注意
合格率は統一試験(ペーパー方式)の値です。
ネット試験は2025年度(2025年4月〜2026年3月)合格率32.9%・受験141,072名(出典は同じ受験者データページ)で、試験方式により差があります
簿記2級の偏差値(難易度スコア換算)
日商簿記検定2級の偏差値は53.8です(スコアを算出できる77資格中24位)。母集団の定義と換算式は算出式ページに。
図|簿記2級の難易度スコアの作り方(3要素の加重合成)
- 合格率(重み0.45)
- 勉強時間(重み0.35)
- 受験資格(重み0.20)
簿記2級の独占業務・設置義務(根拠条文)
日商簿記検定2級には、業務独占・名称独占・必置(設置義務)のいずれの規定も現行条文で確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。 日本商工会議所が実施する民間検定で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。
資格がないとできない仕事が法律で定められている資格は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にまとめています。
簿記2級を動画で学ぶ(YouTube)
当サイトのYouTubeチャンネル「@shikaku-monosashi」で公開している簿記2級の動画は2本(ショート2本)です。
合格率の推移
直近3回の合格率の平均は20.3%。受かるのはおよそ5人に1人です。回ごとの値は下の表に。
図|簿記2級の平均合格率は、収録資格の分布のどこか
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 第172回統一試験(2026年2月) | 15.1% |
| 第171回統一試験(2025年11月) | 23.6% |
| 第170回統一試験(2025年6月) | 22.2% |
図|簿記2級の合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
目安は350〜500時間です。
図|簿記2級の勉強時間の目安をものさしに置くと
図の詳しい読み方
目安が取れた77資格の幾何平均を短いほうから数えると52番目で、中央値は245時間、最小は37時間、最大は5,477時間です。
1日2時間なら6〜8か月かかります。1日に取れる時間ごとの期間は下の表のとおりです。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 11.5〜16.4ヶ月 | 350〜500日 |
| 2時間 | 5.8〜8.2ヶ月 | 175〜250日 |
| 3時間 | 3.8〜5.5ヶ月 | 117〜167日 |
出典: ユーキャン(通信講座公表値・初学者の場合)(確認日 )。
換算の前提は算出式ページに、開始日から完了予定日そのものを出す道具は勉強時間シミュレーターにあります(簿記2級が選ばれた状態で開きます)。
簿記2級の試験の形式(一次出典)
商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)を合わせて90分で解きます。合格基準は7割以上です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験科目 | 商業簿記・工業簿記(原価計算を含む) |
| 出題数・時間 | 5題以内・90分 |
| 合格基準 | 70%以上 |
| 答案用紙 | 問題用紙・答案用紙・計算用紙が一体の冊子で配布され、試験終了後に全て回収される |
| 法令基準日 | 毎年度4月1日現在施行されている法令等に準拠して出題 |
1級と違って科目ごとの足切りがなく、全体で7割に届けば合格です。工業簿記が初めて入ってくる級で、商業簿記だけの3級とは出題の骨格が変わります。問題冊子は回収されるため、自己採点は持ち帰りができる1級とは勝手が違います。
出典: 日本商工会議所「簿記2級 試験科目・注意事項」 (確認日 )。
出題形式・科目構成・免除の条件は年度で変わります。申込の前に、実施団体の最新の受験案内で確認してください。
受験資格
受験資格の制限なし。どの級からでも受験可(日本商工会議所 検定試験Q&Aより)(区分: 誰でも受験可)
同じ事務分野には4件を収録していて、いずれも受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるなら事務分野のデータ表が早く着きます。
簿記2級は入口と本番のどちらで絞る試験か
日商簿記検定2級は「本番で絞る」型です。
