直近合格率(平均)
30.0%
勉強時間の目安
約180h
受験料
8,500円
貸金業務取扱主任者の偏差値(難易度スコア換算)
貸金業務取扱主任者の偏差値は47.7です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
貸金業務取扱主任者の独占業務・設置義務(根拠条文)
貸金業務取扱主任者について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 営業所への設置 | 貸金業法第12条の3第1項 |
- 貸金業法第12条の3第1項: 従業者50人に1人以上の割合(内閣府令)。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和6年度(第19回) | 32.4% |
| 令和5年度(第18回) | 31.0% |
| 令和4年度(第17回) | 26.6% |
図|貸金業務取扱主任者の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
貸金業務取扱主任者の合格基準(本試験(50問))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した10回では満点の 56%から68%の範囲で動いており、 直近の令和7年度(第20回)は合格基準点 50問中31問正解でした (出典: 日本貸金業協会「貸金業務取扱主任者資格試験 試験結果」)。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
約180時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(貸金業務取扱主任者試験講座コラムの公表値。事前知識なしの場合の目安))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約5.9ヶ月 | 180日 |
| 2時間 | 約3.0ヶ月 | 90日 |
| 3時間 | 約2.0ヶ月 | 60日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。貸金業務取扱主任者が選ばれた状態で始まります。
受験資格
年齢、性別、学歴等に関係なく誰でも受験可能(令和8年度試験実施要領より)。不正行為があった場合は受験停止・合格取消等の処分あり(区分: 誰でも受験可)
同じ金融分野には5件を収録していて、うち3件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら金融分野のデータ表が早く着きます。
貸金業務取扱主任者は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、貸金業務取扱主任者は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア70、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|貸金業務取扱主任者の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・11月中旬の日曜、マークシート方式の筆記試験(50問4肢択一)。令和8年度は11月15日実施・全国17試験地。申込期間は7月1日〜9月10日
受験料
8,500円 (消費税額なし。一回の受験につき8,500円。返還不可・次回試験への充当も不可)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 宅建など法律系の学習経験があり、条文や過去問を自分で読み進められる人向け
- マークシートの4肢択一のため、市販の過去問集を反復して独学で仕上げやすい
- 約180時間の目安を、年1回・11月の試験日から逆算して割り振れる
通信講座が向いている人
- 法律の学習が初めてで、貸金業法や関連法令の全体像を整理してから過去問に入りたい
- 年1回・11月の試験に向けた進捗管理を仕組みに任せたい
- 独学でつまずいた分野だけ、解説で補いたい
貸金業務取扱主任者はマークシートの択一式で過去問の反復が効きやすい試験なので、まず市販の過去問を1年分解いて手応えを見てから、講座で時間を短縮するかどうかを判断すると迷いが減ります。
編集部の見解
貸金業務取扱主任者は、自分の仕事ではなく会社の頭数のための資格。勤め先が決まっている人だけ受けてください
上のスコア内訳バーでは、受験資格の寄与がゼロで、合格率と勉強時間の寄与もどちらも控えめです。順位は49位で、すぐ上が知財検定2級(51.4)、すぐ下が公害防止管理者(50.4)です。平均合格率(30.0%)の低い順に並べても41番目で、法律系の国家試験としては通る側に寄っています。ただしスコアが低いことを「価値がない」と読むのは違います。読むべきなのは、この試験が何と引き換えに軽いのか、です。
数字には条件が2つ付きます。1つ目は勉強時間で、上の欄は幅ではなく1点の値になっています。出典は事前知識がない場合の目安として1つの数字を出しているので、法律の学習経験があれば下、初学者は上に読み替えてください。当サイトのスコアは幅の対数平均を使う式なので、幅のないデータでは幅のある資格ほど個人差を吸収できていません。2つ目は合格率で、上の推移表の3回は同じ帯に落ち着かず、一方向に動いています。直近の回だけを見て通りやすい試験だと決めないでください。当サイトのスコアは3回の平均でこの動きをならしています。
