注意
合格率が7割前後と高く見えますが、受験できるのはJDLA認定プログラムを過去2年以内に修了した人だけです。
- この数字は講座を修了した人の中での割合で、勉強を始める前の全体から見た通過率ではありません。
- 同じ協会のG検定は受験資格がなく誰でも受けられ、直近の2026年第2回は12,027人が受験して9,265人が合格しています。
- E資格の受験者は1回あたり1,000〜1,300人規模で、累計合格者は10,838名です(2026年第1回終了時点)。
- 2026年第1回の科目別平均得点率は応用数学60.48%・機械学習59.91%・深層学習60.74%・開発環境79.46%でした。
- 実装はPyTorchとTensorFlowのどちらかを試験開始時に選び、選んだ後は変更できず、選ばなかった側の問題は見られません。
- 勉強時間の目安は認定プログラム事業者の公表値で、事業者により60〜200時間と幅があります(zero to oneは60〜100時間、AVILENは150〜200時間)(出典: 日本ディープラーニング協会)
E資格の偏差値(難易度スコア換算)
E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)の偏差値は38.7です(スコアを算出できる77資格中67位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|E資格の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
E資格の独占業務・設置義務(根拠条文)
E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-08-06)。 日本ディープラーニング協会が実施する民間資格で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は69.3%。受かるのはおよそ10人に7人です。回ごとの値は下の表に。
図|E資格の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 2026年第1回・2026年2月(受験1,317/合格911) | 69.2% |
| 2025年第2回・2025年8月(受験1,039/合格730) | 70.3% |
| 2025年第1回・2025年2月(受験1,043/合格712) | 68.3% |
図|E資格の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は100〜150時間です。
図|E資格の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると15番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら約2か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 2時間 | 1.6〜2.5ヶ月 | 50〜75日 |
| 3時間 | 1.1〜1.6ヶ月 | 34〜50日 |
出典: デロイト トーマツ ディープスクエア(JDLA認定プログラム事業者・協会サイト掲載の公表値「受講期間における総学習時間の目安:100〜150時間程度」)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(E資格が選ばれた状態で開きます)。
E資格の試験の形式(一次出典)
120分・100問程度の多肢選択式で、各地の指定試験会場で受けます。受験にはJDLA認定プログラムの修了が要ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式・時間 | 知識問題(多肢選択式)・100問程度・120分 |
| 受験会場 | 各地の指定試験会場。申し込み時に希望会場を選択する(定員により希望どおりにならない場合がある) |
| 受験資格 | JDLA認定プログラムを、試験日の過去2年以内に修了していること |
| 出題範囲 | シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題。数学的基礎・深層学習の基礎・開発運用環境・機械学習・深層学習の応用など |
| フレームワークの選択 | 試験開始時にPyTorchかTensorFlowを選ぶ。選ばなかった側の問題は表示されず、選択後の変更もできない |
| 受験費用 | 一般33,000円、学生22,000円、会員27,500円(いずれも税込) |
試験が始まってから、PyTorchかTensorFlowかを自分で選びます。選ばなかった側の問題は最後まで表示されず、途中で切り替えることもできません。どちらで学ぶかを、受験を決めた時点で片方に寄せておく必要があります。出題コードの動作確認バージョンも回ごとに公表されます。
出典: 日本ディープラーニング協会「E資格(エンジニア資格)」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格あり。「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」(出典: 日本ディープラーニング協会)。(区分: 学歴・養成課程・前提資格のいずれかが必要)
- 認定プログラムは協会が定めるシラバスを満たすと認定された教育プログラムで、公式一覧に掲載されているのは28件(民間23件・大学等5件)。
- 試験の予約時に修了者ナンバー・事業者名・修了日の入力が必要で、実務経験の年数要件はない
