直近合格率(平均)
15.0%
勉強時間の目安
100〜150h
受験料
7,500円
注意
合格率は受験者ベース。科目A免除制度あり。運用・保守経験の有無で必要勉強時間が変動(目安100〜150時間)。令和8年度からCBT方式の前期試験(10〜11月)へ移行
ITサービスマネージャの偏差値(難易度スコア換算)
ITサービスマネージャ試験の偏差値は52.2です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
ITサービスマネージャの独占業務・設置義務(根拠条文)
ITサービスマネージャ試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度春期(2025年4月) | 14.7% |
| 令和6年度春期(2024年4月) | 15.0% |
| 令和5年度春期(2023年4月) | 15.2% |
図|ITサービスマネージャの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
100〜150時間が目安です(出典: STUDYing公表値(合格に必要な勉強時間の目安は100〜150時間・3〜4カ月かけて受験する方が多い))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 2時間 | 1.6〜2.5ヶ月 | 50〜75日 |
| 3時間 | 1.1〜1.6ヶ月 | 34〜50日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。ITサービスマネージャが選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし(年齢・学歴・実務経験等の制限なし)。IPA試験区分ページに制限記載なし・既収録のIPA高度試験と同一の共通ルール(区分: 誰でも受験可)
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
ITサービスマネージャは入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、ITサービスマネージャ試験は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア85、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|ITサービスマネージャの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。令和8年度からCBT方式の「前期試験」に移行(春期試験は廃止)。令和8年度前期は申込受付2026年10月6日〜10月24日・科目A試験2026年10月17日〜10月27日・科目B試験2026年11月11日〜11月23日
受験料
7,500円 (消費税込。令和4年度以降5,700円→7,500円に改定。情報処理技術者試験の全区分共通額)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- システム運用・保守の実務経験があり、過去問の事例を自分の現場に引き寄せて読める人向け
- 応用情報など高度区分の学習経験があり、科目Aを過去問の反復で自走できる
- 100〜150時間を、年1回の試験日から逆算して割り振れる
通信講座が向いている人
- 午後の記述・論述答案を添削してもらいたい(独学では合格答案との差が見えにくい)
- 運用・保守の実務経験がなく、サービスマネジメントの考え方を体系立てて学びたい
- 年1回の試験に向けた進捗管理を仕組みに任せたい
ITサービスマネージャは運用・保守の実務がそのまま得点源になる区分なので、過去問の事例を1問読んで自分の現場と重なるかを確かめると、勉強時間の幅のどちら側に自分がいるかが判断できます。
編集部の見解
ITサービスマネージャは、次の受験機会が春ではなく秋に来ます。区分選びより先に、この移動をカレンダーへ入れてください
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。この区分のスコアは、合格率の寄与が勉強時間の寄与の倍あります。受験資格の寄与はゼロです。読み替えるとこうなります。この試験の重さは、覚える量ではなく通す人数の絞り方に乗っている。勉強時間の目安が短めに出ているのは、上の注意書きのとおり、その値が運用・保守の実務がある人を想定した公表値だからです。運用の現場を知らない側にとって、スコアは実際より軽く見えています。
合格率の推移表は、直近3年度が狭い帯に固まっています。難化した、易しくなったと語る材料はこの表にありません。読むべきは分母のほうで、上の注意書きにあるとおりこの合格率は受験者ベースです。申し込んで会場に来なかった人は数から抜けています。答案を実際に出した人のなかで、この割合しか通っていません。当サイトのスコアも3年分の平均を使い、回ごとの上下を吸収しています。
先に片づけるのは日程です。上の推移表のいちばん新しい行は春期で、その次の実施が令和8年度の前期になります。前期は秋に置かれているので、実施と実施のあいだが1年分より長く空く形になりました。上の試験日程のとおり、春期4月の一斉試験は廃止され、CBT方式の前期試験へ移っています。4月に照準を合わせていた計画は、そのままでは半年ぶん空回りします。上の日程にある申込期間と、科目A・科目Bそれぞれの実施期間を、いまカレンダーへ書き写してください。科目Aと科目Bは同じ日ではなく別の期間に分かれます。あいだの数週間を、答案を書く練習の区間として最初から空けておく。応用情報などで科目A免除が使えるなら、上の注意書きにある免除制度をIPAの公式で確認し、空いた分を科目Bへ寄せる。年1回のままなので、申込期間を外せば次は1年後です。
