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資格のものさし
介護支援専門員(ケアマネジャー)

医療・福祉

介護支援専門員(ケアマネジャー)

主催: 各都道府県(厚生労働省が全国集計を公表)

難易度スコア

66.0 / 100

合格率 勉強時間 受験資格

スコア算出76資格中13位

算出式を見る資格難易度ランキングでスコア算出76資格と比較

直近合格率(平均)

26.2%

勉強時間の目安

100〜200h

受験料

12,548円

注意

都道府県知事が実施・登録する公的資格で、国家資格ではない。受験料・会場は都道府県により異なる。合格率は令和5年度21.0%・令和6年度32.1%・令和7年度25.6%と回により大きく振れる。合格後に介護支援専門員実務研修の修了が必要

ケアマネの偏差値(難易度スコア換算)

介護支援専門員(ケアマネジャー)の偏差値は60.3です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。

予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。

ケアマネの独占業務・設置義務(根拠条文)

介護支援専門員(ケアマネジャー)について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。

分類 対象 根拠条文
必置(設置義務) 居宅介護支援事業所への設置義務 介護保険法第81条第1項

収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。

合格率の推移

年度・回 合格率
第28回・令和7年度(受験50,601/合格12,961) 25.6%
第27回・令和6年度(受験53,699/合格17,228) 32.1%
第26回・令和5年度(受験56,494/合格11,844) 21.0%

図|ケアマネの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)

ケアマネの合格率のレンジ: 収録3回で21.0%から32.1%最小21.0%、平均26.2%、最大32.1%。振れ幅は11.1ポイント。横軸は0〜100%固定。 帯=収録している直近3回の合格率の幅 横軸: 合格率(%・0〜100固定) 最小 21.0% 最大 32.1% 020406080100平均 26.2%(難易度スコアはこの1点を使う)破線=収録94資格の平均合格率の中央値 32.7%
図の要約。ケアマネの合格率は、難易度スコアに使っている直近3回で21.0%から32.1%まで動いています(振れ幅11.1ポイント・平均26.2%)。振れ幅を算出できた93件の中央値は3.00ポイントなので、この試験は中央値より大きく動いています。直近の第28回・令和7年度(受験50,601/合格12,961)は25.6%で、最小と最大のあいだの値です。破線は収録94資格の平均合格率の中央値32.7%で、ケアマネの平均26.2%はその左(通りにくい側)にあります。横軸は0〜100%に固定しているので、他の資格ページの同じ図と帯の長さをそのまま見比べられます。

合格基準点(合格ライン)

ケアマネの合格基準(介護支援分野(25問))は、実施のたびに決まって公表されます。 当サイトが収録した10回では満点の 52%から72%の範囲で動いており、 直近の第28回(令和7年度)は介護支援分野 25問 18点でした (出典: 各都道府県の公表資料(合格基準を決めるのは社会福祉振興・試験センターで全国共通))。 あらかじめ決まった点を取れば合格になる試験ではないので、回ごとの値と出典を 合格点の推移にまとめています。

勉強時間の目安

100〜200時間が目安です(出典: アガルートアカデミー(目安100〜200時間))。学習環境や前提知識によって個人差があります。

この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。

1日の勉強時間 かかる期間 日数
1時間 3.3〜6.6ヶ月 100〜200日
2時間 1.6〜3.3ヶ月 50〜100日
3時間 1.1〜2.2ヶ月 34〜67日

毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。ケアマネが選ばれた状態で始まります。

受験資格

受験資格あり。介護福祉士・看護師・社会福祉士などの法定資格を持ち、その資格に基づく相談援助・介護等の実務経験が通算5年以上かつ900日以上必要(出典: 厚生労働省)(区分: 一定の実務経験年数が必要)

同じ医療・福祉分野には19件を収録していて、うち1件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら医療・福祉分野のデータ表が早く着きます。

ケアマネは入口と本番のどちらで絞る試験か

難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、介護支援専門員(ケアマネジャー)は「入口も本番も絞る」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア73.8、入口の重さ=受験資格スコア70)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。

図|ケアマネの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)

