直近合格率(平均)
31.9%
勉強時間の目安
40〜60h
受験料
5,300円
注意
合格率・受験者数は消防試験研究センター公表の全国年間集計(令和7年度=令和7年4月〜令和8年3月)。試験日は単一日ではなく、都道府県・支部ごとに通年・複数回実施され日程が異なる。受験する支部の試験日程一覧で確認すること
乙4の偏差値(難易度スコア換算)
危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)の偏差値は42.8です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
乙4の独占業務・設置義務(根拠条文)
危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 第4類危険物(ガソリン等)の取扱い・立会い | 消防法第13条第3項 |
- 消防法第13条第3項: 乙種は免状に指定された類のみ。取り扱える危険物の種類は総務省令に委任。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(全国計・受験222,545/合格71,059) | 31.9% |
| 令和6年度(全国計・受験223,846/合格71,023) | 31.7% |
| 令和5年度(全国計・受験223,797/合格71,670) | 32.0% |
図|乙4の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
40〜60時間が目安です(出典: スタディング(通信講座公表値。一般的に40〜60時間・初学者でも60時間程度が目安))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 1.3〜2.0ヶ月 | 40〜60日 |
| 2時間 | 0.7〜1.0ヶ月 | 20〜30日 |
| 3時間 | 0.5〜0.7ヶ月 | 14〜20日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。乙4が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。年齢・学歴・実務経験・前提資格の制限はなく、乙種・丙種は誰でも受験できる(出典: 消防試験研究センター・受験資格)。甲種のみ化学系の学歴・単位・乙種免状での実務経験等の受験資格が必要(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
乙4は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア68.1、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|乙4の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
中央試験センター(東京)および各道府県支部で実施。都道府県・支部ごとに通年・複数回で試験日が異なる(受験する支部の試験日程一覧で確認)
受験料
5,300円 (乙種の受験手数料(非課税)。令和6年5月からの現行額。甲種7,200円・丙種4,200円)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 勉強時間の目安40〜60時間(出典つき)を、通年実施の試験日まで自分で割り振れる
- 市販テキストと過去問の反復で、物理・化学の基礎と法令の暗記を進められる
- 受験資格がないぶん、思い立ったらすぐ次の回に申し込んで学習を始められる
通信講座が向いている人
- 物理・化学がはじめてで、出題範囲の全体像を早くつかんで40〜60時間にムダなく収めたい
- 働きながらの学習で、都道府県ごとに違う試験日程の確認や進捗管理を仕組みに任せたい
危険物乙4は受験資格がなく試験も通年実施のため、講座選びの前に「どの支部でいつ受けるか」を先に決めると、学習期間から逆算した計画が立てやすくなります。
編集部の見解
乙4のスコアが下の帯に来るのは、試験が軽いからではありません。落とす割合は、スコアが近い資格より高い側です
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。受験資格の寄与はゼロで、この資格を45.4まで積み上げているのは合格率の寄与と、それより小さい勉強時間の寄与だけです。位置は59位で、すぐ上が海事代理士(45.6)、すぐ下が介護福祉士(45.2)です。ただし、隣に並ぶ資格と中身が同じではありません。乙4の合格率の寄与は、近くに並ぶ資格より大きく出ています。スコアが下側にあるのは試験がやさしいからではなく、入口に条件が無く、必要な勉強時間の目安が短いからです。平均31.9%は、受けた人の3人に2人が落ちている割合です。
上下の級を「上のほうが受かりにくい」と読むのもやめてください。当サイトが平均合格率の低い順に並べると、乙4は43番目で、危険物甲種はそれより後ろに来ます。上の合格率の推移表と甲種ページの推移表を突き合わせても、直近3年度のうち2年度は乙4のほうが低く出ています。甲種の分母は受験資格を満たした人だけなので、そもそも比べているものが違います。級の上下は、扱える類の広さと入口の条件の差であって、試験室での通過率の差ではありません。