スコアに合成する前の2軸、本番の重さ(合格率スコア79.7)と入口の重さ(受験資格スコア0)で位置を決めています。 2軸としきい値の決め方は算出式ページに。
図|簿記2級の位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
統一試験は年3回(例年6月・11月・2月)+ネット試験(CBT)は随時
同じ時期のほかの試験は、資格試験の日程カレンダー(例年11月に試験がある資格の一覧)で見られます。
受験料
5,500円
税込。2024年4月1日改定後の現行額
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 3級の学習経験があり、仕訳の基礎から説明されなくても進める
- ネット試験(随時実施)を使って「仕上がったら受ける」を自分のペースで回せる
- 過去問を自分で採点し、弱点を特定する作業が苦にならない
通信講座が向いている人
- 初学者からいきなり2級を目指す(目安350〜500時間は初学者基準の公表値)
- 解けなかった問題の「なぜ」を人の解説で潰したい
- 年3回の統一試験に照準を合わせ、ペース配分を管理してほしい
講座名・料金の掲載はせず、まず合格率・勉強時間の一次データで判断できる状態を優先しています。
編集部の見解
簿記2級は受ける方式で難易度が変わる。試験日を先に決めず「仕上がったら受ける」で組む
スコアをそのまま自分の難易度だと受け取らないでください。上の推移表に並ぶのは統一試験(ペーパー方式)の数字だけで、ネット試験の合格率はこれよりかなり上です(値は上の注意書きに出典つき)。当サイトのスコアは統一試験の側で算出しているので、ネット試験で受ける人には厳しめに出ています。
統一試験は直近3回の上下の幅が大きく開いています。1回分の数字を取り出して「今の簿記2級は難しい」「易しくなった」と決める読み方はやめてください。当サイトのスコアは直近3回の平均でこの振れを吸収しています。
振れる試験で通る確率を上げる方法はひとつ、打席に立つ回数を増やすことです。簿記2級はネット試験が随時あるので、それが実行できる数少ない試験です。
だから推奨は、申込日を先に決めないことです。年1回の資格でやる「試験日に照準を合わせる」計画を持ち込むと、仕上がっていないのに本番が来ます。過去問が安定して解けるようになった週にネット試験を申し込む順で組んでください。
ただし期限がないと手が止まるタイプの人は逆にしてください。統一試験の回をひとつ選んで固定し、そこを締め切りに使う。どちらかに決めることが要点で、決めずに始めると「いつでも受けられる」が「いつまでも受けない」に変わります。
3級を先に受けるかどうかも、ここで決着させておきます。答えは「2級が目的なら3級は受けなくていい。ただし3級の範囲は飛ばせない」です。受験資格の制限がないので2級から直接受けられますが、上の勉強時間の目安は初学者前提の公表値で、3級の範囲を学ぶ時間を含んでいます。
3級を挟む価値があるのは、途中で手が止まりやすい人が合格をひとつ置いて勢いを作る場合と、本番のCBT画面を先に通しておきたい場合です(3級もネット試験が随時あります)。
3級で止める計画は勧めません。簿記2級には法令上の業務独占も設置義務もありません(上の独占業務の欄)。資格が仕事を囲わない以上、価値は決算書を読んで説明できる状態のほうに寄ります。3級と2級は同じ「簿記」でも当サイトのスコアが離れていて、その状態に届くのは2級の範囲を通ったあとです。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「方式で難易度が変わる」の根拠: ページ上部の注意書きに載せた統一試験とネット試験の合格率(出典: 日本商工会議所・受験者データ)と、当サイトのスコアが統一試験の値を使っていること
- 「1回分で判断しない」の根拠: 上の合格率の推移表の振れ幅と、スコアが直近3回の平均を使う算出式(算出式ページで公開)
- 「打席を増やせる」の根拠: 上の試験日程(統一試験は年3回・ネット試験は随時/出典: 日本商工会議所の公式)
- 「3級から受けなくていい」の根拠: 受験資格の制限がないこと(出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A)と、上の勉強時間の目安が初学者を前提にした公表値であること
- 「3級もCBTがある」の根拠: 簿記3級ページの試験日程データ(出典は同じ日本商工会議所)
- 「資格が仕事を囲わない」の根拠: 上の独占業務の欄(業務独占・名称独占・設置義務の規定なしと分類・条文本文で確認)
よくある質問
統一試験とネット試験で合格率がかなり違うと聞きました。本当ですか?
