直近合格率(平均)
77.1%
勉強時間の目安
200〜300h
受験料
18,380円
注意
合格率は7〜8割台と高いが、受験資格に実務経験3年や養成課程の修了が必要で、母集団が介護現場の実務者などに絞られている。誰でも受けられる試験の合格率とは前提が異なる
介護福祉士の偏差値(難易度スコア換算)
介護福祉士の偏差値は42.6です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
介護福祉士の独占業務・設置義務(根拠条文)
介護福祉士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 名称独占 | 介護福祉士の名称 | 社会福祉士及び介護福祉士法第48条第2項 |
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第38回・令和7年度(受験78,469/合格54,987) | 70.1% |
| 第37回・令和6年度(受験75,387/合格58,992) | 78.3% |
| 第36回・令和5年度(受験74,595/合格61,747) | 82.8% |
図|介護福祉士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
合格基準点(合格ライン)
介護福祉士の合格基準(総得点(125点))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した7回では満点の 51.2%から62.4%の範囲で動いており、 直近の第38回(令和7年度)は総得点125点に対し、得点64点以上でした (出典: 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について」(回ごとの公表資料))。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。
勉強時間の目安
200〜300時間が目安です(出典: アガルート/ユーキャン(目安約250時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 6.6〜9.9ヶ月 | 200〜300日 |
| 2時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 3時間 | 2.2〜3.3ヶ月 | 67〜100日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。介護福祉士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。実務経験3年以上+実務者研修、介護福祉士養成施設の卒業、福祉系高校の卒業などのルートが必要(受験者の多くは実務経験ルート。出典: 社会福祉振興・試験センター)(区分: 一定の実務経験年数が必要)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
介護福祉士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、介護福祉士は「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア22.9、入口の重さ=受験資格スコア70)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|介護福祉士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。筆記試験は1月下旬(第38回は令和8年1月25日)。実技試験は該当者のみ3月に実施
受験料
18,380円 (受験手数料(令和6年度改定後))
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。現場経験があり過去問を独力で周回できる人向け
- 勉強時間200〜300時間を、1月の筆記まで自分で配分できる
- 実務者研修で学んだ内容と重なる部分が多く、独学でも進めやすい
通信講座が向いている人
- 出題範囲を効率よく押さえ、限られた時間で200〜300時間に収めたい
- 働きながらの学習で、過去問演習や進捗管理を仕組みに任せたい
介護福祉士は受験資格(実務経験や研修)を満たすことが前段の関門です。講座選びの前に、まず自分の受験ルートと実技試験の要否を確認すると、必要な準備が見えてきます。
編集部の見解
介護福祉士のスコアは、まだ下がりきる前の合格率で作られています。上の平均は、いちばん新しい回より上にあります
上の合格率の推移表を、古い回から順に指でたどってください。3回とも前の回を下回っています。上のレンジバーが出す振れ幅も、振れ幅を算出できた資格の中央値より大きい側です。それでも当サイトのスコアは、この3回を平均77.1%の1点に潰して使います。表示している45.2(60位・すぐ上が乙4(45.4)、すぐ下が測量士補(44.8)です)は、直近の回だけで計算した場合より軽く出ます。通る割合が下がり続けている最中の試験では、3回平均が現実より一歩後ろを歩く。式の弱点がそのまま出ているので、順位を安心材料にしないでください。
