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資格のものさし

金融・国家資格

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)

主催: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施

難易度スコア 26.3 / 100 算出できる77資格中 74位 偏差値 32.5 77資格の平均が50 直近3回の合格率(平均) 68.5 % 受かるのはおよそ10人に7人です 勉強時間の目安 80〜150 時間 1日2時間なら1〜2か月 受験料 8,000 円 誰でも受験できる 役に立ちやすさ法律上の位置づけ 名称独占 有資格者だけが名乗れる(仕事の独占はない)(根拠条文1本)

スコアの算出式 ・77資格を難易度順に並べて比べる

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)

注意

実施団体(日本FP協会/きんざい)で合格率が大きく異なる(協会は8割台・きんざいは5割前後)。

難易度スコアは期間ごとに4つの値(2団体×学科・実技)を平均し、直近3期間分を使っています(詳細は算出式ページ)

FP3級の偏差値(難易度スコア換算)

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)の偏差値は32.5です(スコアを算出できる77資格中74位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。

図|FP3級の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)

FP3級の難易度スコア26.3の作り方(3要素の加重合成)合格率スコア31.5に0.45、勉強時間スコア34.7に0.35、受験資格スコア0.0に0.2を掛けて足すと26.3になる。バーの横軸はすべて0〜100点の同じ尺。素の数字 → 要素スコア → 重み → 寄与した点 バーの横軸: 難易度スコアの点(0〜100) うすい枠=その要素が出せる点の上限(合格率45点・勉強時間35点・受験資格20点)合格率68.54%直近3回の平均100 − 68.54 = 31.5× 0.4514.2点勉強時間80〜150h幾何平均 109.5h100 × (log10(109.5) − 1) ÷ 3 = 34.7× 0.3512.1点受験資格誰でも受験可区分表の段階値区分表の値をそのまま = 0.0× 0.200.0点3本を足した合計=難易度スコア26.3 / 100 0255075100
  • 合格率(重み0.45)
  • 勉強時間(重み0.35)
  • 受験資格(重み0.20)
図の要約。3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)の難易度スコア26.3は、合格率スコア31.5×0.45=14.2点、勉強時間スコア34.7×0.35=12.1点、受験資格スコア0.0×0.20=0.0点の合計です。 バーの尺の読み方

FP3級の独占業務・設置義務(根拠条文)

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
名称独占 「技能士」の名称使用制限 職業能力開発促進法第50条第4項
  • 職業能力開発促進法第50条第4項: 技能検定合格者一般の名称保護規定。合格した職種・等級の表示義務あり(同条2項)。

法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。

FP3級を動画で学ぶ(YouTube)

当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開しているFP3級の動画は3本(ショート3本)です。

合格率の推移

直近3回の合格率の平均は68.5%。受かるのはおよそ10人に7人です。回ごとの値は下の表に。

図|FP3級の平均合格率は、収録資格の分布のどこか

FP3級の平均合格率68.5%が、収録98資格の分布のどこにあるか 箱は第1四分位18.0%から第3四分位56.8%、箱の中の線は中央値31.8%、ひげの端は最小3.6%と最大99.1%。四分位は線形補間で算出。横軸は0〜100%固定。 箱=収録98資格の真ん中2分の1/ひげ=最小と最大 横軸: 平均合格率(%・0〜100固定) FP3級 68.5% 上から4分の1の帯(通りやすい側) 0 20 40 60 80 100 箱の左端 18.0% 中央値 31.8% 右端 56.8% 最小 3.6% 最大 99.1%
図の要約。3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)の直近3回の平均合格率68.5%は、収録98資格の平均合格率を並べたときの上から4分の1の帯(通りやすい側)にあります(低いほうから80番目)。 箱ひげの読み方
年度・回 合格率
2025年10月〜2026年2月CBT・日本FP協会・学科 86.6%
2025年10月〜2026年2月CBT・日本FP協会・実技 84.9%
2025年4月〜9月CBT・日本FP協会・学科 86.3%
2025年4月〜9月CBT・日本FP協会・実技 85.4%
2024年10月〜2025年2月CBT・日本FP協会・学科 85.4%
2024年10月〜2025年2月CBT・日本FP協会・実技 85.6%
2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・学科 54.0%
2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・実技(計) 53.7%
2025年4月〜9月CBT・きんざい・学科 48.2%
2025年4月〜9月CBT・きんざい・実技(計) 49.8%
2024年10月〜2025年2月CBT・きんざい・学科 49.6%
2024年10月〜2025年2月CBT・きんざい・実技(計) 53.0%

