注意
合格率は省エネルギーセンター公表の受験者数・合格者数から当サイトが算出した値(%は公式未公表)。
- 新規受験者(課目免除者含む)・熱/電気分野合計。
- 課目合格制(合格課目は3年間免除)。
- 令和5・6年度の出典は毎年上書きされる公式発表ページのInternet Archive保存版(数値は省エネルギーセンター発表値)
エネ管の偏差値(難易度スコア換算)
エネルギー管理士の偏差値は48.6です(スコアを算出できる77資格中46位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|エネ管の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
エネ管の独占業務・設置義務(根拠条文)
エネルギー管理士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 第一種エネルギー管理指定工場等のエネルギー管理者選任 | エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第11条第1項 |
- エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第11条第1項: 選任義務を負うのは第一種特定事業者。対象工場等の規模基準は政令に委任。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は36.0%。受かるのはおよそ10人に4人です。回ごとの値は下の表に。
図|エネ管の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度(第47回・2025年8月3日実施)(受験8,300/合格2,783) | 33.5% |
| 令和6年度(第46回・2024年8月4日実施)(受験8,558/合格3,150) | 36.8% |
| 令和5年度(第45回・2023年7月30日実施)(受験8,137/合格3,074) | 37.8% |
図|エネ管の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は300〜600時間です。
図|エネ管の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
電験三種等の関連資格保有者は最短3〜6ヶ月の記載あり・確認2026-07-18)。目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると53番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら5〜10か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 9.9〜19.7ヶ月 | 300〜600日 |
| 2時間 | 4.9〜9.9ヶ月 | 150〜300日 |
| 3時間 | 3.3〜6.6ヶ月 | 100〜200日 |
出典: アガルートアカデミー(通信講座)エネルギー管理士試験コラム(2025-08-22公開)「合格には300時間から600時間が必要とされています」。電験三種等の関連資格保有者は最短3〜6ヶ月の記載あり(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(エネ管が選ばれた状態で開きます)。
エネ管の試験の形式(一次出典)
熱か電気の分野を選び、その4課目すべてで6割以上を取ると合格です。マークシート方式の筆記試験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分野の選択 | 「必須基礎区分+熱分野専門区分」か「必須基礎区分+電気分野専門区分」のどちらかを選び、その4課目を受験する |
| 試験の方法 | 筆記試験(マークシート方式)。HBの鉛筆(シャープペンシル可)を使用 |
| 合格基準 | 選択した分野の各課目で配点の60%以上。全課目が基準以上で試験合格 |
| 課目免除 | 一部の課目だけ基準以上なら課目合格となり、合格した試験が行われた年の初めから3年以内の同一分野の受験で免除される(免除期間中はその課目を受験できない) |
| 免状の交付要件 | 試験合格後、エネルギーの使用の合理化に関する実務に1年以上従事したことを証する書類の提出が必要(従事した時期は合格の前後を問わない) |
| 受験資格 | 制限なし |
免状に熱・電気の区別はありません。どちらで取っても同じエネルギー管理士で、もう一方を受け直す必要はないと公式が明記しています。課目合格は3年で消え、免除期間中はその課目を受け直せません。得点を上積みして調整する余地がない仕組みです。
出典: 省エネルギーセンター「エネルギー管理士試験制度の概要」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし。ただし試験合格後の免状交付申請に、エネルギー使用合理化の実務1年以上の従事証明が必要(実務時期は合格の前後を問わない)(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
エネ管は入口と本番のどちらで絞る試験か
エネルギー管理士は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア64)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|エネ管の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回・8月上旬の日曜に筆記試験(マークシート)。
- 令和8年度(第48回)は令和8年8月2日(日)実施、受験申込は4月6日〜6月22日(インターネット申込)、試験地は北海道・宮城・東京・愛知・富山・大阪・広島・香川・福岡・沖縄の10箇所。
- 合格発表は9月下旬(官報公示・合否通知書郵送)
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年8月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
17,000円
非課税。旧制度の熱管理士/電気管理士免状取得者が移行措置で課目Iのみ受験する場合は10,000円(非課税)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 教材費だけで挑める。電験三種や熱力学の学習経験があれば重複範囲を流用できる
- 課目合格制(3年間有効)を使い、自分のペースで複数年計画を組める
- 過去問中心の出題傾向で、市販の過去問題集での反復が効く
通信講座が向いている人
- 熱力学・電気理論の計算問題を、解説つきで基礎から積み上げたい
- 年1回の試験に向けて、8月から逆算した学習管理をしてほしい
熱分野と電気分野のどちらを選ぶかで難易度の体感が変わります。自分の実務・学習歴に近い分野を先に決めてから教材を選ぶと、遠回りがなくなります。
編集部の見解
エネルギー管理士は、免状に要る実務1年を合格の前に置くか後に置くかを先に決める
スコアに映っているのは、受験の入口が軽いことだけです。上のスコア内訳バーで受験資格の寄与はゼロ。条件が無いからではなく、条件が試験のうしろに置かれているからです。
