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資格のものさし
管理栄養士

医療・福祉・国家資格

管理栄養士

主催: 厚生労働省

難易度スコア

算出不可 / 100

算出式を見る

直近合格率(平均)

48.3%

勉強時間の目安

一次データなし

受験料

6,800円

注意

勉強時間は予備校・対策講座の公表値が確認できず未収録(難易度スコアは算出不可)。学校区分別の合格率差が大きい(第40回: 管理栄養士課程新卒79.3%・同課程既卒9.4%・栄養士課程既卒11.0%)。全体合格率は近年低下傾向

管理栄養士の偏差値(難易度スコア換算)

管理栄養士は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。

管理栄養士の独占業務・設置義務(根拠条文)

管理栄養士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
名称独占 管理栄養士の名称 栄養士法第6条第2項
必置(設置義務) 指定特定給食施設への配置 健康増進法第21条第1項
  • 栄養士法第6条第2項: 禁じられているのは「管理栄養士の名称を用いて行う業務」です。名称を名乗らずに栄養指導そのものを行うことは、この条文では禁じられていません。
  • 健康増進法第21条第1項: 義務の対象は、都道府県知事が指定する施設に限られます。その他の特定給食施設では努力義務です(同条2項)。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
第40回(令和8年) 47.6%
第39回(令和7年) 48.1%
第38回(令和6年) 49.3%

図|管理栄養士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

管理栄養士の合格率のレンジ: 収録3回で47.6%から49.3%最小47.6%、平均48.3%、最大49.3%。振れ幅は1.7ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 47.6% 最大 49.3% 020406080100平均 48.3%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。管理栄養士の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で47.6%から49.3%まで動いています(振れ幅1.7ポイント・平均48.3%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の第40回(令和8年)は47.6%で、収録している回のなかで最も低い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、管理栄養士の平均48.3%はその右(通りやすい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。

受験資格

受験資格あり: 管理栄養士養成課程(4年)卒業、または栄養士養成課程卒業+栄養指導の実務経験1〜3年(養成課程の修業年数による)(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)

同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。

管理栄養士は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、管理栄養士は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア51.7、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|管理栄養士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 管理栄養士 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が管理栄養士で、合格率スコア51.7・受験資格スコア40。この資格は「入口で絞る」に入ります。

試験日程

第41回(令和8年7月15日告示):試験期日は令和9年2月28日(日)、試験地は北海道・宮城・埼玉・東京・愛知・大阪・岡山・福岡・沖縄の9都道府県、合格発表は令和9年3月26日(金)午後2時。年1回、例年3月上旬実施・3月下旬発表

受験料

6,800円 (受験手数料6,800円。収入印紙を受験願書に貼付して納付(受理後は返還されない))

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 新卒(管理栄養士養成課程の4年生)は在学中の積み上げがあり、過去問中心の独学で合格率約8割
  • 厚労省が過去問と正答を公表しており、出題基準も公開されている
  • 教材費を抑えつつ、模試だけ外部を使う組み合わせも取れる

通信講座が向いている人

  • 既卒・実務経験ルートの人が、ブランクのある基礎科目(人体・生化学など)を立て直したい(既卒合格率は1割前後)
  • 仕事と両立する学習ペースを管理してほしい

管理栄養士は新卒と既卒で合格率が約8倍違う試験です。既卒で挑む場合は、独学か講座かの前に「どの科目が抜けているか」を過去問1回分で棚卸しするところから始めると、投資判断がしやすくなります。

編集部の見解

管理栄養士の合格率は条件の違う2つの集団を混ぜた平均。自分に当てはまるのは片方だけです

上の合格率の推移表に出ている全体の数字を、自分の勝率として読まないでください。上の注意書きにあるとおり、学校区分別に分けると養成課程の新卒と既卒のあいだに大きな差が開いています。全体の値は、在学中に受ける層と、働きながら受け直す層を足して割った数字です。どちらの列に自分がいるかで、同じ試験の見え方が変わります。推移そのものはゆるやかに下がっており、上向く材料は表にありません。

難易度スコアは出していません。勉強時間の目安について一次出典を確認できなかったためです。ただしこの資格は、スコアが出せたとしても難しさの芯を表せない側にいます。上の受験資格の欄のとおり、管理栄養士養成課程を4年かけて出るか、栄養士養成課程を出たうえで栄養指導の実務を1〜3年積むか、どちらかを先に通す必要があります。当サイトのスコアは受験資格を4段階の区分(0・40・70・100)でしか見ないので、入口に何年かかるかは点数に入りません。試験当日の1日より、そこへ辿り着くまでの数年のほうが長い試験です。

