直近合格率(平均)
57.8%
勉強時間の目安
約200h
受験料
38,800円
注意
試験は2つの登録試験機関(キャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会)が同じ日に実施し、学科試験は共通問題、実技試験は機関ごとに内容が異なります。掲載値は受験者数の多いキャリアコンサルティング協議会が公表する「学科・実技試験両方受験者」の合格率です。日本キャリア開発協会(JCDA)の同時受験合格率は第31回62.9%・第30回63.0%で、機関により4〜6ポイントの差があります(出典: https://www.jcda-careerex.org/result/ )。試験区分ごとに見ると協議会の第31回は学科80.9%・実技63.8%と高く、同時受験の合格率はこの2つを1回でそろえた人の割合を示します。学科と実技はどちらか一方の合格でも次回以降その試験の免除を受けられます
キャリアコンサルタントの偏差値(難易度スコア換算)
キャリアコンサルタントの偏差値は44.3です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
キャリアコンサルタントの独占業務・設置義務(根拠条文)
キャリアコンサルタントについて、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-08-02)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 名称独占 | キャリアコンサルタントの名称 | 職業能力開発促進法第30条の28 |
- 職業能力開発促進法第30条の28: 試験に合格しただけでは名乗れず、キャリアコンサルタント名簿への登録が必要です(同法第30条の19)。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第31回・2026年3月(学科実技同時受験 受験3,287/合格1,934) | 58.8% |
| 第30回・2025年11月(学科実技同時受験 受験3,190/合格1,808) | 56.7% |
図|キャリアコンサルタントの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
約200時間が目安です(出典: LEC東京リーガルマインド(資格スクールの公表値・約200時間。出典が幅を示していないため単一値で収録))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約6.6ヶ月 | 200日 |
| 2時間 | 約3.3ヶ月 | 100日 |
| 3時間 | 約2.2ヶ月 | 67日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。キャリアコンサルタントが選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格あり。(1)厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者、(2)労働者の職業の選択・職業生活設計・職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談の経験が3年以上ある者、(3)技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験の合格者、のいずれか1つを満たす必要がある(出典: キャリアコンサルティング協議会・受験概要)。(1)は養成講習修了者コードまたは修了証の写し、(2)は実務経験証明書と誓約書の提出が要る(区分: 前提資格・指定講座の修了が必要)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
キャリアコンサルタントは入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、キャリアコンサルタントは「入口で絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア42.3、入口の重さ=受験資格スコア40)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|キャリアコンサルタントの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
年3回(3月・7月・11月)。学科試験と実技(論述)試験は同じ日に、実技(面接)試験はその1〜3週間後の複数日程に分けて実施。第33回は2026年11月1日(日)で、受験申請受付は2026年8月17日〜8月28日
受験料
38,800円 (学科試験8,900円+実技試験29,900円の合計(両方を同時に受験する場合)。片方だけの受験もでき、その場合は該当分のみ)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 養成講習をすでに修了していて、学科の200時間ぶんを過去問と法令のアップデートで自力で回せる
- 学科試験が四肢択一50問・100分で70点以上という明確な基準のため、過去問の正答率で仕上がりを自分で測れる
- 実技のロールプレイを練習する相手(同期の受講生や職場のペア)を自分で確保できる
通信講座が向いている人
