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資格のものさし
データベーススペシャリスト試験

IT・国家資格

データベーススペシャリスト試験

主催: 情報処理推進機構(IPA)

難易度スコア

58.1 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中27位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

18.0%

勉強時間の目安

200〜350h

受験料

7,500円

注意

高度試験の多段階構造(午前Ⅰ〜午後Ⅱ・午前Ⅰ免除制度あり)。合格率は受験者ベース。令和8年度からCBT方式の後期試験(2〜3月)へ移行

デスペの偏差値(難易度スコア換算)

データベーススペシャリスト試験の偏差値は53.6です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

デスペの独占業務・設置義務(根拠条文)

データベーススペシャリスト試験には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。

資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。

合格率の推移

年度・回 合格率
令和7年度秋期(2025年10月) 18.4%
令和6年度秋期(2024年10月) 17.2%
令和5年度秋期(2023年10月) 18.5%

図|デスペの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

デスペの合格率のレンジ: 収録3回で17.2%から18.5%最小17.2%、平均18.0%、最大18.5%。振れ幅は1.3ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 17.2% 最大 18.5% 020406080100平均 18.0%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。デスペの合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で17.2%から18.5%まで動いています(振れ幅1.3ポイント・平均18.0%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より小さく動いています。直近の令和7年度秋期(2025年10月)は18.4%で、最小と最大のあいだの値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、デスペの平均18.0%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

勉強時間の目安

200〜350時間が目安です(出典: スタディング公表値(一般に200時間程度が目安・IT初学者は基礎固め込みで350時間程度))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 6.6〜11.5ヶ月 200〜350日
2時間 3.3〜5.8ヶ月 100〜175日
3時間 2.2〜3.8ヶ月 67〜117日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。デスペが選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格なし(誰でも受験可)(区分: 誰でも受験可)

同じIT分野には19件を収録していて、うち18件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならIT分野のデータ表が早く着きます。

デスペは入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、データベーススペシャリスト試験は「本番で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア82、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|デスペの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 デスペ 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点がデスペで、合格率スコア82・受験資格スコア0。この資格は「本番で絞る」に入ります。

試験日程

年1回。令和8年度からCBT方式の「後期試験」に移行(秋期試験は廃止)。令和8年度後期:申込受付2027年1月27日〜2月27日、科目A-1・A-2試験2027年2月20日〜3月2日、科目B-1・B-2試験2027年3月16日〜3月28日

受験料

7,500円 (消費税込(税額681円)。令和4年度(2022年4月)以降の試験から5,700円→7,500円に改定)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 業務でSQL・テーブル設計に触れており、午後問題を過去問演習で仕上げられる人向け
  • 出題パターン(正規化・ER図・SQL)が安定しており、過去問の反復が効きやすい
  • 定番の市販テキスト・過去問解説書が揃っている

通信講座が向いている人

  • 午後の設計答案を添削してもらいたい
  • 実務でDBを触っておらず、正規化やトランザクションをゼロから学びたい

デスペは高度区分の中でも過去問の型が安定している試験です。午後の過去問を1問解いてみて、ER図の穴埋めがどこまで追えるかで独学か講座かを判断すると確実です。

編集部の見解

デスペのスコアが他の高度区分より上に出るのは、落とす率ではなく用意する時間の側からです。しかも後期に並ぶ4区分は日付が同じで、選ぶ余地がありません

ページ上部のスコア内訳バーを見てください。この区分は合格率の寄与と勉強時間の寄与の両方が積み上がり、受験資格の寄与はゼロです。合格率の側を見ると、スコアを算出できる76資格を平均合格率の低い順に並べたとき、この試験は23番目です。同じレベル4のプロジェクトマネージャやITストラテジストより後ろ、つまり通る割合が高い側にいます。それでもスコアは58.1で、プロジェクトマネージャ(58.0)もITストラテジスト(57.7)も上回り、27位に出ます。すぐ上が登録日本語教員(58.2)、すぐ下がプロマネ(58.0)です。位置を作っているのは落とす率ではなく、用意する時間のほうです。

その勉強時間の欄をもう一度見てください。目安は200〜350時間で、出典は初学者が基礎固めから入っても上限側で収まるとしています。高度区分の勉強時間の目安には、下限と上限が10倍開くもの(プロジェクトマネージャ)や、参考書の少なさを理由に高い側へ寄せられたもの(エンベデッドシステムスペシャリスト・60.9)がありますが、この区分の幅は下限と上限が2倍も開きません。読み替えると、見積もりが立つ試験です。上の期間表で1日に確保できる時間の行を選べば、そこに出る期間はそのまま予定として使えます。幅の外に飛ぶ材料が出典にないので、上限側を覚悟しておけば足ります。高度区分でこれが言える区分は多くありません。

合格率の推移表は3回とも狭い帯に固まっています。難化を語る材料はここにありません。上の注意書きにあるとおり数字は受験者ベースで、申し込んで会場に来なかった人は分母から抜けています。当サイトのスコアも3回の平均(18.0%)を使い、回ごとの上下を吸収しています。