図|FP3級の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

FP3級の合格率のレンジ: 収録3回で67.4%から69.8%最小67.4%、平均68.5%、最大69.8%。振れ幅は2.37ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 67.4% 最大 69.8% 020406080100平均 68.5%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録98資格の平均合格率の中央値 31.8%
図の要約。FP3級の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で67.4%から69.8%まで動いています(振れ幅2.37ポイント・平均68.5%)。振れ幅を算出できた97件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の2025年10月〜2026年2月CBTは69.8%で、収録している回のなかで最も高い値です。破線は収録98資格の平均合格率の中央値31.8%で、FP3級の平均68.5%はその右(通りやすい側)にあります。同じ実施期間の2団体×学科実技の合格率を平均して1回分として扱っています(統合ルール裁定2)。 レンジバーの読み方

勉強時間の目安

目安は80〜150時間です。

図|FP3級の勉強時間の目安をものさしに置くと

FP3級の勉強時間の目安 80〜150時間をものさしに置いた図帯は80〜150時間、印は幾何平均110時間。目盛りは対数で、下に並ぶ薄い線は勉強時間の目安が取れた77資格それぞれの幾何平均(最小37時間・中央値245時間・最大5,477時間)。帯=出典が示す目安の幅/縦線=スコアが使う1点 目盛り: 勉強時間(時間・対数) 80〜150時間(幾何平均 110h = スコアの入力)10h100h1,000h10,000h目安が取れた77資格の中央値 245h
図の要約。3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)の目安は80〜150時間で、難易度スコアはこの幅の幾何平均110時間を入力に使います(出典: ユーキャン(通信講座公表値)・確認2026-07-04)。 対数目盛りの読み方
図の詳しい読み方

目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると13番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。

1日2時間なら1〜2か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 2.6〜4.9ヶ月 80〜150日
2時間 1.3〜2.5ヶ月 40〜75日
3時間 0.9〜1.6ヶ月 27〜50日

出典: ユーキャン(通信講座公表値)(確認日 )。

換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(FP3級が選ばれた状態で開きます)。

FP3級の試験の形式(一次出典)

日本FP協会が実施する分は、学科と実技「資産設計提案業務」の2つです。どちらもテストセンターで随時受けられるCBT方式です。時間と問題数は下の表のとおり。

項目 内容
学科試験 90分・60問・多肢選択式。合格基準は60点満点で36点以上
実技試験 60分・20問・多肢選択式。合格基準は100点満点で60点以上
受検方式 学科・実技とも原則CBT方式。全国のテストセンターから会場と日時を選んで予約する(居住地にかかわらず選択可)
予約と再受検 受検日の属する月を含んで4か月前の月初から3日前まで予約可。同じ科目の2回目以降は、受検済みの試験の合格発表日の翌日以後でないと受けられない
一部合格の免除 学科か実技の片方に合格すると、その試験が免除される。免除の期限は合格した試験実施日の翌々年度末

3級の実技はすべて多肢選択式です。記述式が入る2級とは、求められる作業が違います。学科と実技は別々に予約するので、同じ日にまとめても、日を分けてもかまいません。ただし同じ科目を続けて受け直すには、前回の合格発表を待つ必要があります。

出典: 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」 (確認日 )。

出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。

受験資格

受検資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」(実質的な制限なし・誰でも受検可)(区分: 誰でも受験可)

同じ金融分野には5件を収録していて、うち3件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら金融分野のデータ表が早く着きます。

FP3級は入口と本番のどちらで絞る試験か

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP3級)は「どちらでも絞らない」型です。

スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア31.5)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。

図|FP3級の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(98件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが38件、入口で絞るが26件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが9件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は98件(当サイトの算出値) 入口で絞る 26件 入口も本番も絞る 9件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 38件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 学歴・養成課程・前提資格 0 誰でも受験可 FP3級 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。琥珀色の点がFP3級で、合格率スコア31.5・受験資格スコア0。この資格は「どちらでも絞らない」に入ります。 軸とレーンの読み方

試験日程

CBT方式で通年実施(休止期間あり)。

日本FP協会・きんざいとも

同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。

受験料

8,000円

学科4,000円+実技4,000円(非課税)。日本FP協会・きんざい共通

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 難易度スコアは下から4番目・目安80〜150時間で、独学の負担が小さい
  • CBT通年実施なので、決まった試験日に縛られず自分の仕上がりで受けられる
  • お金の知識を体系的に見る入り口として、まず市販教材で試したい

通信講座が向いている人

  • 3級を2級・AFPへの通過点と決めていて、最初から一続きの教材で進めたい
  • 学習時間の確保が不規則で、短い時間でも続けられる仕組みがほしい

FP3級は独学の負担が小さい資格です。講座を検討するなら、「2級まで進む前提かどうか」で費用対効果の見方が変わります。

編集部の見解

FP3級は選抜していない試験。名刺に載せるなら、申し込む前に2級までの日程を引く

この試験は選抜として働いていません。上のスコア内訳バーで受験資格の寄与はゼロ、勉強時間の寄与も小さく、26.3を下に押しているのは合格率の高さです。位置はスコアを算出できる77資格中74位、すぐ上が第二種電気工事士(27.0)、すぐ下がセキュマネ(24.9)です。選抜の型でも「どちらでも絞らない」側です。