予定表の組み方は、勉強時間より先に受験ルートで決まります。上の試験日程を見ると、筆記は1月下旬ですが、実技試験が該当者のみ3月に置かれています。自分が該当するかは、上の受験資格の欄のどのルートで受験資格を作ったかで変わります。1月で終わる計画と3月まで続く計画は、直前期の詰め方も休みの取り方も別物です。教材を選ぶより前に、受験の手引で実技の要否を確定させてください。
その先まで見るなら、ケアマネのページを一緒に開いてください。介護支援専門員の受験資格は、法定資格と、その資格に基づく実務経験の年数で組み立てられていて、介護福祉士はその法定資格のひとつです。この資格を得たあとの実務が、次の受験資格の年数として数えられます。ケアマネのスコアは66.0で、この資格より上に出ます。合格率の水準も別の帯です。現場で資格を積んでいくつもりなら、2ページを並べて、年数から逆算した予定を先に置いてください。
誰に向くかは、上の受験資格の欄が決めています。実務経験のルート、養成施設のルート、福祉系高校のルートで、必要な年数も研修も別です。すでにどれかに乗っている人にとって、年1回・1月の打席に200〜300時間を寄せる判断は素直です。まだどのルートにも乗っていない人が、この資格を目的に逆算して入口を作るなら、話は教材ではなく年数と研修から始まります。順番を取り違えると、買った教材が使えない期間が長く残ります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「3回とも前の回を下回る」「平均が直近の回より上」の根拠は、上の合格率の推移表と上の合格率のレンジバー(帯=最小〜最大・縦線=平均/出典: 厚生労働省・社会福祉振興・試験センター)
- 「振れ幅が中央値より大きい側」の根拠は、上のレンジバーが併記している、振れ幅を算出できた資格の中央値(振れ幅の定義=収録している回の最大−最小・算出式ページで公開)
- 「3回を1点に潰して使う」の根拠は、直近3回の平均を合格率スコアにする当サイトの算出式(算出式ページで公開)と、上のスコア内訳
- 「実技が該当者のみ3月にある」の根拠は、上の試験日程(年1回・筆記は1月下旬・実技試験は該当者のみ3月に実施/出典: 厚生労働省)
- 「ケアマネが数えるのは資格に基づく実務経験」の根拠は、ケアマネのページの受験資格の欄(法定資格+その資格に基づく実務経験が通算5年以上かつ900日以上/出典: 厚生労働省)
- 「入口のルートが複数ある」の根拠は、上の受験資格の欄(実務経験3年以上+実務者研修・介護福祉士養成施設の卒業・福祉系高校の卒業/出典: 社会福祉振興・試験センター)
よくある質問
介護福祉士国家試験に受験資格はありますか?
あります。実務経験3年以上+実務者研修の修了、介護福祉士養成施設の卒業、福祉系高校の卒業などのルートが必要です(出典: 社会福祉振興・試験センター)。受験者の多くは実務経験ルートで、働きながら資格を目指す人が中心の試験です。
介護福祉士国家試験の合格率は?高いですか?
第38回(令和7年度)は受験78,469人中54,987人が合格し、合格率70.1%でした(出典: 厚生労働省)。第37回78.3%・第36回82.8%と、7〜8割台で推移しています。ただしこれは受験資格(実務経験3年や養成課程)を満たした人の中での数字で、誰でも受けられる試験の合格率とは母集団が違います。
介護福祉士の合格に必要な勉強時間は?
目安は約200〜300時間です(出典: アガルート/ユーキャン)。半年ほどの学習期間を取れば、1日1〜1時間半で到達できる分量です。実務経験ルートの人は現場知識がある分、過去問中心の対策で得点に結びつけやすい試験です。「必ず受かる」とは言えませんが、合格率は高めです。
難易度スコア45.2は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中60位です。合格率が7〜8割(平均77.1%)と高く、勉強時間200〜300時間も控えめなため、受験資格の要件があってもスコアは中位に収まります。社会福祉士(47.9)に近く、ケアマネ(66.0)より低い帯です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
介護福祉士試験はいつ・どんな形式ですか?
年1回、筆記試験は1月下旬です(第38回は令和8年1月25日・出典: 厚生労働省)。マークシート方式で、実技試験は特定の受験ルートの人だけが3月に受けます。多くの受験者は筆記のみです。実技が要るかどうかは受験ルートそのものではなく、実務者研修などの修了状況で決まるため、自分が該当するかは受験の手引で確認してください。
介護福祉士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値42.6です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
介護福祉士に独占業務はありますか?
業務独占の規定は確認できませんでした。介護福祉士の名称(社会福祉士及び介護福祉士法第48条第2項)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典