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資格のものさし
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

IT・国家資格

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

主催: 情報処理推進機構(IPA)

難易度スコア

58.4 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中25位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

18.8%

勉強時間の目安

200〜500h

受験料

7,500円

注意

高度情報処理技術者試験と同水準の区分で、応用情報技術者の上位に位置づけられる。科目A(多肢選択)・科目B(記述式)を突破する必要がある。応用情報技術者試験の合格、高度試験・支援士試験の合格、科目A-1(令和7年度までは午前Ⅰ)で基準点以上のいずれかを満たすと、以後2年間の受験申込時に申請することで科目A-1試験の免除を受けられる(申請番号の入力が必要で、入力しなければ免除にならない。出典: IPA https://www.ipa.go.jp/shiken/about/koudo_menjo.html /2026-08-07確認)。合格後にIPAへ登録すると名称独占の国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を名乗れる(登録は任意で更新費用がかかる)。令和8年度からCBT方式の前期・後期試験へ移行し、春期4月・秋期10月の一斉試験は廃止された

情報処理安全確保支援士の偏差値(難易度スコア換算)

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の偏差値は53.8です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

情報処理安全確保支援士の独占業務・設置義務(根拠条文)

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
名称独占 情報処理安全確保支援士の名称 情報処理の促進に関する法律第24条
  • 情報処理の促進に関する法律第24条: 情報処理安全確保支援士は、経済産業省の登録簿に登録される国家資格です(12条・13条)。24条により、未登録の人がこの名称を使うことは禁じられています。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度秋期(受験18,816/合格4,199) 22.3%
令和7年度春期(受験16,526/合格3,134) 19.0%
令和6年度秋期(受験17,324/合格2,615) 15.1%

図|情報処理安全確保支援士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

情報処理安全確保支援士の合格率のレンジ: 収録3回で15.1%から22.3%最小15.1%、平均18.8%、最大22.3%。振れ幅は7.2ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 15.1% 最大 22.3% 020406080100平均 18.8%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。情報処理安全確保支援士の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で15.1%から22.3%まで動いています(振れ幅7.2ポイント・平均18.8%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より大きく動いています。直近の令和7年度秋期(受験18,816/合格4,199)は22.3%で、収録している回のなかで最も高い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、情報処理安全確保支援士の平均18.8%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

200〜500時間が目安です(出典: 資格の学校TAC(基礎がある人は約200時間・初学者は500時間以上))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 6.6〜16.4ヶ月 200〜500日
2時間 3.3〜8.2ヶ月 100〜250日
3時間 2.2〜5.5ヶ月 67〜167日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。情報処理安全確保支援士が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格なし。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できる(出典: IPA)(区分: 誰でも受験可)

同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。

情報処理安全確保支援士は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア81.2、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|情報処理安全確保支援士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 情報処理安全確保支援士 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が情報処理安全確保支援士で、合格率スコア81.2・受験資格スコア0。この資格は「本番で絞る」に入ります。

試験日程

年2回。令和8年度からCBT方式へ移行し、春期(4月)・秋期(10月)の一斉試験は廃止。令和8年度前期は申込受付2026年10月6日〜10月24日・科目A-1・A-2試験2026年10月17日〜10月27日・科目B試験2026年11月11日〜11月23日、後期は申込受付2027年1月27日〜2月27日・科目A-1・A-2試験2027年2月20日〜3月2日・科目B試験2027年3月16日〜3月28日

受験料

7,500円 (税込。情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験は全区分共通額)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 費用を抑えられる。セキュリティの基礎があり、科目Bの記述対策を独力で進められる人向け
  • 勉強時間200〜500時間を、前期・後期の日程に合わせて自分で配分できる
  • 応用情報などの合格経験があれば、科目A-1の免除を申請して記述対策に時間を寄せられる

通信講座が向いている人

  • 科目Bの長文記述の答え方や、セキュリティ設計の考え方を体系立てて学びたい
  • 初学者で、科目Aの知識から科目Bの応用まで一気通貫で対策したい

情報処理安全確保支援士は科目Bの記述が合否を分けます。講座選びの前に、まず自分のセキュリティ基礎知識と、午後の記述にどれだけ時間を割けるかを整理すると判断しやすくなります。

編集部の見解

情報処理の試験で、法律に名前が書かれているのはこの区分だけです。ただし効くのは合格ではなく登録のほうです

当サイトはIPAの各区分について「資格が仕事を囲わない」と繰り返し書いてきました。この区分だけは書き方が変わります。上の独占業務の欄のとおり、情報処理の促進に関する法律24条が「情報処理安全確保支援士でない者は、情報処理安全確保支援士という名称を使用してはならない」と定めています。ほかの区分は同じ法律の26条に基づく試験で、条文に名前は出てきません。ただし条件が2つあります。囲っているのは仕事ではなく名前で、無資格者がセキュリティの業務をしてはいけないとは書かれていないこと。もう1つは、効くのが登録した人だけだということです。同欄の注記のとおり登録簿への登録があってはじめて名称が保護され、上の注意書きにあるとおり登録は任意で、更新のための講習と費用が続きます。試験に受かっただけの状態は、ほかの高度区分と同じ立場のままです。