選抜の型の分布(94件): 横軸は合格率スコア、縦軸は受験資格スコア 本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件。しきい値は合格率スコア70と受験資格スコア40。 縦軸: 入口の重さ=受験資格スコア 点は94件(当サイトの算出値) 入口で絞る 25件 入口も本番も絞る 7件 どちらでも絞らない 25件 本番で絞る 37件 100 実務経験+前提資格 70 実務経験 40 前提資格・講座 0 誰でも受験可 ケアマネ 020406080100 しきい値70(平均合格率30%) 横軸: 本番の重さ=合格率スコア(100 − 平均合格率)
図の要約。座標を出せたのは94件(算出不可0件)。本番で絞るが37件、入口で絞るが25件、どちらでも絞らないが25件、入口も本番も絞るが7件です。縦軸は受験資格スコアの4段階(0・40・70・100)しか値を取らないので、点は4本のレーンの上にしか乗りません。今の収録データでは100のレーンが0件で、実際に埋まっているのは3本です。座標が完全に一致して重なっている組が3組あります(点をずらすと架空の座標になるため、そのまま重ねています)。琥珀色の点がケアマネで、合格率スコア73.8・受験資格スコア70。この資格は「入口も本番も絞る」に入ります。

試験日程

年1回・10月中旬の日曜(令和8年度=第29回は令和8年10月11日(日)午前10時開始)。実施は都道府県ごとだが、試験日は全国統一

受験料

12,548円 (都道府県により異なる。左の額は東京都の令和8年度(第29回)の例で、受験手数料12,400円と払込手数料148円の合計)

独学 vs 通信講座

独学が向いている人

  • 費用を抑えられる。実務経験があり、制度知識を独力で暗記できる人向け
  • 勉強時間100〜200時間を、10月の試験まで自分で配分できる
  • 現場で介護保険制度に触れているぶん、独学でも内容に入りやすい

通信講座が向いている人

  • 実務で扱わない分野の暗記や、限られた合格枠に向けた得点力を仕組みで補いたい
  • 働きながらの学習で、過去問演習や進捗管理を外部に任せたい

ケアマネは受験料・日程が都道府県ごとに異なります。講座選びの前に、まず自分が受験する都道府県の受験案内(例年5〜6月頃公表)で費用と会場を確認すると、準備の全体像がつかめます。

編集部の見解

ケアマネは、合格した日に資格が手に入りません。試験のあとにもう一段あることを、年間の予定へ先に入れてください

上の注意書きの最後の1行を読んでください。合格後に介護支援専門員実務研修の修了が必要、と書いてあります。試験に通ることと、登録されて介護支援専門員として動けることが、別の手続きに分かれている。合格したあとにもう一段の研修が控えているので、10月の試験日までしか書いていない予定表は途中で切れています。上の試験日程と受験料の欄だけを見て年間の予定を引くと、この研修が抜け落ちます。

その10月も、全国で同じ日ですが同じ条件ではありません。上の受験料の欄は東京都の例で、注記のとおり額は都道府県によって変わります。会場も、受験案内が出る時期も都道府県ごとです。上の試験日程にある試験日そのものだけが全国統一で、あとは住んでいる場所の受験案内が正になります。申込の締切がその一例で、令和8年度は東京都が6月30日、新潟県が6月26日、福岡県が7月3日と、同じ試験日に向かって1週間以上ずれています。このページの受験料の数字を、そのまま自分の支出として書き写さないでください。

難易度の側も見ておきます。スコアは66.0で13位、すぐ上が土地家屋調査士(67.0)、すぐ下がマン管(63.9)です。上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図では、入口と本番の両方に印がつく側に入ります。当サイトの収録の中で、両方に入る資格は少数です。入口は法定資格に加えて、その資格に基づく実務経験が通算5年以上かつ900日以上。年数と日数の二重の条件になっていて、在籍していた期間だけでは届きません。本番は上の推移表の水準で、上のレンジバーが示す振れ幅は中央値より大きい側です。近い回の数字を自分の見込みに写すより、平均26.2%のほうを基準に置いてください。

国家資格ではない、という分類も誤読されやすいところです。この資格は都道府県知事が実施・登録する公的資格で、当サイトも国家資格ではない側に分類しています。その側に並ぶ資格の多くは民間検定ですが、この資格には上の独占業務・設置義務の表があります。介護保険法第81条第1項が、指定居宅介護支援事業者に対して、事業所ごとに条例で定める員数の介護支援専門員を置くことを求めています。法律が事業所の頭数として数えている資格です。国家資格でないことを軽さと結びつけると、ここは読み違えます。

決め方はこうなります。上の受験資格の欄にある法定資格をすでに持っていて、その資格で現場に立っているなら、年数が満ちた年の10月が最初の打席です。年数が満ちる前に教材を買っても打席は動きません。福祉の入口としてここから始めることはできません。上の受験資格の欄が、先に別の資格を取ることを求めています。