- 実技試験の面接が15分のロールプレイと5分の口頭試問で、評価区分ごとに40%以上という条件があり、第三者からの指摘なしでは弱点に気づきにくい
- 学科80.9%に対し実技63.8%(第31回・協議会公表)という差の理由を、答案と応答の両面から具体的に潰したい
- 8月17日から8月28日という短い申請期間に合わせて、書類の準備と学習の進度を同時に管理したい
キャリアコンサルタントは受験資格を得る段階で厚生労働大臣認定の養成講習が必要になるため、試験対策の講座を検討する前に、まず自分がどのルート(講習修了・実務経験3年・技能検定の一部合格)で申し込むかを確定させると、必要な費用と期間が見えます。
編集部の見解
合格しても、その日はまだキャリアコンサルタントを名乗れません。名簿に登録して初めて資格になります
上の独占業務の欄を見てください。載っているのは名称の制限だけです。職業能力開発促進法30条の28が、キャリアコンサルタントでない者にその名称と紛らわしい名称の使用を禁じています。業務そのものを囲う条文も、事業者に有資格者の設置を義務づける条文もありません。無資格でキャリアの相談に応じることを法律は禁じていない、ということです。さらに同じ欄の注記にあるとおり、試験に合格しただけでは名乗れず、同法30条の19の名簿への登録が要ります。守られているのは仕事ではなく名前で、その名前も登録を済ませた人にだけ効きます。合格通知は、資格そのものではなく登録の切符です。
スコアの読み方も、この構造に合わせて変わります。合格率は57.8%で半数を超えるため、上の内訳バーでは合格率の寄与が小さく、押し上げているのは勉強時間と受験資格の加点です。順位は54位で、すぐ上が社会福祉士(47.9)、すぐ下が簿記3級(46.7)です。上の図では「入口で絞る」の区画に入ります。ただし、その入口の加点は試験の外側にあるものです。上の受験資格の欄のとおり、多くの人は厚生労働大臣が認定する養成講習を修了して申し込みます。当サイトの式は講習にかかる時間も費用も測っていないので、スコア47.2はこの資格を手に入れるまでの負担より軽く出ています。試験の難しさで判断すると、見積もりを外します。
数字を読むときの前提も押さえてください。上の注意書きにあるとおり、この試験は登録試験機関が2つあり、同じ日に学科は共通問題、実技は機関ごとに別の内容で実施されます。当ページが採っているのは受験者数の多い側の数字で、もう一方の機関の割合はこれより高く出ています。さらに、区分ごとに見た割合はどちらも同時受験の割合より高くなります。学科と実技を1回でそろえる必要があるからです。加えて、当サイトが一次で確認できた回は他の資格より少なく、平均の土台が薄い状態です。1回分の結果でスコアと順位が動く余地があると見てください。
計画は、年1回の資格とはまったく別に組めます。上の試験日程のとおり年3回あるので、崩れても数か月で戻れます(再挑戦インターバルの算出は算出式ページ)。そのうえで、学科と実技はどちらか一方の合格でも次回以降その試験の免除を受けられます。つまり「1回で両方そろえる」は義務ではなく、最初から2回に分ける設計が制度の側に用意されています。実技に不安がある人は、学科を先に確定させて、次の回を実技だけに使うほうが総量は減ります。手を付ける順番は、教材より先に書類です。受験申請の受付期間は短いので、養成講習の修了証や実務経験証明書を申請開始前にそろえておいてください。
向くのは、人事・就労支援・学校の進路指導など、相談を仕事の一部として引き受けていて、その立場を外に示す必要がある人です。名前が守られていることに意味が出ます。勧めないのは、名称の重みだけを期待している場合です。登録しても法律上できる仕事は増えず、無資格の人と同じ業務範囲のままです。また、養成講習の費用を払う予定がないなら、そもそも入口に立てません。上の受験資格の欄にある実務経験のルートは相談の実務を積んだ人だけが使えるもので、自分の意思だけで今年から作れる入口ではありません。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「守られているのは名前だけ」「登録が要る」の根拠は、上の独占業務の表とその注記(職業能力開発促進法第30条の28・第30条の19/条文本文と機械照合済み・確認日つき)
- 「押し上げているのは勉強時間と受験資格」の根拠は、上のスコア内訳バーの各寄与と、当サイトの算出式(合格率0.45/勉強時間0.35/受験資格0.20の加重・算出式ページで公開)
- 「入口で絞る区画」の根拠は、上の選抜の型の図(本番の重さ=合格率スコア、入口の重さ=受験資格スコアの2軸としきい値)
- 「スコアが負担より軽く出る」の根拠は、上の受験資格の欄にある養成講習の要件(出典: キャリアコンサルティング協議会)と、当サイトの式が講習の時間・費用を入力に持たないこと(算出式ページの入力データ一覧)
- 「機関差」「区分ごとの割合は同時受験より高い」の根拠は、上の注意書き(キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会の公表値・出典URLつき)
- 「平均の土台が薄い」の根拠は、上の合格率の推移表に載っている回数(一次で確認できた回のみを収録する方針)と、スコアが直近3回までの平均を使う算出式
- 「年3回・免除がある」の根拠は、上の試験日程(出典: キャリアコンサルティング協議会)と、上の注意書きにある学科・実技の免除の扱い
よくある質問
キャリアコンサルタント試験の合格率はどのくらいですか?
