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資格のものさし
電験二種(第二種電気主任技術者)

その他・国家資格

電験二種(第二種電気主任技術者)

主催: 一般財団法人 電気技術者試験センター

難易度スコア

57.9 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中29位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

29.5%

勉強時間の目安

800〜1,200h

受験料

13,800円

注意

合格率は電気技術者試験センター公表の一次試験・対受験者合格率(4科目合格÷一次受験者)で、電験三種と算出方法を統一。一次合格後に記述式の二次試験に進む多段階方式で、二次の対受験者合格率は令和7年度16.5%・令和6年度18.9%・令和5年度17.7%。一次受験者から最終合格までで見ると1割前後(令和6年度は最終合格553÷一次受験7,479=約7.4%)とさらに低い。一次には科目合格制がある

電験二種の偏差値(難易度スコア換算)

電験二種(第二種電気主任技術者)の偏差値は53.4です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

電験二種の独占業務・設置義務(根拠条文)

電験二種(第二種電気主任技術者)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
必置(設置義務) 事業用電気工作物の主任技術者選任 電気事業法第43条第1項
  • 電気事業法第43条第1項: 免状の種類ごとに監督できる工作物の範囲が省令で定められており、第二種は第三種より広くなります。

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度・一次(対受験者・受験7,211/合格2,524) 35.0%
令和6年度・一次(対受験者・受験7,479/合格2,159) 28.9%
令和5年度・一次(対受験者・受験6,318/合格1,545) 24.5%

図|電験二種の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

電験二種の合格率のレンジ: 収録3回で24.5%から35.0%最小24.5%、平均29.5%、最大35.0%。振れ幅は10.5ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 24.5% 最大 35.0% 020406080100平均 29.5%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。電験二種の合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で24.5%から35.0%まで動いています(振れ幅10.5ポイント・平均29.5%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より大きく動いています。直近の令和7年度・一次(対受験者・受験7,211/合格2,524)は35.0%で、収録している回のなかで最も高い値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、電験二種の平均29.5%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

800〜1,200時間が目安です(出典: SAT(電験講座公表値・一般的な目安800〜1,200時間。多くは記述式の二次試験対策に充てる))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 26.3〜39.5ヶ月 800〜1,200日
2時間 13.2〜19.7ヶ月 400〜600日
3時間 8.8〜13.2ヶ月 267〜400日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。電験二種が選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格なし。年齢や国籍を問わず誰でも受験できる(出典: 電気技術者試験センター・よくあるご質問)。実務経験・学歴・前提資格は不要。ただし試験を受けずに取得する認定取得ルートは別途実務経験が必要(区分: 誰でも受験可)

同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。

電験二種は入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、電験二種(第二種電気主任技術者)は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア70.5、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|電験二種の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 電験二種 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点が電験二種で、合格率スコア70.5・受験資格スコア0。この資格は「本番で絞る」に入ります。

試験日程

年1回。一次試験(理論・電力・機械・法規の4科目)→二次試験(電力管理・機械制御の2科目)の2段階。電験三種と異なり年2回化はされていない

受験料

13,800円 (インターネット申込みの受験手数料(非課税・令和8年度)。書面申込みは14,200円)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 費用を抑えられる。電験三種の知識があり、独力で計算と記述を積み上げられる人向け
  • 勉強時間800〜1,200時間を、一次・二次の日程に合わせて配分できる
  • 科目合格制を使い、一次を数年かけて分割合格する計画も立てられる

通信講座が向いている人

  • 二次試験の記述式の書き方や、独学でつまずきやすい計算過程を仕組みで補いたい
  • 働きながらの長期学習で、進捗管理と二次対策を外部に任せたい

電験二種は二次の記述式が合否を分けます。講座選びの前に、まず電験三種レベルの理解があるか、記述式にどれだけ時間を割けるかを整理すると判断しやすくなります。

編集部の見解

電験二種のスコアが電験三種を下回るのは、本丸の二次試験が数字に入っていないからです。この点差を学習量の差として読まないでください

スコアは57.9で、位置は29位、すぐ上がプロマネ(58.0)、すぐ下がITストラテジスト(57.7)です。電験三種は61.8で、上位資格のほうが下に来ます。上のスコア内訳バーを見ると、勉強時間の帯は二種のほうが長く伸びています(800〜1,200時間)。逆転を作っているのは合格率の帯のほうです。上の推移表に並ぶ平均29.5%は一次試験だけの値で、三種の推移表より高い水準にあります。この要素には0.45の重みがかかるので、勉強時間の差ぶんを押し戻してしまいます。

上の注意書きに、二次の実績と通し合格率がそのまま書いてあります。一次を通ったあとに待っている記述式で、科目別合格の制度はありません。一次の受験者から最終合格までを通して見た割合は、上の推移表のどの行よりも低くなります。当サイトが一次を採るのは、電験三種が一次だけの試験で、三種と算出方法をそろえるためです(上の注意書き)。同じ電気技術者試験センターの試験でも、当サイトが採る段は資格ごとに違います。第二種電気工事士(32.4)で採っているのは最後の技能試験、電験二種で採っているのは最初の一次試験。取り出す段は正反対なのに、どちらも実像より緩い側へ寄る。段階選抜の試験を1つの割合で表すと、こうなります。

