直近合格率(平均)
59.5%
勉強時間の目安
100〜400h
受験料
13,000円
注意
学科試験と技能試験の2段階制で、DBの合格率には最終段階の技能試験合格率を採用(電気技術者試験センター公表・合格者数÷受験者数)。第二種の上位資格で出題範囲が広く難度も高い。技能は学科合格者・免除者が対象のため母集団が異なる。passRatesは技能の直近3回を収録
第一種電気工事士の偏差値(難易度スコア換算)
第一種電気工事士(電工一種)の偏差値は36.8です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
第一種電気工事士の独占業務・設置義務(根拠条文)
第一種電気工事士(電工一種)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | 自家用電気工作物の電気工事 | 電気工事士法第3条第1項 |
- 電気工事士法第3条第1項: 保安上支障がないと認められる省令で定める作業は除外。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度・技能(受験28,403/合格16,509) | 58.1% |
| 令和6年度・技能(受験28,372/合格17,004) | 59.9% |
| 令和5年度・技能(受験26,143/合格15,834) | 60.6% |
図|第一種電気工事士の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
100〜400時間が目安です(出典: SAT/CIC(実務経験者は100〜150時間・電気の初学者は400〜500時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜13.2ヶ月 | 100〜400日 |
| 2時間 | 1.6〜6.6ヶ月 | 50〜200日 |
| 3時間 | 1.1〜4.4ヶ月 | 34〜134日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。第一種電気工事士が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格なし。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できる。ただし合格後に免状の交付を受けるには一定の実務経験が必要(出典: 電気技術者試験センター)(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
第一種電気工事士は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、第一種電気工事士(電工一種)は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア40.5、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|第一種電気工事士の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年2回(上期・下期)。学科試験(CBT方式・筆記方式から選択)ののち技能試験を実施
受験料
13,000円 (インターネット申込の受験手数料(非課税)。書面申込は14,400円)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 費用を抑えられる。第二種の知識や実務経験があり、独力で学科と技能を仕上げられる人向け
- 勉強時間100〜400時間を、上期・下期の日程に合わせて自分で配分できる
- 技能は候補問題が事前公表されるため、工具と材料をそろえれば独学で練習しやすい
通信講座が向いている人
- 電気が初めてで、学科の計算や複線図の描き方を体系立てて教わりたい
- 技能試験の作業手順やミスの防ぎ方を、動画や添削で確実に身につけたい
第一種電気工事士は学科と技能の2段階です。講座選びの前に、まず第二種の知識や実務経験があるかを整理すると、必要な勉強量と独学の可否が見えてきます。
編集部の見解
第一種電気工事士は、試験に受かっても免状が出ません。しかも電験の免状を持つ人は、この試験を受けずに免状を取れます
上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図で、第一種電気工事士は「どちらでも絞らない」の区画に入ります。受験資格スコアはゼロ、合格率スコアもしきい値の下です。ただし上の受験資格の欄に、続きが書いてあります。合格しても免状の交付には実務経験が要ります。電気技術者試験センターは、軽微な工事・特殊電気工事・5万ボルト以上で使用する架空電線路の工事・保安通信設備の工事を除いた電気工事に3年以上従事することを免状取得の要件として案内し、試験合格以前の実務経験も対象になると付け加えています(出典: 同「電気工事士の免状交付」/2026-08-08確認)。第二種電気工事士として現場を踏んできた人は、合格した日に申請できます。未経験から受けた人は、合格証を持ったまま何年か待つことになります。図はこの待ち時間を映しません。
もうひとつ、この試験の外側に道があります。同センターは、電気主任技術者免状の取得者で免状取得後5年以上、電気工作物の工事・維持または運用に関する実務に従事した人は、第一種電気工事士試験に合格していなくても都道府県知事に申請して免状の交付を受けられると案内しています(出典: 同)。学科試験の免除の対象にも、第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けている者が並びます(出典: 同「第一種電気工事士の試験概要」/2026-08-08確認)。電験三種(61.8)はスコアの上の帯にいて、この試験(38.4)を丸ごと飲み込む向きに効きます。逆向きの規定はありません。難易度スコアの上下は、資格どうしの飲み込みの向きとは別の話です。