この見解が寄りかかっているデータ
  • 「試験と登録が別の手続き」の根拠は、上の注意書き(合格後に介護支援専門員実務研修の修了が必要/出典: 厚生労働省)
  • 「受験料と会場が都道府県ごと」の根拠は、上の受験料の欄と注記(都道府県により異なる・東京都の令和8年度の例/出典: 東京都)、上の注意書き、上の試験日程(試験日は全国統一で令和8年度は10月11日/出典: 新潟県)。申込締切の差は各県の令和8年度の実施案内(東京都6月30日・新潟県6月26日・福岡県7月3日)
  • 「入口と本番の両方に印がつく」の根拠は、上の「入口と本番のどちらで絞る試験か」の図と、算出式ページで公開している判定の線(本番で絞る=合格率スコア70以上=平均合格率30%以下/入口で絞る=受験資格スコア40以上)
  • 「年数と日数の二重条件」の根拠は、上の受験資格の欄(法定資格+その資格に基づく実務経験が通算5年以上かつ900日以上/出典: 厚生労働省)
  • 「振れ幅が中央値より大きい側」の根拠は、上の合格率のレンジバーと、そこに併記している振れ幅の中央値(定義=収録している回の最大−最小・算出式ページで公開)
  • 「国家資格でない側にありながら条文の設置義務がある」の根拠は、上の分類(都道府県知事が実施・登録する公的資格/出典: 厚生労働省)と、上の独占業務・設置義務の表(介護保険法第81条第1項/条文本文と機械照合済み)

上のデータ表・条文の分類・勉強時間の算術は出典にもとづく事実の提示で、この枠の中は資格のものさし編集部の評価と推奨です。判断の分かれ方は編集方針に書いています。

よくある質問

ケアマネ試験に受験資格はありますか?誰でも受けられますか?

受けられません。介護福祉士・看護師・社会福祉士などの法定資格を持ち、その資格での実務経験が通算5年以上かつ900日以上必要です(出典: 厚生労働省)。福祉・医療の資格を取ってから、さらに5年の現場経験を積んで挑む位置づけの試験です。

ケアマネ試験の合格率は?難しいですか?

令和7年度(第28回)は受験50,601人中12,961人が合格し、合格率25.6%でした(出典: 厚生労働省)。令和5年度21.0%・令和6年度32.1%と回によって動き、32.1%まで上がった第27回の翌年は25.6%に戻りました。なお受験資格の時点で法定資格と実務経験の条件を満たした人だけが分母に入っています。

ケアマネ試験の合格に必要な勉強時間は?

目安は100〜200時間です(出典: アガルートアカデミー)。働きながら数か月かけて到達する人が多い分量です。介護支援分野と保健医療・福祉サービス分野から出題され、実務で扱わない制度知識の暗記が得点の分かれ目になります。「必ず受かる」とは言えず、合格率は2〜3割です。

難易度スコア66.0は、他の資格と比べてどの位置ですか?

スコアを算出できる76資格中13位で、福祉系では最上位です。合格率2〜3割(平均26.2%)に加え、受験資格に法定資格+実務経験5年という重い要件があるためスコアが高く出ます。社会福祉士(47.9)や介護福祉士(45.2)を上回ります。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。

ケアマネは国家資格ですか?試験はいつですか?

国家資格ではなく、都道府県知事が実施・登録する公的資格です(出典: 厚生労働省)。試験は年1回・10月中旬の日曜で、令和8年度(第29回)は10月11日です(出典: 新潟県)。試験日は全国統一ですが、受験料や会場、受験申込の期間は都道府県ごとに異なります。合格後は介護支援専門員実務研修を修了して初めて登録できます。

ケアマネの偏差値はいくつですか?

当サイトの統計換算では偏差値60.3です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。

ケアマネは法律で設置が義務づけられていますか?

はい。居宅介護支援事業所への設置義務(介護保険法第81条第1項)が法律で定められており、事業を行うには有資格者を置く必要があります。無資格者がその業務を行うこと自体を禁じる規定(業務独占)は確認できませんでした。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。

出典

  1. 合格率(第28回・令和7年度(受験50,601/合格12,961))出典: 各都道府県(厚生労働省が全国集計を公表)(確認日
  2. 合格率(第26回・令和5年度(受験56,494/合格11,844))出典: 各都道府県(厚生労働省が全国集計を公表)(確認日
  3. 勉強時間の目安 出典: アガルートアカデミー(目安100〜200時間)(確認日
  4. 受験料 出典: 各都道府県(厚生労働省が全国集計を公表)(確認日
  5. 試験日程 出典: 各都道府県(厚生労働省が全国集計を公表)(確認日