学科と実技を同じ回に両方受けた人の合格率は、第31回(2026年3月)58.8%・第30回(2025年11月)56.7%で、2回平均57.8%です(出典: キャリアコンサルティング協議会)。ここで注意したいのは、試験を実施する登録試験機関が2つあることです。キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会(JCDA)が同じ日に実施し、学科は共通問題、実技は機関ごとに内容が異なります。JCDAの同時受験合格率は第31回62.9%・第30回63.0%で、機関によって4〜6ポイントの差が出ています(出典: 日本キャリア開発協会)。当ページは受験者数の多い協議会の数字を採用しています。
誰でも受験できますか?受験資格を教えてください。
受験資格があり、3つのうちどれか1つを満たす必要があります。(1)厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了する、(2)労働者の職業の選択・職業生活設計・職業能力開発に関する相談の経験を3年以上積む、(3)技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格する、のいずれかです(出典: キャリアコンサルティング協議会・受験概要)。実務経験ルートで申し込む場合は実務経験証明書と誓約書を提出します。多くの受験者は(1)の養成講習を修了してから申し込みます。当サイトの難易度スコアで受験資格の点数が40になるのは、この講習修了という前提があるためです。
学科試験と実技試験ではどちらが厳しいですか?
区分ごとに見ると実技のほうが低い水準です。第31回は学科80.9%・実技63.8%でした(出典: キャリアコンサルティング協議会)。それでも同時受験の合格率が58.8%まで下がるのは、2つを1回でそろえる必要があるからです。実技はロールプレイ15分と口頭試問5分の面接に論述50分が加わり、150点満点で90点以上かつ論述と面接の各評価区分で40%以上という条件が付きます。片方だけ合格した場合は次回以降その試験の免除を受けられるため、1回で決めきれなくても積み上げは残ります。
受験料はいくらかかりますか?
学科試験8,900円と実技試験29,900円で、両方を同時に受けると38,800円です(出典: キャリアコンサルティング協議会・受験概要)。片方だけの受験もでき、その場合は該当分だけを払います。実技はロールプレイと口頭試問を受験者ごとに実施する形式で、受験料も学科の3倍を超えます。これに加えて受験資格を得るための養成講習の費用が別途かかるので、資格取得までの総額を見積もるときは講習費と受験料を分けて考えると計画が立てやすくなります。
試験は年に何回ありますか?次はいつですか?
年3回(3月・7月・11月)です。学科試験と実技の論述試験は同じ日に行い、実技の面接試験はその1〜3週間後の複数日程に分かれます。第33回は2026年11月1日(日)で、受験申請の受付は2026年8月17日から8月28日までです(出典: キャリアコンサルティング協議会・試験日程)。申請期間が12日間と短く、受験案内の配布は8月7日から始まります。11月受験を狙うなら、養成講習の修了証や実務経験証明書を8月上旬までにそろえておくと間に合います。
難易度スコア47.2は、他の資格と比べてどのあたりですか?
スコアを算出できる76資格中54位です。合格率が57.8%と半数を超えるため合格率の点は伸びませんが、勉強時間200時間と養成講習修了などの受験資格がスコアを押し上げています。すぐ上が社会福祉士(47.9)、すぐ下が簿記3級(46.7)です。同じ厚生労働省が所管する社会保険労務士(76.0)とは大きく離れています。スコアは合格率・勉強時間・受験資格の3つから当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
キャリアコンサルタントの偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値44.3です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
キャリアコンサルタントに独占業務はありますか?
業務独占の規定は確認できませんでした。キャリアコンサルタントの名称(職業能力開発促進法第30条の28)が定められており、資格がないとその名称を名乗れません(名称独占)。名称を用いなければ同種の業務を行うこと自体は法律で禁じられていません。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-08-02)。
出典
- 合格率(第31回・2026年3月(学科実技同時受験 受験3,287/合格1,934))出典: キャリアコンサルティング協議会(厚生労働大臣登録試験機関)(確認日 )
- 合格率(第30回・2025年11月(学科実技同時受験 受験3,190/合格1,808))出典: キャリアコンサルティング協議会(厚生労働大臣登録試験機関)(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: LEC東京リーガルマインド(資格スクールの公表値・約200時間。出典が幅を示していないため単一値で収録)(確認日 )
- 受験料 出典: キャリアコンサルティング協議会(厚生労働大臣登録試験機関)(確認日 )
- 試験日程 出典: キャリアコンサルティング協議会(厚生労働大臣登録試験機関)(確認日 )