計画は、二次から逆に引いてください。上の試験日程のとおり年1回で、三種と違って年2回化されていません。落ちれば次の打席は12か月後です。電気技術者試験センターは、一次で一部の科目だけ合格した場合は翌年度及び翌々年度の試験で申請によりその科目が免除され、一次に合格した年度の二次に不合格でも翌年度の一次が免除されると案内しています(出典: 同「第二種電気主任技術者の試験概要」/2026-08-08確認)。一次を通した年から二次に2回挑める形です。上の期間表で1日に取れる時間の行を選び、800〜1,200時間の大半を記述の答案練習へ回してください。上の勉強時間の欄の出典も、多くを二次対策に充てる前提で幅を出しています。一次の直後から記述に切り替える人と、一次の合格発表を待ってから始める人で、この2回の窓の使い方が変わります。

受けるかどうかは、受電電圧で決まります。上の設置義務の表は電気事業法第43条第1項で、事業用電気工作物の設置者に主任技術者の選任を義務づけています。表の注記のとおり監督範囲は免状の種類ごとに省令で決まり、電気技術者試験センターは第二種を電圧17万ボルト未満、第三種を5万ボルト未満と案内しています(出典: 同「電気主任技術者の資格概要」/2026-08-08確認)。特別高圧で受電する工場や大規模施設に届くのが二種です。いま監督している設備が5万ボルト未満に収まっているなら、三種で用が足ります。上の受験資格の欄のとおり三種を持っていなくてもいきなり二種を受けられますが、免状が席を作るかどうかは職場の設備が決めます。電験一種(算出不可)はさらに上の範囲を扱えますが、勉強時間の一次出典が取れずスコアを算出していません。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「三種より下に来る」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)と、同じ算出式・同じデータで出した両者のスコア、および両ページの合格率の推移表
  • 「本丸が数字に入っていない」の根拠は、上の注意書き(合格率は一次試験の対受験者合格率で三種と算出方法を統一/二次の対受験者合格率と、一次受験者から最終合格までの通し合格率を併記)と上の合格率の推移表
  • 「採る段が資格ごとに逆」の根拠は、上の注意書き(電験二種は一次を採用)と、第二種電気工事士ページの注意書き(DBの合格率は最終段階の技能試験を採用)。どちらも同じ電気技術者試験センターの公表値をそのまま収録している
  • 「二次に2回挑める」の根拠は、電気技術者試験センター「第二種電気主任技術者の試験概要」(一次の科目合格は翌年度及び翌々年度の免除/一次合格年度の二次に不合格でも翌年度の一次が免除)https://www.shiken.or.jp/chief/second/overview/ ・2026-08-08確認、上の試験日程(年1回)、上の勉強時間の期間表
  • 「受電電圧で決まる」の根拠は、上の設置義務の表(電気事業法第43条第1項=設置者への選任義務。監督範囲は免状の種類ごとに省令で限定/条文本文と機械照合済み)と、電気技術者試験センター「電気主任技術者の資格概要」の免状種別ごとの範囲(第二種は電圧17万ボルト未満、第三種は5万ボルト未満)https://www.shiken.or.jp/chief/about/ ・2026-08-08確認

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

電験二種に受験資格はありますか?

ありません。年齢・学歴・国籍を問わず誰でも受験できます(出典: 電気技術者試験センター)。実務経験も不要です。なお、試験を受けずに免状を得る認定取得ルートもありますが、そちらは電験三種取得後などの実務経験が必要になります。

電験二種の合格率は?

令和7年度の一次試験は受験7,211人中2,524人が合格し、対受験者合格率は35.0%でした(出典: 電気技術者試験センター)。令和6年度28.9%・令和5年度24.5%です。ただし一次合格後に記述式の二次試験があり、二次の合格率は例年16〜19%。一次受験者から最終合格まで通すと1割前後(令和6年度は約7.4%)とさらに下がります。

電験二種の合格に必要な勉強時間は?

800〜1,200時間が目安です(出典: SAT)。多くは記述式の二次試験対策に時間を割きます。理論・電力・機械・法規の4科目に加え、二次では計算過程を書いて答える力が問われます。電験三種より深い理解が要り、電気の下地や数学力で必要時間は大きく変わります。

難易度スコア57.9は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中29位です。勉強時間800〜1,200時間の重さがスコアを押し上げていますが、総合では電験三種(61.8)を下回ります。当サイトが合格率に採るのは一次試験の対受験者合格率(平均29.5%)で、この値が三種の水準より高いためです。受験資格はありませんが、二次まで含めた最終合格率は1割前後と難関です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

電験二種はどんな構成・日程ですか?

年1回で、一次試験(理論・電力・機械・法規の4科目)に合格してから、二次試験(電力管理・機械制御の2科目)に進む2段階です(出典: 電気技術者試験センター)。一次には科目合格制があり、一部科目の合格を翌年度以降に繰り越せます。電験三種と違い年2回化はされていません。

電験二種の偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値53.4です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

電験二種は法律で設置が義務づけられていますか?

はい。事業用電気工作物の主任技術者選任(電気事業法第43条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(令和5年度・一次(対受験者・受験6,318/合格1,545))出典: 一般財団法人 電気技術者試験センター(確認日
  2. 勉強時間の目安 出典: SAT(電験講座公表値・一般的な目安800〜1,200時間。多くは記述式の二次試験対策に充てる)(確認日
  3. 試験日程 出典: 一般財団法人 電気技術者試験センター(確認日