スコアの読み方に移ります。ページ上部の内訳バーでは合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回り、受験資格の寄与はゼロです。スコアは58.4、スコアを算出できる76資格中25位に出て、すぐ上が保育士(58.6)、すぐ下が登録日本語教員(58.2)です。応用情報(55.6)より上に来ます。ただし上の推移表を見ると、収録した3回のうち古い回がいちばん低く、新しい回がいちばん高い並びになっています。当サイトのスコアはこの3回の平均なので、いま出ている値は低かった回を含んだ数字です。この向きが続けば、スコアは下がる側へ動きます。数字を根拠に「難化している」と語れる材料は、この表にはありません。

日程はこの区分の強みです。上の試験日程のとおり年2回で、令和8年度からCBT方式へ移ったあとも前期・後期の両方に置かれます。年1回の区分と違い、崩れても半年で戻れます。ここが計画の組み方を変えます。年1回の区分では1回の失敗が1年の遅れになるので薄く広く当てにいく誘惑が生まれますが、この区分ではその必要がありません。上の日程から前期と後期の申込期間・科目A・科目Bの期間をまとめてカレンダーへ入れ、前期を本命、後期を保険として最初から2枚で設計してください。上の勉強時間の欄は下限(200時間)と上限(500時間)が大きく開いていて、この幅は前提知識の差そのものです。前提知識がある側か初学者側かを先に決め、その値に対応する期間を上の表から拾えば、前期に間に合うかどうかがその場で分かります。

勧める相手は、登録するつもりがあるかどうかで分かれます。社内制度や取引先の要件で登録セキスペの名称を求められる立場にいるなら、法律の裏づけを持つのはこの区分だけなので、迷う理由がありません。一方、名称の重みを期待しているのに登録の費用と講習を続ける予定がないなら勧めません。24条は登録していない人には効かず、その場合の評価はほかの高度区分と同じ土俵に戻ります。そこまで戻ったうえで選ぶなら、基準は難易度ではなく、自分の職務が答案の材料になるかどうかです。セキュリティの設計や運用に手を置いていない人が、名称だけを目的に選ぶ試験ではありません。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「法律に名前が書かれているのはこの区分だけ」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律24条の名称独占/条文本文と機械照合済み)と、収録している他のIPA区分の同欄(同法26条に基づく試験で独占規定なしと記載)
  • 「効くのは登録した人だけ」の根拠は、上の独占業務の欄の注記(12条・13条の登録簿に登録される国家資格で、未登録の人の名称使用を24条が禁じる)と、上の注意書き(登録は任意で更新費用がかかる/出典: IPA)
  • 「合格率の寄与が勉強時間の寄与を上回る」の根拠は、上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
  • 「古い回がいちばん低い」の根拠は、上の合格率の推移表(収録3回・出典: IPAの合格発表)と、直近3回の平均を使う算出式
  • 「年2回で半年で戻れる」の根拠は、上の試験日程(令和8年度からCBT方式へ移行し前期・後期の両方で実施・申込受付と科目A・科目Bの期間を明示/出典: IPA)と、年1回の区分の日程データが各資格ページに別途あること(出典: 同)
  • 「勉強時間の幅が前提知識の差」の根拠は、上の勉強時間の欄の出典ラベル(基礎がある人は約200時間・初学者は500時間以上/出典: 資格の学校TAC)と、上の期間表(目安を1日あたりの時間で割った算術)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

情報処理安全確保支援士試験に受験資格はありますか?

ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます(出典: IPA)。実務経験がなくても挑戦でき、学生の受験もあります。合格後にIPAへ登録すると、名称独占の国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を名乗れます。

情報処理安全確保支援士試験の合格率は?

令和7年度秋期は受験18,816人中4,199人が合格し、合格率22.3%でした(出典: IPA)。令和7年度春期19.0%・令和6年度秋期15.1%と、例年15〜22%台です。応用情報技術者の上位に当たる高度区分で、5人に1人前後しか受かりません。

情報処理安全確保支援士の合格に必要な勉強時間は?

200〜500時間が目安です(出典: 資格の学校TAC)。情報セキュリティの基礎がある人は約200時間、初学者は500時間以上を見込む水準です。科目A(多肢選択・令和7年度までの午前に相当)の知識に加え、科目Bの長文記述で実務的なセキュリティ設計を問われるため、記述対策に時間がかかります。

難易度スコア58.4は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中25位です。合格率が15〜22%台(平均18.8%)と低いため、勉強時間200〜500時間が中程度でもスコアは中位から上に位置します。応用情報技術者(55.6)より上位で、高度区分としての難度が反映されています。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

情報処理安全確保支援士試験はどんな位置づけ・日程ですか?

情報処理技術者試験の高度区分と同じ枠組みで、年2回実施されます(出典: IPA)。春期4月・秋期10月の一斉試験は廃止され、令和8年度からはCBT方式の前期・後期に移りました。申込受付と科目A・科目Bの実施期間は年度ごとに動くので、このページの試験日程の欄で確認してください。応用情報技術者の上位に当たり、科目Aの多肢選択に加えて科目Bの記述式を突破する必要があります。合格後の登録は任意ですが、登録すると更新のための講習と費用が継続的にかかります。

情報処理安全確保支援士の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値53.8です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

情報処理安全確保支援士に独占業務はありますか?

業務独占の規定は確認できませんでした。情報処理安全確保支援士の名称(情報処理の促進に関する法律第24条)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(令和7年度秋期(受験18,816/合格4,199))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  2. 合格率(令和7年度春期(受験16,526/合格3,134))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  3. 合格率(令和6年度秋期(受験17,324/合格2,615))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  4. 勉強時間の目安 出典: 資格の学校TAC(基礎がある人は約200時間・初学者は500時間以上)(確認日
  5. 受験料 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  6. 試験日程 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日