試験日程(年1回・11月/電子申請より書面申請の締め切りが早い/科目免除講習は計21時間で、検定試験に合格すると国家試験は法令1科目・出典: 同協会)
- 「区分で費用が変わる」の根拠: 上の受験料欄(甲種17,300円・乙種11,100円・丙種9,800円/書面申請は500円高い・出典: 同協会)
- 「席の数に直結する」「免状だけでは選任されない」の根拠: 上の独占業務・設置義務の表(高圧ガス保安法第27条の2第4項の保安係員の選任義務・同条第3項の保安技術管理者/条文本文と機械照合済み)と、同表の注記(経済産業省令が定める製造の経験が別に必要)
- 「スコアが空欄の理由」の根拠: 上の勉強時間欄(一次データなし)と当サイトの算出式(勉強時間0.35の要素が埋まらないとスコアを出さない・算出式ページ)
よくある質問
高圧ガス製造保安責任者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・性別・経験に関係なく誰でも受験できます(出典: 高圧ガス保安協会・令和8年度 製造・販売試験用 受験案内書)。ただし免状を取っても、事業所で保安技術管理者や保安係員に選任されるには、高圧ガス保安法第27条の2が定める製造の経験が別に要ります。受験と選任のハードルは分けて確認してください。
合格率45.9%はどの区分の数字ですか?
6区分を合計して当サイトが算出した値です。甲種化学・甲種機械・乙種化学・乙種機械・丙種化学(液石)・丙種化学(特別)の合計で、区分ごとの値は上の注意書きにあります(出典: 高圧ガス保安協会)。冷凍機械責任者は別ページで扱うため含めず、販売主任者と液化石油ガス設備士は別の試験なので対象外です。
科目免除の講習を受けると合格率はどのくらい変わりますか?
全科目受験と講習免除で、合格率は桁違いになります。令和7年度の丙種化学(液石)は、全科目を受けた人の合格率が19.6%、講習修了で科目免除を受けた人は90.6%でした(出典: 高圧ガス保安協会。受験者数は上の注意書き)。公表される区分合格率はこの2群が混ざった値です。免除講習を受けて検定試験に合格すると、国家試験は法令1科目だけになります。
難易度スコアが算出不可になっているのはなぜですか?
勉強時間の目安に、出典を示せる公表値がないためです。講座事業者を確認しましたが受講期間の記載にとどまり、時間数を数字で公表しているものが見つかりませんでした。推測では埋めない方針なので「算出不可」としています。合格率・受験資格・試験日程・受験料は一次出典つきで収録済みです。
受験料と申込の締め切りは?
受験手数料は区分で分かれ、甲種17,300円・乙種11,100円・丙種9,800円です(電子申請・非課税。書面申請は500円高い)。試験は年1回で、申請は夏のうちに始まります。書面申請は電子より締め切りが早いので、日付は上の試験日程の欄で確かめてください(出典: 高圧ガス保安協会)。
高圧ガス製造保安責任者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。製造事業所への保安係員の選任(高圧ガス保安法第27条の2第4項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-08-06)。
出典