この資格の効き方は、上の独占業務の表にそのまま出ています。載っているのは設置義務だけです。貸金業者は営業所や事務所ごとに、業務の規模に応じた人数の主任者を置かなければならない、という条文で、業務そのものを囲う規定も、名称を守る規定もありません。持っていても自分にしかできない仕事は増えません。増えるのは、会社が数えなければならない頭数のほうです。だから価値が出るのは、貸金業の登録をしている事業者に所属しているか、これから所属する場合に限られます。この条文の外にいるあいだは、持っていても法律上の効き目がありません。
受けると決めたら、日程から逆算してください。試験は年1回・11月中旬で、上の受験料の欄にあるとおり、いったん納めた手数料は返還も次回への充当もできません。上の期間表で1日に取れる時間の行を選び、11月から逆算した開始月を出します。目安が短い部類なので、逆算した開始月は申込期間(7月から9月上旬)と重なる人が多くなります。申し込む前に、その期間ぶんの時間が実際に空いているかを確かめてから出願してください。落ちれば次は12か月後で、手数料は戻りません。
勧めないのは、法律の勉強を始めたいという動機だけで選ぶ場合です。同じ法律系でも宅建(59.0)は業務独占と設置義務の両方が条文にあり、勤め先が変わっても持ち歩けます。この試験の価値は、貸金業の登録事業者の中にいるあいだだけ効きます。逆に、その中にいる人にとっては学習量あたりの見返りが大きい部類です。上の期間表の短さと、条文が会社に人数を義務づけている事実を並べて見れば、業界の中にいる人が後回しにする理由は見つかりません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「入口で人を選ばない」の根拠は、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(区分=誰でも受験可/出典: 日本貸金業協会・試験実施要領)
- 「通る側に寄っている」の根拠は、平均合格率の低い順に並べた順位(41番目)と、上の合格率の推移表(出典: 日本貸金業協会)
- 「勉強時間が1点の値」の根拠は、上の勉強時間の欄(事前知識なしの場合の目安として単一の値が示されている/出典: アガルートアカデミー)と、当サイトの算出式が幅の対数平均を使うこと(算出式ページで公開)
- 「3回が一方向に動いている」の根拠は、上の合格率の推移表の並び(出典: 日本貸金業協会)と、スコアが直近3回の平均を使う算出式
- 「増えるのは会社が数える頭数」の根拠は、上の独占業務の表(貸金業法第12条の3第1項/条文本文と機械照合済み。従業者数に応じた人数を営業所ごとに置く旨の注記つき)と、同じ表に業務独占・名称独占の規定が無いこと
- 「手数料は戻らない」の根拠は、上の受験料の欄(返還不可・次回試験への充当も不可/出典: 日本貸金業協会)と、上の試験日程(年1回・11月中旬、申込は7月から9月上旬)
よくある質問
貸金業務取扱主任者に受験資格はありますか?
ありません。年齢・性別・学歴を問わず誰でも受験できます(出典: 日本貸金業協会・令和8年度試験実施要領)。宅建(59.0)と同じく受験のハードルがなく、法律系の入り口として挑みやすい国家資格です。ただし不正行為があった場合は受験停止や合格取消などの処分があります。
貸金業務取扱主任者の合格率は?
令和6年度(第19回)32.4%・令和5年度(第18回)31.0%・令和4年度(第17回)26.6%と、近ごろは3割前後です(出典: 日本貸金業協会・公式)。合格率だけで見れば法律系国家資格のなかでは高めで、入りやすい部類に入ります。当サイトのスコアはこの3回平均(30.0%)を使っています。
貸金業務取扱主任者の合格に必要な勉強時間は?
事前知識がない場合の目安は約180時間とされています(出典: アガルートアカデミー公表値)。1つの数字での目安のため、法律の学習経験があれば短く、初学者は長めに読み替えてください。試験はマークシート方式の4肢択一で、過去問の反復が対策の中心になります。
難易度スコア51.2は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中49位です。合格率3割前後(平均30.0%)と法律系のなかでは高めで、勉強時間の目安も約180時間と短めのため、スコアは宅建(59.0)や行政書士(63.7)より下の帯に出ます。法律系の学習を始める1歩目として現実的な位置づけです。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標です。
貸金業務取扱主任者試験はいつ行われますか?
年1回、11月中旬の日曜に実施されます(令和8年度は11月15日・全国17試験地。出典: 日本貸金業協会)。マークシート方式の筆記試験で、50問の4肢択一です。申込期間は7月1日〜9月10日、受験手数料は8,500円で、いったん納めると返還や次回への充当はできません。
貸金業務取扱主任者の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値47.7です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
貸金業務取扱主任者は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。営業所への設置(貸金業法第12条の3第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典