注意
合格率・受験者数は消防試験研究センター公表の全国年間集計(令和7年度=令和7年4月〜令和8年3月)。
- 試験日は単一日ではなく、都道府県・支部ごとに通年・複数回実施され日程が異なる。
- 受験する支部の試験日程一覧で確認すること
乙4の偏差値(難易度スコア換算)
危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)の偏差値は41.8です(スコアを算出できる77資格中61位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|乙4の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
乙4の独占業務・設置義務(根拠条文)
危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 第4類危険物(ガソリン等)の取扱い・立会い | 消防法第13条第3項 |
- 消防法第13条第3項: 乙種は免状に指定された類のみ。取り扱える危険物の種類は総務省令に委任。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
乙4を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している乙4の動画は3本(ショート3本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は31.9%。受かるのはおよそ10人に3人です。回ごとの値は下の表に。
図|乙4の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(全国計・受験222,545/合格71,059) | 31.9% |
| 令和6年度(全国計・受験223,846/合格71,023) | 31.7% |
| 令和5年度(全国計・受験223,797/合格71,670) | 32.0% |
図|乙4の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は40〜60時間です。
図|乙4の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
一般的に40〜60時間・初学者でも60時間程度が目安)・確認2026-07-07)。目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると4番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら20〜30日かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 1.3〜2.0ヶ月 | 40〜60日 |
| 2時間 | 0.7〜1.0ヶ月 | 20〜30日 |
| 3時間 | 0.5〜0.7ヶ月 | 14〜20日 |
出典: スタディング(通信講座公表値。一般的に40〜60時間・初学者でも60時間程度が目安)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(乙4が選ばれた状態で開きます)。
乙4の試験の形式(一次出典)
乙種は3科目35問。ほかの類の乙種免状があると法令と物化が免除され、残る性消10問を35分で解く形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目・問題数 | 危険物に関する法令15問、基礎的な物理学及び基礎的な化学10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問の計35問 |
| 免除(乙種免状を持つ場合) | ほかの類の乙種危険物取扱者免状を有する者は法令と物化が全部免除となり、性消10問のみ・試験時間35分 |
| 免除(火薬類免状を持つ場合) | 火薬類免状を有する者が第1類・第5類を受ける場合は、物化が4問、性消が5問に減り、法令15問と合わせて24問・試験時間1時間30分(第4類はこの免除の対象外) |
| 免除の根拠 | 一部免除は「乙種危険物取扱者試験において次に該当する方」を対象とする制度として案内されている |
持っている免状で、受ける問題数と試験時間が変わります。乙種を1つ持っていれば以降の類は性消10問だけになり、法令と物理化学を受け直す必要がありません。第4類から入る人には免除がない一方、受かった時点でほかの類への入口が35分の試験に変わる、という順番の資格です。
出典: 消防試験研究センター「危険物取扱者試験 試験科目及び問題数」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし。年齢・学歴・実務経験・前提資格の制限はなく、乙種・丙種は誰でも受験できる(出典: 消防試験研究センター・受験資格)。(区分: 誰でも受験可)
甲種のみ化学系の学歴・単位・乙種免状での実務経験等の受験資格が必要
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
乙4は入口と本番のどちらで絞る試験か
危険物取扱者 乙種第4類(危険物乙4)は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア68.1)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|乙4の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
中央試験センター(東京)および各道府県支部で実施。
都道府県・支部ごとに通年・複数回で試験日が異なる(受験する支部の試験日程一覧で確認)
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。
受験料
5,300円
乙種の受験手数料(非課税)。令和6年5月からの現行額。甲種7,200円・丙種4,200円
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 勉強時間の目安40〜60時間(出典つき)を、通年実施の試験日まで自分で割り振れる
- 市販テキストと過去問の反復で、物理・化学の基礎と法令の暗記を進められる
- 受験資格がないぶん、思い立ったらすぐ次の回に申し込んで学習を始められる
通信講座が向いている人