本当です。統一試験(ペーパー)は直近3回で15.1〜23.6%、ネット試験は2025年度32.9%と、方式で開きがあります(出典: 日本商工会議所・公式)。当ページの推移表と難易度スコアは統一試験の値を使っています。ネット試験で受ける予定なら、この差を頭に入れて読んでください。
簿記3級に合格していなくても2級を受けられますか?
受けられます。日商簿記に受験資格の制限はなく、どの級からでも受験できます(出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A)。なお勉強時間の目安350〜500時間は初学者の場合の公表値なので、3級の学習経験があればここから短くなる余地があります。
試験はいつ受けられますか?
統一試験が年3回(例年6月・11月・2月)、ネット試験(CBT)は随時です(出典: 日本商工会議所・公式)。仕上がったタイミングで受けられるネット試験と、年3回の統一試験を組み合わせられます。年1回型の資格より再挑戦の間隔が短く済みます。
簿記2級の試験で使える電卓は?
計算機能(四則演算)だけの電卓かそろばんを、どちらか1つ使えます。印刷、音の出る機能、関数電卓のようなプログラム機能、辞書機能の付いたものは持ち込めません。日数計算・時間計算・換算・税計算・検算(音の出ないもの)の機能は使えます(出典: 日本商工会議所「2級 試験科目・注意事項」、2026年9月26日確認)。
簿記2級の試験時間と当日の持ち物は?
試験時間は90分です。集合時刻と開始時刻は会場で違うので、受験票で確かめます。持ち物は、氏名・生年月日・顔写真を確認できる身分証明書と、HBかBの黒鉛筆・シャープペン・消しゴム、電卓です。ラインマーカー、色鉛筆、定規は使えません(出典: 日本商工会議所「2級 試験科目・注意事項」、2026年9月26日確認)。統一試験の次回(第174回)は2026年11月15日(日)です(出典: 日本商工会議所、2026年9月26日確認)。
簿記2級の合格発表はいつですか?
統一試験は、一定の期間を置いたあと、受験した商工会議所ごとに発表します。日付と方法は商工会議所で違うので、申し込み先で確認します。ネット試験は、試験が終わるとすぐに合否が出ます(出典: 日本商工会議所 検定試験Q&A、2026年9月26日確認)。なお、2026年11月9日〜18日はネット試験の休止期間です(出典: 日本商工会議所「2026年度試験日程カレンダー」、2026年9月26日確認)。
合格率が回によって15.1%から23.6%まで振れています。どう見ればいいですか?
1回分の数字だけで難易度を判断しないでください。統一試験は回ごとの振れ幅が大きいので、当サイトのスコアは直近3回の平均(20.3%)を使ってブレを吸収しています。試験方式による差(上の注意書き)もあわせて見てください。
難易度スコア54.8は他の資格と比べてどうですか?
宅建(54.8)とほぼ同じ帯です。スコアを算出できる77資格中24位で、簿記3級(41.1)との差は大きい。同じ「簿記」でも別物として計画を立ててください。スコアの算出式は算出式ページで公開しています。
簿記2級の偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算で偏差値53.8です(難易度スコア54.8・スコアを算出できる77資格中24位)。換算式と母集団は算出式ページで公開しています。
簿記2級に独占業務はありますか?
ありません。日本商工会議所が実施する民間検定で、法令上の業務独占・名称独占・設置義務の規定はありません。業務独占・名称独占・必置のいずれの規定も、現行条文では確認できませんでした(確認日 2026-07-26)。
簿記2級と他の資格の難易度比較
出典