注意
勉強時間は予備校・対策講座の公表値が確認できず未収録(難易度スコアは算出不可)。
- 合格率は毎回98〜100%と極めて高い。
- 既卒(公表された全体・新卒数値からの算出値)は第107回86.4%・第108回69.2%・第109回92.9%とやや低いが、母数が26〜88人と小さく年による振れが大きい
助産師の偏差値(難易度スコア換算)
助産師は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。
助産師の独占業務・設置義務(根拠条文)
助産師について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 助産・妊産婦等の保健指導 | 保健師助産師看護師法第30条 |
| 名称独占 | 助産師の名称 | 保健師助産師看護師法第42条の3第2項 |
| 必置(設置義務) | 助産所の管理者 | 医療法第11条 |
- 保健師助産師看護師法第30条: 医師法に基づく場合の除外あり。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
助産師を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している助産師の動画は1本(ショート1本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は99.1%。受かるのはほぼ全員が通る水準です。回ごとの値は下の表に。
図|助産師の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第109回(令和8年) | 99.7% |
| 第108回(令和7年) | 98.9% |
| 第107回(令和6年) | 98.8% |
図|助産師の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。
助産師の試験の形式(一次出典)
試験科目は上の表の4つ。12か所の試験地で1日で実施されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目 | 基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理の4科目 |
| 試験期日 | 第110回は令和9年2月11日(木曜日) |
| 試験地 | 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県の12か所 |
| 根拠法 | 保健師助産師看護師法(昭和23年法律第203号)第18条 |
科目名に「助産管理」が入っており、分娩の介助だけでなく助産の管理まで試験範囲に含まれます。保健師・看護師と同じ条文(保健師助産師看護師法第18条)から施行される試験で、公告の科目は4つに絞られています。
出典: 厚生労働省「助産師国家試験の施行」(第110回) (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格あり。文部科学大臣指定の学校で1年以上、または都道府県知事指定の助産師養成所を卒業(見込み含む)が必要(保健師助産師看護師法第18条。出典: https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/josanpu/)。(区分: 学歴・養成課程・前提資格のいずれかが必要)
助産師免許には看護師国家試験の合格も必要(同法第7条。出典: https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/03/tp0302-1.html)
同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。
助産師は入口と本番のどちらで絞る試験か
助産師は「入口で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア0.9)と入口の重さ(受験資格スコア40)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|助産師の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・2月中旬実施(保健師・看護師と同日程で施行)、3月下旬に合格発表
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年2月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
5,400円
収入印紙で納付
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 看護師国家試験と並行し、過去問中心で対策を進める
- 厚生労働省が過去問と正答を公表しており、出題範囲を確認しながら独学できる
- 合格率が毎回98〜100%と高く、養成課程の学習を土台に独学でも狙いやすい
通信講座が向いている人
- 看護師試験と助産師試験の併願で、学習ペースの管理を任せたい
- 実習と国試対策の両立で、限られた時間を効率よく使いたい
- 苦手分野を、解説つきで補強したい
助産師国家試験は直近3回とも98〜100%で推移しますが(出典: 厚生労働省)、免許取得には看護師国家試験の合格も必要です。合格率の数字より、看護師試験と助産師課程の実習を同じ年にこなす負担のほうを前提に計画を立ててください。
編集部の見解
助産師の関門は国家試験ではなく養成課程。合格率は「受験まで残った人」だけを数えた数字です
難易度スコアは算出不可と出ています。勉強時間の一次出典が取れないため、スコアを算出できる77資格の母集団には入れていません。仮に算出できたとしても低い位置に出ます。直近の平均合格率99.1%からはほとんど点が入らず、点を積むのは受験資格の区分だけになるからです。
