注意
掲載値は一次試験の対受験者合格率(4科目合格÷一次試験受験者)で、電験三種・二種と算出方法をそろえています。
- 一次を通っても記述式の二次試験が残り、二次の対受験者合格率は令和7年度31.7%(受験772/合格245)・令和6年度15.6%(受験720/合格112)と年によって倍ほど動きます。
- 一次の受験者から最終合格までを通して見ると令和6年度は112÷1,433=約7.8%です。
- 一次には科目合格制があります。
- 当サイトは勉強時間について一次出典(試験機関または講座提供者の公表値)を確認できなかったため、難易度スコアを算出していません
電験一種の偏差値(難易度スコア換算)
電験一種(第一種電気主任技術者)は勉強時間の一次出典が確認できないため、難易度スコア・偏差値とも算出していません。 推測値で埋めない方針です(算出できない資格の扱い参照)。
電験一種の独占業務・設置義務(根拠条文)
電験一種(第一種電気主任技術者)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました(e-Gov法令検索の本文と機械照合・確認日 2026-08-02)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 必置(設置義務) | 事業用電気工作物の主任技術者選任 | 電気事業法第43条第1項 |
- 電気事業法第43条第1項: 監督できる範囲は免状の種類ごとに省令で定められ、第一種はすべての事業用電気工作物を対象にできます。
法改正で規定は変わるので、業務の可否はリンク先の現行条文で確かめてください。収録98資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。
合格率の推移
直近3回の一次合格率の平均は31.6%。一次を通るのはおよそ10人に3人です。回ごとの値は下の表に。
図|電験一種の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度・一次(対受験者・受験1,569/合格502) | 32.0% |
| 令和6年度・一次(対受験者・受験1,433/合格428) | 29.9% |
| 令和5年度・一次(対受験者・受験1,469/合格485) | 33.0% |
図|電験一種の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
出典を確認できる勉強時間の目安データが現時点でありません。無理に数値を作らず「一次データなし」と表示しています。
電験一種の試験の形式(一次出典)
一次(4科目・マークシート)と二次(2科目・記述)の2段階です。一次に受かっても二次が残ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一次試験の科目 | 理論・電力・機械・法規の4科目。解答方式は第一種・第二種ともマークシートに記入する多肢選択方式 |
| 一次試験の解答数 | 各科目ともA問題4題・B問題2題(理論と機械のB問題は選択問題を含む) |
| 二次試験の科目・解答数 | 電力・管理は6題中4題を選択、機械・制御は4題中2題を選択。解答方式は記述方式 |
| 二次試験の受験条件 | 同じ年度の一次試験合格者、および前年度の一次試験合格者(一次試験免除者)のみ |
| 監督できる範囲 | すべての事業用電気工作物 |
一次のB問題は第二種の各科目3題に対し、第一種は2題。1題あたりの重みはこちらのほうが大きくなります。二次は上の表のとおり選択式で、どれを捨てるかの判断そのものが試験の一部です。
出典: 電気技術者試験センター「令和8年度 第一種・第二種電気主任技術者試験 受験案内」(PDF) (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格なし。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できる(出典: 電気技術者試験センター)。(区分: 誰でも受験可)
試験を受けずに免状を得る認定取得のルートには、学歴に応じた実務経験が必要
同じその他分野には36件を収録していて、うち25件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
電験一種は入口と本番のどちらで絞る試験か
電験一種(第一種電気主任技術者)は「どちらでも絞らない」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア68.4)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|電験一種の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年1回。一次試験(理論・電力・機械・法規の4科目)は2026年8月30日(日)、二次試験(電力管理・機械制御の2科目)は2026年11月15日(日)。
申込受付は2026年5月18日〜6月4日で、令和8年度分は終了している
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(2026年11月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
13,800円
インターネット申込みの受験手数料(非課税・令和8年度)。郵送による書面申込みは14,200円
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 一次試験は電験三種・二種と同じ4科目構成で、科目合格制を使って複数年に分けて攻められる
- 試験センターが過去の試験結果と問題を公開していて、出題水準を自分で確かめられる
- 電験二種にすでに合格していて、一次の範囲は復習で足りる状態にある
通信講座が向いている人
- 二次試験が電力管理と機械制御の記述式で、答案の書き方そのものに評価が左右される
- 一次から二次までの約2か月半で記述対策に切り替える計画を、自分ひとりで組み立てるのが難しい
- 二次の合格率が年で倍ほど動くため、易しい年を当てにしない準備をしたい
電験一種は講座の選択肢自体が少なく、二種向けの教材で一次を通してから二次対策を上乗せする進め方が現実的な場面もあります。まず電験二種の学習到達度を基準に、一次と二次のどちらに手当てが要るかを切り分けてください。
