注意
勉強時間は予備校・対策講座の公表値が確認できず未収録(難易度スコアは算出不可)。
- 全体合格率の年変動が非常に大きい(第32回66.4%→第33回57.8%→第34回71.5%)。
- 合格発表ページには新卒/既卒別の内訳は非公表
柔道整復師の偏差値(難易度スコア換算)
柔道整復師は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。
柔道整復師の独占業務・設置義務(根拠条文)
柔道整復師について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 業としての柔道整復 | 柔道整復師法第15条 |
- 柔道整復師法第15条: 医師は適用除外です。柔道整復師の名称の使用を制限する規定は同法にありません。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は65.2%。受かるのはおよそ10人に7人です。回ごとの値は下の表に。
図|柔道整復師の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第34回(令和8年) | 71.5% |
| 第33回(令和7年) | 57.8% |
| 第32回(令和6年) | 66.4% |
図|柔道整復師の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。
柔道整復師の試験の形式(一次出典)
試験科目に「柔道整復理論」が単独で置かれ、解剖学・生理学などの基礎医学と並びます。試験事務は柔道整復研修試験財団が行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目 | 解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論及び関係法規の11科目 |
| 試験方法 | 筆記試験により行う。重度視力障害者には申請により点字、試験問題を録音したDAISY-CDの使用又はその併用による受験を認める |
| 試験期日 | 第35回は令和9年3月7日(日曜日) |
| 試験地 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県の9か所 |
| 試験事務 | 柔道整復師法第13条の3第1項の規定により、指定試験機関として指定された柔道整復研修試験財団が実施事務を行う |
基礎医学と臨床医学の科目に加えて「柔道整復理論」という固有科目が置かれ、ここがこの資格の中核になります。整形外科学とリハビリテーション医学が別々の科目として立っている点も、この試験の構成です。重度視力障害者への配慮として、点字だけでなく録音したDAISY-CDによる受験が認められています。
出典: 厚生労働省「柔道整復師国家試験の施行」(第35回) (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格あり: 学校教育法上の大学入学資格を持つ者で、文部科学大臣指定の学校または都道府県知事指定の柔道整復師養成施設において3年以上必要な知識・技能を修得したもの。(区分: 学歴・養成課程・前提資格のいずれかが必要)
出典: https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/judouseihukushi/
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
柔道整復師は入口と本番のどちらで絞る試験か
柔道整復師は「入口で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア34.8)と入口の重さ(受験資格スコア40)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|柔道整復師の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
第34回:試験期日は令和8年3月1日(日)、試験地は北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡・沖縄の9都道府県、合格発表は令和8年3月26日(木)午後2時。
- 令和7年9月1日告示
- 年1回、例年3月上旬実施・3月下旬発表
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年3月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
23,900円
受験手数料23,900円。公益財団法人柔道整復研修試験財団が指定する銀行または郵便局の口座に振込(受理後は返還されない)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 在学中の新卒は、養成校の講義と実技演習をそのまま国家試験対策の土台にできる
- 過去問と養成校の模試を回す独学でも、範囲が養成課程のカリキュラムと重なる
- 教材費を抑えつつ、直前期の模試だけ外部を使う組み合わせが取れる
通信講座が向いている人
- 卒業から時間が空いた既卒で、解剖学・生理学などの基礎科目を体系立てて立て直したい
- 働きながら受け直すため、学習ペースの管理を仕組みに任せたい
厚生労働省の発表では、合格率が年ごとに10ポイント以上振れています。直近1回だけを見て易しい・難しいと決めないでください。独学か講座かの前に、過去問1回分で弱い科目を棚卸しすると判断がしやすくなります。
編集部の見解
柔道整復師は入学の時点でほぼ決まる。全国平均の合格率を進学の判断に使わないでください
難易度スコアは算出不可と出ています。勉強時間の一次データが取れないためで、スコアを算出できる77資格のランキングにこの資格は並びません。ただ、これを当サイトの取りこぼしとだけ受け取らないでください。
柔道整復師の負担は机に向かう時間ではなく、養成施設に3年通いきれるかどうかに乗っています。時間を対数で評価する当サイトの式とは、測っている軸がずれている。
