直近合格率(平均)
53.8%
勉強時間の目安
180〜240h
受験料
8,800円
注意
受験資格は不要だが、免許交付には学科試験合格に加えてボイラー実技講習(20時間)修了または実地修習等のいずれかが必要(出典: 日本ボイラ協会 https://www.jbanet.or.jp/license/boiler-license/second-boiler/)。合格率は学科試験のみの数値
2級ボイラーの偏差値(難易度スコア換算)
二級ボイラー技士の偏差値は39.1です。 当サイト収録で難易度スコアを算出できる76資格を母集団として、 平均50・標準偏差10へ統計的定義どおりに換算した値です(偏差値 = 50 + 10 ×(難易度スコア − 母平均)÷ 母標準偏差)。
予備校・個人サイトが公表する主観的な「資格偏差値」の転記ではありません。母集団(収録資格)が変わると値も変わる相対値です。 スコアを算出できる76資格の偏差値一覧と算出式・母集団の定義は資格偏差値一覧で公開しています。
2級ボイラーの独占業務・設置義務(根拠条文)
二級ボイラー技士について、資格を持つ人に業務や名称を限定する規定、事業者に設置を義務づける規定を現行条文から拾いました。 分類の根拠はe-Gov法令検索の条文本文で、引用した文が本文に実在することを機械照合しています(確認日 2026-07-26)。
| 分類 | 対象 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 業務独占 | ボイラー(小型を除く)の取扱い業務 | 労働安全衛生法第61条第1項 |
- 労働安全衛生法第61条第1項: 対象業務は安衛法施行令20条3号「ボイラー(小型ボイラーを除く。)の取扱いの業務」。二級免許で扱える範囲はボイラー則でさらに限定。
収録94資格を同じ基準で分類した一覧は業務独占資格の一覧(根拠条文つき)にあります。 法改正で規定は変わるため、業務の可否に関わる判断はリンク先の現行条文で確認してください。
合格率の推移
| 年度・回 | 合格率 |
|---|---|
| 令和7年度 | 52.9% |
| 令和6年度 | 53.8% |
| 令和5年度 | 54.7% |
図|2級ボイラーの合格率のレンジ(帯=最小〜最大・縦線=平均)
勉強時間の目安
180〜240時間が目安です(出典: SAT(現場・技術系資格予備校)公表値・独学目安「おおよそ200時間程度、1日2時間×3〜4ヵ月」)。学習環境や前提知識によって個人差があります。
この目安は、1日に取れる時間で割らないと自分の予定に落ちません。よくあるペースで割ると、かかる期間はこうなります。
| 1日の勉強時間 | かかる期間 | 日数 |
|---|---|---|
| 1時間 | 5.9〜7.9ヶ月 | 180〜240日 |
| 2時間 | 3.0〜3.9ヶ月 | 90〜120日 |
| 3時間 | 2.0〜2.6ヶ月 | 60〜80日 |
毎日休まず進めた場合の単純計算です(1ヶ月=30.4日で換算)。実際には空く日が出るので、この期間より後ろに倒れます。開始日を入れて完了予定日そのものを出すなら勉強時間シミュレーターを開いてください。2級ボイラーが選ばれた状態で始まります。
受験資格
受験資格は不要(誰でも受験可)。本人確認証明書の添付のみ必要。免許交付には別途要件あり(caution参照)。出典: https://www.exam.or.jp/introduction/h_shokai122/(区分: 誰でも受験可)
同じその他分野には32件を収録していて、うち24件は受験資格の制限がありません。 合格率・勉強時間の目安・受験料を縦に並べて見比べるならその他分野のデータ表が早く着きます。
2級ボイラーは入口と本番のどちらで絞る試験か
難易度スコアは合格率・勉強時間・受験資格を1つの数字に合成します。合成すると、受験資格で人を絞ってから易しい試験をする資格と、誰でも受けられるが本番で大量に落とす資格が、同じ点数に並びます。 そこで合成する前の2軸に戻すと、二級ボイラー技士は「どちらでも絞らない」の位置に入ります(本番の重さ=合格率スコア46.2、入口の重さ=受験資格スコア0)。 この2軸としきい値の決め方は難易度スコアの算出式で公開しています。