どの高度区分を受けるかで迷っているなら、難易度で選ぶのはやめてください。上の試験日程と同じ前期の期間には、システムアーキテクト(56.9)、ネットワークスペシャリスト(56.7)、ITストラテジスト(57.7)も並びます。当サイトのスコアはこの4区分でほとんど固まっていて(この区分は56.5)、順位の上下が中身の重さの差を表していません。差が出るのは、自分の職務が答案の材料になるかどうかのほうです。運用と保守を回している人なら、この区分の事例に書く材料が手元にあります。
取ったあとの効き方も先に把握しておいてください。上の独占業務の欄のとおり、この試験の合格には法令上の業務独占も名称独占もありません。資格が仕事を囲う側ではないので、効くのは社内での担当替えや評価、提案時の説明力のほうです。勧める相手は、運用・保守を実務で回している人と、応用情報(55.6)を通った直後で次の一手を探している人。逆に、実務のないまま高度区分をひとつ増やす目的で選ぶのは勧めません。出典の勉強時間は実務経験の有無で動く数字で(上の注意書き)、実務がない側は幅の上限に寄ります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「重さが絞り込みに乗っている」の根拠は、上のスコア内訳における合格率の寄与と勉強時間の寄与の差(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
- 「スコアが軽く出る」の根拠は、上の勉強時間の欄の目安が運用・保守の実務経験を前提にした公表値であること(出典: STUDYing公表値)と、上の注意書き(経験の有無で必要勉強時間が変動)
- 「年ごとの難化を語れない」「分母は受験者ベース」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度・出典: IPA統計資料)と上の注意書き、およびスコアが直近3回の平均を使う算出式
- 「実施のあいだが長く空く」「計画が空回りする」の根拠は、上の合格率の推移表の最新行が春期であることと、上の試験日程(令和8年度からCBT方式の前期試験へ移行・春期試験は廃止・科目Aと科目Bは別期間・申込期間も同ページに記載/出典: IPA)、および上の注意書きの科目A免除制度
- 「前期に並ぶ区分のスコアが固まっている」の根拠は、同じ算出式・同じ母集団で出した4区分のスコアと、各資格ページの試験日程データ(いずれも令和8年度前期/出典: IPA)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)
よくある質問
ITサービスマネージャに受験資格はありますか?
ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます(出典: IPA)。ITサービスマネージャ試験はIPAの高度試験(レベル4)で、システムの安定運用とサービス提供を担う立場を想定した国家試験です。応用情報技術者などに合格していると、科目A試験の免除制度が使えます(旧制度の午前Ⅰ免除に相当)。
ITサービスマネージャの合格率は?
令和7年度春期14.7%・令和6年度春期15.0%・令和5年度春期15.2%と、例年15%前後で安定しています(出典: IPA統計資料)。受験者を分母にした受験者ベースの数字で、当サイトのスコアは3年平均(15.0%)を使っています。
ITサービスマネージャの合格に必要な勉強時間は?
100〜150時間が目安で、3〜4カ月かけて受験する人が多いとされています(出典: STUDYing公表値)。必要量は運用・保守の実務経験の有無で動きます。運用の現場を知っている人は下限側、経験のない人は上限側に寄ります。
難易度スコア56.5は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中35位です。合格率15%前後(平均15.0%)に対し、出典の勉強時間100〜150時間が収録IPA高度試験のなかでは短めのため、スコアは中位に出ます。ただしこの時間は運用・保守の実務がある人を前提にした数字で、未経験者の体感はスコアより重くなります。応用情報(55.6)の先にあるレベル4区分です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標です。
ITサービスマネージャ試験はいつ行われますか?
年1回です。令和8年度からCBT方式の前期試験に移行し、科目A試験が2026年10月17日〜27日、科目B試験が11月11日〜23日の日程で実施されます(出典: IPA)。従来の春期4月一斉方式は廃止されました。申込期間は2026年10月6日〜10月24日、受験手数料は7,500円(税込)です。
ITサービスマネージャの偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値52.2です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
ITサービスマネージャに独占業務はありますか?
ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
出典