受験資格の区分も同じです。当サイトは「前提資格・指定講座の修了が必要」に当たる資格をまとめて同じ点で扱います(算出式ページ)。数か月の講習で受験できる資格と、3年通う課程を出て受験する資格が同じ点になる。仮にスコアが出せたとしても、この資格の重さは表現しきれません。
上の合格率の推移表は、3回のあいだで10ポイント以上動いています。看護師や理学療法士、歯科衛生士のように受験者の大半が通る水準で安定している試験も、同じ「養成課程を出てから受ける試験」です。柔道整復師の推移表だけ、帯がひとつ下にある。3年通ってなお落ちる人が毎年一定数いる、と読んでください。
さらに上の注意書きのとおり、新卒・既卒別の内訳が公表されていません。当サイトが収録する医療系の国家試験の多くは新卒の値が出るので、既卒がどれだけ押し下げているかを見当できます。柔道整復師ではその切り分けができない。
振れ幅の原因が出題側にあるのか、受け直しの層が厚くなったのかを、外から判定する材料がありません。1回分の数字で「今年は易しくなった」と決めないでください。
逆算の起点は試験日ではなく入学日です。試験は年1回・3月上旬で、落ちれば次は翌年。ただしその舞台に立てるまでに3年以上かかります。これから目指す人の最初の決定は「どの養成施設に、いつ入るか」で、教材選びは3年先の話です。
全国平均の合格率を進学の材料に使うのはやめてください。上の表は全国の養成施設の卒業生を混ぜた値で、自分が通う学校の結果ではありません。進学先を比べるなら、各校が出している国家試験の実績を自分で並べてください。当サイトの表は業界全体の水準をつかむ背景として使う数字です。
すでに在学している人は逆で、やることが1つに絞れます。3年目の3月に照準を合わせ、既卒側へ回らないこと。上の推移表が示すとおり、この試験は「来年もう一度」が軽い試験ではありません。
3年と学費を投じる根拠は、上の独占業務の表に置けます。柔道整復師は、業として柔道整復を行うことを資格者に限る条文を持っています(医師は適用除外)。名称だけを守る資格とは別の型で、仕事そのものが法律で囲われている側です。だから自分の施術所を構える道が制度として残る。ここに納得できる人には、入口の重さを引き受ける理由があります。
逆に、医療の現場で働きたいというだけで独立を考えていないなら、この資格を選ぶ理由は弱くなります。同じ3年課程を前提としながら、上の推移表より高い帯で推移している国家資格が同じ分野に並んでいます(資格一覧の医療・福祉カテゴリ参照)。けがの施術を自分の名前で業として行う、という出口を使うかどうかが分かれ目です。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアが出ない」の根拠: 上の勉強時間の欄(一次データなし)と、勉強時間の出典が取れない資格はスコアを算出しない当サイトの算出式(算出式ページ)
- 「区分をまとめて同じ点で扱う」の根拠: 受験資格スコアの段階表(4段階・算出式ページ)と、上の受験資格の欄に表示している区分
- 「振れ幅が大きい」「帯がひとつ下」の根拠: 上の合格率の推移表(出典: 厚生労働省の合格発表)と、看護師・理学療法士・歯科衛生士の各ページの推移表(出典はいずれも厚生労働省)
- 「新卒と既卒を切り分けられない」の根拠: 上の注意書き(合格発表ページに新卒・既卒別の内訳なし/出典: 厚生労働省)と、新卒の値が公表されている他の医療系資格ページとの対比
- 「入学から逆算する」の根拠: 上の受験資格(養成施設で3年以上/出典: 厚生労働省)と上の試験日程(年1回・3月上旬/出典: 同)
- 「仕事が法律で囲われている」の根拠: 上の独占業務の表(柔道整復師法第15条/条文本文と機械照合済み)
よくある質問
柔道整復師に受験資格はありますか?
あります。大学入学資格を持つ人が、文部科学大臣指定の学校か都道府県知事指定の柔道整復師養成施設で3年以上学ぶことが条件です(出典: 厚生労働省)。専門学校や大学の養成課程を先に修了しておく前提の資格で、独学だけで受験資格は得られません。
柔道整復師国家試験の合格率は?
直近3回の平均は65.2%ですが、回による振れ幅が大きい試験です。最新回は71.5%、その前の回は57.8%でした(出典: 厚生労働省)。1回分の数字で難易度を判断せず、複数回の傾向で見てください。回ごとの値はページ上の推移表にあります。
柔道整復師は新卒と既卒で合格率が違いますか?
違いは分かりません。厚生労働省の合格発表では、柔道整復師は新卒・既卒別の内訳が公表されていません(出典: 厚生労働省)。理学療法士や臨床検査技師のように新卒と全体の差を確認できる試験もありますが、この資格では読み取れません。分かるのは全体の合格率だけで、回による振れが大きい点はページ上の推移表のとおりです。
柔道整復師の難易度スコアが「算出不可」なのはなぜですか?
勉強時間の目安に出典が取れないからです。当サイトのスコアは合格率・勉強時間・受験資格の3要素で算出しますが、柔道整復師は予備校・対策講座の公表値が確認できませんでした。出典を示せない数値を推測で埋めない方針のため「算出不可」としています。合格率・受験資格・受験料は収録済みです。
柔道整復師国家試験はいつ行われますか?
年1回、例年3月上旬に実施され、3月下旬に合格発表があります(出典: 厚生労働省)。試験事務は公益財団法人柔道整復研修試験財団が担い、試験地は上の表のとおりです。受験手数料は23,900円です。
柔道整復師はどんな仕事に就く資格ですか?
骨折・脱臼・打撲・捻挫などのけがに、手術や投薬をせずに施術する国家資格です。接骨院・整骨院を開業できるほか、整形外科・スポーツ現場・介護施設などで働く道があります。名称と業務が法律で定められた専門職で、資格がなければ施術所を開けません。仕事の広がり方は勤務先や地域で変わります。
柔道整復師にしかできない仕事はありますか?
あります。業としての柔道整復(柔道整復師法第15条)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典