図|2級ボイラーの位置(横軸=本番の重さ/縦軸=入口の重さ)
試験日程
学科試験のみ(ボイラーの構造・取扱い、燃料及び燃焼、関係法令の4科目・3時間)。全国の安全衛生技術センター等でほぼ毎月実施(令和5年度は全国180回=協会の免許試験で最多)
受験料
8,800円 (学科試験共通手数料(二級ボイラー技士は学科のみ)。令和5年6月1日現在・労働安全衛生法関係手数料令による)
独学 vs 通信講座
独学が向いている人
- 出題が4科目に固定され、市販テキストと過去問だけで対応しやすい
- ほぼ毎月試験があり、勉強時間180〜240時間を自分のペースで割り振れる
- 燃焼・構造の基本用語に抵抗がなく、暗記中心の学習を自走できる
通信講座が向いている人
- 燃料燃焼や構造の理系分野に土台がなく、独学では理解が進まない
- 学科合格の後に控える実技講習まで、段取りをまとめて把握したい
- 受験機会は多いが、次の回で学科を一度に通し切りたい
免許取得には学科合格の後にボイラー実技講習(20時間)の修了等が別途必要です。学科の受験対策と実技講習の受講は別物なので、学科の合否が見えた時点で講習の予約段取りを並行して進めると、免許交付までの時間を短縮できます。
編集部の見解
二級ボイラーのスコアは受験の軽さしか映していません。学科と実技講習を1枚の予定表にしてから始めてください
ページ上部のスコア内訳バーを見てください。合格率の寄与と勉強時間の寄与がほぼ同じ大きさで積み上がり、受験資格の寄与はゼロで並んでいます。ここが読みどころです。寄与がゼロなのは、この資格に条件がないからではありません。条件が試験のうしろに置かれているからです。上の注意書きのとおり、学科に通っただけでは免許は交付されず、実技講習の修了か実地修習などが別に要ります。当サイトの式は受験の入口だけを見るので、免許までの重さはスコアに乗りません。
同じ安全衛生技術試験協会の試験と並べると、この構造がはっきりします。衛生管理者(52.3)は実務経験が受験そのものの条件なので、受験資格の寄与がスコアに乗ります。二級ボイラーは同じ協会の試験でありながら、条件を試験のあとへ回しているので寄与が付きません。条件の総量ではなく、条件を前に置くか後ろに置くかでスコアの見え方が変わる。この資格のスコアを他と比べるときは、そこを引いて読んでください。
合格率の推移表は、直近3年度が狭い帯に並んでいます。難化・易化を語る材料はこの表にありません。分母には受験資格の絞りが一切かかっておらず、誰でも入れる母集団でこの割合です。当サイトのスコアも3回の平均を使い、回ごとの上下を吸収しています。なお実技講習は合格率に含まれません。表の数字は学科試験だけの通過割合です。
組み方は、試験日から逆算しないでください。上の試験日程のとおり、学科は全国のセンター等でほぼ毎月実施されていて、打席をこちらで選べます。順番はこうします。まず上の期間表で、1日に確保できる時間の行を選ぶ。その期間の先にある回へ申し込む。そして同じタイミングで実技講習の枠を押さえにいく。講習は試験の主催と別に段取りするものなので、学科の合否を見てから調べ始めると、その分だけ免許が手元に来る日が後ろへずれます。学科の勉強を始めた日に、免許交付までの2本立てを1枚の予定表へ書いてしまうのが早い。
勧める相手は絞れます。上の独占業務の表のとおり、労働安全衛生法第61条第1項でボイラーの取扱い業務そのものが囲われています。設備管理・ビル管理・工場の現場に立つ人、これから立つ人には、資格が席そのものを作る側です。ただし表の注記にあるとおり、二級で扱える範囲はボイラー則でさらに限定されるので、規模の大きい設備を持つ職場では上位免許が前提になります。就く現場の設備を先に確かめてください。逆に、現場に立つ予定がないまま「独占業務がある資格」という理由だけで選ぶのは勧めません。実技講習まで含めた手間と出費が、使い道と釣り合いません。同じスコア帯には危険物乙4(45.4)や第二種電気工事士(32.4)が並んでいます。