上の受験資格の欄のとおり、受験は誰でもできるかわりに、免状の交付申請には実務1年以上の証明が要ります。当サイトの式は受験の入口だけを見るので、免状までの重さはスコアに乗りません。二級ボイラー(36.2)と同じ形ですが、ボイラーの条件は講習の修了=日程と費用で解決できます。エネ管の実務1年は、仕事に就いていないと積めません。
位置は46位で、すぐ上が第一種衛生管理者(48.0)、すぐ下が薬剤師(47.7)です。入口の加点ゼロでここまで来ているのは、合格率と勉強時間の寄与を両方積んでいるからです。目安は300〜600時間。電験三種(58.5)を通ってきた人には範囲の重なる追加投資で、出典も関連資格があれば短く済むと書いています。何も持たずに始める人は幅の上側を見てください。
計画の型は、同じ帯の設備系とは正反対です。試験は年1回・8月だけで、再挑戦インターバルは12か月(算出式ページ)。危険物や消防設備士のように「仕上がってから受ける」を持ち込むと、それだけで1年が飛びます。
上の期間表で毎日取れる時間の行を選び、8月から逆算してください。逆算した開始月がもう過ぎているなら、1日の時間を増やして上の行へ移るか、狙う年を先へ倒すかの二択です。
ただし、落ちた年がまるごと消えるわけではありません。課目合格制で、合格した課目は3年間免除されます(上の注意書き)。決めるのは「1年で全課目を狙うか、年をまたいで分けるか」。上の期間表のどの行にも生活が当てはまらないなら、最初から複数年で課目を割り振るほうが現実的です。なお合格率の推移表は3年続けて下がっていて、上向きの材料は表にありません。
勧める相手は、工場やプラントで設備・エネルギーを見る人です。上の設置義務の表のとおり、エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第11条第1項は、第一種エネルギー管理指定工場等に、免状保有者のうちからエネルギー管理者を選任することを求めています。会社が数える側の資格です。実務の時期は合格の前後を問わないので、まだその職に就いていない人でも試験だけ先に通しておけます。
逆に、指定工場と縁のない働き方なら勧めません。表にあるのは選任の義務だけで、名乗りを保護する規定も無資格者の業務を禁じる規定もありません。年1回の締め切りとこの勉強量は、履歴書の一行では回収できません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「条件が試験のうしろに置かれている」の根拠: 上の受験資格の欄(受験に制限なし・免状交付に実務1年以上の従事証明が必要/出典: 省エネルギーセンター)と、上のスコア内訳で受験資格の寄与がゼロであること(算出式ページ)
- 「二級ボイラーと形は同じで中身が違う」の根拠: 二級ボイラーページの注意書き(免許交付にボイラー実技講習の修了または実地修習等が必要/出典: 日本ボイラ協会)と、同じ算出式で出した両者のスコア
- 「勉強時間の寄与が大きい側」の根拠: 上の勉強時間の欄(目安と、関連資格保有者は短く済むとする出典表記/出典: アガルートアカデミー)と、同じ式で出した近い順位の資格の内訳
- 「1年が飛ぶ」の根拠: 上の試験日程(年1回・8月上旬の日曜/出典: 省エネルギーセンター)と再挑戦インターバルの判定ルール(算出式ページ)、上の期間表
- 「落ちた年がまるごと消えない」「3年続けて下がっている」の根拠: 上の注意書き(課目合格制・合格課目は3年間免除)と上の合格率の推移表(令和5〜7年度。人数の出典は省エネルギーセンター、合格率は当サイトが算出)
- 「会社が数える側」「名乗りは保護されない」の根拠: 上の設置義務の表(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第11条第1項/条文本文と機械照合済み。名称独占・業務独占の規定なし)
よくある質問
エネルギー管理士に受験資格はありますか?
受験は誰でもできます(出典: 省エネルギーセンター)。ただし免状の交付には、エネルギー使用合理化の実務に1年以上従事した証明が要ります。時期は合格の前後を問わないので、先に合格して後から実務を積むルートも使えます。
エネルギー管理士の合格率は?
例年3人に1人が合格します。直近の令和7年度は33.5%(出典: 省エネルギーセンター公表の人数から当サイトが算出。合格率そのものは公式未公表)。年度ごとの値はページ上の推移表にあります。課目合格制なので、複数年に分けて4課目を揃える受験者も多い試験です。
エネルギー管理士の合格に必要な勉強時間は?
300〜600時間が目安です(出典: アガルートアカデミー)。電験三種などの関連資格があれば最短3〜6か月とされています。合格した課目は3年間免除されるので、1年で4課目を狙うか2年計画で分けるかで必要なペースが変わります。
難易度スコア47.8は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中46位=中位の帯です。合格率3割台(平均36.0%)と勉強時間300〜600時間から算出。同じ電気系では電験三種(58.5)より一段下、電験二種(55.0)とは開きがあります。式は算出式ページで公開しています。
エネルギー管理士試験はいつ行われますか?
年1回、例年8月上旬の日曜です(出典: 省エネルギーセンター)。申込は春から初夏にかけて。試験地・受験手数料・直近の試験日はページ上の欄のとおりです。一定規模以上の工場にはエネルギー管理者の選任義務があり、免状保有者が求められます。
エネ管の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値48.6です(難易度スコア47.8・スコアを算出できる77資格中46位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
エネ管は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。第一種エネルギー管理指定工場等のエネルギー管理者選任(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律第11条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典
- 合格率(令和7年度(第47回・2025年8月3日実施)(受験8,300/合格2,783))出典: 省エネルギーセンター(経済産業大臣指定試験機関)(確認日 )
- 合格率(令和6年度(第46回・2024年8月4日実施)(受験8,558/合格3,150))出典: 省エネルギーセンター(経済産業大臣指定試験機関)(確認日 )
- 合格率(令和5年度(第45回・2023年7月30日実施)(受験8,137/合格3,074))出典: 省エネルギーセンター(経済産業大臣指定試験機関)(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: アガルートアカデミー(通信講座)エネルギー管理士試験コラム(2025-08-22公開)「合格には300時間から600時間が必要とされています」。電験三種等の関連資格保有者は最短3〜6ヶ月の記載あり(確認日 )
- 試験日程 出典: 省エネルギーセンター(経済産業大臣指定試験機関)(確認日 )
- 試験の形式 出典: 省エネルギーセンター「エネルギー管理士試験制度の概要」(確認日 )