組み方は宅建型の逆算になりません。上の試験日程のとおり、乙4は都道府県・支部ごとに通年・複数回で実施され、当サイトが算出する再挑戦インターバルは1か月です(算出式ページ)。落ちても翌月には次の回があります。外から締め切りが来ないので、順番を逆にしてください。受験する支部の日程一覧から回をひとつ押さえ、そこまでの日数で仕上げる。上の期間表で自分が毎日取れる時間の行を見れば、押さえるべき回が決まります。テキストを読み終えてから申し込む順にすると、締め切りが無いぶん読み終わりません。
取る理由は上の独占業務の表にあります。消防法第13条第3項は、危険物取扱者以外の者が製造所・貯蔵所・取扱所で危険物を取り扱うことを、有資格者の立会いなしには禁じています。乙種は免状に指定された類だけが対象で、乙4はガソリンなどの第4類にあたります。給油所・タンクローリー・化学系の現場に立つなら、資格が席そのものを作る側です。逆に、危険物を扱う現場に入る予定がないなら、条文が囲っているのは作業であって名乗りではありません。表に名称独占の規定は並んでいないので、免状は履歴書の一行より先へは効きません。
現場に長くいるつもりなら、乙4を終点にしないでください。危険物甲種の受験資格には、乙種の免状を4種類以上そろえるルートがあり、乙4はその1枚目に数えられます(甲種ページの受験資格の欄)。甲種まで行けば扱える類が全部になります。ただし、職場が置いている危険物が第4類で完結しているなら、甲種の入口を作る時間は回収しにくい。自分の現場が何類を置いているかを先に確かめてから、次の一枚を決めてください。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアを積み上げているのが合格率の寄与だけ」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)と上の受験資格の欄(乙種は受験資格なし/出典: 消防試験研究センター)
- 「近くに並ぶ資格より合格率の寄与が大きい」の根拠は、同じ算出式・同じデータで出した近い順位の資格の合格率スコア(難易度ランキングの並び)
- 「上の級のほうが受かりにくいとは言えない」の根拠は、上の合格率の推移表と危険物甲種ページの推移表(いずれも出典: 消防試験研究センターの全国年間集計)と、当サイトの平均合格率の低い順の並び
- 「落ちても翌月」の根拠は、上の試験日程(都道府県・支部ごとに通年・複数回/出典: 同)と、再挑戦インターバルの判定ルール(算出式ページで公開)
- 「席そのものを作る」「名乗りは保護されない」の根拠は、上の独占業務の表(消防法第13条第3項/条文本文と機械照合済み。乙種は免状に指定された類のみ・名称独占の規定なし)
- 「甲種の1枚目に数えられる」の根拠は、危険物甲種ページの受験資格の欄(乙種4種類以上のルート/出典: 消防試験研究センター)
よくある質問
危険物乙4に受験資格はありますか?誰でも受けられますか?
誰でも受けられます。乙種・丙種は年齢・学歴・実務経験・前提資格の制限がなく、そのまま申し込めます(出典: 消防試験研究センター・受験資格)。受験資格が要るのは甲種だけで、乙4を含む乙種はこの制限の外にあります。中学生や高校生が合格している回もあり、最初の一枚として選ばれてきた理由がここにあります。
危険物乙4の合格率は?直近の数字を教えてください
全国の年間集計で令和7年度31.9%・令和6年度31.7%・令和5年度32.0%です(出典: 消防試験研究センター・全国集計)。令和7年度は222,545人が受験して71,059人が合格しました。3年続けて31〜32%に収まり、受験者の約3人に2人が落ちています。分母は誰でも受けられる全受験者なので、受験資格で母集団が絞られる資格の合格率とは前提が違う点に注意してください。
危険物乙4の勉強時間はどのくらい必要ですか?
40〜60時間が目安です(出典: スタディング公表値)。1日1時間なら約2か月、1日2時間の短期集中なら1か月前後で到達できる分量です。試験が都道府県ごとに通年・複数回あるため、この時間を確保できる週数から逆算して受験日を選べます。「必ず一発で受かる」と断定はできませんが、過去問中心の学習が得点に直結しやすい試験です。
難易度スコア45.4は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中59位です。基本情報技術者(45.7)や登録販売者(45.7)とほぼ同じ帯で、ITパスポート(41.4)より少し上にいます。合格率は31〜32%(平均31.9%)と低めですが、勉強時間が40〜60時間と短く、受験資格もないためスコアは中位に収まります。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
危険物乙4はいつ・どこで受けられますか?年1回ですか?
年1回ではありません。中央試験センター(東京)と各道府県支部で、都道府県ごとに通年・複数回実施されています(出典: 消防試験研究センター)。試験日・申請期間は支部により異なるため、受験する支部の試験日程一覧で確認します。宅建のような一発勝負ではなく、準備が整ったタイミングの回を選べるのが計画の立てやすさにつながります。
乙4の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値42.8です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
乙4にしかできない仕事はありますか?
あります。第4類危険物(ガソリン等)の取扱い・立会い(消防法第13条第3項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典