同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。
E資格は入口と本番のどちらで絞る試験か
E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)は「入口で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア30.7)と入口の重さ(受験資格スコア40)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|E資格の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年2回。
- 第1回が2月、第2回が8月
- 全国の指定試験会場で受ける会場試験で、試験時間120分・多肢選択式100問程度。
- 2026年第1回は2月20日(金)〜22日(日)、2026年第2回は8月28日(金)〜30日(日)で、申込は6月1日9:00から受験日前日23:59まで。
- 2026年第2回から改訂シラバスが適用される
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年2月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
33,000円
一般(税込)。学生は22,000円、協会会員は27,500円。これとは別に受験資格を得るための認定プログラムの受講費がかかる(金額は事業者ごとで協会は公表していない)。認定プログラムは教育訓練給付制度の専門実践教育訓練に該当する場合がある
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 受験資格が認定プログラムの修了なので受講は避けられない。そのうえで、修了後の試験対策を自分で回せる
- 実装(PyTorchかTensorFlow)を業務で日常的に書いていて、コードの読み書きに手当てが要らない
- 応用数学(線形代数・確率統計・情報理論)の下地があり、シラバスの数学部分を独りで詰められる
通信講座が向いている人
- そもそも受験資格を得る段階で、協会の認定プログラム(公式一覧に28件)を選ぶところから始まる
- 直近回の科目別平均得点率は、開発環境が8割近いのに対し、応用数学・機械学習・深層学習は6割前後で数学と機械学習が薄い側に出ている(出典: 日本ディープラーニング協会)。ここを独りで埋めきれない
- 2026年第2回から改訂シラバスが適用されるため、教材の版ずれを避けたい
E資格は受験資格そのものが「認定プログラムの修了」なので、独学か講座かという分け方が他の資格と同じには使えません。分かれ目は、プログラムを終えたあとにどこまで自分で詰めるかです。当サイトは講座名・料金を載せず、まず一次データで判断できる状態を優先しています(個別講座の比較は準備中です)。
編集部の見解
E資格で決めるのは受かるかどうかではなく、認定プログラムにいくら払えるか
点は合格率・勉強時間・受験資格の3つから少しずつ積んでいて、飛び抜けて大きい項はありません(上のスコア内訳バー)。順位は67位で、すぐ上が介護福祉士(34.5)、すぐ下が第一種電気工事士(33.4)です。上の選抜の型の図でも「入口で絞る」の位置に入ります。
平均合格率69.3%は、認定プログラムを修了した人の中での割合です。試験当日に落とされる試験ではなく、試験を受ける権利を買うところに山があります。同じ協会のG検定が受験資格なしで1万人規模を受け入れるのに対し、E資格の受験者は1回あたり1,000〜1,300人規模。この差は難しさではなく、入口の設計の差です。
総額はわかりません。このページが答えを出せていない点です。受験料は一般33,000円と公表されていますが、認定プログラムの受講費は事業者ごとで、協会は公表していません。当サイトは出典を示せない数値を推測で埋めないので、いくらかかるかを載せていません。
判断のときは、受験料だけを見て「3万円の資格」と考えないでください。金額が見えないまま入口が設計されている、というのがこの資格の実態です。読者が自分で見積もりを取るしかない部分です。
時間の見積もりも、プログラムを選んだ時点でほぼ決まります。当サイトの採用値は100〜150時間ですが、事業者によって60〜200時間と3倍以上に開きます。
同じ試験に向けた目安がこれだけ割れるのは、カリキュラムの厚みそのものが違うからです。だから比較するのは、修了までに何をどこまでやらせるプログラムかのほう。試験対策の教材ではありません。
修了は試験日の過去2年以内なら有効です(上の受験資格欄)。試験は年2回なので、修了直後から数えれば有効期間の中に受験機会が最大4回入ります。1回で決めなければならない試験ではありません。
取ったあとの効き方は控えめに見積もってください。上の独占業務・設置義務の欄のとおり、業務独占も名称独占も設置義務もありません。持っていても事業所が数える人数は変わらず、席は増えません。効くのは、実装まで手が届く範囲を書面で示せることです。
実装はPyTorchとTensorFlowのどちらかを試験開始時に選び、選んだ後は変更できず、選ばなかった側の問題は見られません(上の注意書き)。認定プログラムで扱う側と揃えておいてください。