その低い位置は「到達しやすい」を意味しません。算出式が測っているのは試験本体の通りにくさで、そこへ並ぶまでの養成課程は式に入っていない。医療系の資格を数字で比べるときは、この線を先に引いてください。
上の注意書きには、全体とは別に既卒の数値を置いています。年によって全体からかなり下へ振れますが、受験者数が数十人の規模なので、率として年ごとの傾向を追う使い方はできません。ここから読めるのは1つ。受け直している人数がそれだけ少ないという事実です。落ちた翌年に立て直す道が整った試験ではありません。在学中の1回に寄せて組んでください。
試験は年1回・2月中旬で、保健師・看護師と同じ日程です。ここで計画の順番が決まります。助産師免許を受けるには、助産師国家試験だけでなく看護師国家試験の合格も必要です(上の受験資格の欄)。同じ2月に2つ通す必要があり、片方が欠ければ免許は出ません。
しかもこの2つは対等ではない。看護師に受かって助産師を落としても看護師の免許は残りますが、逆は何も残りません。学習時間の配分で迷ったら、この非対称を基準にしてください。
上の独占業務・設置義務の表を見てください。助産師は業務独占・名称独占・必置の3つが同時に条文にあります。医師・薬剤師・看護師と同じ並びで、当サイトの一覧でもここまで揃う資格は数えるほどです。
とくに医療法第11条は、助産所の開設者に助産師を管理者として置くことを求めています。勤め先の中の役割だけでなく、自分で開くときの席まで法律が確保しているという意味です。長い養成課程の価値をどこで回収するか。その出口が、この条文です。
合格率の高さを理由にこの資格を候補へ入れるのは、読み違いです。受験するには指定の学校か養成所を修めるほかに道がなく(保健師助産師看護師法第18条)、実務経験だけでは受験できません。取りやすい国家資格を探してランキングを眺めているなら、この試験は最初から選択肢の外にあります。
逆に、養成課程へ進むと決めている人にとって、上の合格率は「試験対策そのものを主題にしなくてよい」という材料になります。手をかける先は課程の実習と、同じ2月に控える看護師試験の側です。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「スコアが低く出ても到達しやすいわけではない」の根拠: 当サイトの算出式(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページ)に養成課程の負荷が入っていないことと、上の受験資格の区分
- 「合格率の要素からほとんど点が入らない」の根拠: 上の直近平均合格率と、合格率スコア=100−平均合格率という式(合格率の出典: 厚生労働省の合格発表)
- 「在学中の1回に寄せる」の根拠: 上の注意書きに置いた既卒の数値と受験者数の規模(厚生労働省公表の全体・新卒数値からの算出値であることも同じ注意書きに明記)
- 「同じ2月に2つ通す必要がある」の根拠: 上の試験日程(年1回・2月中旬に保健師・看護師と同日程で施行/出典: 厚生労働省)と、免許取得に看護師国家試験の合格が要ること(保健師助産師看護師法第7条)
- 「自分で開くときの席まで確保されている」の根拠: 上の独占業務・設置義務の表(保健師助産師看護師法第30条・第42条の3第2項/医療法第11条/条文本文と機械照合済み)と、同じ基準で分類した業務独占資格の一覧
- 「取りやすい資格を探す人の選択肢に入らない」の根拠: 上の受験資格の欄(保健師助産師看護師法第18条/出典: 厚生労働省)
よくある質問
助産師国家試験の受験資格は?
実務経験だけでは受けられません。文部科学大臣指定の学校で1年以上学ぶか、都道府県知事指定の助産師養成所を卒業(見込み含む)する必要があります(保健師助産師看護師法第18条。出典: 厚生労働省)。まず養成課程を修めるのが前提です。
助産師になるには助産師国家試験だけ合格すればいいですか?
それだけでは免許を受けられません。助産師免許には、看護師国家試験の合格も必要です(保健師助産師看護師法第7条。出典: 厚生労働省)。多くの人は養成課程で両方の受験資格を得て、同じ年に併願します。
助産師国家試験の合格率はどのくらいですか?
毎回98〜100%で、ほぼ全員が受かる試験です。直近3回の平均は99.1%(出典: 厚生労働省)。公表値から算出した既卒は年により大きく振れますが、既卒の受験者は数十人規模なので、1人の合否で率が大きく動きます(既卒の公表値はなく算出値)。回ごとの値はページ上の推移表にあります。
合格率が99%なら、助産師国家試験は簡単ということですか?
簡単とは言えません。99.1%は、助産師の養成課程を修めた人の中での割合です。受験には指定の学校か養成所を修めることが必要で(上の受験資格の欄)、免許には看護師国家試験の合格も要ります。数字の高さは、受験までにふるいを通った人だけが並んだ結果として読んでください。
助産師の難易度スコアが「算出不可」なのはなぜですか?
勉強時間の目安に出典が取れないからです。当サイトのスコアは合格率・勉強時間・受験資格の3要素で算出しますが、助産師は予備校・対策講座の公表値が確認できませんでした。出典を示せない数値を推測で埋めない方針のため「算出不可」としています。合格率と受験資格は収録済みです。
助産師国家試験はいつ行われますか?
年1回、例年2月中旬に保健師・看護師と同じ日程で実施され、合格発表は3月下旬です(出典: 厚生労働省)。受験手数料は5,400円で、収入印紙で納めます。
助産師にしかできない仕事はありますか?
あります。助産・妊産婦等の保健指導(保健師助産師看護師法第30条)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。あわせて助産所の管理者(医療法第11条)の定めもあります。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典
- 合格率(第109回(令和8年))出典: 厚生労働省(確認日 )
- 合格率(第108回(令和7年))出典: 厚生労働省(確認日 )
- 合格率(第107回(令和6年))出典: 厚生労働省(確認日 )
- 試験日程 出典: 厚生労働省(確認日 )