だから在学中の人への推奨は言い切れます。卒業年の受験を本命に置いてください。試験は年1回、上の試験日程のとおり2月末に実施され、発表は3月下旬です。ここを「受けられそうなら受ける」の位置に置いたまま1年送ると、上の注意書きが示す既卒の列へ移ります。既卒・実務経験ルートで受ける人は、逆算の基準を全体の合格率から既卒側の数字へ入れ替えてください。基準を入れ替えると、必要な準備期間の見積もりも変わります。仕事と並行するなら、次の1回に飛び込むより、確保できる時間から逆算した回に照準を置くほうが早く終わります。

資格の効き方も、条文まで下りると見え方が変わります。上の独占業務・設置義務の表のとおり、管理栄養士には名称独占(栄養士法第6条第2項)と必置(健康増進法第21条第1項)の規定があります。ただし表の下の条文注記にあるとおり、名称独占が禁じているのは管理栄養士の名称を用いて行う業務であり、必置の義務がかかるのは都道府県知事が指定する特定給食施設に限られます(それ以外の特定給食施設は努力義務)。この資格は、仕事を丸ごと囲い込む型ではなく、名乗りと、指定施設に置かれる席の側で効くということです。取る価値が高いのは、その席がある職場を出口に想定している人。名乗りも指定施設も使う予定がないなら、数年かかる入口を通す理由は弱くなります。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「全体値が2つの集団の平均」の根拠は、上の注意書きに載せた学校区分別の合格率(第40回・出典: 厚生労働省)と、上の合格率の推移表(直近3回・同出典)
  • 「推移が下向き」の根拠は、上の合格率の推移表の3回分と、上の注意書き(全体合格率は近年低下傾向・出典は同じ厚生労働省の公表)
  • 「スコアを出していない」の根拠は、上の勉強時間の欄(一次出典を確認できず未収録)と、当サイトの算出式が合格率・勉強時間・受験資格の3要素を必要とすること(算出式ページで公開)
  • 「入口の年数がスコアに入らない」の根拠は、当サイトの算出式が受験資格を4段階の区分で扱うこと(算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄(養成課程4年、または栄養士養成課程+栄養指導の実務1〜3年/出典: 厚生労働省)
  • 「卒業年を本命に置く」の根拠は、上の試験日程(年1回・試験期日と合格発表日/出典: 厚生労働省)と、上の注意書きが示す新卒と既卒の差
  • 「名乗りと席で効く」の根拠は、上の独占業務・設置義務の表とその条文注記(栄養士法第6条第2項・健康増進法第21条第1項/条文本文と機械照合済み)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

管理栄養士に受験資格はありますか?

あります。管理栄養士養成課程(4年制)を卒業するか、栄養士養成課程を卒業して栄養士免許を受けたうえで栄養指導の実務経験(養成課程の修業年数により1〜3年)を積む必要があります(出典: 厚生労働省)。誰でもすぐ受験できる試験ではなく、進学または実務からの逆算が前提です。

管理栄養士国家試験の合格率は?

第40回(令和8年)は受験15,927人中合格7,582人で47.6%でした(出典: 厚生労働省)。第39回48.1%・第38回49.3%と、近年は5割前後です。ただし内訳の差が大きく、第40回では管理栄養士養成課程の新卒が79.3%に対し、既卒は9.4%、栄養士養成課程の既卒は11.0%でした。働きながらの再挑戦が数字のうえで大幅に不利な試験です。

管理栄養士の難易度スコアが「算出不可」なのはなぜですか?

当サイトのスコアは合格率・勉強時間・受験資格の3要素で算出しますが、管理栄養士は勉強時間の目安について予備校・対策講座の公表値が確認できませんでした。出典を示せない数値を推測で埋めない方針のため、スコアを出さず「算出不可」としています。合格率・受験資格のデータは上記のとおり収録済みです。

管理栄養士国家試験はいつ行われますか?

年1回、例年2月下旬〜3月上旬の日曜に実施されます(出典: 厚生労働省。第41回は令和9年2月28日)。試験地は北海道から沖縄まで9都道府県、受験手数料は6,800円です。合格発表は3月下旬にあります。

栄養士と管理栄養士は何が違いますか?

栄養士は養成課程を卒業すれば都道府県知事から免許が与えられ、国家試験はありません。管理栄養士はその上位資格で、厚生労働大臣の免許・国家試験合格が必要です(出典: 厚生労働省)。傷病者への栄養指導や特定給食施設での管理業務など、管理栄養士でなければ担えない仕事が広がります。

管理栄養士は法律で設置が義務づけられていますか?

はい。指定特定給食施設への配置(健康増進法第21条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。また栄養士法第6条第2項により名称の使用も制限されています。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(第40回(令和8年))出典: 厚生労働省(確認日
  2. 合格率(第39回(令和7年))出典: 厚生労働省(確認日
  3. 合格率(第38回(令和6年))出典: 厚生労働省(確認日
  4. 試験日程 出典: 厚生労働省(確認日