この見解が寄りかかっているデータ
- 「受験資格の寄与がゼロ」の根拠は、上のスコア内訳(合格率0.45・勉強時間0.35・受験資格0.20の加重/算出式ページで公開)と、上の受験資格の欄(学科試験の受験に資格は不要/出典: 安全衛生技術試験協会)
- 「条件が試験のうしろに置かれている」の根拠は、上の注意書き(免許交付にはボイラー実技講習の修了または実地修習等が必要/出典: 日本ボイラ協会)
- 「同じ協会でも条件の置き場所が違う」の根拠は、衛生管理者ページの受験資格の欄(実務経験が受験の条件=受験資格の区分に加点/出典: 安全衛生技術試験協会)と、同じ算出式で出した両者のスコア
- 「1回分で難化を語れない」の根拠は、上の合格率の推移表(直近3年度・出典: 安全衛生技術試験協会)と、スコアが直近3回の平均を使う算出式。合格率が学科試験のみの数値であることは上の注意書き
- 「打席をこちらで選べる」の根拠は、上の試験日程(全国の安全衛生技術センター等でほぼ毎月実施/出典: 安全衛生技術試験協会)と、上の勉強時間の期間表(出典つきの目安を1日あたりの時間で割った算術)
- 「席そのものを作る」「二級では範囲が限定される」の根拠は、上の独占業務の表(労働安全衛生法第61条第1項=ボイラー(小型を除く)の取扱い業務・対象業務は同法施行令20条3号/条文本文と機械照合済み。二級免許で扱える範囲はボイラー則でさらに限定と注記)
よくある質問
二級ボイラー技士に受験資格はありますか?
学科試験の受験に資格は不要で、本人確認証明書を添付すれば誰でも受けられます(出典: 安全衛生技術試験協会)。ただし免許の交付には別の要件があり、学科合格だけでは免許証は手元に来ません。受験のハードルと免許交付のハードルを分けて確認してください(詳しくは次の項目)。
学科試験に受かれば免許はもらえますか?
いいえ。免許の交付には、学科試験の合格に加えて、ボイラー実技講習(20時間)の修了または実地修習等のいずれかが必要です(出典: 日本ボイラ協会)。宅建の「受験は誰でも・登録には別条件」と同じ構造で、学科対策と実技講習は別々に段取りする必要があります。学科に通っただけで働けるわけではない点が、この資格でつまずきやすいところです。
合格率5割台はどう読めばいいですか?
当サイト収録の直近3回平均は53.8%です(出典: 安全衛生技術試験協会)。受験資格がなく誰でも受けられる分母での数字で、実技講習は合格率には含まれません。範囲は構造・取扱い・燃料燃焼・法令の4科目に限られ、過去問演習が得点に直結する試験です。
難易度スコア41.1は他の資格と比べてどの位置ですか?
スコアを算出できる76資格中66位です。危険物取扱者乙4(45.4)や第二種電気工事士(32.4)と近い、現場系の入門〜中級帯にいます。スコアは合格率・勉強時間・受験資格から当サイトが算出した独自指標で、算出式は算出式ページで公開しています。
勉強時間はどのくらい見ておけばいいですか?
180〜240時間が目安です(出典: SATの独学目安・1日2時間×3〜4か月程度)。試験は全国のセンター等でほぼ毎月実施され、令和5年度は全国180回と協会の免許試験で最多でした。開始時期を自由に選べるので、確保できる学習時間から逆算して受験回を決められます。
2級ボイラーの偏差値はいくつですか?
当サイトの統計換算では偏差値39.1です。スコアを算出できる76資格の難易度スコア(合格率・勉強時間・受験資格から算出し、式を公開)を平均50・標準偏差10へ換算した相対値で、予備校や他サイトが公表する主観的な資格偏差値の転記ではありません。母集団が変わると値も変わります。
2級ボイラーにしかできない仕事はありますか?
あります。ボイラー(小型を除く)の取扱い業務(労働安全衛生法第61条第1項)が、資格を持つ人に限られると法律で定められています。引用した条文はe-Gov法令検索の本文と照合しています(確認日 2026-07-26)。
出典