ディープラーニングの言葉を扱えることを示したいだけなら、受験資格がなく費用も軽いG検定で足ります。E資格に進むのは、実装を仕事にする予定が具体的にある人です。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「入口で絞る」の根拠: 上の選抜の型の図(入口の重さ=受験資格スコア/本番の重さ=合格率スコア。2軸としきい値は算出式ページで公開)と、上の受験資格欄(JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了・出典: 日本ディープラーニング協会)
- 「合格率は修了者の中での割合」の根拠: 上の注意書き(受験者は1回あたり1,000〜1,300人規模/累計合格者数/G検定の直近回の受験者数と合格者数・出典: 同協会)
- 「総額が出せない」の根拠: 上の受験料欄(一般33,000円・学生22,000円・協会会員27,500円/認定プログラムの受講費は事業者ごとで協会は非公表)と、当サイトの方針(出典を示せない数値は掲載しない)
- 「時間はプログラム選択で決まる」の根拠: 上の勉強時間欄(出典: デロイト トーマツ ディープスクエアの「受講期間における総学習時間の目安」)と注意書き(事業者により60〜200時間・zero to oneとAVILENの公表値)
- 「有効期間に受験機会が最大4回」の根拠: 上の受験資格欄(修了は試験日の過去2年以内)と試験日程(年2回・2月と8月)から数えた算術
- 「席は増えない」の根拠: 上の独占業務・設置義務の欄(業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も現行条文で確認できず・確認日つき)
- 「フレームワークは選び直せない」の根拠: 上の注意書き(PyTorchとTensorFlowのどちらかを試験開始時に選択し、選んだ後は変更できず、選ばなかった側の問題は見られない・出典: 同協会)
よくある質問
E資格は誰でも受けられますか?
受けられません。JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了した人だけが受験できます(出典: 日本ディープラーニング協会)。認定プログラムは協会のシラバスを満たすと認定された教育プログラムで、公式一覧に28件あります。実務経験の年数要件はありません。同じ協会のG検定には受験資格がなく、誰でも受けられます。
合格率69.3%は高いですが、易しい試験ということですか?
易しいわけではありません。この数字は認定プログラムを修了した人の中での割合で、勉強を始める前の全体から見た通過率ではありません。受験者は1,000〜1,300人規模。受験資格のないG検定は1万人超が受験しており、母集団の作られ方がまったく違います(出典: 日本ディープラーニング協会)。E資格は入口で絞ってから本番を通す型です。
費用は受験料だけで足りますか?
足りません。受験料は一般33,000円ですが、受験資格を得るための認定プログラムの受講費が別にかかります。この金額は事業者ごとで協会は公表しておらず、当サイトも一次情報を取れないため総額を載せていません。受講前に事業者へ直接確認してください。認定プログラムが教育訓練給付制度の専門実践教育訓練に該当する場合があります(出典: 日本ディープラーニング協会)。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
当サイトの採用値は100〜150時間です(出典: デロイト トーマツ ディープスクエアが協会サイトに掲載している「受講期間における総学習時間の目安」)。ただし事業者によって60〜200時間と幅があり、どのプログラムを選ぶかで必要な時間はおおよそ決まります。事業者ごとの公表値はページ上の注意書きにあります。
難易度スコア34.5・偏差値38.7はどの位置ですか?
スコアを算出できる77資格中67位で、すぐ上が介護福祉士(34.5)、すぐ下が第一種電気工事士(33.4)です。合格率と勉強時間の寄与はほぼ同じ高さで、どちらも大きくはありません。受験資格の寄与が乗るぶん、同じ協会で受験資格のないG検定(15.5)とは差が開きます。偏差値は77資格のスコアを平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、他サイトの主観的な資格偏差値の転記ではありません。
E資格に独占業務はありますか?
ありません。日本ディープラーニング協会が実施する民間資格で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-08-06)。
出典
- 合格率(2026年第1回・2026年2月(受験1,317/合格911))出典: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認日 )
- 合格率(2025年第2回・2025年8月(受験1,039/合格730))出典: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認日 )
- 合格率(2025年第1回・2025年2月(受験1,043/合格712))出典: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: デロイト トーマツ ディープスクエア(JDLA認定プログラム事業者・協会サイト掲載の公表値「受講期間における総学習時間の目安:100〜150時間程度」)(確認日 )
- 受験料 出典: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認日 )
- 試験日程 出典: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会(JDLA)(確認日 )