直近合格率(平均)
36.8%
勉強時間の目安
100〜150h
受験料
3,300円
注意
合格率は統一試験(ペーパー方式)の値です。ネット試験は2025年度(2025年4月〜2026年3月)合格率40.8%・受験276,477名(出典は同じ受験者データページ)で、試験方式により差があります
簿記3級の偏差値(難易度スコア換算)
日商簿記検定3級の偏差値は43.9です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
簿記3級の独占業務・設置義務(根拠条文)
日商簿記検定3級には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 日本商工会議所が実施する民間検定で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第172回統一試験(2026年2月) | 33.6% |
| 第171回統一試験(2025年11月) | 34.5% |
| 第170回統一試験(2025年6月) | 42.4% |
図|簿記3級の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
100〜150時間が目安です(出典: スタディング(通信講座公表値・独学の場合))。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3.3〜4.9ヶ月 | 100〜150日 |
| 2時間 | 1.6〜2.5ヶ月 | 50〜75日 |
| 3時間 | 1.1〜1.6ヶ月 | 34〜50日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。簿記3級が選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格の制限なし。どの級からでも受験可(日本商工会議所 検定試験Q&Aより)(区分: 誰でも受験可)
同じ事務分野には4件を収録していて、いずれも受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら事務分野のデータ表が早く着きます。
簿記3級は入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、日商簿記検定3級は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア63.2、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|簿記3級の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
統一試験は年3回(例年6月・11月・2月)+ネット試験(CBT)は随時
受験料
3,300円 (税込。2024年4月1日改定後の現行額)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 勉強時間の目安が100〜150時間と短く、市販教材で完結させやすい
- ネット試験の随時実施を使って、短期集中からすぐ受験の流れを作れる
- まず自力でやってみて、2級に進む段階で講座を検討する選び方もできる
通信講座が向いている人
- 仕訳の考え方を最初に人から教わって、つまずきの芽を早めに摘みたい
- 学習習慣そのものに自信がなく、締め切りと進捗管理を外部に置きたい
3級は勉強時間の目安が短い資格なので、講座を検討する場合も費用と時間のバランスをデータで確認することをおすすめします。
編集部の見解
簿記3級は受けた人の半分以上が落ちる試験。それでも、仕上がる前に申し込んでいい
上の合格率の推移表を見てください。3回とも合格しているのは受験者の3〜4割台で、半分以上が落ちています。入門の級だから通過儀礼のように受かる、という前提はこの表と合いません。スコアの内訳バーも同じ形をしていて、46.7を押し上げている寄与が大きいのは勉強時間ではなく合格率のほうです。位置はスコアを算出できる76資格中55位で、すぐ上がキャリアコンサルタント(47.2)、すぐ下が登録販売者(45.7)です。目安100〜150時間という数字から想像する場所より、上に出ます。
当サイトの選抜の型では、簿記3級は「どちらでも絞らない」側に入ります。本番で絞ると判定する線は平均合格率30%(10人受けて7人以上が落ちる水準)で、簿記3級はその外側です。受験資格もないので入口も開いています。ただし「絞っていない」と「準備なしで受かる」は別の話で、実際に落ちている人数は上の表のとおりです。回による上下もあり、レンジ図に幅が出ています。当たり回を狙って日程をずらすより、その幅を吸収できるところまで仕上げるほうが早く終わります。
簿記2級のページには「申込日を先に決めず、仕上がった週にネット試験を申し込む」と書きました。3級は逆にしてかまいません。先に受験日を取ってください。理由は、外した時に失うものの小ささです。受験料は上の受験料の欄のとおりで、ネット試験は随時実施なので落ちてもすぐ次を取れます(当サイトの再挑戦インターバルでも待ち時間ゼロの区分です・算出式ページ)。本番を1回通すと、自分がどの論点で時間を溶かすかがはっきりします。テキストの2周目より情報量があります。上の期間表で自分が毎日取れる時間の行を見て、そこに出た期間の少し手前に日付を置いてください。