「やさしい」という評価より大事なのは、選抜していない試験の合格証は選抜を通った証明にならない、という事実です。価値は中身と、次に何ができるようになるかへ移ります。

上の推移表には1つの期間につき4行並びます。2つの団体が学科と実技を別に公表し、団体によって数字が大きく分かれるためです(上の注意書き)。当サイトのスコアは4つを平均した値(68.5%)を使い、どちらにも寄せていません。守ってほしいのは1つだけ。申し込む団体を決めてから、その団体の行だけを見ることです。決める前の平均は、誰の勝率でもありません。

3級で計画を切らないでください。CBTで通年実施なので待ち時間はゼロです(上の試験日程・再挑戦インターバルも待ち時間ゼロの区分)。2級の受検資格は3級の合格で満たせ、こちらも通年のCBTです。受験日を決めるときに、2級の受験予定日まで同じ手帳に書けます。ここを空けると、知識が抜けたところから2級を始め直すことになります。

目安は80〜150時間(上の勉強時間の欄)。1日に取れる時間で割った期間は上の期間表に出ています。3級と2級を続けて置くなら、この表の期間を2回ぶん並べて眺めてください。

自分の家計のために学ぶなら、3級で止めて問題ありません。年金・保険・税金の話を人任せにしない、という目的ならここまでで足ります。

勧めないのは、職務経歴に載せる資格として3級だけを取る場合です。法律が守っているのは「技能士」という名乗りだけで、この検定が囲っている業務はありません(上の独占業務の表・職業能力開発促進法)。窓口で相手の家計を説明する立場に立つなら、2級まで通すか、同じ時間を別の資格に回すか。中途半端に3級だけ持つ状態が、いちばん使いどころのない置き方です。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「選抜として働いていない」の根拠: 上のスコア内訳(受験資格の寄与ゼロ)と、当サイトの選抜の型で「どちらでも絞らない」に分類されること(2軸としきい値は算出式ページ)
  • 「合格率が高いとスコアが下がる」の根拠: 難易度スコアの式(合格率スコア=100−平均合格率・重み0.45/算出式ページ)
  • 「団体で数字が分かれる」の根拠: 上の合格率の推移表と注意書き(2団体×学科・実技/出典: 日本FP協会・きんざいの各公式)と、期間ごとに4値を平均する前処理(算出式ページ)
  • 「待ち時間ゼロ」の根拠: 上の試験日程(CBTで通年実施/出典: 日本FP協会)と当サイトの再挑戦インターバル(判定ルールは算出式ページ)
  • 「3級が2級の受検資格になる」の根拠: FP2級ページの受験資格の欄(3級合格・実務2年・認定研修修了・金融渉外3級のいずれか/出典: 日本FP協会)
  • 「守られているのは名乗りだけ」の根拠: 上の独占業務の表(職業能力開発促進法第50条第4項/条文本文と機械照合済み)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

FP3級は本当に誰でも受けられますか?

受検資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とされていますが、実質的な制限はなく誰でも受検できます(出典: 日本FP協会・公式)。

合格率が8割を超えているというのは本当ですか?

協会側の数字だけを見た言い方です。日本FP協会の学科は8割台ですが、きんざいの学科は同じ期間で5割台と、団体によって大きく違います(出典: 各団体公式。期間ごとの値はページ上の推移表)。当サイトのスコアは2団体×学科・実技の平均(68.5%)を使っています。

難易度スコア26.3はどの位置ですか?

スコアを算出できる77資格中74位=下から4番目です。ITパスポート(36.0)よりさらに下の帯で、資格学習の最初の一歩に据えやすい水準です。

試験はいつ受けられますか?

CBT方式で通年実施です(休止期間あり。出典: 日本FP協会・公式)。受験機会を待つ必要がほぼありません。勉強時間の目安は80〜150時間(出典: ユーキャン公表値)で、短い期間で受検まで進めます。

2級とはどのくらい差がありますか?

難易度スコアは3級26.3、2級48.3です。2級には受検資格があり、3級合格がその入り口のひとつです。受検料は8,000円と11,700円(出典: 日本FP協会・公式)。

FP3級の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値32.5です(難易度スコア26.3・スコアを算出できる77資格中74位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。

FP3級に独占業務はありますか?

業務独占の規定は確認できませんでした。「技能士」の名称使用制限(職業能力開発促進法第50条第4項)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(2024年10月〜2025年2月CBT・日本FP協会・実技)出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
  2. 合格率(2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
  3. 合格率(2025年4月〜9月CBT・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
  4. 合格率(2024年10月〜2025年2月CBT・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
  5. 勉強時間の目安 出典: ユーキャン(通信講座公表値)(確認日 )
  6. 試験日程 出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )