注意
実施団体(日本FP協会/きんざい)と科目(学科・実技)で合格率が大きく異なる。
難易度スコアは期間ごとに4つの値(2団体×学科・実技)を平均し、直近3期間分を使っています(詳細は算出式ページ)
FP2級の偏差値(難易度スコア換算)
2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)の偏差値は49.0です(スコアを算出できる77資格中42位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|FP2級の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
FP2級の独占業務・設置義務(根拠条文)
2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 名称独占 | 「技能士」の名称使用制限 | 職業能力開発促進法第50条第4項 |
- 職業能力開発促進法第50条第4項: 技能検定合格者一般の名称保護規定。合格した職種・等級の表示義務あり(同条2項)。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
FP2級を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開しているFP2級の動画は3本(ショート3本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は44.8%。受かるのはおよそ10人に4人です。回ごとの値は下の表に。
図|FP2級の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 2025年10月〜2026年2月CBT・日本FP協会・学科 | 47.2% |
| 2025年10月〜2026年2月CBT・日本FP協会・実技 | 56.5% |
| 2025年4月〜9月CBT・日本FP協会・学科 | 54.8% |
| 2025年4月〜9月CBT・日本FP協会・実技 | 69.7% |
| 2025年1月試験(紙)・日本FP協会・学科 | 44.4% |
| 2025年1月試験(紙)・日本FP協会・実技 | 48.8% |
| 2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・学科 | 24.1% |
| 2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・実技(計) | 51.7% |
| 2025年4月〜9月CBT・きんざい・学科 | 24.2% |
| 2025年4月〜9月CBT・きんざい・実技(計) | 52.9% |
| 2025年1月試験(紙)・きんざい・学科 | 19.8% |
| 2025年1月試験(紙)・きんざい・実技(計) | 43.2% |
図|FP2級の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は150〜300時間です。
図|FP2級の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると37番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら2〜5か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 4.9〜9.9ヶ月 | 150〜300日 |
| 2時間 | 2.5〜4.9ヶ月 | 75〜150日 |
| 3時間 | 1.6〜3.3ヶ月 | 50〜100日 |
出典: ユーキャン(通信講座公表値)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(FP2級が選ばれた状態で開きます)。
FP2級の試験の形式(一次出典)
日本FP協会が実施する分は、学科と実技「資産設計提案業務」の2つです。どちらもテストセンターで随時受けられるCBT方式です。時間と問題数は下の表のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学科試験 | 120分・60問・多肢選択式。合格基準は60点満点で36点以上 |
| 実技試験 | 90分・40問・多肢選択式及び記述式。合格基準は100点満点で60点以上 |
| 受検方式 | 学科・実技とも原則CBT方式。全国のテストセンターから会場と日時を選んで予約する(居住地にかかわらず選択可) |
| 受検資格 | 3級の合格者、FP業務に関し2年以上の実務経験がある人、AFP認定研修の修了者、金融渉外技能審査3級の合格者のいずれか |
| 一部合格の免除 | 学科か実技の片方に合格すると、その試験が免除される。免除の期限は合格した試験実施日の翌々年度末 |
2級の実技は、3級と違って記述式が混ざります。電卓を叩いて数字を出す力がそのまま得点になります。日本FP協会の実技は「資産設計提案業務」の1種類だけで、きんざいとは実技の内容が異なります。合格率を比べるときは、どちらの団体の数字かを先に確かめてください。
出典: 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受検資格あり。3級FP技能検定合格者/FP業務2年以上の実務経験/日本FP協会認定AFP研修修了/金融渉外技能審査3級合格者のいずれか1つが必要(区分: 学歴・養成課程・前提資格のいずれかが必要)
同じ金融分野には5件を収録していて、うち3件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら金融分野のデータ表が早く着きます。
FP2級は入口と本番のどちらで絞る試験か
2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)は「入口で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア55.2)と入口の重さ(受験資格スコア40)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|FP2級の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
CBT方式で通年実施(休止期間あり)。
日本FP協会・きんざいとも
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(通年・地域ごとの試験の一覧)で見られます。
受験料
11,700円
学科5,700円+実技6,000円(非課税)。日本FP協会・きんざい共通
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 3級合格などで受検資格をすでに満たしていて、学習の土台がある
- CBT通年実施なので、150〜300時間の学習が仕上がった時点で受けにいける
- 学科・実技の出題傾向を自分で調べ、対策配分を決められる
通信講座が向いている人
- 受検資格をAFP認定研修の修了で満たすルートを考えている(研修の受講が前提になる)
- 2団体・学科実技で分かれる試験情報の整理を教材側に任せたい
- 実務経験ルートで受けるが、体系立った学習は初めて
FP2級は受検資格の満たし方が複数あるので、どのルートで受けるかを先に決めると、独学か講座かの答えも絞りやすくなります。
編集部の見解
FP2級は受ける団体と科目を先に決める。決めるまで合格率はあなたの数字にならない
上の推移表の合格率は、4つの試験の平均です。日本FP協会ときんざいの2団体が、学科と実技を別々に公表しているため、1つの期間につき4行並びます。同じ期間の学科どうしでも、団体によって倍近く開く行があります。
当サイトのスコアは、この4つを期間ごとに平均して直近3期間分(平均44.8%)を使い、どちらの団体にも寄せていません(前処理は算出式ページ)。裏を返すと、この平均はどの受験者の勝率でもありません。受ける団体と科目を決めた瞬間に、見るべき行は表の中の2行だけになります。
最初に決めるのは勉強法ではなく、受検資格のルートです。上の受験資格の欄のとおり、3級の合格・実務2年・認定研修の修了・金融渉外3級のいずれかが要ります。当サイトの分類では「入口で絞る/本番はそこまで絞らない」側(算出式ページ)。受検資格を満たした時点で、山の大半は越えています。3級から積むのか、実務経験で満たすのか、認定研修を通すのか。ここを決めずにテキストを買うと、順番が逆になります。
日程はいちばん自由です。CBTで通年実施なので、落ちても次まで待たされません(再挑戦インターバルは待ち時間ゼロの区分・算出式ページ)。学科と実技は合否が別に出るので、片方だけ通ったら残った側に全部の時間を寄せられます。
ただし、外から締め切りが来ない試験は後回しになります。上の期間表で毎日取れる時間の行を選んだら、受験予定日を1つ決めて先に手帳へ書いてください。
取ったあとに残るのは名乗りです。上の表のとおり、法律が守っているのは「技能士」という名称だけ(職業能力開発促進法)。保険を売る、不動産を仲介する、税務を代理する。どれもこの検定が囲う業務ではありません。価値は持っていること自体ではなく、中身の側にしか置けません。
向くのは、金融・保険・不動産の窓口で、相手の家計を年金・保険・税・相続まで一続きで説明したい人です。自分の家計の判断を人任せにしたくない人にも効きます。勧めないのは、国家資格という肩書きだけを目的に選ぶ人。入口の条件を満たす手間のわりに、名乗り以外は増えません。同じ入門帯に受験資格なしの検定も並んでいます(下の比較ページと難易度ランキング参照)。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「4つの試験の平均」の根拠: 上の合格率の推移表(2団体×学科・実技を期間ごとに収録/出典: 日本FP協会・きんざいの各公式)と、期間ごとに4値を単純平均して直近3期間分を使う前処理(算出式ページで開示)
- 「入口で絞る側」の根拠: 上のスコア内訳で受験資格の寄与が乗っていることと、当サイトの選抜の型(入口の重さ=受験資格スコア、本番の重さ=合格率スコアの2軸分類・算出式ページ)
- 「ルートが複数ある」の根拠: 上の受験資格の欄(3級合格・実務2年・認定研修修了・金融渉外3級のいずれか1つ/出典: 日本FP協会)
- 「待たされない」の根拠: 上の試験日程(CBTで通年実施/出典: 日本FP協会)と、当サイトの再挑戦インターバル(判定ルールは算出式ページ)
- 「学科と実技は別」の根拠: 上の合格率の推移表が学科・実技を分けて収録していることと、上の受験料の欄(学科分と実技分を分けて納付/出典: 日本FP協会)
- 「守られているのは名乗りだけ」の根拠: 上の独占業務の表(職業能力開発促進法第50条第4項/条文本文と機械照合済み)
よくある質問
FP2級の合格率は、サイトによって数字が違うのはなぜですか?
実施団体が日本FP協会ときんざいの2つあり、それぞれが学科・実技を別に公表しているためです。同じ期間の学科でも、団体によって倍近く開くことがあります(出典: 各団体公式)。期間ごとの値はページ上の推移表にあります。どの系列の数字かを確認せずに比べると読み違えます。
当サイトの難易度スコアはどちらの団体の合格率を使っていますか?
期間ごとに「2団体×学科・実技」の4つの値を単純平均し、直近3期間分(平均44.8%)をスコアに使っています。特定の団体に寄せない代わりに、この前処理の方法を算出式ページで開示しています。
FP2級は誰でも受けられますか?
受検資格があります。3級FP技能検定合格者、FP業務2年以上の実務経験、日本FP協会認定AFP研修修了、金融渉外技能審査3級合格者のいずれか1つが必要です(出典: 日本FP協会・公式)。準備なしにいきなり2級だけを受けることは原則できません。
試験はいつ受けられますか?紙の試験はもうないのですか?
現在はCBT方式で通年実施です(休止期間あり。出典: 日本FP協会・公式)。当ページの推移表には2025年1月までの紙試験の実績も収録しており、方式の切り替わりをまたいで数字を見られるようにしています。
学科と実技は両方合格が必要ですか?受検料はいくらですか?
両方の合格が必要です。受検料は学科と実技を合わせて11,700円(非課税・両団体共通。内訳は上の受験料の欄/出典: 日本FP協会・公式)。合格率も学科・実技で別々に公表されているので、対策の配分も分けて考えることになります。
FP2級の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値49.0です(難易度スコア48.3・スコアを算出できる77資格中42位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
FP2級に独占業務はありますか?
業務独占の規定は確認できませんでした。「技能士」の名称使用制限(職業能力開発促進法第50条第4項)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
FP2級と他の資格の難易度比較
出典
- 合格率(2025年1月試験(紙)・日本FP協会・実技)出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
- 合格率(2025年10月〜2026年2月CBT・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
- 合格率(2025年4月〜9月CBT・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
- 合格率(2025年1月試験(紙)・きんざい・実技(計))出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: ユーキャン(通信講座公表値)(確認日 )
- 試験日程 出典: 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施(確認日 )