日程で先に決めることがあります。上の試験日程のとおり、秋期10月の一斉試験は廃止され、令和8年度からCBT方式の後期試験へ移りました。ここで見ておくべきなのは移動そのものではなく、同じ後期に並ぶ顔ぶれのほうです。プロジェクトマネージャ、システム監査技術者、エンベデッドシステムスペシャリストの3区分は、申込受付期間も科目Aの実施期間も科目Bの実施期間も、この区分とまったく同じ日付です。日程をずらして2つ受ける、という組み方が最初からできません。つまり後期に何を受けるかは、申込が始まる時点で1つに絞れている必要があります。上の日程から申込期間と科目A・科目Bそれぞれの期間をカレンダーへ書き写し、その申込開始日の手前に「どれを受けるか決める日」を置いてください。年1回のままなので、外せば次は1年後です。

4区分のどれを取るかは、答案に書ける材料で決まります。この区分で書くのはER図の穴埋めと正規化とSQLで、対象になるのは自分が触っているデータそのものです。プロジェクトマネージャは進め方の記録、システム監査は他人が作ったものへの指摘を書く試験なので、材料の出どころが違います。テーブル設計やクエリの改修に日常的に手を置いているなら、この区分の過去問は自分の仕事の延長として読めます。勧めるのはその人です。逆に、実務でDBに触っていないまま高度区分をひとつ増やす目的で選ぶのは勧めません。上の独占業務の欄のとおり法令上の独占規定はなく、資格そのものが仕事を囲う側にいないので、効くのは社内の担当替えや設計時の説明力のほうです。触っていない対象の設計を答案に書くのは、参考書の量では埋まりません。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「合格率と勉強時間の両方が積み上がる」の根拠は、上のスコア内訳における3要素の加重寄与(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄が誰でも受験可の区分であること(出典: IPA)
  • 「平均合格率の低い順で23番目」「プロマネ・ITストラテジストより通る割合が高い側」の根拠は、同じ母集団を直近平均合格率で並べた順位と、各ページの合格率の推移表(出典はいずれもIPA統計資料)
  • 「幅が2倍も開かない」の根拠は、上の勉強時間の欄(200〜350時間・一般に200時間程度、IT初学者は基礎固め込みで350時間程度/出典: スタディング)と、プロジェクトマネージャ(50〜500時間/出典: STUDYing)およびエンベデッドシステムスペシャリスト(有用な参考書が少ないことを理由に置かれた目安/出典: STUDYing)の同欄との比較
  • 「3回とも同じ帯」「分母は受験者ベース」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度・出典: IPA統計資料)と上の注意書き、およびスコアが直近3回の平均を使う算出式
  • 「後期4区分の日付が同一」「書くのはER図・正規化・SQL」の根拠は、上の試験日程とプロジェクトマネージャ・システム監査技術者・エンベデッドシステムスペシャリストの各ページの試験日程データ(申込受付・科目A・科目Bの各期間が同一/出典: IPA)、上の勉強時間の欄に併記した出題形式(午後はER図・正規化・SQLを使った長文設計問題/出典: スタディング)、およびプロジェクトマネージャの注意書き(論文が合否を分ける)とシステム監査技術者の注意書き(監査特有の記述・論述対策が必要)/出典: IPAおよびSTUDYing
  • 「資格が仕事を囲わない」の根拠は、上の独占業務の欄(情報処理の促進に関する法律26条に基づく試験で業務・名称の独占規定なし。同法で独占規定があるのは登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけ/現行条文で確認)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

データベーススペシャリストに受験資格はありますか?

ありません。誰でも受験できます(出典: IPA)。IPAの高度試験(レベル4)のひとつで、データベースの設計・実装・運用の専門性を問う国家試験です。応用情報技術者などに合格していると午前Ⅰ試験の免除制度が使えます。データ基盤・DB設計を担うエンジニアの定番資格です。

データベーススペシャリストの合格率は?

令和7年度秋期は受験9,769人中合格1,796人で18.4%でした(出典: IPA統計資料)。令和6年度17.2%・令和5年度18.5%と、例年17〜18%台です。合格率は受験者ベースで、申込者のうち実際に受験するのは7割程度です。

データベーススペシャリストの合格に必要な勉強時間は?

200〜350時間が目安です(出典: スタディング。一般に200時間程度・IT初学者は基礎固め込みで350時間程度)。午後試験はER図・正規化・SQLを使った長文設計問題で、手を動かす過去問演習が中心になります。

難易度スコア58.1は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中27位です。合格率18%前後(平均18.0%)と勉強時間200〜350時間から、IPA高度の他区分(ネスペ56.7・ITストラテジスト57.7)と並ぶ中位上寄りの帯に入ります。応用情報(55.6)からのステップアップ先です。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標です。

データベーススペシャリスト試験はいつ行われますか?

年1回です。令和8年度からCBT方式の後期試験に移行し、科目A試験が2027年2月20日〜3月2日、科目B試験が3月16日〜28日の日程で実施されます(出典: IPA)。従来の秋期10月一斉方式は廃止されたため、2026年10月の実施はありません。受験手数料は7,500円です。

デスペの偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値53.6です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

デスペに独占業務はありますか?

ありません。情報処理の促進に関する法律26条に基づき経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の合格で、法令上の業務・名称の独占規定はありません。同法で独占規定があるのは、登録制の情報処理安全確保支援士(24条)だけです。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(令和5年度秋期(2023年10月))出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  2. 勉強時間の目安 出典: スタディング公表値(一般に200時間程度が目安・IT初学者は基礎固め込みで350時間程度)(確認日
  3. 受験料 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日
  4. 試験日程 出典: 情報処理推進機構(IPA)(確認日