合格率の読み方は、第二種電気工事士(32.4)と同じ注意が要ります。上の推移表に並ぶ平均59.5%は技能試験の値で、学科を通った人と免除された人だけが分母です。上のレンジ帯を見ると3年度の振れはごくわずかで、読める試験だと分かります。一方、上の勉強時間の欄が100〜400時間と広く開いているのは、出典が実務経験者と初学者に別々の目安を置いているためです。自分がどちらの端に近いかで、同じ幅が何倍も違う予定になります。上の期間表で行を選ぶ前に、まずどちらの端に立っているかを決めてください。
取る理由は、上の独占業務の表がそのまま示します。電気工事士法第3条第1項は、第一種電気工事士免状の交付を受けている者でなければ自家用電気工作物に係る電気工事の作業に従事できないと定めています(表の注記のとおり、保安上支障がないと認められる省令で定める作業は除かれます)。ビル・工場・中規模以上の店舗の受電設備に手を入れるなら、この1枚が席そのものを作ります。住宅と小規模店舗しか見ないなら、第二種の範囲で足ります。順番としては、第二種で3年の実務を積みながら第一種の試験を受け、合格と同時に免状を申請するのが最短です。上の試験日程のとおり年2回あるので、落ちても半年で次の打席が来ます。取ってから終わりにならない資格なので、免状が出る日までを1枚の予定表に書いてから始めてください。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「合格しても免状が出ない」の根拠は、上の受験資格の欄(合格後に免状の交付を受けるには一定の実務経験が必要)と、電気技術者試験センター「電気工事士の免状交付」(対象外の工事の列挙と実務経験の期間3年以上、試験合格以前の実務経験も対象)https://www.shiken.or.jp/construction/license/ ・2026-08-08確認
- 「図が待ち時間を映さない」の根拠は、上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図(横軸=合格率スコア・縦軸=受験資格スコア)と、2軸の定義を公開している算出式ページ。免状交付の条件はどちらの軸にも入らない
- 「電験がこの試験を飲み込む」の根拠は、電気技術者試験センター「電気工事士の免状交付」(電気主任技術者免状の取得後5年以上の実務で、試験に合格せずに第一種電気工事士免状の交付を申請できる)と「第一種電気工事士の試験概要」の学科試験免除の対象一覧(第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けている者)https://www.shiken.or.jp/construction/first/overview/ ・2026-08-08確認。逆向きの規定は同センターの案内に無い
- 「表は技能だけ」の根拠は、上の注意書き(DBの合格率には最終段階の技能試験合格率を採用・技能は学科合格者/免除者が対象で母集団が異なる/出典: 電気技術者試験センター)と、上の合格率の推移表・レンジ帯
- 「同じ幅が何倍も違う予定になる」の根拠は、上の勉強時間の欄(出典が実務経験者と電気の初学者に別々の目安を示している)と、上の期間表(目安を1日あたりの時間で割った算術)
- 「席そのものを作る」の根拠は、上の独占業務の表(電気工事士法第3条第1項=自家用電気工作物に係る電気工事の業務独占。保安上支障がないと認められる省令で定める作業は除外/条文本文と機械照合済み)と、第二種電気工事士ページの独占業務の表(電気工事士法第3条第2項=一般用電気工作物等)
よくある質問
第一種電気工事士試験に受験資格はありますか?
受験自体に資格はなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受けられます(出典: 電気技術者試験センター)。ただし試験に合格しても、免状の交付を受けるには一定の実務経験が必要です。まず試験に受かってから、実務経験を満たして免状を取る流れになります。
第一種電気工事士試験の合格率は?
令和7年度の技能試験は受験28,403人中16,509人が合格し、合格率58.1%でした(出典: 電気技術者試験センター)。令和6年度59.9%・令和5年度60.6%と、技能は6割前後です。学科試験を突破した人が技能に進むため、学科から通して見ると選抜はより厳しくなります。
第一種電気工事士の合格に必要な勉強時間は?
100〜400時間が目安です(出典: SAT/CIC)。第二種の知識や実務経験がある人は100〜150時間ほど、電気が初めての人は400〜500時間を見込む水準です。学科の計算・法令に加え、技能試験の複線図と作業に慣れる必要があります。第二種の上位資格で範囲が広く、相応の準備が要ります。
難易度スコア38.4は、他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中70位です。技能の合格率が6割前後(平均59.5%)と高めのため、スコアは中位から下の帯です。第二種電気工事士(32.4)より上位で、範囲の広さと難度の高さが反映されています。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
第一種電気工事士試験はどんな構成・日程ですか?
年2回(上期・下期)で、学科試験(CBT方式・筆記方式から選択)に合格してから技能試験に進む2段階です(出典: 電気技術者試験センター)。技能試験は事前公表される候補問題から出題され、限られた時間で正確に配線を仕上げる練習が欠かせません。
第一種電気工事士の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値36.8です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
第一種電気工事士にしかできない仕事はありますか?
あります。自家用電気工作物の電気工事(電気工事士法第3条第1項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典