向くのは、仕訳という言葉で会話する必要が出てきた人です。経理に配属された、自分で事業をしている、取引先の決算書を読む。この検定に業務独占も設置義務もありません(上の独占業務の欄)。資格そのものが仕事を囲わないので、手元に残るのは中身と、名前の通りやすさだけになります。上の注意書きに、ネット試験の1年ぶんの受験者数を出典つきで載せています。この桁の人数が毎年受け続けているから、簿記3級と言えば範囲が伝わる。囲いのない検定で価値が立つのは、そこです。勧めないのは、資格の数を増やす目的だけで受ける場合です。半分以上が落ちる試験に100時間以上を払って、返ってくるのが履歴書の1行になります。なお2級へ進むと決めている人は、3級を飛ばして直接2級を受けられます(受験資格の制限がありません)。3級を挟む意味があるのは、進むかどうかをまだ決めていない場合です。3級の範囲でつまずくかどうかが、そのまま判断材料になります。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「半分以上が落ちる」の根拠は、上の合格率の推移表(統一試験の直近3回/出典: 日本商工会議所・受験者データ)
- 「押し上げているのは合格率」の根拠は、上のスコア内訳バー(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重寄与・算出式ページで公開)
- 「絞らない側だが通過儀礼ではない」の根拠は、当サイトの選抜の型(本番で絞ると判定する線=平均合格率30%・2軸としきい値は算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄(制限なし/出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A)
- 「先に申し込める」の根拠は、上の試験日程(統一試験は年3回・ネット試験は随時/出典: 日本商工会議所)、上の受験料の欄、当サイトの再挑戦インターバル(判定ルールは算出式ページ)
- 「名前が通る」の根拠は、上の注意書きに載せたネット試験の年間受験者数(出典: 日本商工会議所・受験者データ)
- 「資格が仕事を囲わない」「2級を直接受けられる」の根拠は、上の独占業務の欄(業務独占・名称独占・設置義務の規定なしと分類・条文で確認)と、受験資格の制限がないこと(出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A)
よくある質問
簿記3級の合格率はどのくらいですか?
統一試験(ペーパー)で33.6%(第172回)・34.5%(第171回)・42.4%(第170回)、ネット試験は2025年度40.8%・受験276,477名です(出典: 日本商工会議所・公式)。回や試験方式で振れるので、1つの数字ではなく幅で捉えてください。
ネット試験と統一試験、どちらで受けるのがいいですか?
データで比べると、ネット試験が随時実施・2025年度合格率40.8%、統一試験が年3回・直近3回33.6〜42.4%です(出典: 日本商工会議所・公式)。受験機会の多さではネット試験に分があります。どちらで合格しても同じ日商簿記3級です。
経理の経験がゼロでも独学できますか?
受験資格の制限はなく、勉強時間の目安は100〜150時間です(出典: スタディング公表値・独学の場合)。スコアを算出できる76資格の中でも短い部類で、初めての資格学習の入り口として選ばれやすい位置にあります。
いきなり2級から受けることもできますか?
できます。日商簿記はどの級からでも受験可能です(出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A)。ただし難易度スコアは3級46.7に対して2級58.8、勉強時間の目安も3級100〜150時間に対して2級350〜500時間と段差が大きいので、データを見てから決めてください。
難易度スコア46.7の位置づけは?
スコアを算出できる76資格中55位です。登録販売者(45.7)・基本情報技術者(45.7)と同じ帯で、ITパスポート(41.4)より少し上です。合格率・勉強時間・受験資格から算出した独自指標で、式は算出式ページで公開しています。
簿記3級の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値43.9です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
簿記3級に独占業務はありますか?
ありません。日本商工会議所が実施する民間検定で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
出典
- 試験日程 出典: 日本商工会議所(確認日 )
- 勉強時間の目安 出典: スタディング(通信講座公表値・独学の場合)(確認日 )
- 受験料 出典: 日本商工会議所(確認日 )