- 物理・化学がはじめてで、出題範囲の全体像を早くつかんで40〜60時間にムダなく収めたい
- 働きながらの学習で、都道府県ごとに違う試験日程の確認や進捗管理を仕組みに任せたい
危険物乙4は受験資格がなく、試験も通年実施です。講座選びの前に「どの支部でいつ受けるか」を決めておくと、学習期間から逆算した計画を立てやすくなります。
編集部の見解
乙4は3人に2人が落ちる。スコアが下の帯なのは入口が広く勉強時間が短いからで、試験が軽いからではありません
乙4は受けた人の3人に2人が落ちる試験です(平均31.9%)。スコアが下側にあるのは試験がやさしいからではなく、入口に条件が無く、勉強時間の目安が短いから。上のスコア内訳バーでも受験資格の寄与はゼロで、38.7を作っているのは合格率と勉強時間の寄与だけです。
位置は61位で、すぐ上が測量士補(39.4)、すぐ下が精神保健福祉士(37.0)です。ただし隣に並ぶ資格と中身は同じではなく、乙4の合格率の寄与は近くの資格より大きく出ています。
上の級のほうが受かりにくい、とも読まないでください。平均合格率の低い順に並べると乙4は44番目で、危険物甲種はそれより後ろです。直近3年度のうち2年度は乙4のほうが低く出ています(上の推移表と甲種ページの推移表)。
甲種の分母は受験資格を満たした人だけなので、そもそも比べているものが違います。級の上下は、扱える類の広さと入口の条件の差であって、試験室での通過率の差ではありません。
回を先に押さえてください。上の試験日程のとおり都道府県・支部ごとに通年・複数回あり、再挑戦インターバルは1か月です(算出式ページ)。落ちても翌月には次の回があります。外から締め切りが来ないので、テキストを読み終えてから申し込む順にすると読み終わりません。
受験する支部の日程一覧から回をひとつ押さえ、そこまでの日数で仕上げる。上の期間表で自分が毎日取れる時間の行を見れば、押さえるべき回が決まります。
取る理由は上の独占業務の表にあります。消防法第13条第3項は、危険物取扱者以外の者が製造所・貯蔵所・取扱所で危険物を扱うことを、有資格者の立会いなしには禁じています。乙4はガソリンなどの第4類が対象で、給油所・タンクローリー・化学系の現場では資格が席そのものを作ります。
逆に、危険物を扱う現場に入る予定がないなら、条文が囲っているのは作業であって名乗りではありません。表に名称独占の規定は並んでいないので、免状は履歴書の一行より先へは効きません。
現場に長くいるなら、乙4を終点にしないでください。甲種の受験資格には乙種免状を4種類以上そろえるルートがあり、乙4もそこに数えられます(甲種ページの受験資格の欄)。ただし職場の危険物が第4類で完結しているなら、甲種の入口を作る時間は回収しにくい。自分の現場が何類を置いているかを先に確かめてください。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアを積み上げているのが合格率の寄与だけ」の根拠: 上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページ)と上の受験資格の欄(乙種は受験資格なし/出典: 消防試験研究センター)
- 「近くに並ぶ資格より合格率の寄与が大きい」の根拠: 同じ算出式・同じデータで出した近い順位の資格の合格率スコア(難易度ランキングの並び)
- 「上の級のほうが受かりにくいとは言えない」の根拠: 上の合格率の推移表と危険物甲種ページの推移表(いずれも出典: 消防試験研究センターの全国年間集計)と、当サイトの平均合格率の低い順の並び
- 「落ちても翌月」の根拠: 上の試験日程(都道府県・支部ごとに通年・複数回/出典: 同)と、再挑戦インターバルの判定ルール(算出式ページ)
- 「席そのものを作る」「名乗りは保護されない」の根拠: 上の独占業務の表(消防法第13条第3項/条文本文と機械照合済み。乙種は免状に指定された類のみ・名称独占の規定なし)
- 「甲種の受験資格に数えられる」の根拠: 危険物甲種ページの受験資格の欄(乙種4種類以上のルート/出典: 消防試験研究センター)
よくある質問
危険物乙4に受験資格はありますか?誰でも受けられますか?
誰でも受けられます。乙種・丙種は年齢・学歴・実務経験・前提資格の制限がありません(出典: 消防試験研究センター・受験資格)。受験資格が要るのは甲種だけ。中学生や高校生が合格している回もあり、最初の一枚として選ばれてきた理由がここにあります。
危険物乙4の合格率は?直近の数字を教えてください
受験者の3人に2人が落ちます。全国集計で毎年度31〜32%に収まっています(出典: 消防試験研究センター・全国集計。年度ごとの受験者数と合格率は上の推移表)。分母は誰でも受けられる全受験者なので、受験資格で母集団が絞られる資格の合格率とは前提が違います。
危険物乙4の勉強時間はどのくらい必要ですか?
40〜60時間が目安です(出典: スタディング公表値)。1日1時間なら2か月前後の分量です。試験は都道府県ごとに通年・複数回あるので、確保できる週数から受験日を選べます。過去問中心の学習が得点に直結しますが、一発で受かると決まったわけではありません。
難易度スコア38.7は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中61位です。基本情報技術者(40.5)や登録販売者(41.0)とほぼ同じ帯で、ITパスポート(36.0)より少し上。合格率は低めですが、勉強時間が短く受験資格もないため中位に収まります。算出式は算出式ページで公開しています。
危険物乙4はいつ・どこで受けられますか?年1回ですか?
年1回ではありません。中央試験センター(東京)と各道府県支部で、都道府県ごとに通年・複数回あります(出典: 消防試験研究センター)。試験日と申請期間は支部で違うので、受験する支部の日程一覧で確かめてください。準備が整った回を選べます。
乙4の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算で偏差値41.8です(難易度スコア38.7・スコアを算出できる77資格中61位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
乙4にしかできない仕事はありますか?
あります。第4類危険物(ガソリン等)の取扱い・立会い(消防法第13条第3項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典