編集部の見解
電験一種がランキングに無いのは、勉強時間の出典が無いから。易しいからではない
スコア欄が算出不可なのは、勉強時間の一次出典が見つからなかったからです。合格率・受験手数料・試験日程は電気技術者試験センターの公表値でそろっていますが、当サイトの式は3つを合成するので、1つ欠けると成り立ちません。
推定値を1つ置けば行は作れます。作らないのは、そこだけ推測の数字を、実データから出した資格と同じ表に並べたくないからです。結果として電験一種は、スコアを算出できる77資格の母集団にも偏差値の一覧にも入っていません。
上の推移表は一次試験だけの値で、平均31.6%です。電験三種(58.5)の推移表と見比べると、最上位の一種のほうが数字は高く出ます。この先に記述式の二次があり、二次の合格率は年で倍ほど動きます。一次受験者から最終合格までを通した割合は、表のどこにも出ていません。
上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図で電験一種が「どちらでも絞らない」の区画に入るのも、この切り取りの帰結です。図の2軸は合格率スコアと受験資格スコアだけで決まり、二次はどちらの軸にも乗っていません。
計画を組むときは、時計が2つ動いていることを先に確かめてください。上の試験日程のとおり年1回で、一次と二次のあいだは約2か月半しかありません。
一次の科目合格は翌年度と翌々年度まで免除され、一次に受かった年の二次に落ちても翌年度の一次は免除されます(出典: 電気技術者試験センター「第一種電気主任技術者の試験概要」)。科目の時計が3年、一次合格の時計が2年です。
二次には科目別合格の制度がありません。一次を通した年の夏から記述対策を始めると、この2年ぶんの窓を1回ぶん無駄にします。
取るかどうかは、扱う設備の電圧で決めてください。電気事業法第43条第1項は設置者に主任技術者の選任を義務づけ、監督できる範囲は免状の種類ごとに省令で決まります(上の設置義務の表)。第一種だけが、すべての事業用電気工作物を対象にできます。
同センターの案内では、第三種が電圧5万ボルト未満、第二種が17万ボルト未満です(出典: 同「電気主任技術者の資格概要」)。上限が見えない設備を持つ会社にいるなら一種、受電電圧に上限があるなら電験二種(55.0)で用が足ります。
三種や二種に受かっていなくても一種は受けられます(上の受験資格の欄)。ただ、免状の値打ちを決めるのは職場にある設備のほうです。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「ランキングに行がない」の根拠: 上の偏差値の節と上の注意書き(勉強時間の一次出典が確認できないため難易度スコア・偏差値とも算出しない)、算出式ページの「算出できない資格の扱い」
- 「最上位なのに数字が高く出る」の根拠: 上の合格率の推移表(一次試験の対受験者合格率/出典: 電気技術者試験センター)と上の注意書き(二次の対受験者合格率は年で倍ほど動き、一次受験者から最終合格までを通すと大きく下がる)、電験三種ページの推移表
- 「図の2軸に二次が乗っていない」の根拠: 上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図(横軸=合格率スコア・縦軸=受験資格スコア)と算出式ページ
- 「時計が2つ」の根拠: 電気技術者試験センター「第一種電気主任技術者の試験概要」(一次の科目合格は翌年度及び翌々年度の免除/二次に科目別合格の制度はなく、一次合格年度の二次に不合格でも翌年度の一次が免除)https://www.shiken.or.jp/chief/first/overview/ ・2026-08-08確認、および上の試験日程
- 「電圧で決める」の根拠: 上の設置義務の表(電気事業法第43条第1項=設置者への選任義務。監督範囲は免状の種類ごとに省令で限定/条文本文と機械照合済み)と、電気技術者試験センター「電気主任技術者の資格概要」の免状種別ごとの範囲 https://www.shiken.or.jp/chief/about/ ・2026-08-08確認
よくある質問
電験一種の合格率はどのくらいですか?
一次試験だけの値で3割前後です(出典: 電気技術者試験センター)。ここを通っても記述式の二次が残り、二次の合格率は年で倍ほど動きます。一次の受験者から最終合格まで通すと令和6年度で約7.8%=1割を切ります。年度ごとの値はページ上の推移表にあります。
受験資格はありますか?いきなり一種から受けられますか?
ありません。年齢・学歴・実務経験を問わず、三種や二種に受かっていなくても一種を受けられます(出典: 電気技術者試験センター)。試験を受けずに免状を得る認定取得のルートだけは、学歴に応じた実務経験が要ります。一次には科目合格制があり、受かった科目は翌年度以降免除されます。
試験はいつありますか?一次と二次の間はどのくらい空きますか?
年1回です。一次と二次の間は約2か月半しかなく、一次が終わった直後に記述式の二次対策へ切り替える必要があります(出典: 電気技術者試験センター)。二次は電力管理と機械制御の2科目。今年度の日程と受験手数料はページ上の欄のとおりで、令和8年度分の申込はすでに終了しています。
電験二種・三種とは何が違いますか?
扱える範囲が違います。第一種はすべての事業用電気工作物を監督でき、範囲は免状の種類ごとに省令で決まります(電気事業法第43条第1項が設置者に主任技術者の選任を義務づけ)。試験の構成は二種と同じで、一次(4科目・択一)のあとに二次(記述式2科目)。当サイトの合格率は三種・二種とそろえて、一次試験だけの対受験者合格率です。
このページに難易度スコアが出ていないのはなぜですか?
勉強時間の一次出典が見つからなかったからです。当サイトのスコアは合格率・勉強時間・受験資格の3つから算出するので、1つ欠けると計算できません。推測で埋めるとスコアの意味が壊れるため、算出しない扱いにしています。電験一種を扱う講座自体が少なく、公表値にたどり着けませんでした。合格率・受験手数料・試験日程は電気技術者試験センターの公表値です。電験二種のスコアは個別ページで確認できます。
電験一種は法律で設置が義務づけられていますか?
はい。事業用電気工作物の主任技術者選任(電気事業法第43条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-08-02)。
出典